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良質な頭脳エッセー、読み易さはピカイチ
脳とこころに興味をもったら、この本が参考になる。まだまだ未解明だからこそ、脳もこころも面白い。ひとことで言い切れるわかりやすさも、マスコミや会社でウケて生き残るには必要な技。 だが本当のおもしろさは、不確実性への挑戦にこそある。 週刊誌に連載しただけあって、読み易い大きさになっている。これも形式美のひとつ。 脳機能学者としての文章は、こなれるとここまでわかり易い。 そして、まだわからない事こそ、人知を傾けて探求する領域。 茂木さん入門に最適な短編集です。
気軽に。
「脳を鍛える」ブームとか、なぜ人はギャンブルにはまるのかとか、ゲームばっかりしてると本当に脳に悪いのかとか、頭が良いって本当はどういうことなのか、etc..... 全て3ページずつのエッセイにまとめられている。テクニカルタームもほとんど使われていないし、文章も非常にわかりやすい。パラパラっと読んでみて、ちょっとでも面白いと思ったら買って損はないと思う。
気軽に読めます
読売ウィークリーに連載された著者のコラムを集めたもの。脳についてのいろんな話題について、小難しい話ではなく、話題豊富に書かれている。 気軽に読めます。
思考を滑らせる
著者の作品全般の特徴である章序盤の「つかみ」の巧妙さは健在だ。著者の研究テーマである「クオリア」の学究的姿勢からは距離をおき平易な内容の中に時折クオリアを混在させ脳科学本としてのバランスをとった。章ごとの内容の質に片寄りがあるがそこで思考を区切ってしまうことをせず、並列に思考を滑らせることで難解なクオリアの尾っぽ捕らえることができる。クオリアを俯瞰しリラックスしながら捉えたといっていい内容だ。
第一章がすばらしい。第二章以後は別物。
第一章は、脳科学の啓示とヒントに満ちた楽しい内容。メタ認知、クオリア、脳と心について理解する上でも高いレベルの話が非常に分かりやすく楽しく書かれている。 第二章以降の後半は、同一の著者に書かれたのかと疑ってしまう。惰性とインタビュー本的エッセイで退屈になって行きます。この本の内容をメタ認知的に総括すると=驚きの神童が気がついてみると普通の退屈な大人になっていたという典型的人生コースを絵に書いたような本でもある。あるいは、著者の多重人格性?を示すエッセイなのかも知れない。 茂木健一郎を簡単に知るインタビュー本だと思えば非常に手ごろな一冊。
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【くちコミ情報】
M中対策?
塾のすすめで、M中対策に読むように言われて、子供に読ませるために購入した。国語にもよく出典になっているので、読まなくては思っていたが、理科の記述の考え方の基本を身につけるために読んだ。 意外に面白く、電車の混雑の法則などは感心してしまった。ただ漠然と時を過ごしてしまうのでなく、常にあらゆるものに興味を持ち、考えるということが素敵に思えた。 文章も平易で読みやすいので、国語力のある子供であれば小学生にも読むことが出来ると思う。ぜひ、ご一読あれ。
まぁ
思っていたより面白かった。 科学や科学者というより日頃の素朴な疑問のほうが多い。
好奇心が科学を育てる
何度読んでも面白い。万人にわかり易く書いたエッセーであるが、その科学的観察眼と人間味の深さには尊敬の念を抱かずにはいられない。夏目漱石の小説に度々登場する寺田寅彦氏の人間性に魅了されてしまう本書である。 p 私は工学研究者であり、寺田氏のなされた結晶回折の分野にも多大なる関心を抱いている。そして、そんな寺田氏の普段の生活で感じたことにも興味がある。そんな私の好奇心を満たしてくれる本書は私の宝でも有る。 p 数あるエッセーの中から選りすぐりの作品を編集された池内了氏にも尊敬の念を禁じえない。
少年文庫にとどまらない底の深い傑作!
