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カスタマーレビュー数:4

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揺るぎ無き偉大な知性の証明
1981年、つまりこの度のノーベル物理学賞受賞の27年前に、既に本書の第一版にあたる「クォーク―素粒子物理の最前線」が著されています クォーク―素粒子物理の最前線 (ブルーバックス (B‐480)) 本書と「素粒子物理の最前線」を読んで驚く事は、「素粒子物理の最前線」の時から南部氏の素粒子物理の世界に関する解説には揺らぎが無い事です とうの昔に南部氏はクォークを一般にも理解し得るレベルで世界に紹介されていた事に驚きました 27年前、「素粒子物理の最前線」を手に取りその世界を知る事になった方の興奮はいか程だったのでしょうか 「素粒子物理の最前線」「素粒子物理はどこまで進んできたか」共々、南部氏の知性が常に素粒子物理の最先端を切り拓いて来たという事を私達に証明しています 素粒子物理の軌跡を指し示す記念碑として歴史に輝き続ける名著です
恐るべき説明力
素粒子理論について、初歩から系統立て、丁寧に説明されています。 歯ごたえはありますが、文系の方でもブルーバックスに興味を持たれる方でしたら 十分読みこなせるレベルだと思います。 今回のノーベル賞の受賞対象となった「自発的対称性の破れ」については、 物理学的説明の後に、以下のようなサラムの比喩が紹介されています。   宴会が開かれていて、大きな円いテーブルのまわりに大勢の客がぎっしり着席している。   ナプキンなどのセットがきちんと置いてあるが、どちら側のナプキンが自分のものか   わからないほど左右対称である。   実際どちらをとってもかまわないはずだが、誰か一人が右側のナプキンをとり上げれば   他の客もそれにならって、いっせいに右のをとらなければならなくなり、とたんに   対称性が自発的に破れてしまうのである。   難解ですが感動の詰まった一冊だと思いお薦めします。 
素粒子物理学の発展史
 素粒子物理の一般向け著書は断片的説明になりがちですが、本書は素粒子物理発展の歴史を通して説明しており、かつ個々の理論間の関連性が非常に詳しいため一貫性が感じられます。よって、一つの複雑な建築物を探検するかのようであり、好奇心を満たしてくれます。また、丁寧な解説で自然が秩序立っていることを教えてくれます。学部・物理の知識があれば十分楽しめると思います。
素粒子論の入門書
世界的に高名な物理学者南部陽一郎氏による、素粒子物理学の一般読者向け入門書。素粒子とは何かから始まり、1950年代の理論上の混乱期を経て現在の標準理論が確立されるまでの経緯が、イラストを用いながら平易に述べられている。一度読んだだけでは十分に理解出来ない部分も無いわけではないが、偉大な素粒子物理学者である著者が一般向けにこのような解説書を著したということ自体を高く評価すべきだろう。これから素粒子を勉強しようという諸氏には強く一読をお勧めする。



