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| 水の未来 世界の川が干上がるとき あるいは人類最大の環境問題
沖 大幹(監修)
古草 秀子(翻訳)
¥ 2,415(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:22649位
カスタマーレビュー数:4
【くちコミ情報】
水の環境問題は、人類の食糧問題と直結しているという人類にとって重大な問題を事実的な研究で示している必読の書。
洞爺湖サミットで、地球環境問題に対する世間の意識は、非常に高まりました。しかし、残念ながら、いま環境問題とは地球温暖化問題なのだ、と多くの人が思っています。実は、人類にとって最も深刻かつ緊急の環境問題とは、「水の危機」なのです。 本書では、いま世界中でおきている「水の危機」の現状を詳細にレポートし、その原因を追いかけています。 著者のフレッド・ピアスは、英国の著名な環境ジャーナリストで数十年にわたって、この「水の環境問題」について追いかけてきている。本書は、著者の「水の環境問題」に関する集大成であり、また、現時点で、最も良質かつ重要な環境問題の入門書である。 なぜ、「水の危機」が人類最大の環境問題なのか。著者は具体例を引きながらこう解説します。 すなわち、水の環境問題は、人類の食糧問題と直結している。まさに、「いますぐに解決しなければ、人類の滅亡と直結する」のです。ちなみに、「地球温暖化」は、気候変動をもたらすため、地域によっては雨不足を招き、この危機の拍車をかける可能性がある、というわけです。一方で、地域によっては、大雨や台風が頻発するようになり、河川流域や海岸低地の都市が、深刻な水被害に合うケースも増えてきています。 著者は以上の「水の環境問題」について、水文学の見地から、詳細なレポートをベースに冷静な分析を行い、処方箋を探ろうとしている。 なお、本書の解説では、日本における「水の環境問題」の第一人者、沖大幹東京大学教授が「日本と水の環境問題の関係」について執筆している。こちらも、水の環境問題を考える上で必須の参考文献であろう。
人間は自然を征服しようとしてはいけない。自然とともに共生することこそが、持続可能な社会につながる唯一の道ではないかと考えさせられた。
現代の日本では、「水」と言えば夏の渇水の話題は上ることはあるが、それもごく一時的なもので、普段はあまり意識せずに、事実上使いたい放題である。 ところが、世界に目を向けると、大変な事態が進行している事実に驚かされる。 本書は、水をめぐる世界各地の現状を、著者のフィールドワークを通じて明らかにし、地球温暖化にある現代の水資源の課題を浮き彫りにしていく。 10年間かけて出来上がった本だけに、その内容は詳細かつ具体的である上に、説得力がある。 それにしても、現代の科学技術を駆使した巨大プロジェクトによる水の管理はいかにもろいものか、いくつもの事例をあげて我々に示してくれる。インダス川に作られたダムと灌漑設備による塩害と三角州の消滅。アメリカとメキシコの国境に流れるわすれらた川と呼ばれるリオグランデ川。「共有地の悲劇」にあるインドの地下水。リビアが巨費を投じて作った不完全な水のパイプライン。国際援助によって作られた井戸によるフッ素とヒ素により汚染された水により体を蝕まれているインドやバングラデシュの人々。供給量よりも遙かに多くの取水により枯渇しつつある帯水層の地下水。上流地域の灌漑により減少し続ける野生動物の楽園であった湿地帯。ダムができて返って氾濫するようになったチャド湖周辺。灌漑のために作られたダムのために乾燥地帯になってしまったアフガニスタン。中国によって造られたダムにより魚が捕れなくなったメコン川。一年に10センチずつ川底が上昇し、大惨事がいつ起きてもおかしくない黄河流域。などなど。圧巻は、地図から消滅しつつあるアラル海である。旧ソ連が綿花を栽培するために上流地域から取水して運河を造ったために干上がってしまったものだが、すでに塩害で綿花栽培は失敗しているという。これ以外にもいくつもの事例が語られる。 いくつもの悲劇的な現実を示した後、本書の最後になって、いくつかの解決策のヒントが提示される。 その一つは、中央アジアに見られる「カナート」と呼ばれる古代から続く地下水の利用技術。洪水を避けるために、湿地帯を作って自然に近い状態にしたり、透水性舗装などを行ったりする事例。雨水を集める古来からの方法。点滴灌漑などの水の有効利用などなど。 人間は自然を征服しようとしてはいけない。自然とともに共生することこそが、持続可能な社会につながる唯一の道ではないかと考えさせられた。
