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入門書として最適
実験計画法に関する書籍は多いが、意外と入門向けの良い本が少ない(というよりも、ほとんどないのでは?)と思う。 p 田口玄一の本は、内容は豊富だが、初学者には難解かもしれない。抽象度の高い記述が随所に現れる。概観を理解し、実際に使った経験のある人が、理論的背景や、応用技法を知るための本であろう。 p 一方、他の入門向けの本には、表面的な計算手順の記述は豊富でも、それがなぜ必要なのか把握しにくいものもある。 p この本は、このギャップを埋めるもので、順を追って概念を把握していきやすい。数学的な面は必要充分にとどめられ、必要に応じて参照すればよい形になっている。ボリュームも適当に抑えられ、休みの日を一日読書にあてれば、おおよそ理解出来るのではないか。 p 自分も業務の必要から実験計画法を使ったことがあるが、今ひとつ腑に落ちないまま計算フォーマットにしたがっている部分があった。もう少し理解したいと思い、10冊近く見比べてみたが、この本が最適に感じられる。概念を理解しながら応用しやすくなったと思う。




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しんのすけやトトロ、ケロロなど新しめのところが入っている
塾講師から空想科学読本一つに絞った著者が書く久しぶりの読本 これまでの内容が、著者の少年時代を中心にあつかっていた事もあり かなり古い内容が多かったがこの読本5では新しめの話が多い 扱っているのは、トトロ、アンパンマン、機関車トーマス、 クレヨンしんちゃん、ドラえもん、ハム太郎、戦隊ヒーロー ドラゴンボール、コナン、北斗の拳、ワンピース、2つ飛ばして ケロロと最近の内容が並ぶ。 しかし、この著者の思い入れが強いウルトラマン、ガッチャマン デビルマンなど昔の特撮物に対する分析の方がかなり面白い。 どうしても、昔の特撮を知らない世代の人は、この読本は 新しめの分析が入っている点で面白く、空想科学読本1など とてもコアな分析が好きな読者は、浅く広く扱ったこの本は 物足りなさを感じるのではないかと思う。 空想科学の広がりという意味で、最近の物にもトライしようとした 試みに対して、これまで以外の読者層にも読める意味でお勧めです。
ん〜ちょっと引くな〜
全部に書くのめんどくさいんで、空想科学1〜5までの感想を書きます。 正直引きますね〜。漫画や映画の事でそこまでしなくていいのに、って感じです。また、理論も結構ボロがあり、売るためだったら何を書いたって構わないという姿勢が感じられ、そこがまた引きます。
あとがきから読んでみましょう
オナラで飛ぶしんのすけ、ゴム人間のルフィ、服が破れるデビルマンなど 気になっていることを検証していく姿勢は変わっていませんが、 空想科学シリーズのファンとしては何となく物足りない感じです。 他レビュアーの方も書かれていますが、 どうしても科学的な切り口がマンネリ化してしまうことと、 取り上げる作品も幅広い年代に対応しないといけないのは仕方のないところですね。 そんな違和感もあとがきを読んだらスッキリしました。 読者の声に応え続けようとすれば当然内容は分かりやすくなって、 理系ガチガチの人たちからはそっぽを向かれちゃいますし、 古い作品ばかり取り上げると若いファンからそっぽを向かれちゃう。 柳田さんは柳田さんなりにいろいろ悩んでいたんですね・・・。 科学的な分析は相変わらずだし、体を張った実験も多数されていますし、 突っ込みの鋭さも増してきたと思います。 ファンの方、好きな作品が取り上げられている方はご一読を。
アンパンマン・・・
前書きで「最近仕事が減った」と嘆く柳田さんが哀愁です。 本編でも、題材選びや展開の仕方で、 新機軸を打ち出そうと試行錯誤して書かれたのかなと思われる部分もあります。 「きかんしゃトーマス」の検証が、実は科学とあんまり関係ない話で終わってる所とかどうなんだろう。 でもこのシリーズの面白さは、科学ウンヌンよりも 「フィクションの中のこんな現象を実現させようとしたらこんなトンデモない事をしないとならない」っていう発想自体にあると思うから、 そういう見方をすればゼンゼン楽しめると思います。 アンパンマンの顔の秘密は笑いました!!!