本書を少年文庫シリーズということで、比較的平易な内容を集めた随筆集、と考えてはいけない。超一流の科学者が、科学的な観察をした内容がちりばめられていて、その表現は確かに少年少女にも理解しやすいように噛み砕いて書かれているが、その観察眼の鋭さたるや、何度読んでも、その度に驚嘆させられる。文庫版寺田寅彦随筆集との重複はもちろんあり、読者がどれほど寅彦氏の世界に入りたいか、でどれを選ぶか決めれば良いのだろう。当方はアマゾンでちょくちょくいろいろなタイトルを買っているうちに、重複して同じ随筆を読むこともあるが、決して飽きない。その度に発見がある。優れた科学というのは、このような、人を飽きさせない要素があるようだ
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ネットワーク科学初心者には
はじめてネットワーク科学についての本を読む。 今までも社会学、心理学、生物学関連のことで 似たような分析にはいきついていたので、 とてもとても興味深く読みました。 これを機会に関連本を読みすすめていきたいと思う。 著者がサイエンスライターであり、多くの学者さんの 分析をわかりやすく書かれているので、初心者にも 助かる1冊。これをヒントに思考をめぐらせていくのも 楽しい。ビジネスにも役立つ法則です。
複雑系のネットワークについて始めて読まれる人には良い
「新ネットワーク思考」を読んでいればかなり内容の重複が気になる。 第13章で社会資本(ソーシャルキャピタル)と弱い絆の有効性について説かれているところが大変興味深いが、もう1章必要だと感じる内容だった。
一読の価値あり
電力網、インターネット、人間の社会的繋がり、航空網、脳に生態系、このような全く多様な対象に、驚くほどの一致性が見られるというのは実に驚きだ。どれも、各要素間の隔たりが、要素数に比べて、とてつもなく小さい。例えば、60憶以上いる人間同士でも、6,7人の知人を渡り歩けば、繋がっているなど。熱力学や統計学が登場して、個々の要素の振る舞いは分からなくても、ある側面の特徴だけならば、より複雑な対象(例えば気体とか)を厳密に研究することが出来るようになったが、この本で紹介されているのは、それに良く似ている。まだ、応用範囲は未知数だが、本書で言及されている現象だけ見ても、途方もなく応用範囲は大きいように思う。今後の展開が実に楽しみだ。 この本で星を5つにしなかったのは、ちょっと内容に比べて長すぎるからだ。ほぼ同じ情報量でももう少しコンパクトに出来たように思う。
「弱い絆」が大事
2002年に原書が発行されている。 この世界の有名人(ダンカン・ワッツ、スティーブン・ストロガッツ(ともにコーネル大)、スタンレー・ミルグラム(ハーバード大)、マーク・グラノヴェター(ジョン・ホプキンズ大))が総出演する。 本書のキーワードは結構多い。「スモールワールド」(隔たりは小さいが高度にクラスター化した状態)、「隔たり次数」、「クラスター」(友達の友達はまた友達状態)、「弱い絆」、「コネクター」辺りか。、 内容について一言でいうと、科学は、無秩序と秩序の間(言い換えれば規則性のあるものとないもの)の扱いに苦労してきた。ワッツとストロガッツが、ネットワークの構造について、「スモール・ワールド」という一つの扱い方を提示した。これにより意図されず形成された数々の現象や構造(インターネット、WWW、電力網、脳の情報伝達リンクなど)が、スモール・ワールドとなっていることが分かった。 スモール・ワールドの特徴の一つである情報伝達の同時性や遠達性は、情報が有益な場合はよいが、それが病原菌であった場合にはネガティブな面が強くなる。また、ランダムな部分的な損傷には強いが、ハブとなっている部分を意図的に破壊されると脆弱な面があるといったこともある。 私生活や仕事への応用で考えると、「(社会の)架け橋は弱い絆である。・・弱い絆は社会のネットワークを縫い合わせるうえで不可欠な紐帯の役割をはたしている・・。弱い絆は社会のショートカットで、・・」とある(グラノヴェター)ように、強い絆(家族、親友、同僚)は、自らが新たな情報やネットワークと知り合うにはあまり役に立たず、むしろ「弱い絆」を大事にすべきという示唆を含んでいるように思われる。
久しぶりのニューサイエンス紹介の快作
1990年代は、情報サイエンスとアルゴリズムの科学が紹介され、カオスとフラクタルが一世を風靡し、心理学や経営学の分野でもで新たな進歩があり、「すごいっ」と興奮した動きがあった。 それから、しばし、サイエンスで、「すごい」と思えたことはなかったが、「ネットワーク科学」の視点は、私には斬新であり、ひさしぶりに「やられた」と思った。 同類の「ネットワーク科学」の紹介の本の中でも、快作だと思う。
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創造性は天才だけのものではない。