水問題に関心を
TVAで有名なテネシーで生活したり、海水淡水化の逆浸透膜開発を身近に見てきたものとして水問題の全体像を掴むために有効であった。 世界中の水問題を精査した書籍である。 鳴り物入りでダムを作ってもその運用の難しさを改めて知らされた。CMに踊らされて、ペットボトル入りの名水を買わされている人類の将来は暗い。
水道をひねると当たり前に出てくる水について考えさせられる本です
著者はイギリス人なので、日本人とは水に関する感覚は違うところもありますが、 世界の川が干上がるときとの副題で次々と実例が上げられ、しかもそれらは、 著者自らがフィールドワークで集めてきている情報であり非常に説得力あるものです。 しかし、読み進めるほど非常に暗い気分へとおちこみます。 そこには環境問題だけでなく、人間のエゴという人間の一面も見え隠れします。 このままこの本は終わってしまうのかと思うと 31章から最後までは、今後我々人類がこの地球上で生き残るのに不可欠な水との つきあい方のヒントが示されて、希望の光が見えて本は終わります。 昨今の日本でもゲリラ豪雨等水に関する問題がクローズアップされてきており もはや他人事ではなく、本を読ん我々に何ができるかを考えて、何か動き出さねば と感じさせる本です。
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| 不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機
枝廣淳子(翻訳)
¥ 1,260(税込)
通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:12
【くちコミ情報】
シンプルにわかりやすい
多くの図表で、環境問題について書かれた本。 簡便な内容なので、わかりやすいです。 わかりやすいのですが、内容は薄いわけではなく いろいろなデータが、ぎゅっと詰まっています。 アメリカのデータが主軸ですが、 日本の統計もちょこちょこ顔をだしているのも 身近に感じる原因のひとつ。 とはいえ、環境問題については反証本も多く出版されており いちどそちらも読んでみたい、と思いました。 「科学者は、温暖化の原因については ほぼ完全に合意しています」というのが真実なのかどうか。 それでも「私にできる10の事」は実践していきたいと思うし 本の初めを飾る美しい地球の写真と 最後の「これが私たちの唯一のふるさとなのです」という よびかけには、環境問題について再度考えさせられました。
ノーベル賞をとらせたウソ八百
さすが政治家さんは煽りやプレゼンがお上手ですな。本書(と関連書)を読んで「感動した」「とても心配になった」という方々は何人もいますね。けどサイエンスはボロボロ。「地球の科学」とセンチメンタリズムは関係ありません。訳者のEさんも,「讃辞」をお寄せの各位も,そのうち「きまり悪い思い」をなさるんじゃないかな?
立ち読みでも簡単読みきれます。
まず、この本を読んだとき20分ほどで読めたにも かかわらず、文字だけでなく、グラフ、写真を通して、 非常にわかりやすく書いてある点が評価できます。 20分読むだけでも十分理解出来ます。 立ち読みでもいいので読んでみることをおすすめします。 それだけでなく、写真やグラフに、日本が載っていたりするところもあり、 興味がそそられやすくもなっています。 しかし、全部が本当かどうかはわかりません。 あくまで未来の予測なわけですが、 まずは、 「私たちの住む地球がどういう状況にあるのか。」 という点において簡単にでもいいから知ったほうがいいと思います。 アル・ゴア氏がヘリコプターを…なんていう話もありますが、 まず、彼が政治家というこのようなこと(環境問題等)に目を背ける立場の人間が 勇気を持って映画を、本を…という事実に目を向けたほうが 良いのではないでしょうか? 理解しやすく、入門書に最適ということで☆5にします。
エコ入門に最適の本!!