空想科学シリーズの中で評価すれば
空想科学シリーズのファンである私としては、今作も満足しました。 新ネタでは「アクエリオン」「ケロロ軍曹」など、比較的最近の作品を取り上げた意欲作です。 ただし、シリーズを通して読破しているコアな読者としては、科学的な切り口に於いてはマンネリ感が否めません。その点では冒険作として出した「映画」「日本昔話」などの別シリーズの方が、筆者自身も新鮮な意欲と愛情を持って書けていたような印象すら受けます。また、科学的には、良い意味では平易で親切に、悪い意味では新鮮さや難解さに関して物足らない印象があります。 ただし、科学的切り口はマンネリであったとしても、ツッコミを入れる筆者の文章力はますます健在。「ケロロ軍曹」「きかんしゃトーマス」辺りは特にツッコミの文章力で抱腹絶倒しました。好きな原作が多ければ、是非どうぞ。



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最高傑作の進化論概説書
ドーキンスは前著「利己的な遺伝子」と「延長された表現型」で、“個体”中心の進化観から“遺伝子”中心の進化観へのパラダイムシフトを提案してきました。しかしこれらの著書では読者が前提としてダーウィン進化論を受け入れていることが想定されているようで、門外漢にはよく理解されなかったのではないかと思います。 そこで、一般読者を対象に「ダーウィン進化論」そのものを解説する、という趣旨で書かれたのが本書です。生物の複雑な適応的デザインの進化はダーウィン的な累積淘汰でしか説明できないことを、圧倒的な説得力をもって解説していきます。原書出版から20年を経ても、今なお色あせない最高級のダーウィン進化論の入門書でしょう。とはいっても簡単ではないところがドーキンス流。相手が一般読者だからといって議論のレベルを落とすようなことはしません。 本書の魅力的な部分を挙げれば、なぜ進化論が理解されないのか?という疑問に答えているところです。人間の認知能力もまた進化の産物である以上、せいぜい(人間の寿命である)数十年というタイムスケールでおこる事象までしか直観的な理解が及ばない。だから生物進化という数百万年規模で起こる事象については、直観的に「起こりそうもない」と判断してしまうのだ、という議論です。(同様の主題は後の著書「虹の解体」でも展開されています。)また、創造論者に対する対決姿勢を鮮明に打ち出したのも本書が最初であること。グールドとの論争が、ダーウィン主義の枠組み内での建設的な議論であったことも良くわかる、などドーキンスファンにとっては歴史的な価値も高い名著です。 先日国立科学博物館の「ダーウィン展」を見に行ったところ、物販コーナーに本書がグールドの著作と並んで平積みにされており、思わず微笑んでしまいました。以前にも読んでいましたが、改めて読み返してみてその価値を再確認したところです。
面白いが,ちょっと冗長?
前に『利己的な遺伝子』を読んだときのも思ったのですが,この人の文章ってちょっと冗長ですよね.たぶんなるべく誤解を招かないように慎重になっているからだと思うのですけど. 本書も,面白かったのですが,邦訳で500ページもある.たぶんその気になれば300ページくらいになるんじゃないかと思うのですが. ところで,グールドの論敵であるドーキンスが,グールドの断続平衡説に対する世間の(創造論者の?)誤解を正そうとしている点はおもしろかった.しかも微妙に断続平衡論者に対するけん制も織り交ぜながら. あと,中立進化説の意義についてこの本を読んでようやくわかってきたような気がする.形質が似ているふたつの種があって,その類似性は,収斂進化(別々に進化したのだけど結果的に形状が似てくる進化)のためなのか,類縁関係があるからなのかが判断できるということなんですね.
