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迷ったら思い出します
私は仕事の向上のために、独学で通訳の訓練法を取り入れていますが、通訳志望というわけではありません。しかし、著者のスリリングな体験談を読んでいると、想像しただけで胃がキューッと縮み上がって、まるで自分が明日にも通訳を引き受けなければならないかのようにドキドキしてきます。そして、いま自分に与えられた仕事を精一杯こなそう、いや仕事をこなすだけでは足りない、もっともっと勉強しよう、と思わされます。一つには、すぐれた描写力、ロジカルな展開、ユーモアを交えながら繰り広げられる表情豊かな美しい日本語使いがそうさせるのでしょう。 もう一つは、飾り気のない著者の人柄によるものだと思います。「人の役に立ちたい。より正しく、より深く、より美しく。」決して美辞麗句を並べ立てているのではなく、本心からそう願い、人生を送ってていらっしゃるのだと感じる。不本意ではあったかもしれませんが、人が持つ本来の才能を開花させるよう導く「教師」という仕事は、この方の天職であると思いました。 人の力でどうしようもないことは受け入れ、努力で変えられることは、変わるまで努力する。才能があるとかないとか、向いているとか向いていないとか、他人が言ったり考えたりすることは他人のやること。やってみなければ結果は分からない。でもせめて、自分がどうしたいかは自分で決めようよ。幸せは自分でつかもうよ。 迷った時は、この本のメッセージを思い出したいと思います。
やる気が出ます
ただ今通訳になるため、勉強中の身です。 自分は才能がないとか、そういう風に落ち込んでしまったときは この本を読み返します。
心に染みる本でした
英語学習体験談は、前向きで楽しく書かれ、元気を売りにしている物が多いけれど・・・ p この著者は、大きな悲しみや辛さを乗り越えて、頑張って頑張って・・・ 通訳になられた。 そのひたむきさや頑張りに、感動しました。 英語に限らず、人生を考えさせられました。 通訳に興味のない方にもお薦めです。
涙と努力の末、勝ち取った成功。
枝廣淳子さん著の『朝2時起きで、なんでもできる!』に続けて読んだ。 通訳という仕事に就くまでの経緯や、活動の場は多少異なるが、 お二人に共通しているのは、とんでもない努力家であるということ。 成功の秘訣は「才能」ではない。努力あるのみ。 p 『朝2時起き...』と比べると、業界の裏話・愚痴も多いので、 p 少し苦労話の押し売りのような印象を受けることもある。 その反面、通訳になるまでのプロセスよりも、 仕事に就いてからのエピソードに重点が置かれているので、 実際に通訳という仕事に興味がある方には より具体的な通訳像が見えてくるだろう。
子を持つ親なら読むべき!
この本は、子を持つ親なら皆、読むべき本です。「最愛の息子さんの死」という耐えられない地獄から必死に、もがき苦しんで這い上がってきた人です。苦しみから逃れるため、通訳の仕事にすがりつき、後に仕事の喜びを通して、苦しみと向き合う力をつけた一人の人間が描かれています。新崎さんの言葉の一つ一つが読者の心に刻まれます。言葉にどしんと重みがあります。英文には日本語訳がついているので、英語の得意でない人でも読めます。英語学習や通訳ノウハウといったレベルを超えた本です。
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【くちコミ情報】
素晴らしい!