若い世代の活字離れが嘆かれる昨今ですが、図説や写真が多いので入門書だけあって、誰にでもお勧めできる読みやすい内容の環境本です。 特に efo e&afte の比較写真は、疑いようなく温暖化の影響力を痛感させます。 翻訳者の枝廣淳子さんは“100万人のキャンドルナイト”の呼び掛け人として有名で、世界に情報を発信しているJFSの代表兼、環境ジャーナリストととして活躍されている環境通の人です。 彼女の著書「がんばっている日本を世界はまだ知らない」は、国内の知られざるエコ事情が書かれているので、さらに環境対策の理解が深まると思います。 ここ数年、日本では批評家のような科学者が書いた“疑環境本”が話題を呼んでいますが、科学といってもデータを検証して自論を強調しているに過ぎず、しかもその内容は素人が読んでも、たくさんの?が付く有様です。 その点、社会活動家(今は民間人です)であるアル・ゴア氏は、子供の頃から自然環境に興味を持って、 大学時代には既に温暖化の問題に目覚めていたという筋金入りのエコロジストです。 副大統領を務めていたアル・ゴア氏は国際的に知名度が高く、その影響力は多大なので、情報発信もあらゆる科学データや衛星映像に頼るなど余念なく、実際に温暖化の影響が見られる現地へ、自らが赴いています。 またアル・ゴア氏は、メディアが操作する一方通行の情報を喝破すべく、視聴者や市民ジャーナリズムを基盤としたカレントTVの運営も行っています。 どちらの情報を信じるかは個人の自由ですが、少なくともノーベル賞の審査は、私たちの主観よりも、遥かに厳しい目を持っているに違いないと思われます。
小型本では全容は全く伝えきれない
2007年1月リリース。映画『不都合な真実』の書籍版。映画は2006年5月24日公開。2007年2月、第79回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。このDVDは本編97分に加え、アル・ゴア自身が語る『映画で明かされなかった新たなる真実』が特典として加えられていてこれが約35分ありより充実している。 はっきり言って書籍では全容を伝えきれない。是非ともDVDを選択して貰いたい。 もしもあそこでこうなっていたら、と思うことの最たるものが僕にとってはジョージ・ブッシュとアル・ゴアの大統領選結果だ。あの僅差でブッシュが勝った結果がもしアル・ゴアだったらどうなっていただろう。おそらくイラク戦争は勃発しておらず、未だサダム・フセインの国はあり、イラクはあそこまでたくさんの死者はアメリカも含め出ておらず、多くの人の人生は変わっていただろう。目立たない行為だったがスティーブ・ジョブズがゴアが負けた瞬間にアップル社の役員に迎え入れた、という行為はジョブズならではの先を読んだクリーン・ヒットの一つだったと思える。そしてゴアはアップルの『Keynote』でプレゼンテーションし、今の事象が指し示すベクトルを見事に指し示した。 そして論議必須を覚悟の上で今年のノーベル平和賞に全会一致で選んだノーベル賞選考委員会。全てのベクトルがこの作品がいかに重要か、を示している。この作品自体『踏み絵』のようなものだ。この作品の内容を軽視することはカンタンだ、無視することだってできるだろう、しかし作品自体の持っている意味に誰もが気がつかねばならないのだ。政治家のただのプレゼンテーションではない、とノーベル賞選考委員会は言っているのだろうな。 毎日7,500トンもの二酸化炭素が排出され、2,500トンが海水に混ざり、酸化する。酸化した海水は水深60メートルまでが温度上昇し、より強い台風のエネルギー源になるとともに、プランクトンのシェルを作りにくくし、生態系の食物連鎖の底辺を揺るがす、グリーンランドは日々溶解し、溶け出した氷はもの凄いスピードで海面の上昇させる。そして北極・南極も溶け出し、今のスピードでいけばオランダは全て水没する。 この事実を知っていて京都議定書にサインしないアメリカとオーストラリアの政治家と企業の癒着というのは想像を絶するな。