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カスタマーレビュー数:4

くちコミ情報
CP対称性が破れているから反物質が無いことの説明
まさにノーベル賞の受賞理由が本人によって解説されています。刊行が1997年ですから、この書籍を企画した編集者の本質を見通した能力に感心しました。解説も丁寧で、歴史のながれ、それに取り組んだ人たち、理論と実験の説明などのバランスがとても良いですね。宇宙が有り、我々人類は存在しているためには、反物質が無いことが重要であることががわかります。反物質がなぜ無いのか、CP対称性が破れているからだと言うことが分かります。第4章がクライマックスかな。数式が多いらしいと聞いていましたが、使われている数学は、三角関数、指数関数の微分と行列の掛け算でしたので、そんなに難しく無かったです。著者は、これから増々お忙しくなるのでしょうけど、学生向けの教科書も書いてほしくなりました。
ノーベル賞受賞増刷!序論だけでも、ぜひ
ビッグバン直後は、電荷が逆であることを除けば性質は粒子と同じ反粒子が、対生成と対消滅を繰り返していたと考えられます。現在、宇宙は物質にあふれていましすが、これは、粒子の方が反粒子よりも10億分の1だけ多かったという対称性の乱れが存在するからだ、というのを小林教授みずから一般読者向けのブルーバックスで説明してくれていたのがこの本。初版1997年で、重版されましたが、さらに受賞を機に3刷がかかったということで、なによりです。  この本、一般向けなんでしょうけど、数式ガンガン出てきますし、難しい。でも、概論中の概論である序論だけでも読むと、いま、世界中で物質の始原を求めた実験が進められていることがわかります。  今年、荷電B中間子と中性B中間子の崩壊でCP対称性の破れが観測されたということで、世の中はキチンと動いているんだ、と感動しています。
ノーベル賞受賞記念ということで
小林誠先生、ノーベル賞受賞、おめでとうございます。 記念に、早速読んでみました。 ブルーバックスだから、わかりやすく書いてあるのかな、と思ったのですが、内容は数式のオンパレードで、難しいです! テレビでさんざん、理論を説明してくれていたから、概要は分かっていたけど、どうして6つのクォークの存在を予想したかの部分は、難しいです。 こういう内容ものは、どんなに編集者が頑張っても、やさしく書くのは難しいんですね。 まあ、素粒子物理の歴史を知ることは出来るし、ノーベル賞受賞記念ということで、所有するだけでも、価値はあると思いますよ。
数学的素養がないと理解できないとされる反物質
素粒子論において、反物質の存在と、6つのクウォークに関する理論は、数学的素養がないと理解できないとされていた。 本書は、数学的な理解を助ける意味と、数学的な理解ができなくても反物質の考え方を理解できるようにする2つの方向性を持っている。 現実は、数学的な美しさを保てないように見える反面、現実を数学的に美しく描写できる側面もある。 その究極の理論が、反物質かもしれない。



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ジャンル内ランキング:1165位  
カスタマーレビュー数:23

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ぜひ読んでください!!
宇宙関係の本を読んでいて必ずといって障壁になっていた のが量子論のくだり。例え話などを織り交ぜながら、わか りやすく説明しようとしている意図は充分伝わってくるの ですが、ますますさっぱりわからない。 わからないので、妙に気になって、本書と出会ったわけ ですが、一般人にもよ〜くわかるよう、興味が持てるよう に、大事な部分は太字や図解を使い、ポイントを押さえな がら、至せり尽くせり構成してあるのには、感動モノです。 こんなに親切丁寧に、また、飽きのこないように工夫され ている入門書に出会ったのは初めてです。今の若い人たち 恵まれてます。 とにかく文章力に脱帽です!!スゴイ!! ★5つでは足りなくて6つあげたいところです!! 量子論は結局のところ、わからずじまい、なのですが、 本書は、わからないことがわかりやすく説明されていて とどのつまり、わからない、ということがわかるのです。 学生時代、もしこういった入門書に出会っていれば 理数系にアレルギー反応起こさず、もっと興味がわいた だろうな…。すご〜く残念!! なので、特に若い皆さん、ぜひ読んでください!! 面白いのはもちろん、物の見方が変わる、というか 広がりますよ。
文系の理系
本はものすごくわかりやすく。イラストもありたのしかった。 ミクロと宇宙というおいしいテーマなので宇宙論が好きな人にはこたえられない。  宇宙というあまりにもわかりにくく、まるで神の領域なのではないかと考えるが それを飛び越え科学的な見解が展開する。  佐藤先生のような方がこんなおもしろい本をお書きになるとわかり 未来がたのしくなり、また私達の存在も簡単にはいかないと日々を大切に おもいました。  ぜひ一読推薦いたします。
世の中の見方を変えてくれる面白い本
私も根っからの文系で、数式とかは苦手なんですが、この本は、大変面白く読めました。 量子論を知らなくても、日々の生活に支障はないのですが、この本を読む前と読んだ後 では、自分の見えている景色が違って見えてくる・・・そんな「突き抜けた話」です。 各章の冒頭にその章のポイントを提示、各章の最後にその章のまとめを記載、という 構成も読者の頭の整理に大いに役立つものと思います。 内容は私のような物理学の門外漢からは、とってもショッキングですが、まさに、想像力 の訓練?、頭の体操?になる良書です。 文庫本ですし、お気軽に読んでみることをオススメしたい本です。
量子理論の進歩が一望
相対性理論を楽しむ本が非常に素晴らしかったので、続いて読みました。 (量子論は、相対性理論とならぶ20世紀の大発見なので) 実にこの本もいいできばえです。 光は、粒?波?から始まって先人の人たちの発見をわかりやすく解説してくれている。 中学、高校で習う電子軌道模型は、実際とは違うというのも興味深い。 ボーア、シュレディンガー、パルマー系列、プランク定数、、、、 最後まで読んで分かったようでわからないが大まかな流れはわかり物理の 楽しさに触れることができる。 物理アレルギーの人は、一度読んで見られてはと思います。 この本で、いやになるようでしたら うーん難しいですね。 この本も監修が佐藤勝彦さんですが隠れた著者は、すごい!
分かりやすい量子論入門書
説明がていねいでこれ以上ないほどわかりやすい。 文系の人でもこれを読めば量子論を一望することができる。 観測すると物質の状態がかわってしまう、常識はずれだけど現実にある、量子の世界。 ワクワクしてあっという間に読み終わってしまいました。 これから量子論を勉強する学生にも全体像を知るためにオススメです。



