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「世界のしくみ」を考えよう
NHK教育テレビが一年間放送した番組「地球データマップ」を書籍化したもの。テレビも面白かったけどデータとして考えると、本で手元に置いておくと凄く便利。内容もとても充実していて、今の「世界のしくみ」をわかりやすく丁寧に描いているね。 目から鱗のデータも多く例えば「各国の貧困率」。その国の貧困層(収入が平均の半分以下の人たち)の割合で日本は先進国中3位で6.5人に1人が貧乏人。やばいね! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 世界の問題を解く鍵はこのデータマップにある! 人間の活動によって地球が大きく変わろうとしている。温暖化する気候、絶滅する動植物など、環境への影響はもちろん、戦争による悲劇、失われていく文化、ひろがる格差など、人間社会にも問題が山積みとなっている。統計データを地図にしたデータマップを手がかりに、世界のしくみを理解しながら進むべき持続可能な未来を考える。 内容説明 ケータイのせいで、遠くの国に戦争が!? 「世界のしくみ」とその問題点を解説し、ひとりひとりが自分の立場でできることを、そしてどう行動すればいいかを考える。NHK「地球データマップ」の内容をもとに書籍化。



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カスタマーレビュー数:7

くちコミ情報
ミミコンバンザイ
家庭で手軽に出来る環境対策は何か、子供と一緒に出来る手だては、、、と 考える時、ミミズコンポストはかなり的を得る解答になるようです。 この本を読んで直感しました。徒に専門的になることなく、実施する一般人の 目線での解説が有難い一冊。
脱石油時代の必需品?
生産、輸送からごみ処理まで全てを石油に依存しているわが国の食料事情ですが、ピークオイルの到来が噂され原油価格が上昇の一途をたどる昨今、 いずれ農業のありかたも見直されることでしょう。 ミミズコンポストはエネルギーを食わずに生ごみを肥料に変えます。脱石油時代において重要な役割を果たしそうです。 アパート住まいにはちょっと厳しいですが、「マンションに一台、会社に一台」という時代も来るのでは?
草の根レベルから行政へ
「自然界のものは自然界に還流する」という考え方が定着しだして久しいように思うが 現状はどうか。行政面での遅れは甚だしい限りで全く話にはならないが、このような状況の場合は草の根レベルからでも環境を変えていかなければならないと強く感じる。 ミミズによるコンポスト化運動は政治課題としても、もっと話題になってよいだろうと私は思いますが。
早く実行してみたい
うちは田舎なので、生ゴミは畑のすみに埋めておけばそのうち土になっているのですが、最近、動物が埋めても掘り起こしてしまいます。コンポストやEMも、匂いや取扱が面倒で、肥料としても不完全なので、みみずくんにこれから分解してもらうことにします。この本は、たくさん情報が書かれているので、自分の環境にあったやり方をピックアップして、一度整理しないといけませんが、楽しんでやってみたいと思います。
コロンブスの卵
みみずコンポストと言う言葉を知るまでは、コンポストは自分には出来ないだろうと思っていた。ところが『コロンブスの卵である』まずコンポストの箱と本が届いて、ミミズが届いてミミズコンポストが始まった。 p みみずコンポストをやってみると、自分の家の台所から出る生ゴミで始めるわけだから とても個人的な『私の家のミミズ御殿』になる。『生ゴミを食べてもらうミミズ御殿の作り方』は、私のコンポストのよきガイドである。 p コロンブスの卵も立ててみれば卵は立った。コンポストもやってみれば『やれてしまうのである』。いろいろな冒険をしながら私のコンポストは大海に漕ぎ出した。 いまでは、台所から出る蟹の殻も小魚の小骨も堆肥になっている。



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本当に正しいことを求める姿勢