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| 雪の結晶
矢野 真千子(翻訳)
¥ 1,575(税込)
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カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
きれいな本
きれいな結晶写真が想像通りの本でした。 結晶する過程などの説明もあって、見るも楽しく知るも楽しい。 この本には独自の解釈でねじ曲げたようなおかしな説明もなく 先入観を持たずに素直に楽しめます。
空からのおくりもの
「雪の結晶」をクローズアップし、色々な結晶の形を豊富な写真で紹介しています。 図案としての雪の結晶ではなく、実物の結晶の写真はなかなか目にする機会はなかったのですが、雪の結晶って、こんなにいろいろな形があったのか…と驚き。 どのようにして結晶が形成されていくのか、結晶の分類や結晶の形状と温度との関係など、科学的な解説もされている学術的な専門書ですが、 科学・気象に詳しい知識を持ち合わせていなくても、美しい写真を見ているだけで十分に楽しめ、癒されます。 街の書店で「自然科学」「気象」の専門書コーナーだけではなく、アート系の写真集のコーナーにも置いてあるのを見かけましたが、それも頷けます。
「雪の結晶は天からの手紙である」(中谷宇吉郎)の意味が良く分かるカラー写真&解説
世界を代表する雪氷博士・中谷宇吉郎先生の名言に「雪の結晶は天からの手紙である」というものがあります。雪の結晶の形を良く観察すると【中谷ダイヤグラム】の観点でその雪結晶の成長過程(温度と過飽和度の履歴)が推測できるわけです。本書は、まさに雪の結晶形の謎解きを行っています。どの雪の結晶の顕微鏡写真(オール・カラー 250点以上)も溜め息がでるほど美しく、それらがどの様に出来たモノかが簡潔明瞭に説明されています。こうして一つ一つ丹念に説明を読むと中谷宇吉郎先生の名著「雪」(o 「雪は天からの手紙―中谷宇吉郎エッセイ集」)で語られていた内容がより一層深く理解できますね。(^-^)v 内容のレベルとしてはそれ程難しくありません。理科に興味がある高校生以上なら十分楽しめるでしょう。(なお大学生以上の方には「結晶は生きている―その成長と形の変化のしくみ」(黒田 登志雄)が結晶成長の入門書としてお薦めです) 英語が読める方は本著者Li echt教授のウェブサイト("Snowflakes and Snow C ystals")をご覧になると更に楽しめます("SnowC ystals.com"で検索すると見つかります)。美しい写真が満載です!o(^o^)o 本書の内容が理解できれば「水は答えを知っている」という都市伝説(似非科学)に惑わされることはないでしょう。(→詳しくは"Skeptic's Wiki"サイトの「水は答えを知っている」の解説や「水はなんにも知らないよ」をご覧下さい。実際、Li echt教授も上記のWEBサイトの中で この都市伝説をご批判されておられます(→ "Myths and Nonsense... Fact and Fancy in the wo ld of ice and snow ..."のページをご参照)。
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| 完璧版 宝石の写真図鑑―オールカラー世界の宝石130 (地球自然ハンドブック)
Cally Hall(原著)
Harry Taylor(原著)
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カスタマーレビュー数:12
【くちコミ情報】
入門書&資料の1冊として最適。