ドーキンスに魅せられた方へ1
正否の立証材料に事欠くダーウィン進化論(突然変異と自然淘汰)は、 論理の問題として詰めざるを得ないのだが、こう考えれば上手くいくというオモテの議論(A⇒B)ばかりで、 これ以外では上手くいかないというウラの論理(notA⇒notB ⇔ B⇒A)が欠けているからいつまでも論争が続くのである。 「正しいと私が信じていないことは、決して口にしない」← 勇ましい発言である。 書く必要など全くないこうした信念ばかりが目立つ立論であるにも関わらず、著者がなぜこれ程支持されるのか? ダーウィン進化論の馬脚を露わにした武谷三男氏の立論を御披露したい。 突然変異は可逆変化(←記憶されたい)であり、進化という不可逆性を担ってきたのは自然淘汰のはずである。 よく考えていただきたい。以上の論理的帰結として、我々進化の最前線にいる現生生物は、 初発の原生物の突然変異株の集合に当初から含まれていたことにならざるを得ないのである。 突然変異という可逆変化(元に戻れる変化)の許す範囲でしか自然淘汰が作用しない所以である。 初発の原生物の突然変異株の集合内で変異してきたにすぎない過程(=ダーウィン進化論)を、 「進化」と呼ぶことには、躊躇せざるを得ない・・・以上が、武谷三男氏の立論である。 初発の原生物の突然変異に人間が含まれると信じられる人に対しては、 ダーウィン進化論は説得力があるのかもしれないが、私は全く信じていない。
ドーキンスに魅せられた方へ2
発生論の因果律にはあえて言及せず、恣意的かつ多様な構造の突然かつ共時的定立(遺伝子の表現型の多様性)を 謳った池田清彦氏の構造主義進化論の方が、私には突然変異よりもはるかに説得力があるのである。 個(遺伝子)が全体(生存機械)を規定する還元論の帰結は、ニュートン力学同様に決定論である。 ドーキンスのしたたかさは、決定論(=還元論=利己的な遺伝子)を非決定論にすり替えた手際の良さにある。 遺伝子に働くとされる自然淘汰を、自然界の「盲目(=無目的)の時計職人」と述べ、 無目的な自然淘汰(=非決定論)の結果が順次蓄積した「累積淘汰」を以って、 目的があったかのような精巧な生物体が現われたのだと論じているが、 目的を持った時計職人ならば、矛盾するのだという立論が全くなされていないのである。 はじめに非決定論ありき・・・ゲーデルの不完全性定理を履修すれば、非決定論など当たり前である。 論理の問題として詰めざるを得ない進化論においてこそ、信念の開陳よりも可謬性を自覚した諦観が求められるのである。 「利己的な遺伝子」なる決定論(=因果律)の破綻を認める時期がやって来たのだ!
人間が生きる意味、人類の目指す先を知った
「人間が生きる意味(存在意義、目的)」、「人類の目指す先」という壮大で極めて難解な問いに対して、”実は既にそれは解明されていて、それは・・・”と説明されている。 哲学書を読んでも明確な回答がえられなかったこの問いをあっさり生物学的視点から解決してしまっている。 社会人になってから、社会を知れば知るほど人間は利己的で偽善的であることを知らされてうんざりしていましたが、進化論を理解して少し楽になりました。 この著者による「利己的な遺伝子」をまだ読んでいませんが同じメッセージがよりまとまっているのではないかと予想しています。 この本自体は「利己的な遺伝子」に続く本として、反進化論を唱える人達への反論を軸に展開されており、進化論の説明自体はバラバラに散りばめられています。




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入門書としてはよいが・・・
疑似科学と呼ばれるものにはどんなものがあるか? どういう考え方をしていけばよいか? ということについては、分かりやすく書かれている。 ただし、多くの方が指摘されているとおり、個別の 事例については、知識が足りないのか、説明不足が 多いように思える。 本当はそれがどういう理由で、疑似科学と呼ばれて いるのかの根拠が知りたいのだが。。。 「ゲーム脳や水からの伝言などなど」 ただ私にとって一番残念なのは、科学的な根拠がな い著者の信念をそのまま書いてしまっていることだ。 疑似科学入門というのに・・・。 子どもたちはテレビやゲーム中心だから、疑問や質 問をしないなどと書いているが、これこそ科学的で はないのではないか? 子どもの頃、ゲームやテレビがなかった世代でも、 普通にオレオレ詐欺にひっかかっているではないか? 疑似科学入門ならば、終始科学的な論調、少なくと も憶測ではなく、データに基づいて語ってほしかっ た。 逆に言えば、疑似科学とは専門家であっても、知ら ず知らずのうちに足を踏み入れてしまうほど、人の 心を惹きつけるものなのかもしれない。。。 決して悪い本ではないのだが・・・。