非常に理論的に環境問題を語ってくれます。 この類の本はとかく感情論やトンデモ理論が展開しがちです。 しかし本書ではコンピュータを使って様々な変数を考え、その一つ一つに考察していくなかで、 どのような解決が正しいのかを導きだそうとしています。 もちろんコンピュータの計算で本当に現在の地球の問題を正しく判断出来るのかは疑問が残ります。 それでも、このように数学を駆使して理論を持って環境問題に取り組む姿勢には好感が持てました。 地球環境のために、本当にやるべきことは何か、 一人一人がそこからしっかり考えなければいけないと教えてもらえました。
大きな地球の上で
すべてが連鎖して、ゆっくり、力強く、移り行く地球の上で、 自分はいったい何ができるのか、考え始める入門書として。
地球は沈み行く船
どれだけの人がこの事実を知っているでしょうか? 私は以前から環境に興味があり、田舎に質素に暮らし、野菜を育て消費を控え、など私の出来る限りのことはしてきたつもりでした。 しかし、なんと自分は甘かったのか、とこの本を読んで衝撃を受けました。 このままではあと50年もすれば皆死ではないか。 私の最愛の娘やその孫たちが病気や飢えで死んでいくのを見る羽目になるのか? 一刻も早く世界中の人にこの事実を知って欲しい。 船が沈まないと信じているうちは、なんか雲行きがおかしいなと思いつつも、人間はまだ晩餐を続けるでしょう。 でも今まさに自分や愛する人を乗せた船が沈もうとしていることを知ったら? 多くの人がまだこの事実を知らないか、知っても信じようとしません。 でも私たちには無駄にできる時間などもう残されていないのです。 お願いです。今すぐに読んで真実を知り、行動を起こしてください。
今からでも、、、
いや、もうおそいかもしれない。 が、やらないよりやったほうが環境はよくなるかも、 オゾン層は50年ももたないかもしれない。 日本だけでなく、アメリカ、中国、インドと 人間が多い国からとにかくてっとりばやくは効かないが 樹を植え、車にのらない、ごみは最小に、 これを地球規模で本当におこなえば、ひょっとして まにあうかもしれない。  愛ある人々はもうはじめている。 きみもあなたもこの速度は目にも留まらぬ 破壊をすくうのは人間のか細い英知だ、  ぜひ読んだら実行してほしい。
環境について学ぶきっかけになった本
日ごろからエコに少し関心がありました。 かわいいシロクマやペンギンの絵に惹かれて購入した ところ、目からウロコの内容でした。 グラフや図が多く使われていて、エコ初心者の私にも とてもわかり易かったです。 私たちを取り巻く環境やその問題について知りたく なったきっかけになった本です。



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夢中で読みました
初めて養老先生の本を読みましたが、いままで自分が持っていた価値観を揺さぶるものを感じました。 自然というシステムを壊すのは簡単だが、その逆は不可能に近い・・・なるほどと思います。 シロアリの擬態をする虫のイラストは、それ自体の説明はありませんでしたが納得するところ大です。 自動車業界で働く者として、車の排気ガスとタバコの煙は「目くそ鼻くそ」という説には全然同意できませんが、 (曲がりなりにもインフラと嗜好品の違いがある)、人体を構成する物質というベースで考えたとき、一年前の自分と今の自分は同じところはほとんどない、という事実は、解剖学者の先生らしい指摘であり、自動車業界人含め覚えておくべき科学的事実だと思います。新幹線通勤の往復で読み終えましたが、下車駅で立ち上がった目線の先の車内広告に養老先生が出ていたのがさらに印象を強めました。
システムとしての自然
 虫好きで鳴らす養老孟司教授による環境論、というか、自然に対する教授の考え方を縦横に述べたおした本です。  教授によれば、人体であれ生態系であれ、およそ自然というものは膨大な変数の集積たる複雑なシステムである。「ああすれば、こうなる」とばかり何れかの変数をいじれば、他の変数にも必ず何らかの影響が及ぶので、システム全体としては予想もしなかったような反応が生じることになる。したがって、最初に予期したとおりの効果を得ることは極めて難しい、ということです。  うーん、そうだったのか。文科系ドロドロ人間の小生、現代科学の水準をもってすれば自然界の森羅万象全てが計算可能であり、動植物のことであれ生態系のことであれ、何でも分かった上で病気の治療なり治水・治山なりの取り組みがなされているものと思っていました。そうでないとすると、人間が自然に対して一方的かつ大規模に手を入れるなんてことは、文字通り「神をも恐れぬ仕業」、かなりヤバイのではないかという気がしてきました。人間たるもの、やはり神と自然の前では謙虚でなければならないということでしょうか。  そんなこんなで、とても興味深く読めた一冊ですが、最後の、今後のあるべき自然との付き合い方の部分については、現実味という観点からちょっと如何かなと思いました。  いずれにせよ、自然と人間との関係という問題は、古くて新しく、しかもとても大切な問題です。環境問題や自然の大切さに問題意識を持たれる向きであれば、一読しても損はなかろうかなと思います。