掲載されている宝石の数が大変多く、とても面白い本です。これだけの数の名称を知っていればかなり物知りと呼ばれるハズ・・・ ただし、これ一冊だけでは勉強するのに不十分で、他の著者の本も一緒に持っていたほうが良いと思います。 なぜなら、この本では宝石の写真が、カットされたもの、熱処理されたもの、原石、人工石、ブローチなどの装飾品、彫刻・・・と、様々な形態をとっているので、統一して記憶できないからです(鑑賞用には非常によいのですが!) 地学的な解説に関しては、モース硬度、鉱物名、鉱物を構成する成分、結晶の種類等について、カラーで分かりやすく記述がありますので、入門に非常に適していると思います。 持っていると何かと便利な1冊です。 ちなみに、石の希少性や、パワー、価格の相場などにはほとんど触れていません。 この本にはミニサイズもあり、こちらのほうが石のエピソードや歴史、価格など興味深い内容満載で、とても面白いのですが^^;・・・
宝石好きな人へ
宝石が好きな人なら誰もが知ってる内容でした。 写真に載ってる宝石が安物っぽいのが非常に残念です。
私のバイブルのひとつ
こんなに詳しく丁寧に鉱物である宝石が寄せられているコンパクトな本は、あまりないでしょう。 結晶系や硬度、化学記号も載っています。イミテーションとの見分け方の違いも書いてあり、親切。色別に分類されているページもあって、見ているだけで幸せな気分になれます。 それに、まったく別の宝石だと思っていたものが実は色や名前が違うだけで同じ物質とわかるのもまた楽しいものです。巻末の特性値一覧表や用語集もためになります。
わかりやすい。
鉱物学的な本だと、石をそのまま載せて いたりするので研磨してある石と比べて どれがどれだか分からない時がある。 (石の名前には沢山の名前が付いている為) この本は研磨された石など沢山の石が載っていて 石の硬さや柔らかさもきちんと載せてある ので石を扱う者として持っていて良いと思う。 ただ、もう少し多くの説明があればもっと良かったと思う。
宝石の鑑定については
石の良し悪し(鑑別?)について知りたかったのですが、載っていなくて残念でした。石の種類も豊富で写真はカット別などいろいろ載っていてよかったのですが・・。図鑑としてはよくできていると思います。
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| 間違いだらけのエコ生活
¥ 1,050(税込)
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【くちコミ情報】
間違いだらけの本
また出たこの類いの本、という感じですが、 ざっと読んだだけでもいかに子供だましの本か 分からないとかえって危険だと思わせる本です。 中程に書かれているように、 確かに石油と等しく電気もCO2を出します。しかし出すか出さないかが 問題なのではなく、排出の「量」の問題であることは著者は「わざとなのか」触れていません。 確かにホッキョクグマは著者の言う通り、今のデータ上、増加量も減少量も 同じ15%かもしれません。だから熊は人が言うように「減ってない」との事。 しかし以前は減少に対して増加の方が多かったのでは、という点に関しては 著者は触れたくないのか、話はそこで終わっています。 太陽エネルギーのための設備には確かにコストがかかるかもしれません。が、 つまりそれだけ多くの労働力が必要になるのなら、 それはむしろ良い事なのでは、という 疑問には何も答えてはくれません。 一方では日本は今まで通り国民は「正直な生活」を続けていれば 良いのだ、という強い著者の主張もありますが、この論で言えば、 その「正直な生活」とはどうやら今まで通りの生活を未来永劫続けて行く事を 意味するらしいです。 要するに色々な意味で現状を維持したい、というのがどうやら著者の主張らしい です。それこそ「今の日本」を維持する産業のあり方なのだ、という話に 誰がついていけるのでしょうか。 結果、「お上さま」と変わらない思考が根幹にあるとすれば、著者の 偽善的エコロジー批判それ自体が偽善としか思えません。
エコを疑い、否定し、その後はどうする?