茂木さんの著書と言えば、主に「クオリア」と「心脳問題」を扱ったものが多いですが、本書では脳が持つ「創造性」というものに焦点が当てられています。 茂木さんの著書を読む度に思うことは、(非常に失礼な言い方ですが)この人は理系の研究者なのになぜこんなに上手な文章を書くんだろう??ということです。 「ただ単に良識人ぶってるだけ」一歩手前(笑)の、極限までわかりやすく、躍動感があってポジティブな文章(もちろん茂木さんにとってはポジティブでも何でもなく、脳科学というフィルターを通して、全てを現実的に捉えた上での内容なのでしょう)。 私はそんな茂木さんの文章が大好きです。 それは決して楽観的というようなものではなくて、脳についてはもちろん、哲学や、美術等の豊富で正確な知識によって裏づけされたポジティブさだと思います。 下手な自己啓発本なんかを読み漁るより、この本一冊読んだほうが少しでも良い人生を送れるようになるのではないかと思うのは私だけでしょうか(笑) 「創造性は一部の天才の専売特許ではない。」 『脳と仮想』に並ぶ、オススメの一冊です。
好奇心と知識の連動
偶然に出会った書。 わかりやすい文体、さらに考えさせてくれる。 著者の趣味、興味、知識の広がり、人となりまでも見えてくる。 物理の全くわからない私がファインマン(ノーベル物理学者)の本までも 読もうと思わせてくれた。 創造性はいつの時代も人間を進化させてくれる。
私の中の茂木ベスト
とにかく疾走感が心地いい。 読んでいて元気になります。 創造することへの勇気が出ます。 「自分のやり方でよく生きればいいんだ」と思えることで ぶれかけていた心が助けられます。 とにかく、私のなかで茂木さんの著書中ではこれがベストです。 また、「海馬」(池谷祐二・糸井重里)も あわせて読むことを強くおすすめします。
創造的に生きるということ 一回性ということの意味
コンピュータと人間の脳の違い、それは創造性があるかどうかということにかかっているのですね。人間の何気ない会話をコンピュータがすることはかなり難しい。そういったとっても興味深い創造性を掘り下げた内容です。様々な発見にみち、脳と意識と創造性についてともに考えていけることが非常に面白いです。 今回一番感銘をうけたのは「人生の中で忘れられない思い出があったとしても、無理をして二度繰り返すべきではない。一度だけで良い、一度でもそのようなことがあれば本望だ、という潔さこそが、人生をうまく生きていくための知恵である。そしてこのような一回性の経済学は、芸術の本質と無縁ではない。」というところでした。 一回しかおこらないから「今、ここ」が生き生きと生きてくるということであり、そのことが逆に脳のアーカイブに印象深く記憶され、決して消え去ることがないということなのです。その記憶は新しいことをはぐくんでいくのですね。どうしてもその一回性を惜しみ、執着してしまい勝ちですが、創造的に生きるということは、その一回性に賭け、そして、さらにまた新たなものを生み出すということなのですね。 今、一番必要とされる創造とはなんなのかということを茂木さんと共に、共感しながら読み進められる非常に楽しい本です。茂木健一郎さんは一番受けてみたい授業NO1に選ばれている人気の先生です。東工大と芸大で教えていらっしゃいますね。私もいちど機会に恵まれるのなら受けてみたいと思います!
クリエイティヴィティは万人のもの!
まず、この書の感想を端的に率直に言ってしまえば「クリエイティヴィティ(創造性)は万人共有のもの」だということだ。 創造性、創造力は一部の「天才」の専売特許という思いこみというか「神話」が世の中に浸透してしまっている。そして多くの人々が「オレにはそんな『創造性』なんてないよ」「『創造』なんて一部の芸術家のものなんじゃないの?たとえばぁ、モーツァルトとか、ピカソとか…」などと、自分自身が実は万人共有である創造性の“所有者”であることに気付こうとしていない。早い話が、みんな「神話」の中にとっぷり浸かっている人が多いということだ。この本は、そのことに一人でも多くの人が気付いてくれるようにと、著者が深い愛を込めて書き上げたものだ。 この本は「オレ(アタシ)には創造性なんかない」と思いこんで嘆いている数多の凡才諸兄諸姉のための「万人所有の創造力喚起の書」なのだ。 著者はさらにこう呼びかけてもいる。 「創造性は、決して予定調和の中に収まらない両刃の剣である。私達は、どうせカオスの中でしか生きられない。だとすれば、創造性を発揮するという形で、制御不能でカオティックな生をおおいに楽しもうではないか(後略)」(「第1章 創造性の脱神話化」の最後の部分の引用) 創造性はみんなのもの、とまずは気付くことが、クリエイティヴな人生を送る上でまず大事なのだ。
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何か偉大なもの