環境のシステム論
本書は昨今の環境意識の高まりを他所に、将来へ向けた具体的な指針は示さないながらも 個々人が環境という問題に触れる際に持つべきスタンスを十分に表現していると思います。 著者は一部の環境側面を捉えたデータだけでは、環境が解釈できたとはいい難く、 環境のすべては互いに連関した生体の様な複雑なシステムで成り立っており、 単なる機械などと同じ感覚で「あれをすれば、こうなる」といった予測などは ほとんど適用できず、仮説により実践し、変動を観察して微妙な修正をしながら、 環境をケアしていくことが重要であると述べています。 そのような独自論を展開できるのも、昆虫採集に情熱を注ぎ、自然環境を肌で感じ 取っている著者だからこそ可能ならしめるものであると思われ、机上の空論だけでは ない実地に基づいた展開は説得力があります。 将来の環境問題は単純ではないからこそ、敢えて具体的な結論として解決策が 導かれていない本書ではありますが、経済と環境を含めて大枠で俯瞰する視点を 得たいという方などにはお奨めの書だと思います。
前提が良くわからない
この本では、「日本が農村ばかりだった時代を知っている65歳以上の人たちは、皆自然のシステムの複雑さを知っていて、だから自然をむやみに壊さない」または「農村に住む人は全てエコロジスト」であるかのように読めてしまいます。農村の土建屋も一生懸命土手にコンクリートを打っているし、農村から出ていった政治家が、せっせと高速道路を作らせているような気がします。 最後の「ではどうすればよいか」でも、およそ実現の可能性がありえないようなことを言っておいて、「はい、とりあえず自分は解決策を出しましたよ。実行するかどうかはあなたたち次第です」のような感じで、あまりよい印象を得ませんでした。
子供におすすめ
あらゆる情報の津波にもまれ社会が複雑化することにより、それに対応するべきヒトの思考回路も同じく複雑化し、多面的な社会的要素を多くの人が共有するようになるのかといえば、必ずしもそうではなく、逆に単純一元的な思想が支持を得て幅をきかせはじめる。普段いかに自由だとはいえ単純な「思い込み」に自分自身を含め多くの人が縛られて左右されていることか。 この本では冒頭、環境問題とは「自然」対「人間」ではなく「自然」対「都市」であり、また「都市である脳」と「自然である身体」は対立しているという発想にまず驚く。そしてそれを基本に環境問題における中欧日の歴史、儒教や朱子学といった思想から現在の少子化問題まで幅広く的確に説明するものだから、これ一冊だけでもたいへん勉強になる。 そして最後には環境問題とは森や動物の保護といった「外」だけではなく、同時に「内」である自分自身の生き方の問題だということに気付かされる。 素晴らしい本にめぐりあえました。



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シナジー的
前半で語られた「包括的思考」「シナジー」については、 「そうだよな〜」と感じ入ってしまいました。 現代ではフラーの時代より人間の活動の専門化・細分化がさらに進み、 自分の役割・権利を守ることに注力しがちで、 包括的に物事を判断することが難しくなっていますよね。 シナジー理論が行き着くところの「宇宙の法則」まで辿らずとも、 自分の仕事や活動をもう少し包括的に、シナジー的に見ることが大事なのではないか、と思わされました。 役所的な縦割り社会や自由経済社会を見るにつけ、それがいかに難しいかということも理解できますが、 まずは自分から、シナジー的思考を始めてみようと思いました。 齢34にして。
「宇宙船地球号(spaceship earth)」はもはや普通の言葉(household word)!
