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【くちコミ情報】
キューバの体制を考えると
日本同様に高温多湿のキューバでも有機農業ができることを示した興味ある一冊だと思います。 ただ、キューバは独裁国家のために国民が国の政策を忠実に実行するから成功している側面もあると思います。日本では簡単に真似できないかもしれませんね。
混迷が続く日本農業にも有益な示唆を与える本です。
有機農業の先進国といえば,ヨーロッパ諸国を連想しがちです。でも,ヨーロッパは米作が殆どなく,冷涼で小雨であるため,有機農業の理念や政策面では参考になっても,技術面では我が国にそのまま適応できるものは限られています。 p この本は,我が国と似た条件(米を主食にし,多雨で夏に暑くなる)キューバが国を挙げて有機農業に取り組んでいる状況を技術面と政策面についてバランスよくまとめた良書であります。 また,都市住民の自給用菜園や子供たちに食や農の尊さを教える食農教育の取り組みも丁寧にまとめています。 p BSEや農薬まみれの中国産野菜に代表される食の安全性が注目されている今,農業者や農業関係者必読といえるでしょう。
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【くちコミ情報】
真の「持続可能な農業」とは何か
冒頭に挙げられた、水わさび栽培農家の悲鳴。水わさびのような、生産量の少ない「マイナー作物」に使える農薬がない! という深刻な話から始まる。農薬メーカーにしてみれば、承認手続きが極めて厄介だし、何せ「マイナー」だから手間の割に利益に繋がらないというわけだ。 農薬の歴史から残留基準の決め方、有機農産物だから無農薬ではないこと(29品目の農薬が認められている)、「無農薬」「減農薬」の表示は農水省のガイドラインで禁止されたこと等等……。 ニンジンは比較的虫が付きにくく、食べる部分は土に埋まっているから、小規模栽培であれば簡単に無農薬で作れる。あるニンジンの生産者の方、自身も長年無農薬でニンジンを作ってきたが、それが当たり前だと思っていたし、殊更「無農薬」を謳って付加価値をつけて売るなど思いもよらなかった。その方が、「東京のおしゃれな自然食品店」で高い「無農薬」のニンジンを見つけて驚いたと。 「農家は自分で消費する作物には農薬は使わない」という都市伝説ならぬ農村伝説を広めたのは、有吉佐和子の『複合汚染』だというが、そんな農家には出会ったことがないと、著者はいう。 第六章では、いくつかの産地の取り組みを紹介する。北海道の平取トマトの場合、「農薬に依存せず、否定せず」。受粉にハチを使うようになったので、農薬使用には極めて慎重になった。農薬を用いる必要に迫られた場合は、環境負荷が小さい微生物農薬からはじめて、完璧に効く化学合成農薬は、ここぞというときの伝家の宝刀。少量をピンポイントにビシッと使うというわけ。 「消費者に売れるための減農薬なんて、二昔前の発想ですよ」 農薬を使い過ぎれば、害虫の方が耐性を持つようになって、効かなくなってしまう。そうやってダメになった産地をいくつも見てきたのだと。 感覚的、雰囲気に流されがちな、薄っぺらい自然派思考、スローフードとは次元が違う、真の「持続可能な農業」の姿とは何か、本書は問いかける。文句なしの星5つ。
テーマは農薬問題一本
サブタイトルに「農薬から見える日本の食卓」とあるとおり、本書のテーマは農薬一本である。農薬にまつわるもろもろのテーマを通して、「消費者が喜ぶ綺麗な姿の農産物をつくるためには、農薬を使わないと農業が成り立たない」「生産量の少ないマイナー作物には使える農薬が実はほとんどない」といった生産者側の悲痛な声を伝えている。 とはいえ、松永氏のことだから、決してセンセーショナリズムに走らず、あくまでも冷静に記述している。農薬は正しく使えば十分安全な代物だからだ。 前著『食卓の安全学』に比べると、各論が多くて総論的な事柄が少なく、やや物足りない印象。
食の安全とは何か? 正しい知識が身に付きます。
スーパーに買い物に行くと「有機」や「無農薬」といった言葉が、野菜等を中心に数多く見受けられます。それらから連想するものは「安全」です。しかしながら、本当にそうなのでしょうか? この本を読めば、農薬が必ずしも危険な物質ではないことが非常に良く理解できます。「農薬」イコール「危険」という半分常識のようになった考えを改めてみる良い機会となります。 食の本当の安全とは何かを知る為には最高の書です。「ポジティブリスト制」という新しい制度が導入され、食品業界では騒がれています。そのことについても書かれていますので、業界関係者にも為になる良書であると思います。
現行の農薬についての正しい知識が得られます
著者の松永和紀さんはFOOD・SCIENCEでコラムを連載されています。 とてもわかりやすい記事なので、講演会があれば聞いてみたいと思っている方です。 なにより思考が偏ってなく、冷静で平易な言葉で書かれていて、よくありがちな○○が危ないとあおる本とは対極にある本だといえます。
「農薬」を危険なもの、とだけ思い込んでしまっている人たちに薦めたい本,
踊る「食の安全」は 農薬をキーワードに食の安全や環境問題と実に多面的に論及していて、書き手に人を得たいい内容の本になっている。 なぜかといえば著者は、農芸化学という専門知識を持っていることから農薬問題を扱うのに不足がないこと。 毎日新聞記者という経歴が複雑な問題を素人にも分りやすく伝えるノウハウを持っていること。 著者経歴の記述の中に・・主婦として母として日々安くておいしい食事つくりに頭を悩ましつつ、とあるように食べ、育てる立場にあること。 著者は「食に関する取材を続ける中で私は、農薬を大きく誤解していたことに気づきました。」と書いているように食べる側からの視点でだけ物事を見ると間違いを犯すこともあるのだろう。 その点農薬を扱う関係者が書けば、え!本当かよと疑いの目で見られてしまうことを上手に橋渡ししている。 そのような点から、この本をぜひ手にして欲しいのが前著同様に生協信奉の奥様達だが、読むことさえ敬遠されてしまうのだろうか。 そう頑なにならずに読んでみてほしいカテゴリーの人たちです。 目の前がだいぶ明るくなるはずです。気が楽になりますよ。 ポジティブリスト制という新しい制度も分かりやすく取り上げられている。 誰もが、できれば1坪でもいいから自分の食べる野菜でも自ら作ってみてもらえれば農薬を使う農家の実情を身をもって知ることができて、この本に書かれていることが如何に公平且つ科学的に考察されて書かれているか納得してもらえるだろう。
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実際に土壌診断後に本書を読み、 施肥設計の参考にしてます。 非常に役立っています。お薦めです。
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わかりにくい
「だれでもできる」と表紙に書いてあるが、内容的にはすぐには取っ付きにくい内容である。表、グラフ、数字が多く、何かの報告書を読んでいる感覚に陥る。わかりにくかった。「だれでもできる」とするならば、写真、絵を多くしてわかりやすくすべきだろう。
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