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カスタマーレビュー数:24

Amazon.co.jp
 「相対論を楽しむ本」というタイトルは本書の内容を言い当てて妙である。相対性理論とは1人の物理学者の日常的な現象についての素朴で純粋な問題意識と単純な思考の積み上げによるものである。相対性理論は難解であり「道具」を知らない人は近づくことができないと思われているがそれは必ずしも正しくない。特殊相対性理論についての基本的な考え方は素朴かつ単純で、誰にでも近づくことを許している。

   本書を通じて感じられるのは著者の相対論への愛である。まるで嬉々として自分の恋人について語るように、独創的なたとえを交えながらかんで含めるように、しかし、できうる限り妥協なしに解説している。コンパクトな本ではあるが内容は豊富で、アインシュタインの生い立ちから、特殊・一般相対性理論の解説、さらに相対論の宇宙論への応用と最新宇宙論の解説にも2章を割いている。著者の相対論への愛に満ちた本書は読んでいて楽しく、まさに「相対論を楽しむ」ことができる。(別役 匝)


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簡単だけど、すごい。
やたらとレビューがベタほめだから読んでみたら、 こりゃあ、確かに良い本です。 原理を薄めず、簡単に書く。 だからといって、必要以上になれなれしい文でもない。 たまに出る主張も控えめで好感が持てます。 監修者の佐藤氏は宇宙論の権威なんですね。 学者としての自信と謙虚さ、 それに「視野の広さ」みたいなものがないと、 こういう書き方は出来ないと思います。
たとえ方がユニーク
三十数年ぶりに相対性理論の本を読みましたが、とても易しく解説されていて一気に読めてしまいました。 小学生時代に読んでいた相対性理論の本がこれだったら、自分は物理学者になっていたかも?と思うほどですね。
知識としての相対性理論
相対性理論についての概要本です。 その原理を概念レベルで説明してくれています。そのため、数式に よる証明や細かな部分は省いています。そこが気になる、もっと知 りたいという方はこれを読んだ後により詳細に述べている本を購入 すればよいでしょう。とりあえずの入門書といった形になっています。 限定的条件下における“特殊”相対性理論、その一般化である“一般” 相対性理論の2つがあるそうですが、本書は「特殊」の説明が中心に なります。どうやら「一般」のほうは数学的・物理的基礎知識がない と、理解が難しいようです(アインシュタインが「特殊」発表後10年 間かけて完成させたのが「一般」だそうです)。「一般」については、 (細かな証明や原理よりも)結論としてどういうことが導き出された のかということを説明してくれています。 パッパと読めるぐらいわかりやすかったです。私の場合は、数箇所読 み返して「これがこうで」とつながりを確認することもありました。 「時間」と「空間」、「質量」や「エネルギー」。別々に存在してい ると思えるこれらが実は関連しているというのは非常に興味深かったです。
物理を履修していなくても理解できる
高校では生物と化学しか習っていないので「途中で終わるかな」と思いながらも最後まで読むことができました 本文の記述の通りで、本書は「数式を極力使わずに分かりやすく」がモットーです 最初のうちはすんなり進みますが4章以降は内容が高度になります。何度も反復しながら読みました 私たちが日常生活している時は変化を目で確認することはできませんが 動いているものには様々な事が起こっています。それは長さだったり、重さだったり、時間であったり こんなことを計算式に表せる人がいるなんて…いやはや感服致しました 相対性理論の他に少しですが、ビッグバンなどの宇宙論についても書かれています 本書は物理の初級者向けの本ですので 物理を専攻している方・深く知りたい方には物足りない内容かもしれません もう一つの革命を起こした量子論と、上に書いた宇宙論も読んでみたくなりました
美しく革新的な理論の概要
 相対性理論は量子力学と並んで、20世紀における物理学の二大革命とされている。アルバート・アインシュタイン(1879〜1955)は、1905年光量子論と特殊相対性理論を、1915〜16年一般相対性理論を発表し、この二大革命の基礎を築いた。相対性理論は、光速の絶対的一定性を第一前提とする理論であり、等速直線運動を行う観測者のみに適用可能な特殊相対性理論と、加速度運動を行う観測者にも使える一般相対性理論とに区分される。前者は、時間にも空間にも、誰からも同じに見える唯一絶対の尺度はなく、光速に近いレベルで動いているものの時間は遅れ、長さは縮み、質量が大きくなることを、したがって時間と空間と質量は相互に影響しあって変化することを、数式によって論証し、また質量とエネルギーとの同一性の指摘によって、原子力エネルギーを理論的に基礎付けた。他方後者は、重力と加速度の等価性に基づき、物質の存在が時空の歪み方を決めることを解明し、物質と時空を統一的に扱うことを可能にした理論であり、加速度や重力による一方的な時間の遅れや、視線の屈曲を論証し、ブラックホールの解明やビッグバン理論にも貢献した(最新の宇宙生成論については247頁参照)。以上のような事実は、我々の常識を超えているし、イメージもわきにくいが、一応実証されている。本書は、宇宙論におけるインフレーション理論の提唱者が監修した、1998年刊行の本であり、以上のような難解な内容を初心者向けに解説した入門書である。したがって本書の叙述は比較的平易であり、論理さえ追えれば、高校物理の知識の無い私にも一応理解できる内容である(ただし、特に高度な数学を駆使する一般相対性理論については、流れや感覚を大まかにつかむことに主眼が置かれている)。相対性理論の革新性と「美しさ」、世界の奥深さが堪能できる本。