エコロジーの基礎は閉じた生態系としての地球という考え方ですが、このことを端的に表すのが「宇宙船地球号」という言葉です。バックミンスター・フラーの言葉ですが、彼のことを知らなくても「宇宙船地球号」という言葉はどこかで聞いたことがあると思います。何も知らなくても、すぐに理解できる言葉ですね。うまいネーミングです。 本書はエコロジーがブームになる数十年前にかかれたものです。今読むと著者の個性とともにちょっと時代を感じさせますが、読んでおく価値はあるかもしれません。 バックミンスター・フラーって多才な人で、さまざまな発明があります。もっとも実用化されたものは少ないです。ダイマキシオン・カーは今見るとほとんどレトロ・フューチャーですし、今も身近にあるものとしてはジオデシック・ドームぐらいですかね。これは三角形で構成されたドーム状の構造体のことですが、建築のみならずノース・フェース等のアウトドア用のテントにも応用されています。マーシャル・マクルーハンはフラーのことを現代のレオナルド・ダ・ヴィンチと言っていますが、そういえばダ・ヴィンチも実用化されたものよりアイデアスケッチの方が有名ですね。
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この原書の初版と、宇宙船地球号という概念の登場は、1969年ではなく、1961年である。この訳者のフラーの解説にはいくつかの誤りがある。フラーに関する驚くべき誤解の一つに”Think glo al, act local”がある。これはフラーの言葉ではない。と指摘したのは幾何学大全『シナジェティクス』の最初の抄訳が含まれる『宇宙エコロジー』(美術出版社)であり、さらにこれらを検証できる重要な文献に、『クリティカル・パス』(白揚社)とその巻末にあるフラー自ら編集した年譜(クロノファイル)があることに気づいた。フラーのクロノファイルは、これ以上短く編集できないことがわかる。
新訳版に期待
本の内容は非常に面白かったのだが、 翻訳のせいか、(大変申し訳ないが)ものすごく読みにくかった。 新訳が出ることを期待している。
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 著者の合理的でかつ革新的な思考は理論先行の考え方に起因するものではない。海軍時代での技術研究、起業と失敗などの多くの経験に基づいた彼の理論は非常に強い説得力がある。彼は技術や理論を知的遊戯の道具とせず、少し面映い言葉ではあるかもしれないが、幸福な人間社会の発展のために真剣に活用しようとしている。  彼の開発した技術は、必ずしも実用化されたわけではないが、実現化を必ず意識している。彼に影響を受けた技術者や建築家も多い。ハンディな文庫本でありながら学ぶべき点の多い良書である。



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問題の指摘はするどいが建設性に欠けている
環境問題に関する議論にはウソがおおいという. 同様の趣旨の本として 武田 邦彦 の 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 (1, 2) がある. 本書では地球温暖化問題,ダイオキシン問題,外来種問題,自然保護の 4 点がとりあげられていて,そのうち最初の 2 つは前記書とかさなっている. ウソをあばいて読者がだまされないようにするのはたしかに重要なことだが,本書では現在主流の論点がくずされたあと,かわりにどうしたらよいのかがほとんどわからない. 最初の 2 つの問題に関しては前記書のほうがもうすこし建設的な議論をしているようにおもう.
環境問題のウソはイケナイと思う、でもホントのことが知りたい場合は?
 著者は、この本で四つの環境問題(地球温暖化、ダイオキシン、外来種、自然保護)を例に取り上げて、それらが世界的規模で問題視されるほどの根拠を持っていないこと、或いは信じられないことに全くウソであるところもある、ということを主に科学的見地から述べています。著者のやや斜に構えた言い回しを補正して理解すれば、その主旨は妥当で面白く読むことが出来ます。  ところでこの場合(環境問題)についても、科学的つまり客観的事実に根拠を持つ部分が大きいはずの事柄について、ウソをついたりウソに踊らされたりするホントの理由の方が知りたくなりますが、それはこの本の趣旨ではないからあまり書いてありません。だけど、そこには付和雷同する大衆や、それを己の力にして利を得ようとする人間存在を窺わせます。  この本には、自然と人間の関係に関する著者の考え方が述べられている箇所があって、小生にはむしろそちらの方が面白い部分でした。