本書は材料工学などを専門とする著者が、学術論文のように、序論、検証方法、 現状と考察、結論(著者の主張の確認)といった流れに沿って各章、各項目で 背景から現状把握、そして展望などを探っていきます。 取り上げている内容としては、エコ生活、地球温暖化、エネルギーと食料、 「こころ」、のそれぞれと環境問題に関する考察が各章に割り当てられています。 本書を通じて、ほぼ全ての内容が現在の主流として語られている「エコ生活」を 否定することになるので、読んでいる側としては、何を信じてよいのか分からない 状況に陥ります。 その根底にあるのは、業界団体と政府(国際機関)の一方的な経済的視点から 消費者を躍らせることに力点が置かれていることで、本当にエコであるかどうかの 議論を他所に、国民の「非エコ生活」を改めるように誘導されている、と著者は 述べています。 家庭でのCO2削減を強要し、エコ生活のために新たに商品を売りつけ、そして 環境対策のための天下り先を提供する、という現在の状況では将来的な環境に 対しての改善を図れないと切り捨てます。 既に議論には決着がついていると一般に言われる、地球温暖化の実態を再度 見直すなど、前提から考えていく姿勢には共感できますが、本書の結論として 述べられる、自然との対峙する理想が「人間以外の生物を生き物として認め、 それらに生存権と所有権を与え、都会の真ん中に牧場をつくり、従来のエコ生活から 少し距離を置く」ことを実践していれば、私達の求めるもの、本当の人生が 見えてくるというのでは、余りにも楽観的、かつ安直に過ぎるのではないか という気がしました。
わかりやすかったです
『偽善エコロジー』も『環境問題のウソ〜』も読んだのですが、 インパクトは強かったものの、数字や専門的なことが多く 私には内容がちょっと難しく感じました。 それに対して本書は、身近なエコ生活に即して 環境問題の問題について解説が加えられており、 やっと自分の頭で理解しながら読むことができたように思います。 私の周囲にもまだまだエコ=よいこと、と 疑いもせず考えている人が多いので、 読みやすい文章で主張を述べた本書のニーズは高いのではないかなと感じました。 武田教授の一連の著書を読んでいない人、 読んだけれどちょっと難しかったな、と感じた人には とてもおすすめしたい一冊です。
間違えだらけのリサイクル
確かに世の中のさまざまなリサイクルには間違えが多い。 しかしこの本のネタのほとんども同著者の他の本からのリサイクルにすぎない。 二重の意味で間違ったリサイクルをしていますね。
内容がリサイクルされていますが・・・・・
武田先生は、「環境問題はなぜ〜」を始めとする一連の著作により、環境問題を ある種の信仰から科学の場に取り戻した方だと私は思っています。 しかし、本著は武田先生の他の本と、内容の重複が極めて多いようです。 例えば、最初の三項目は「偽善エコロジー」と順番が違うだけです。 ・レジ袋よりエコバックを使うほうが環境に良いのですか? ・ペットボトルのリサイクルは、エコではないのですか? ・マイ箸を使えば、森林を守ることができますか? (題名、出版社「主婦と生活社」等から、主婦層を対象にしたものと思われ、 全体にやや柔らかい語り口となっています。) 武田先生の本をまだ読まれていない方には、強くお勧めしますが、既に2〜3冊 読まれた方は、避けられたほうが賢明だと思います。
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【くちコミ情報】
「現代人のための高校理科」で最良のデキ
受験を抜きにして高校レベルの「地学」を自習しようとした場合,今までは『新ひとりで学べる地学I (Colo lectu e)(清水書院)』ぐらいしか選択肢がなかったが,本書は入門書として通読に適した良書である。 よくある軽い科学啓蒙書とは一線を画し,非常に真面目な内容を扱っている点はさすがブルーバックスというところ。節末ではなく,冒頭に簡単な設問を置く構成は,読者に自然と目的意識を持って文章を読み進めさせる効果あり。やや知識問偏重という傾向がちょっと残念。もう少し説明問題を含めた方が,中だるみせず変化をつけられたかもしれない。現代人のための高校理科シリーズはその他『新しい高校物理の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス),新しい高校化学の教科書,新しい高校生物の教科書 (ブルーバックス)(講談社)』の全4巻あるが,「地学」という科目の性格上,本書が最も万人ウケする内容に仕上がっている。 本書で気象・宇宙分野に興味をもったら,『謎解き・海洋と大気の物理―地球規模でおきる「流れ」のしくみ (ブルーバックス)(講談社)』や『暗黒宇宙の謎 (ブルーバックス)(講談社)』等も読んでみるとよい。
知りたいことがすぐ分かる。
高校の頃にこんな地学の教科書があったら、今よりもっと地学が好きになったのではないでしょうか?暗記に偏らず最新の地学の成果を教えてくれる好感の持てる1冊です。
純粋文系の人こそ読もう
「新しい高校〜の教科書」シリーズの1つ。4冊とも、きちんとした内容で、「やさしく説明する」といいながら「いい加減に説明する」ものではない。大学1年以来、いわゆる理科の授業は受けていないが、楽しめたし、あの頃以来の科学の発展も見ることができた。このくらいは社会人として理解しておきたい、少なくとも何かのときに頼りにしたい内容になっている。化学式を見ると頭痛がするような純粋文系の人にこそお勧めしたい4冊です。
地学って、面白いかも!