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カスタマーレビュー数:6

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さらなる改善を願う
 幅広い読者層に人気がある科学雑誌『Newton』の別冊。いかにも貼ってくれと言わんばかりの周期表ポスターが付録。フルカラーという特徴を活かしたダイナミックな紙面構成で,視覚的にも非常に美しいが,紙面にムダな余白があまりにも沢山あることが残念。特に,全頁数の約半分を占め,本書の最もウリであるはずの元素111種類の全解説(第4章)には,少なくとも本文で取り上げた製品ぐらいは全て,適用例の写真を詰め込むべき。  類書(『元素 (図解雑学)(ナツメ社)』,『よくわかる最新元素の基本と仕組み―全113元素を完全網羅、徹底解説 元素の発見史と最新の用途、研究 (How-nual図解入門Visual Guide Book)(秀和システム)』,『元素111の新知識―引いて重宝、読んでおもしろい (ブルーバックス)(講談社)』,etc…)が多々あるなかで,独自性を主張するためには,大型本+フルカラーの特性を最大限に有効活用して欲しい。  紙面にゆとりをもつのが本シリーズの特徴であることは重々理解するが,例えば路線はちょっと外れるけれども『フォトサイエンス化学図録 改訂版―視覚でとらえる(数研出版)』(本書にはない全元素の小さい写真付き:裏表紙)のボリュームと価格を見てしまうと,どうしてもコストパフォーマンスが悪いと判断せざるをえない。もっと他書を圧倒するような内容に磨きあげることを願う。
現代社会において元素を理解する重要性はますます高くなっている
レアメタルがハイテク分野などで活躍する時代になり、いままでなじみの薄かった元素や昔は学校ではあまり取り上げられなかった元素の知識も重要になってきている。本書はそれらの元素にもスポットライトを当てると同時に、実用面での特徴についての解説も重視しているように思う。だから、金属については重量あたりの参考価格なんていうデータも載っている。イラストも豊富で本当にわかりやすい。
すごく分かりやすい
理科はまるでだめなのだが、昔はニュートンをよく読んでいたので、ニュートンのシリーズでこういうのがあったので、購入してみたのだが、化学苦手な私でもすごく分かりやすかったです。おまけの周期表もよし。こういう本がもっと昔にあったら、もう少し化学が好きになってたかもしれない。一家に一冊あれば結構重宝するかもしれない。
とにかくわかり易い
これほどわかり易い本はなかなかないと思います。 元素と原子などの概念が全く把握できなかった私でも理解する事が出来ました。 少し分かりにくい説明部分もイラストで描かれているので 感覚的に理解する事が出来ます。 その反面、人によっては無用に大きいイラストのせいで 記事や内容がそがれてしまっていると感じる人も要るかもしれません。 難解な分野なので分かり易さを重視した構成になっていると思えば 納得のいく一冊です。
付録ポスター大周期表に衝動買い
文部科学省の「一家に1枚周期表」はカラフルで実用性もあっていいんだけど、なんせ自宅で印刷しにくい点で萎えてしまうんだよね。 A4に分割して印刷して貼り合わせるのも何だし、一枚だけ注文するのも気が引けるし。 その点この付録の周期表は買ってきて壁に貼るだけなので思わず衝動買いしてしまいました。 もちろん、ムック本体の解説やイラストも分かりやすくていいですよ。