例えば、著者は「20世紀半ばを過ぎる頃までには、人間の科学技術は自然生態系を人為的に改変することができるまでに強力になった」と認識し、「自然物に生存権があるという考えは端的に間違っていて、我々は回復可能な範囲内で自由に自然物を利用してよく、自然保護はした方が良いことは決まっているが、その理由は自然のためではなく人間のためであり、重要なことは目的によって自然の利用に価値付けするのではなく持続可能な利用なのだ」と述べています。ひょっとすると、著者がホントに言いたいのは、環境問題のウソの一番怖い部分は、歴史上繰り返し立ち現れてきたイデオロギー対立+利害対立の新手のネタである、ということが隠されている、というところかも。考えすぎかも。
今じゃ、インパクトやや弱いかも、、、
 先に武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)を読んでいたので、ややインパクトには欠けるが、新書版である点がありがたかった。  「ちくまプリマー新書」の中高生向けという性格ゆえか、文体がなんだか変に馴れ馴れしい口語口調なのが、ちょっと気持ち悪かった。例えば「そこまでお人好しの人は普通の日本語ではバカっていうんだよね。」という調子である。「地球温暖化」と「ダイオキシン」に関しては武田氏の本で読んだ内容と殆ど同じであったが、「外来種問題」と「昆虫採集禁止」については本書で初めて読んだ。でも、あまり大した問題ではなく、いつもの利権がらみのお役所行政の一例かな、って感じ。    昆虫採集を擁護するなら、趣味としての狩猟はどうなんだろう?一言言及して欲しかった。
環境原理主義者には悪評高い本ですが…
『環境危機をあおってはいけない』ロンボルグ、文藝春秋刊などのアンチ温暖化論者の本を元に、地球の気候変動の大部分の原因は黒点活動など太陽にあることを改めて強調し、単純な二酸化炭素悪者論というのはいかがなものでしょうか、と疑問を投げかけている本。  正直、気候変動について熱く語る方々の論拠というのはあまりアテにならないんじゃないかといいますか、個人的には大都市のヒートアイランド対策だけで十分じゃないかと思っていますが、「CO2うんぬんというのにはついていけないけど、省エネやゴミ削減につながるんもので安くあがるんだったらドンドンやれば?」ぐらいな感じでしょうか。この本にもいろいろ環境問題の原理主義者みたいな方々からは憎悪に満ちた批判が浴びせかられていますが、p.51の《どう考えても地球温暖化なんて大した問題じゃない。大変だ大変だと騒いでお金が儲かる人ならばともかく、そうでない僕は、他人の金儲けを助けるために、快適な生活を犠牲にしたりよけいに税金をとられるのは勘弁してもらいたいと思う。そこまでお人好しの人は普通の日本語ではバカって言うんだよね》という指摘は重要だと思っています。
納得
同じような内容の違うものに、二酸化炭素が原因なら直接濃度を下げる手をうてばよいとありました。 納得しました。 アメリカは海面上昇しても国土に影響はあまりでないそうで砂漠に雨が降ってさらにありがたいそうです。 ダイオキシンもどうも毒物なのかどうかわからないようです。 ただ、文章的には少し身勝手な感じはします。



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環境考慮型経済社会
各章とも事例を中心とした内容です。さらに深く入るなら原注の文献と合わせると良いですが、私としては新時代エネルギーの開発分野の資料があると面白いと思います。
今なら間に合う
地球環境の破壊(温暖化、有毒物質)、水不足、食料不足、人口の爆発・・・世界は極めて深刻な状態を迎えている。地球温暖化はもう間に合わないのではという声もある。 しかし、経済を大転換し、経済を著者の推奨するエコエコノミーにすれば、これらの問題にまだ対応できるという気持ちになる 本書では様々なアイディアが提唱されており参考になる。 エネルギーでは風力発電へのシフトが提唱されている。日本のエネルギー関係者は風力は日本のエネルギーを賄えないといっているが、果たしてそうだろうか。風の良い北海道、東北を実際に自分で回ってみたが、風車の立地可能箇所は膨大にある。あとは国などの政策があれば出来ると感じている。 温暖化問題は深刻である。南極の氷の融解が懸念されているが、それより先にグリーンランドの氷の融解の危機が深刻だ。グリーンランドの氷が溶けるだけで海面は7メートル上昇する。もう、地球温暖化は一刻を争う問題だと思う。 また今の資本主義のシステムにも大きな警鐘を鳴らしている 文中にでてくるエッソの社員のコメントも印象的だ「社会主義の崩壊は価格に経済的真実を反映させなかったからだ。