高校で地学を学ばなかったが、この本は面白い。近年、よく世界中で大きな地震が起こっているが、この本のおかげでニュースで専門家が話していると、「あっ!これ…」と気付かされることも。理系・文系問わず、自然が好きなら一読の価値アリ、です!
地磁気が無視されている
20世紀の後半に著しい進歩を遂げたのが地球科学である。私が高校生のころにはプレートテクトニクスはまだ形もなかった。40年の進歩には目を見張るものがある。私はその後地球物理を専攻し、今も大学の地球環境学科で学生の相手をしている。この本はよく書けていると思うが、自分のやっていることに直接関係しているだけに不満もある。地磁気についてまともに書かれていないことである。地磁気は地球を特徴付ける重要な現象であり、アメリカ、ヨーロッパで観測した過去の地磁気極の移動の軌跡が一本にならなかったことが大陸移動説復活の最大の根拠になり、海上地磁気の縞状異常が海洋低拡大説の確立に決定的な役割を果たし、地磁気の逆転の歴史が化石の年代決定の決め手になっているというのに。藤原定家が鎌倉時代というのはご愛嬌。
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森と人の共生で健やかになる
本書は森にさまざまな働きかけをした人たちが、どのように森から働きかけられ、それを受け取っているかに焦点を当てて書かれている。 「育つ」…デンマークで始まった「森の幼稚園」は五感のゆりかごで、感情を深くする体に。 高校生百人が、森の名人百人に出会いレポートー「森の聞き書き甲子園」というチャンス。 「つながる」…長野県信濃町・わが町で豊かに暮らし続けたいー森林セラピーで地域作りを。 みんなで「森の健康診断」作戦、人工林の健康の指標と森林ボランティア。 「生み出す」…森の恵みを生かすビジネスをー森林バイオマスの可能性、成立には現実の壁。 森のプロを育てたいー「林業トレーナー」の挑戦、どこまで実践ができるか。 「引き継ぐ」…街と山をつなぐ大工たちー地域の材を使いたい。地元に密着した地場の活性化 種を蒔く人たちー木を知る建築士を育てる。木の建築を否定したのでは困る。
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日本の森って
タイトルが面白かったので 本屋さんで手にとりました。 木を育てることの大切さ。 そのこころ。 そして、著者がなぜそういうことになっちゃったのかが 書いてあります。 タイトルから一寸宗教的な本かなっと 思いましたが、 ある意味、日本という国の そこで育った人が森を愛する気持ちを思い出すという 宗教的な本だったかも・・ ^^ こんなわたしでも、 神教や、アニミズムでなくとも 自分の国の木を大事にする気持ちは判りますし、 近所の古い熊野神社のうっそうとした木々の下は こころが安らぐものです。 また、対談のお相手も、私の住んでいる町のお寺、曹洞宗大本山 総持寺の貫首の方とのお話ということで、身近に感じて 読ませていただきました。
早速ドングリ拾いへ行きました
土地本来の樹木を多種植えることで、自然の再生に短時間で成功する技術はすごい。そして誰でもできるように、簡単に分かりやすくそしておもしろく書いてあり、とても勉強になりました。早速子供達とドングリ拾いへ行ってきました。
使命を遂行する学者の渾身の書