現在アメリカ カリフォルニア州に住んでいますが、日本にいたとき、初めてオーストラリア人のかわいい女の子と1対1で向き合って座って英語ではなしをしなくてはいけなくなり、一言も話せなかったことを思い出してしまいました。その後、ロシア語もあるていどできるようになりましたが、このおじさん、語学するの本と同じような心理状況を経て身につけたので自分の体験を本で体験しているような感じで楽しく読むことができましたし、筆者のメッセージに共感します。私の場合はスポーツ選手のファンになり、彼女とロシア語で会話をいつかするぞというプラトニックラブがきっかけでしたが。今はイタリア語を始めたのでやはり、実体験を通して学んでいこうというやる気がさらに出てきました。勉先生ありがとうございます。こんな素晴らしい本を書いてくださって。
おじさんが勉強する気になりました
この本は、物語風になっているので自分に重ねて読み進めていくことができた。加えて各章ごとにまとめがあり、そして巻末には関連する図書案内のついた注があり、この本から関連する本に飛んでいくことができる。 p 昔の中学の英語の教科書の日本人の自己紹介は名前名字だったが今は名字名前の順になっている。そんなこともこの本のなかにもちゃんと書いてあり、欧米中心でない語学学習の視点も教えてもらった。 p 要はこの本を読んで、自分で学習を続けていくかどうかであろう。
感動する心は学ぶ心
私は「おばさん」なんですが、おもしろくて一気に読んでしまいました。語学習得に直接役に立つノウハウも、もちろん、わかりやすくまとめられています。そういう実際的な側面はいうまでもないのですが、それ以上に、語学を身につけるには、感動する心が大切なのだとしみじみ感じました。受け身で学んでも感動は生まれません。その点、この本の主人公は、常に自らのうちに感動を呼び覚ます努力を惜しみません。そこが一番グッときました。やわらかな心、感動する心、それこそが、学ぶものの特権であり、進歩していくための原動力なのだと教えられました。
おじさんだって、負けない!
p 「オケイコゴト」が若年層のみならず、熟年層のあいだでもブームになってきた。カルチャー狂いの世のおばさん族にとっては、いまさらなにも珍しいことではない。だが、濡れ落ち葉と邪魔者扱いされつつあるおじさん族よ、ワイフを連れた海外旅行で、レストランでアラカルトメニューを現地の言葉で注文する、それくらいのお洒落心も忘れてくれるな。外国語が話せるぐらいで、国際人にはなれないが、自分の世界は確実に広がる。なにより、新しい自信が芽生えることで、人生がより豊かになる。老け込んでなんていられない。 本書は巷の即実践的な語学案内書とは、一風違っている。 p パリに住む孫娘に会いたい一心で、フランス語をならうおじさんの物語というフィクションの形をとり、江戸っ子のユーモアを絡めながら、異国の言葉を、どう自分の動機づけをたもちながら身につけるか、具体的なヒントをあげて懇切丁寧に説いている。 p ただ単語や文法を頭ごなしに詰め込んでいけばいい、という小手先の語学教育ではなく、ものごとを学ぶこころ、その基本に立ち戻った視点から、この本は書かれているので、かつて機械的な語学学習に嫌気がさして挫折したことのあるひとにも、ひとつひとつその先入観を改めさせてくれる。 さて、この指南書のとおり、果たして語学が上達するのか。 p 著者は大学の語学教育研究所で長年教鞭をとっておられる。本書によると、氏の講座に通っていた語学のままならない何人もの学生が、正規留学を果たした、ということであるが、決して誇張ではない。実はかくなる筆者も十余年まえに、氏の講座にせっせと通ったものだ。語学はさっぱりであったが、いまは二つの国費留学を終え、海外で時には三ヶ国語を操って仕事をしながら糊口をしのいでいる。筆者が受けたのは語学そのものを教える講座ではなかったが、外国語のテキストも使い、ものを学ぶこころを教わった。それによって、外国語をさらに学ぶことに物怖じすることがなくなった、と思う。 p いくつになっても、ものを学ぶこころをリフレッシュすることで、かつては苦手意識をもっていたことにも再挑戦できる。本書は、まだまだ知的好奇心が旺盛な「熟年の現役世代」をターゲットにしているが、ほんとうは、大学生にもじゅうぶん刺激的な内容である。 「おじさん、〇〇する」シリーズの続編も期待したい。
大人の語学学習者におすすめ