読みにくい本だが
疑似科学を3つに分類し、複雑系について現時点での懐疑を提示したところはなかなか鋭いところを突いています。 ただ文章の最後まで読まないと主旨がわからないこと、やたら多い括弧内に著者の迷いが表れていてさらに意味が曖昧になるところが多く、正直言って読みにくい本でした。 ただし共感できる「迷い」も多いのも事実。文系の人には分かりにくいかもしれにいけれど。 雑感:感想ではなく要約のようなレビューが多いですね。
いろいろ批判はあれど、「入門」としては良書
本書は高校生くらいなら十分に読める。特に理系の高校生にはぜひ読んで欲しい。将来への期待を込めて… 一方、未だに血液型や占星術、果ては名前の画数で他人を判断する(単なる雑談や会話の切り口なら問題ないと思うが)人々には、危機感を持って読んで欲しい。 読んで一番思ったのは、疑似科学が金になるだけでなく、権力をも自在にコントロールし得るということ。 例えば、『不都合な真実』。地球温暖化を世間に訴え、大ベストセラーとなり、ノーベル賞にまで至った。その後、『「不都合な真実」の不都合な真実』なるアンチ本まで出て話題となった。 しかし、ゴアが訴えた「温室効果ガスの増加が地球温暖化を招いている」という主張は、科学的根拠がない(ないというのは、相関関係はあるが、因果関係は未だ見出だせていないということ)から、今温室効果ガス削減に向けて大規模に予算を組むのは果たして聡明な決断なのか、疑わざるを得ない。 だからといって、ブッシュみたいに「温暖化なんて知らんよ」(温室効果ガス排出と地球温暖化に因果関係はない、と決め付けている)と言い張るのも早急。つまり、どちらも極端なのだ。だからこそ、温室効果ガスを減らしたい諸先進国や環境保護団体、逆に減らすつもりはない米中印さんや重工業関係者は、どちらかの立場に立ち、あるいは先導し、政治的な影響力になる。両者ともに疑似科学の基盤に立っているにもかかわらず、だ。 本書では、このことを「複雑系ゆえの問題」と論じている。 要は、研究者としては当然の態度なのだが、「まずは疑ってみる」、「疑似相関ではないか考えてみる」、「反証可能性の有無を確かめる」などなど、基本的な態度がないがしろにされている、ということを筆者は熱く論じている。 研究者に限らず、この世に生きる上では欠かせないはずの「懐疑精神」、「批判精神」までもが薄れてきているらしい。 本書を通じて、少しでもその感覚を取り戻したい。
情報を受け取る側の頭の丈夫さが問われる時代
「水からの伝言」が未だ学校現場で使われているという話を聞いて驚き、霊界系スピリテュアルが銭儲けの道具としてTVのゴールデンタイムになる国、ニッポン。 科学が世の中全ての事を解決することは有り得ない事を認識しつつ、科学を名乗り人を騙したり洗脳する行為は許されない。 ニセ科学、似非科学、トンデモ科学、超常科学等の色々な呼び名で語られる反証不可能な事項に関して著者(現総合研究大学院教授、1944生まれ)が疑似科学を3分類して説明する。すなわち、超能力、超科学系の所謂精神世界系のモノ、科学を装いながら科学的データを誤用、乱用するもの。そして3つ目が「複雑系」におけるグレーゾーンに属するような評価の難しいもの(地球温暖化の原因、BSEプリオン説、地震予知等々)。 また3つ目の疑似科学に関しては予防措置原則の応用(例えば地球温暖化の機序は種々言われ議論があるが、二酸化炭素が人的要因で増えているのは確かなのだから、二酸化炭素排出は減らす方向で努力するべきである)を述べる。 終章の「疑似科学の処方箋」がなかなか面白いというか最も重要なポイントではないかと思う。 1.疑似科学は廃れない 2.正しく疑う心 3.疑似科学を教える 4.予防措置原則の重要さ 5.科学者の見分け方 科学が全てを解決できる訳ではないという大前提を知った上でこの5項目を読まれるといかに現代社会が疑似科学に溢れ、メディアに左右され、時に本質を見失っているかが理解できるであろう。 メディアに露出度の高い科学者と名乗る人々がいかに物事を決めつけてYes Noで話をするか。脳科学にしても新型インフルエンザにしても果たして本当に研究をしている学者がああも簡単に物事を言い切れるものなのか。メディア情報をテレビやネットを通して受け取る側の頭の丈夫さも問われている。