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てんこ盛りのオススメ本
現代宇宙論の基礎知識がてんこ盛りになっていて、これだけでお腹いっぱいになれるオススメ本。もちろん本書の中に神の居場所はない。ドーキンスの「利己的な遺伝子」もあわせ読むといいだろう。
拡大する宇宙
ドキュメンタリー「50年後の未来」のホストも務めていた理論物理学者、ミチオ・カク氏の一般向け書籍。 宇宙はなぜ今在る姿で存在しているのか、未来はどうなるのかという疑問を軸に、宇宙論の歴史も追いながら述べる。 まず、最新の研究動向やデータを紹介しながら、本書で述べる内容を概観する。 最新鋭の観測からインフレーション理論、ユニバースではなくマルチバースであるという概念、宇宙の終わりまでを ざっと述べ、非常にわくわくさせてくれるイントロダクションとなっている。続いて、各種の宇宙論や物理、天文学の 研究史を追いながら、今まで、そして現在、宇宙の成り立ち、歴史や未来がどのように考察されてきたかを述べる。 古代から現代まで、哲学、実験、数学、時には宗教をも援用しつつ様々な理論が展開されてきたことがわかり興味深い。 ワームホールやタイムトラベル、平行宇宙などSF的な事柄もたくさん出てくるが、これらは全くの想像の世界というわけではなく、 理論的には有り得たり、方程式の解としては存在したりする。著者はこうした夢のような世界を、時にSF小説も引用しながら、 理論とデータを用いてあらゆる可能性を示していく。それらは宇宙の解明のみならず、果てしない未来へもつながる。 つまり、この宇宙にも終わりがやってくる時、知的生命は創意工夫をこらして存続することができようかという問いだ。 月が地球から離れていっている事、宇宙の膨張の顛末、文明の発達レベルなど新しい発見も多く面白く読めた。 ただ一般向けであり、専門用語集もあるが、やはり多少の知識がなければフォローしにくい箇所もあった。 しかし100%のみこまずとも、全体の理解には支障のない構成になっている。理論物理学も、思った以上に データに裏打ちされていることがわかり、今後の研究の進展が楽しみになる本であった。
ある程度の知識がないと
本書は知的好奇心に満ち溢れた魅力的な書である。 しかし、専門的な知識が無い人(私も)には敷居が高いなと感じた。 そもそも専門的な知識が無いのに読んだのは無謀すぎた。 この本に興味のある文系の人は物理学の基礎を勉強して読んでください。 文系でも粘り強くて根気強い人なら読破できるかも。
エキサイティングな宇宙をわかりやすい文章で解説
 宇宙に少しでも興味のある方、いや興味がなくても、 この宇宙に住んでいるなら、読んで損は全く無いと言 い切れる一冊です。  なんてったって読みやすい!特にM理論のくだりは、 これを説明したもののなかではトップクラスのわかり やすさです。でもそれは、この本の魅力の一部分でし かありません。  「宇宙の最後は?」これは宇宙論の核心ですが、今 現在導き出された答えには、言葉もありません。  それでも、手を伸ばせばとどくかもしれない「もう ひとつの宇宙」を考えられるだけでも、救いです。  ただそこへ行くには、いくつものハードルを越えな ければなりません。そのためには今何をしなければな らないか、柄にもない事を考えずにはいられません。  宇宙についての本を読んで自分自身を省みるとは、 思いもよらない結末でした。  
わかりやすくて面白い。発展がある。
宇宙論に関する話が非常にわかりやすく書かれていました。 様々な観測による裏づけもしっかり説明されていましたので、 納得させられてしまいます。 主に通勤電車の中で読んだのですが、職場でも早く帰りの電車 に乗りたくてそわそわするほどでした。 時間、宇宙に関する様々な仮説も面白く、物理学はいまだ発展 途上だと再認識しました。 ビッグフリーズに至る経過の説明は寒々とした寂しさを覚える のですが、著者の性格からかそのくだりでも暗い気持ちにもなら ずに面白く読むことができました。 人類はもっと宇宙開発・観測・理論検討に人とお金をかけないと いけません!! 今後の宇宙論の進展に期待します。 様々なSF小説からの引用が多数あるのですが、現在一冊一冊読んで います。