今度は価格に生態学的真実を反映させなかったという理由で資本主義が崩壊するかもしれない」 また、環境問題であまり注目されていない水資源問題も注目だ。今後、石油より水で国同士が争う時代がやってくる。日本も穀物という形で世界の水資源を輸入しているため、今後大きな影響がでてくるのは間違いない。 交通でも自動車社会に警鐘を鳴らしている。この改善には公共交通機関の再構築と自転車の活用を進めている。自転車に回帰する点が面白い。でも実際に私も札幌在住時は自転車通勤(冬季除く)していたが、なかなか快適であった。 東京などでも自転車での移動手段は案外便利かもしれない。 p この本は様々な環境問題の解決策を提案している。この提案内容を今すぐ実行に移せば、今ならまだ間に合う、そう感じさせられた。
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地球白書(State of the wo ld)を毎年出し環境問題を訴えているワールドウオッチ研究所のレスターブラウンが今後人類が取るべき方向性を示した青写真。アルビントフラー流に言えばの「第4の波」ということになろうか。この本ではワールドウォッチ研究所が誇る詳細なデータをもとに緻密な議論をおこなっている。多くの人がイノセントに気付いていないことなのか気付いていないふりをしているだけなのか、人類の活動による環境へのストレスは限界に達し、悲劇的な結末はすぐそこに来ている。気温の上昇、生物種の絶滅、地下水位の低下、異常気象の頻度の増加、洪水、旱魃、黄砂などのシグナルを自然界は発している。アジアやアフリカでの人口爆発は続くのに、海洋や耕地からの食料生産はこれ以上増える見込みはなく、環境悪化からむしろ減ることが予想されている。しかしメディアは総合的な視点でそれらを報じてはいない。われわれは想像力の欠如から相変わらずの大量生産、大量消費、大量廃棄を続けている。いつでもコンビニに入る弁当の売れ残りはどこへ行くのだろうか?安いマクドナルドのハンバーガーの牛肉はどのようなところで生産されどのように我々の国に運ばれてきたのか?時代遅れのモータリゼーションをいつまで続けている気なのか?いったいどれだけ消費すれば満足なのか?そんななか原子力発電はCO2を出さないエネルギー源であるなどとうそぶくCMがつい最近まで流されていた。(最近見ないがさすがにやめたか?)安田喜徳らが常々訴えてきたように森林など周辺の環境の破壊しつくした文明は必ず滅びてきた。それがこんどは地球規模で起ころうとしている。我々の飽くなき欲求を満たす新大陸(新惑星)は存在しないのである。社会主義が市場の真実をその価格に反映させなかったために崩壊したように資本主義も今度はエコロジカル(生態学的)な真実を価格に反映させていないために崩壊するかもしれない。大規模な食料危機や環境難民の発生、戦争が起こらなければ気付かないのだろうか。生態学者と経済学者が協力してあらたなエコノミーを早急につくらなければいけないとレスターブラウンは訴える。これはエキサイティングな事業である。時代遅れの政府や企業を動かすためにNGOと個人が世界を引っぱっていかなければならない。エコエコノミーのもとでは家族計画プログラムのもとで人口の安定化がなされ、シンプルな生活を基本とし、過去に地球に降り注いだ太陽エネルギーである化石燃料に変わり現在の地球に降り注ぐ太陽エネルギー(ソーラー、風力)などからソーラを利用した水素型経済によるものになる。森林の生産機能や様々なサービス(生物の住処としての役割、地球的な水循環や気候の安定化に果たす役割)なども正当に評価されなければならない。模様眺めの時間は無いが改革断行の時間はある。圧力は限界に達している。東欧における政治体制の変革、アメリカで禁煙、インターネットの爆発的な普及のようにエコエコノミーへの移行は一気に起こるだろうしそうでなくてはならない。この本に言いたいところがあるとすれば、この本はあくまで人間の視点からの主張であり地球を共有する他の生き物たちの視点が欠けているという点であろうか。
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日本人は水問題でイニシアティブをとれるか ?!
紛争のタネにもなっている水にかかわる国家間の問題や日本における水の問題などについて書いている.著者も日本人は水資源の問題には無関心になりやすいと指摘しているが,アジアの水問題に関しては日本が指導的なやくわりをはたすべきだと主張している.しかし,「湯水のように」水をつかう日本人にそのやくわりがはたせるのだろうか?