筆者の迫力に、ちょっと及び腰でした。 でも、無駄に抗わず、宮脇先生の使命感と熱意にあてられながら読むのも良いですね。 森林破壊に対して、生態学者の全知能、全精力をかけて「鎮守の森」=「その土地固有の植生」を見出だし、ドングリから育て上げる。 最高条件ではなく、多少我慢し、水も控えめで、多種多様な競争をさせる「最適条件」こそ根を深く下ろすもの。簡単に書いてありますが、真の植生を見抜くのも、最適条件を見出だすのも、生態学に深い造詣がなくてはできません。 そして、理論に実践を、核になる知識を基に国内外に活動を拡げる。 真の学者、かく在るべし。 そんな感慨を覚えます。 P32からの「植物社会の厳しい掟」は筆者のセントラルドグマともいうべき部分です。この章をお子さんと読んで、P35の図を書くと空間的な把握が進むでしょう。P35の図でも詳し過ぎるくらいで、子供達に書かせると時間がかかります。○に棒くらいの簡単な図を見せて誘導すると良いと思います。セントラルドグマゆえ、何度も書き込まれ、文章にも無駄がありません。 木を植えたくなりました。
森の重要性を再認識できる本
(1)どんな本か 2000年4月の同名の著書を一部訂正・加筆し文庫化したもの。 解説を含めても170ページ程度の薄い本であり、第1部「鎮守の森というキーワード」が120ページ程度、第2部「対談 日本人と千年の森」(板橋興宗曹洞宗総持寺貫主との対談)が40ページ程度。 (2)読後感 私たちは、森といえば杉や松などが植林された人工林を思い浮かべる。しかし、旧来からもともとあった森はそのような人工林ではない。そして、広葉樹林中心の「里山」ですらない。 「その土地の風土にあった本来の森は、鎮守の森の形で残されてきた」、「そのような土地の風土にあった森を保存し再生していくべき」というのが本書のテーマである。 私は、この本を読んで、これまで自分がいかに漠然と「森」を認識していたかがわかった。また、著者やイオングループなど企業の国内外での取組みがとても興味深かった。 (3)読むべきか 「鎮守の森」というタイトルや対談の相手が宗教者ということで、宗教的な本かと思う人もいるかもしれないが、そういう要素はほとんどない。「森」や「エコロジー」の考え方がよくわかる良書であり、すぐに読める薄い本なので、読んで損はないと思います。
鎮守の森こそ和魂和才の原点
本の帯には、「瀕死の地球を救う たったひとつの方法」と名謳われている。 元々、鎮守の森は入らずの森である。故郷には、その地域にしかない植生があり、この「ふるさとの木によるふるさとの森」の重要性について、考えさせられる本である。なぜ入らずの森なのか。森には多様な生態環境がある。大きく分けても高木層、亜高木層、低木層、下草層、土壌という土地本来の森の立体的な構成が、森に多様な生態環境を生み出しているのである。 そして、自然には、ヒトの顔でいえば頬っぺたのように、触ってもいいところと、指一本触れても駄目になる目のようにきわめて弱い部分がある。我々の祖先は長い間の経験、実践を踏まえて、開発に際しては弱い部分である目の中に、指を入れなかったのである。すなわち、弱い自然を残してきたのである。 こうした厳しい自然、弱い自然を象徴している場所に祠をつくり、この森を切ったら罰が当たる、この水源地にごみを捨てたら罰が当たると、昔の人々は考えたのである。自然に対する掟を破ると祟るという宗教意識をうまく使って、土地本来の弱い自然を守ってきたのが鎮守の森である。 しかし、現代社会では、神仏を崇拝する考えを排除してしまったがために、本来、弱い自然のために残しておかなければならない鎮守の森さえも、多く失ったのである。鎮守の森とは、日本人が生き残るための命の基盤であり、文化の母体である。そして神や仏の宿る森として、心の安らぐ魂のよりどころとして、今新しく見直されなければならないと時代に入ったと、宮脇氏は力説するのである。 是非、手にとって読んで欲しい本である。これからの日本の社会のあり方を考えていく良書であり。単なる地球環境を護るための本ではなく、日本人が世界に誇れる昔々から築いてきた生活空間の智慧を、鎮守の森から学ぼうではありませんか、皆さん。
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