講演会にさきがけて、先生の本を読んでおこうと購入した一冊。 村上先生のルーツが少しだけわかったような気がした。 読み始めてすぐ、京大学長であった平沢興先生の前文に接する。 まず、平沢先生はご自身が信仰されていたのは浄土真宗であったにもかかわらず、異なる天理教のことについて触れておられる。 違和感を感じつつ、後ろを開いてみると過去に天理教から出版されていた本であった。 あまり偏った考え方はどうなのだろう、と思いつつ読み始める。 村上先生はやはり天理教の信者をご両親に持ち、ご自身も天理教を信仰されている。 しかし、読み進むにつれ先生の生き物に対する温かなまなざしは、信仰あってこそのものなのだと気づかされる。 世界的な科学者であるにもかかわらず、精神面に歩み寄って発言を続けておられる村上先生とは、こういう背景を持った方だったのだ。 サムシング・グレート。 生物には本当に緻密な遺伝子が仕組まれている。 その遺伝子を書いたのは誰か。 あたかもこの地球を支配出来るかのように振る舞う人間。 しかし、少なくともこの遺伝子の元を書いたのは人間ではない。 神でも仏でも良いが、人間以外の何か偉大なものが人間を生かしている。 宗教を背景に持ちながら、それをまったくお見せにならない村上先生を尊敬する。
楽観的であること
信じることというのは、ある意味楽観的であることなんだと、この本を読んで思いました。 何かを信じて行動を起こし、必ず成果があると信じないことには、決して果実を得ることは出来ない。 前向きな気持ちにさせてくれる本です。
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入門にぜひ
光学の基礎という意味では、なかなかわかりやすくてよいと思います。 身近な機器を例に仕組みや幾何光学の基本的な考え方がわかりやすく示されていますので、 これまで文字と数式だらけの入門書で挫折した人でも理解が進むのではないでしょうか? もちろん、本格的な光学設計や学問に携わるには内容は不足ですが、これから光学の世界に 足を踏み入れる人には格好の入門書になるでしょう。 少々回りくどい解説もありますが、このくらいのほうが入門には適していると思います。
わかりやすい光学の入門書
光の性質から、レンズの光学性能を評価する計算式まで、レンズを使った光学製品全般について、ある程度自分で評価できるだけの基礎知識を一通り授けてくれる。 計算式とは言っても、ほとんどが分数や三角関数程度のもので、電卓片手に式へ数値を代入することで、レンズの作る像の大きさや倍率、解像度、それにピントの合う範囲などを自分で算出できるようになる。 顕微鏡,望遠鏡,双眼鏡などの仕組みも簡単に説明しているが、こちらはほんのさわりだけ。これら光学機器を使いこなすためには、もう少し専門の本が必要だろう。 おそらく、この本の知識が一番役立つのは、写真やカメラに興味を持っている人たちではないだろうか。写真レンズのスペックを理解するためには、この本に書いてあるようなレンズの知識が必要になるからだ。 「図解入門」とはいっても、よく見られるイラストやイメージの図解ではなく、幾何光学をまじめに図解している点が評価できる。
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衝撃的な情報あり
非常に衝撃的なこの本の中でも最も衝撃的な情報は、脳血流にナノワイヤを乗せて 脳内の毛細血管を通じて全てのニューロンにナノワイヤを到達させ、脳活動を 完璧にモニタすると言うくだりだろう。 ニューロンの活動をモデル化するソフトウェアは既に存在するし、 脳内の全てのニューロンをモデル化したソフトウェアが完成したとして、 それを完全に生きた脳と同等の速度で走らせるだけの演算速度を持つ スーパーコンピュータも既に存在する。 それが意味するところはとてつもない。 つまり人間をコンピュータにアップロードすることが可能なのである! 素人の目からすると毛細血管の恐ろしく複雑怪奇なネットワークの 中でナノワイヤが絡まってしまわないのか心配になるが、 おそらくナノワイヤの先端になんらかのセンサ及び有線通信システムと (非常に帯域の狭いもので十分)ナノサイズの舵のようなものと それを動かすためのごく単純な判断を行うナノコンピュータを 装着することによって解決可能だろう。 ナノワイヤの先端が脳内のどこに位置しているかは完全にモニタできるし、 絡まりそうになったり単一に血管に重複して進入しそうになったら 別のルートを選ぶように外部のコンピュータから有線LANを通じて命令すると いうこともできるはずだ。 もちろんこれは僕の素人考えでありもっとはるかにエレガントな手段が あるに違いない。 もし本当に脳内の全てのニューロンの活動を、 モデル化に必要なある時間の範囲で、百パーセントの 解像度で記録し脳の完全な鏡像となるソフトウェアを開発できたとしたら‥‥。 人間が永遠の存在となるのも時間の問題ということになる。 ナノワイヤによる脳の時間解析記録はクライオテクノロジー よりはるかに気が利いているし、完璧だ。 これはレイ・カーツワイル氏が提唱するナノマシンによる脳モニタよりも 完全にハードルが低い。早ければ15年以内に人間の 精神の完全な記録が可能になる。死はなくなる。