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先鋭的な理論
 従来の理論では、ビッグ・バン以前については何も説くことがなく、直後の超微細な時間に大変動が起こったことだけを論じている。これは不自然である。この理論は宇宙がビッグバンとビッグクランチを繰り返し、我々は凡そ50回目の宇宙に住んでいると言い、エントロピーの増大をその根拠にしている。宇宙の暗黒物質や暗黒エネルギの解明がなされていない現在、これ以上の証明は無理だろうが、この説は興味深い。四つの力の統合についても一歩進んだ解説がある。更なる理論の進展を期待したい。
ヒモ
物理の分野って、なんか気難しそうで、普段なかなか立ち入ることができない。でも時間や宇宙の起源ってトテモ興味深い事だ。20世紀の物理の研究を、ザラーッっと流して読める。はっきりいって細かい説明ないし、難しい。でも読む価値がある本だとおもう。 そういやなんか最近はこの上を行く理論があるらしい。
超ひも理論、素粒子理論、宇宙論に対する入門書として秀逸
素粒子と素粒子間に働く4つの力を統一的に記述できる究極理論の候補として最も期待されている超ひも理論の概観を知るには最適の入門書の一つとしてお勧めできます。大学生や一般社会人を始めとして、高校生や好奇心旺盛な中学生にもお勧めです。 超ひも理論は、素粒子と素粒子間に働く4つの力がいかにして規定されるのかだけではなく、「宇宙はいかにして生まれたのか」「宇宙の未来の運命は」「時間とは何か」などの物理学、否、人類が長年抱いてきた根本的な疑問に対して答えようとする極めて野心的な理論です。また、アインシュタインや湯川秀樹を始めとして統一理論を目指した多くの物理学者の苦闘の歴史も語られており、単なる超ひも理論の説明だけではなく、同時に素粒子物理学がいかに発展してきたかを知るにも良い本です。 しかしながら、最後の章「私たちは50回目に宇宙に住んでいる?」を読んで気分が落ち込んでしまいました。それは、著者の試論であるサイクリック宇宙論では宇宙は必ずビッククランチを迎え、全てが一度は無に帰するという試論を読んだ際です。例え人類が将来、どれだけ宇宙の根本を理解し、技術を発展させて人類生存を図り、太陽が赤色巨星となって地球を飲み込む危機を乗り越えたとしても、その先にビッククランチと言う避け得ない終局点が存在していると言う事に思いを馳せたときに、得も言われぬ無力感に襲われました。もちろんサイクリック宇宙論はまだ試論のレベルですので、私が今ここでこんなに落ち込む必要はないのですが。 いづれにせよ、超ひも理論、素粒子理論、宇宙論に対する入門書として秀逸ですので、一読されることを強くお勧めします。
51回目はーー
 ドーデもいいことである。 しかし、50回目ということがとても明快でひもということばであらわすと こんなにもわかりやすいのかと川合さんに敬意をあらわしたい。  宇宙と創世記地球が大好きなわたくしはいつもNASAを見たりして あちらでフォトンベルトだこちらでオゾンホールだと読むと気になり まー自分の生きていられる領分ではない時代時間というのも非常に興味深く 「はじめての」とつくというのは、非常にロジカルの専門の方たちに 疎まれたりするが、果敢に出版、本になり宇宙ファンにはこたえられない たのしい本でした。   みなさんもぜひ読んでください。   一読推薦いたします。
宇宙・時間
魅力のある書である事は、間違いないです。 今、私たちが暮らしているのは、50回目の宇宙に住んでいる等、 読んでいて、ワクワクする書です。 しかし、イラストは分かり易いが、数式、記号等、 本書全体的に素人の私には難しかった感が否めません。 しかし、この書をスタートとし「宇宙」とはと、興味が湧いたのは 紛れもない事実です。