私は大学で英語を教えていますが,この本を読んで多くの点に共感しました。この本は単なる方法論に終わらず,大人が語学を学ぶ時にどういう点で悩むのか,またそれをどのように工夫していったら良いのかがうまく描かれています。 p 私が特に共感したのは「初心者は辞書を引くより,単語リストのある本を読む」という点です。初心者は辞書を引く作業だけでも相当の時間を要するので,それだけで面倒になり嫌気がさしてしまうというのは,私自身も経験しましたし,また多くの学習者が感じている点ではないでしょうか。 p さらに著者は大学生の実状にも触れていますが,中学1年レベルの英語力がない大学生は現実にたくさん存在します。そういう学生は英語の試験を「英語を覚える」ことではなく「日本語訳」を覚えることで乗り切って来ていますが,これは「訳読」中心の教育がもたらした弊害ではないかと思います。 p この本はぜひ大人の語学学習者に読んでもらいたいと思いますが,若干宣伝のような感じを受けるのが残念な点です。(もちろん宣伝ではないのですが)
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ありそうでなかった実用的な本
フリーランスの実務翻訳者を目指す人が、本当に知りたいと思うであろう情報が幅広く網羅されており、しかもコンパクトにまとめられています。実務翻訳に関するこのような本はあまりないので、非常に役立ちました。
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通訳者を目指すなら
通訳者になるために必要な基礎トレーニングに関するノウハウが公開されています。著者の長年の現場での通訳経験に加えて、通訳の理論にも基づいた解説が加わっている点が新鮮さを与えてくれます。 通訳者を目指している人、通訳という職業に強い関心のある人であれば十分に満足できる内容だと思います。 付属CDは教材向けに作られたというより、通訳現場の生の声を集めたものが含まれているので非常に臨場感が出ています。
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コミュニティー通訳の世界がとてもよくわかる本
地域に暮らす外国人が、医療や教育など毎日の生活でうまくコミュニケーション出来ないことが問題になっていますが、この本はそのような現場で通訳する人たちに様々な指針を提供しています。私も時々医療通訳やボランティア通訳をすることがありますが、色々と困った場面にも遭遇し、どうしたらいいのか悩むこともありましたが、この本はそのような疑問に答えてくれます。 外国人が通訳をすることも想定して、この本は、難しい漢字に振り仮名が付けてありますが、本当の意味で外国人のことを考えて書かれているのがよくわかりました。
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外国語学習メソッドの良書です
最近の怪しい英語学習書やセンテンスの丸暗記による学習では身に付かない真の外国語学習について書かれた良書です。 筆者のメソッドは、外国語学習では不可欠なアプローチであり、これ以外の方法で外国語を学習すると1つの言語でも一生かかってもマスターできません。 外国語を数ヶ国語マスターしている方がいますが、どの方も佐伯氏と同様なアプローチを述べています。そして、発音と文法を大変重視しています。
今までで一番まともな外国語学習法の本
今までで色々な外国語習得の本を読んできました。 その中で一番まともな外国語学習法の本だと思います。 文章(文体)がやや乱暴な口調になっているのが唯一惜しまれますが、 言っていることは真っ当なことだと思います。 多分、このような学習は理想としては正しいのですが、それを現実に実行するには 「時間」と「お金」が掛かるからでしょうし、相当な覚悟と努力が必要だということです。 我々、社会人は時間がないので、どうしても「英語は勉強しなくてもできる」だとか、 「英語は度胸だ」などという、非科学的なことでもそれを受け入れて、安直な本を手にして しまうようです。 本を売る方も、英語を教える方もビジネスとしては「日本人は英語が得意になっては困る」 というわけです。まるで、ダイエット商品のようだと思いませんか? とにかく、「本気で本物の語学力をつけたい」人は是非読んで、これを実行して欲しい。 若い(まだ脳の柔らかい)、やる気のある学生さん向けです。
現実には難しいかな・・・
佐伯氏が提唱する方法にも一理ある、そして、美しい発音や流暢に話す為には効果的かもしれないが、語学を学ぶ人の殆どがそれほどにレベルを求めていないならば、この方法ではかなりきついような気がする。 やはり語学習得の一番の近道は「必要に迫られること」だと私は思う。そして王道はない、若干楽な道はあるかもしれないが、 この本は高レベルに語学を真剣に身に着けたい人向き。
理論と実践法を知るための貴重な書