興味深いお話です
日本テレビの「NEWSZERO」で見たんですが、あの元ライブドア社長の堀江氏がいろいろな人に推薦してる本らしいです。 サイボーグ的な科学技術が、映画やアニメだけではなく近い将来実現する可能性があるというのは非常に興味深いことだと思います。 ただ、翻訳された本でしかもちょっと高額なのがビミョウなところでしょうか。
衝撃をうける時間差の閾値はどこまで短くなるか
いつでもタイムマシンで未来を覗き見れば衝撃をうけるものです。変化に衝撃を感じる時間差はどんどん短くなり、私たちの世代では、子供時代の自分には今の生活が想像できなくなってしまいました。知人に紹介されなければ手にとらなかったであろうかなりあやしい雰囲気の漂うタイトル・装丁ですが、中身は純粋な科学・技術の話です。 この本を読んで決定的に認識を変えたのは、人間の能力の限界についての思い込みです。科学も技術も、それを認知する人間の能力を超えることはできない、そして能力の向上はDNAアーキテクチャー上での進化のスピードに制約されている、と今まで理解してきましたが、認知する能力自体も技術的に増強可能と知ることは衝撃でした。 前半のバイオ関係の話は、新しい知識満載でした。「治療と増強の間にはっきりした境界はない」という著者の認識は説得力があります。治療のために正当化される全ての技術革新が能力増強に転用されるのは不可避だという主張です。ついに、人類は、世代単位の進化アーキテクチャーを超えて、一世代内での進化の手段に手が届いてしまいました。いずれ「世代」という概念も変わってしまうでしょう。今までの戦争は、ある意味で「誰が次の世代を残す権利をつかむか」が争点だったのでしょうが、未来では「どの世代が残るべきか」の世代間戦争の可能性まででてきそうです。 技術の紹介だけでなく、最後に語られる著者の私見は参考になるものでした。今回の技術革新だけが今までとは質的に違った恐ろしいもの、ではなくて、既に人類は何度もルビコン川を渡ってきたということ、それこそが人類の本質なのだという主張は明快でした。
翻訳書名、これはないだろう?
「超人類へ!」というきわどいタイトル、そして装丁は、エイリアンのシルエットのようなイラスト。どうみても、ニューサイエンスあるいはカルト系の本である。書店では、科学書のコーナーにおかれていたが、、、、 原題は、「人間以上ー生物的増進の約束に抱かれて」とでもいうのだろうか。 著書は、マイクロソフトのブラウザinte net explo o の開発者の一人。 仕事の必要上、購入して読んだでみたが、中身はいたってまじめ(著者のあまりにも楽天的な科学技術信仰は気になるが)。 遺伝子操作や人体改造があたりまえの時代になることを豊富な事例で紹介している。 引用もしっかりしている。 米国(特に現ブッシュ政権)では、人体改造は神の摂理に反するということで、このような動きには批判的な意見が主流をしめているようだが、価値観が異なるアジア諸国などでは、美容整形感覚で流行するのではないか、と指摘しているのは、卓見かも。 かくいう私も、メガネをかけているし、アルコールで酔っ払うし、手術で輸血されたこともあり、生まれたままの「100%自前の身体」というのは、もはやありえないのですが。 ともかく、邦訳書名と装丁が気に入りません。
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これは異様に美しい本だ。AERAで山形浩生氏が激賞していたが、私たちは本書で従来の人間観を根底から問い直さざるを得なくなるだろう。人間は遺伝子の制約を超えて、心身を自由に変えることができるようになるからだ――それは私たちがみずからを芸術作品のように自由に創造できることを意味する。こうした人類の飛躍を、著者は新たなカンブリア紀にたとえているが、実現すれば(いや山形氏もいうように、本書の未来図はまず実現するだろう)生命の進化史における一大事件に違いない。自然というカンバスにはじめてそのカンバスの枠を自由に超えうる種が誕生するーーこれが異様な美しさでなくてなんだろうか。
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お買い得な内容でした
音響の専門書というと、やたらに高価なものが多いというイメージがありましたが、本書は非常に豊富な内容で、お買い得感がありました。
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