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わかりやすい解説書
物質が質量を獲得する理論、ヒッグス機構について平易な言葉で解説してくれています。重さがあるって普通に感じていて、「何故?」って考えることってありませんけど、物理屋さんたちはそれを理論にしていくんですね~。著者の広瀬立成さんの本はすごく分かりやすいので好きです。でも扱っている内容は難しいものなのでヒッグス機構、標準理論のことを本当にわかったかというと、わかっていないと思います。それでも、最先端の理論の匂いを感じただけでも気持ちがいいと感じました。高校生くらいからこういう本を読んでいると理科系離れってなくなるんじゃないかなぁ。



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大槻 義彦(編集) パリティ編集委員会(編集)  
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コンパクトながら見事な概説
雑誌の連載をまとめたものであるが、150頁あまりのスペースに基礎となる相対論・量子論から始めて素粒子論の発展が見事に描かれている。日進月歩の分野ではあるが、可能な限り最新の情報も記されているし、今後ともしばらくは価値を失うことはないだろう。但し、誤解の無いように!本書は一般向けの啓蒙書ではない。読むには相当な基礎知識が求められる。理工系の大学生が初年級で学ぶ、力学・電磁気学でも十分でない。かといって、本格的に素粒子論を学ぶ教科書には内容があまりに希薄。つまり、専門を異にする「物理屋」さん、ないし物理教育に携わる人等々が読むべき、物理専門家のための教養書である。



おすすめ度

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くちコミ情報
これから電磁気学を勉強する人、電磁気学がわからなかった人にお勧め
学部時代に電磁気学の「基礎」と「演習」を履修したのですが、さっぱり理解できませんでした。授業は数式と図を追うばかりで理解不能、さっぱりイメージを掴めない。自分で簡単そうな参考書を数冊購入して勉強してみたのですが、それでも消化不良気味・・・自分の中でイメージを構築しきれない、納得できない・・・。 自分を含めて、そんな人向けでだと思います。一つ一つの法則を丁寧に説明してくれるので非常に納得しやすいです。電磁気学を本当に理解しやすく説明する事に、大変気を配って書かれています。他の参考書では最初は納得できたが、途中から日本語の表現が理解できずに「これはいったい何をいってるの?」となったり、「何でそんな式がいるの?」となったりすることがありません。私のように自分なりにがんばってみたけど、わかんなかった人には非常にお勧めです、これから電磁気学を学ぶ人にもお勧めです、他の参考書に比べて値段が安いのも良いですね
見通しのよい電磁気学入門書
 数式のオンパレードで見通しが悪くなりがちな電磁気分野において,最難関である「マクスウェル方程式」を極めて見通しよく解説した良書。  物理学史に絡めて高校履修範囲(クーロン力,アンペールの法則,ファラデーの電磁誘導,etc)をスッキリ解説した後,厳密性は多少犠牲にしつつも,これらを「マクスウェル方程式」へ見事に拡張して見せている。ただし,第2章最後のトランジスタとRC時定数の解説はちょっと蛇足の感あり。最終章で著者の科学に対するスタンスが熱く語られているが,途中のよもやま話「日本人は国際会議でのスピーチが下手」とか「博士号を持っていないと海外では研究者として認めてもらえない」等も頷けて面白い。  全体を通して話の展開が非常に巧みで,スラスラ最後まで楽しく読める1冊である。
著者の語り口が巧妙です。
電磁気学とは無縁な生活を送っていましたが、 何気なく買ってみて、読んでみたところ 非常に面白いということが分かりました。 これは電磁気学の面白さというよりは、