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他の方のレビューをみていて気がついたのは、この本を手に取る方はすでに理系の背景があり、懐疑的な精神をもっているということ。著者の目的は、理系知識のない方に注意を促したかったかったのだろうけど。文章や堅い出版社などから考えると、そういう方にアクセスするには難しそう。逆に理系の方に提供するには、「物足りない感」がぬぐえない。 著者の意見をサポートするデータが不足している。論理も飛躍しがち。読んでいて、なんともいえぬ不快な気持ちを感じてしまった。「説教臭さ」もあるけど、著者の性格が元来、意地悪なんだと思う。 いきすぎた健康ブーム批判する箇所を読むと 「健康ブームと同じで現代医療がひたすら長生きさせることに精をだしている…長生きしたいとは誰もが願うことであり、そのためになんでもしたいと思う…のは拒否できない…」 「しかし、何のための長生きか、つらつら考えてみることも必要だろう(テーマから逸れてしまったね。それに答えなんかあるのかなぁ?)」 「日本は世界一の長寿国だが、寝たきり率でも世界のトップである(これは著者が指摘している統計の罠にはまってしまったね。日本の寝たきり率が高いといわれるが、実際はそうでもない)」 「私は得がたい経験をした。「開発途上国の医療状況を改善したい」という熱意ある学生にあった(まったく文面から関係なくなってしまった)」 疑似科学を3種にわけて分類したのは、すばらしいことで、以後、疑似科学は著者のカテゴリーに分かれていくでしょう。そういう意味では参考文献として、後世に読む継がれていくのかもしれません。



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ニセ科学批判の古典なのだが、確かにあれこれ紹介するにとどまる記述が多く、ニセ科学側の論理の破綻には軽く触れるだけで、どこが問題なのかまで深く突っ込んでいない部分が多い。だから一つ一つの説が間違いだと分かっていて読むなら楽しいのだが、そうでなければ納得しがたいところもあるだろう。また新たな知見を与えてくれるわけではないので、読後の満足感もあまり得られないのでは無かろうか。 地球空洞論など誰も見向きもしない明らかに間違いと言えるものもあれば(とはいえ、「なぜ地球空洞説が間違いと言えるのか論理的に説明しなさい」と言われてどれだけ多くの人が的確に説明できるだろうか。そう考えると、地球空洞説もバカにはできない)、創造科学のように明らかに間違いであるにもかかわらず、現代日本でもそれなりの人が信じている理論もある。水に言葉が理解できるなどといった、生物学や物理学を中学レベルで理解していれば絶対信じないようなバカな理論に惑わされる人もいる。 もしそう言う経験がおありなら(まぁ誰にだって非合理なもの、非論理的なものを信じた経験はあるだろう)戒めとして一冊どうぞ。
説明と証明を混同するなかれ
科学教信者のバイブル、「奇妙な論理」である。 科学教の最大の敵は宗教であるが、 擬似科学も重大な敵である。 現代に、地球空洞説を信じている奴はさすがにいないと思うが、 自然療法は生き残ってますな。 疑似科学者は自分をガリレオと同視しているという分析は的を得ている。 自分の学説は正しいのに回りがアホだから理解してもらえないと思うのが疑似科学者である。 そして疑似科学者は自分の学説を証明しているつもりだが、 実は説明しているだけで証明にはなってないんだよね。 だまされない幸福な人生を歩む為にあなたもぜひ読んで下さい。 気楽にだまされた方がいいやとは言ってはいけませぬぞw 
とらわれているということ。
まず第一に、この本は「こんなことがあった」「こんな人がいた」という事実の羅列に過ぎない。知識としてそういった情報が欲しい人にはお勧めできるが、それ以外にあまり読む価値は見出せない。 本書の中ではさまざまなニセ科学の「妄信者」が紹介されているが、なぜそれがニセ科学であるのか、説明が不十分であるケースが多い。明らかとなっているものと、現在でも十分な研究が進んでいないものの区別が不十分である。筆者自身が、自身の「常識」の「妄信者」と言えるだろう。
何を正しいと考えるか
「何が正しいもので何が間違っているのか」という問題は自力で解くにはかなり難しい問題です。 この本は、科学的視点からきわめて明確な正しい・間違っているの基準を与えてくれます。

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