本書では,著者が実際に学習したり,指導した経験のある英語,フランス語,ドイツ語の学習方法を中心に書かれていますが,これらの言語はもちろんのこと,他の外国語の習得にも大いに参考になることと思います。 p 音声付きの教材で外国語を学習されている方も多いと思いますが,その際,安易に最初からテキストの文字を見ながら音声を聴いてしまうのではなく,正に急がば回れで,テキストを見ずに最低でも30~50回音声を徹底的に聴き込んだり,聴き取れた箇所を声に出す練習をした上で,初めて聴き取れなかった箇所をテキストで確認するという順番に切り替えるだけでも,大きな効果があるはずです。 p フランス語を学習中の方には,幸い同じ著者による「日本人のためのフランス語」という書籍が今でも販売されていますし,最近になってようやく同書に対応したCDも別売で出版されました。価格が少々高いのが難点ですが,著者の理論を実践する上では最適の内容ですので,興味のある方は参考にされてはいかがかと思います。 p なお,文字や母国語に頼らず,ひたすら音声を聴き込むという点では,数年前話題になった「英語は絶対に勉強するな」という本に紹介されている方法と,かなり共通点が多いようにも思います。ただし,本書では文法の習得を重要視している点が大きな違いかと思います。大人になってから学習する以上,文法を重要視して学習するのは非常に効率がいいと思いますので,著者の方針には大いに賛同できます。
これは本物。教育者にこそ理解していただきたい。
10年以上前の一時期ピークで910点までTOEICを伸ばしたことがある。思い返してみると、いつのまにか本書の方法論と同様の方法で勉強していた。本書を知ったのは1年ほど前であるが、この方法論が有効であることは自らの体験から実感できる。 p 最近、個人的には必要に迫られて中国語を学習している。欧州言語でないので、本書のメソードのすべてが使えるわけではないが、多くを転用 応用させていただいている。(日本人の場合、目から入るとどうしても漢字が「日本語回路」に入ってしまって「中国語回路」の動作のジャマをするので、本書の音優先の考え方は非常に有効だと思う。お茶大の相原先生も「音から漢字を介さずに意味が浮かんでくれば本物」と言っているが、同じことと思われる。) p 中国語の学校に通ってみて感じるのは、日本人に染み付いている外国語教育の常識のズレは、本書出版後10年以上経った今も健在ということである。語学学校の場合、実はむしろ生徒の方がメソードについていけていない。(佐伯先生が本書内で述べている通り、本メソードはまったく独自なものではなく、海外での常識を日本人向けにアレンジしたものであるので、この状況は理解できる。) p 佐伯先生の逝去により、残念ながら先生本人によるメソッドの普及と進化は望めない状況になってしまった。願わくば、外国語教育に携わる教育者にこそ、本書の考え方の本質を理解していただきたい。そして学校教育をなんとか改善していただくと共に、本方法論を更に発展させていただければと思う。
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文法の大切さと好奇心
この作者は医者ではあるが途中での進路変更で医学部に入学したのであり元々並々ならぬ語学への興味があったようだ。全体をとおして文法の大切さをかなり強調している印象を受けた。学ぶ言語の文法構造を捉えてそれを通して使う上での頭の働かせ方をマスターしているのではなかろうか?筆者は違う言語を使う時はちょうどテレビのチャンネルを変える感じとも述べている。
語学への扉を開く本
40カ国語を習得したとは、さぞや外国生活で転々とし、家も金持ちだったのだろうと読んでみると、以外にそうではないことを知る。著者は語学というものを偏見から解き放ち、誰でもが気軽に取り組めるものとして紹介している。だいたい、学習の挫折というものは語学に限らず、やればできるところを周辺情報にまどわされて不用意な先入観でやらないところからくる。学習法にこだわりすぎたり、教材ばかり探したり。まずは一歩踏み出して気軽にやってみようと思わされる一冊。
難しいのでは…?
うーん、英語を習得するだけでも難しい日本人にとって、ましてや40ヶ国語も習得するのは無理だろう。さらに言えば、たとえ習得しても使い道がなければ、また忘れていくだけであろう。 本書の著者は医者で、既に中学生の頃から英語のラジオを聞いて学習していたらしいが、若い頃からやっていたからこそ出来うるもので、今からやれといわれても、かなり難しい気がする。 あのトロイを発掘したシュリーマンが、何ヶ国語も話せるようになったのも、やはり若い頃の修練の賜物でもあるし…。シュリーマンは途中で学業を中断し、合間を縫ってギリシャ語を学んだわけですから、同じことが果たしてサラリーマンにも可能かどうか…? でも、本書には確かに参考になる「習得法」も載っているし、一回でも目を通していおくといいだろう。
習得法???
どのようにして習得したかが全く記されていません。第5章〜第16章まで、上っ面が述べられているだけ。ノウハウの「ノ」さえありません。「そんなことあたり前」なことばかり。全くの独学なのか、ネイティヴの指導を受けたのかについても不明ですし、使用されたテキストや辞書にも具体的に言及して欲しかったです。本当のポリグロットを目指す方や、真剣に語学に取り組んでいる方には、全く無用の長物です。
なぜこの本が一般の人に理解されないか?
~読解のためには語学力が必要だといわれている本です。しかし、語学力がかなりある人でもこの本の価値が分からない、という人もいる.「40か国語」は出版当時から高い評価を受けたが、当時、彼の語学力をよく知る人が多かったためだ。私もTVで著者が40か国語以上を機関銃のように話す姿を見たが、すごいという感じはなく.「なんでこの人こんな事をやってんだろ~~う?」という不思議感しかなかった.周りのアナウンサー等も彼の事が理解出来ないようだった.一部の理解力の高い人にしか分からなかったのだ.「多言語の世界」は量子力学のように普通の人には理解出来ない世界でそこでは「普通の世界」とは別の現象が起こるのだ.~
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ゲルマン語の研究を軸にして、ヨーロッパの文化の流れがよくわかる力作です。きわめて浩瀚な情報がまとめられています。ヨーロッパの言語の歴史、文化に興味を持つ人にはとても面白く読めると思います。
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とりあえず基本をざっと押さえるだけなら‥
このテキストはいわば“超入門編”です。エスペラントについての解説から始まってコンパクトにまとめられた文法、会話例、物語のエスペラント訳、そして巻末に単語集と最後に簡単な問題という構成です。分野別にまとまった単語集はかなり良いと思いましたが、本格的にエスペラントの学習を始めようという人にとっては、ハッキリ言ってあまり役に立たないテキストです。簡潔にまとまり過ぎていて、ゼロから学ぶ人間には情報量が不足なのです。とりあえず、エスペラントとは如何なる言葉なのか‥と興味のある人に、その言葉の世界を見せるための本と考えた方が良いでしょう。それから、英語を媒体にして覚えられるような謳い文句になっていますが、エスペラントと同時に英語も押さえようとした私には、大いに当てが外れました。ここに載せられている単語や例文の英語はあくまでエスペラントに対応させるために引っ張って来た英訳らしく、自然な英語とは言い難いものが多かったです。この単語は普通これでないでしょうとか、この言い回しはちょっと変‥と感じる箇所が、たびたび出てきました。その点に於いて、ちょっと注意が必要です。
英語の得意な人、再学習者むき
「4時間で覚える」カラクリは、エスペラントの文法や単語を英語の知識をフル活用しておぼえていくことにある。 de = 英語の of al = 英語の to t e = 英語の ve y に相当する、 とおぼえていったほうが、わざわざ日本語の意味でおぼえるよりスッと飲みこめたりする。 題名でひいてしまう人もいるかもしれないが、中身は簡にして要をえた良質な語学書である。 後半の「単語集」には、英語・日本語対照で必須単語がおさめられている。英語の得意な人には、短期集中・英語対照でおぼえていく「ゲリラ戦法」のほうが、エスペラント習得への近道となろう。 またかつてエスペラントをかじって挫折した人にとっても、文法や単語の知識をたしかなものにしていくのに要領をえた教材になる。 ただいずれにしても、「4時間で覚える」という題名にあまりとらわれないほうがいい。とにかく手近にとって、しらない単語や表現をチェックしていくことが大事だとおもう。 一方(英語の知識にとらわれない)無難な入門教材としては、『CDエクスプレス エスペラント語』(白水社)のほうをおすすめしたい。 なお今回の版は、1995年にでた旧版にCDがつき、コラムもインターネットや電子辞書関係の話題に一新された新版である。 A5版・200ページほどの教材にしては値段が高いようにおもわれるが、旧版はカセットとあわせれば5000円ちかくもした。わずか10年とはいえ隔世の感がある。
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