水問題に関心のあるあなたに
世界の水の実情を具体的事例を紹介しながら理解できる内容です。 はじめは人口増から起こる水需要の高まり。貧困から生じる十分な水の恩恵を受けられない多くの人々の存在や食料不足から生じる農業用水確保。など世界が抱える水問題の現状が紹介されています。 次に、水問題に起因した実例を紹介しています。 例えば、中国の水需要はこの25年間で20倍以上に増加し、中国北部では地下水くみ上げにより、年1〜1.5mもの地下水低下を生じている。黄河では河川の水が下流まで到達しない断流がしばしば発生し、97年には年間200日以上、断流があった。 バングラデシュやインドでは井戸掘り合戦により年々井戸が深くなり、深い地下水層に潜むヒ素に出会い、深刻な問題になっている。 ヨルダン川が流れ込む死海は、地中海面下400mで、水面はなおも毎年1m近く低下中。 続いて、国際河川という流域が何カ国にも及ぶ大河川の水利用における事例を紹介しています。国際河川にダムを造ることによる問題。ユーフラテス川、ナイル川、コロラド川などの事例でわかりやすいです。 その後は世界の水と日本人について。確かに今でも高騰するガソリンより高価なミネラルウォーターを私たちは文句を言わずに買っています。確かに身近な話題です。 最後の方は、上記の流れを受けた世界的な動きについてを報告しています。世界の目が水問題を意識し、世界水フォーラム開催へ向けた経緯などが紹介されています。また、水に恵まれている我が国の河川法改正の流れやその評価なども紹介されています。最後のあたりでは著者が我が国の河川行政に深く関わってきた思いが強く述べられています。 水問題に興味がある方は必読の1冊だと思います。
今起きている様々な水問題を知るための本
いわゆる水問題について、人口増加から水不足の問題がますます深刻になっていくくらいの知識しかなかったが、この本を読んで問題はより複雑で解決が難しいことを知った。 たとえば途上国の水不足について、よくNGOが支援しているように地下水があるところは井戸を掘れば良いと思っていたが、それは大きな間違いだった。地下水を過剰に汲み上げると、地下水位が低下していき枯渇する。水位が低下すると深い層に潜んでいた毒物に地下水が汚染されてしまう。バングラデシュやインド、中国などでは既にこの問題が顕在化しているという。 ダム建設の問題は、環境を悪化させるという面しか聞いたことがなかったが、先進国と途上国では事情が違うため同一に論じることができないそうだ。洪水被害の軽減や旱魃の回避など、ダムのメリットを考察することなしにデメリットばかり強調してはならない。 また、国際河川の管理などは、水資源を争って国家間が対立することが多く、解決の難しい問題である。今後、不足していく水を巡って、紛争はますます増えていくだろう。 そして、水資源の豊富な日本が水を大量に輸入しているという現状にも驚いた。というのは、食糧や木材を輸入することでそれを生産するために使われた水を間接的に輸入することになっているのだ。 自分の無知さもあって、全体的に学べる部分が多かった。これらの問題は、工業の発展に伴って工業用水の使用量が増えるなど、貧困国が経済的に発展することでは解決しない。個人の水意識の改善というと、やや陳腐な結論のように思えるが、それが極めて重要なことだと改めて確認できた。
水の危機
日本人には水は無尽蔵にこの世に存在するという、 既成概念に警鐘を鳴らしている書物である。 地下水の枯渇、水質の汚染、BRICsなどの台頭による、 水の奪い合いが起こる未曾有の危機が現実になってきていることを知ることが出来る書である。
政治話に偏りすぎか
著者の略歴から、科学技術論的に水問題を論じた本と思っていたのですが、違っていました。 政治的・行政的な話がメインになっています。 技術論についてもっと知りたかっただけに、ちょっと消化不良でした。



おすすめ度

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くちコミ情報
読ませる力のある入門書
 森林、水、土壌の重要性、これにかかわる日本の歴史と現状などを扱った書物。大変重要な問題提起であり、学ぶところが大きかった。  問題の重要性・緊急性ゆえか、文体にクセがあり、アジテーション演説調、断定調、説教調である。読ませる力はあるが、どこまでが事実(データ)でどこまでが著者の主張なのだろうか、といういささかの警戒感も抱かせる。  著者が話し急いだ空隙を埋め、さらに体系的な知識を得られるような配慮があると大変優れた入門書になったと思われる。  内容に照らして、タイトルにはやや違和感がある−−これこそが環境問題なのだ、ということであるとしても。
「土壌」こそ日本の資源
これまで学校で習ってきた社会科の固定概念をひっくり返してくれる。日本の歴史の中で、最も根本的で、最も重要な「土(=土壌)」について、「水」「森林」「稲作」との関連から鋭く警告する。日本に稲作が伝播してきて以来、現在まで続く農業。大陸から伝わりながら、「森の国の農業」として脈々と続く。現在も目にする田園風景は弥生時代からの風景と変わらなかったとする著者が「なぜ、今まで気づかなかったのか」と振り返る。今、自分たちが踏みしめている大地(土壌)に目を向けてみませんか。
「無知」こそが問題である。
「環境問題」も「持続可能な社会」も現代社会のキーワードだ。 でも中身がない。それが本当はなんのことなのかわかってない。 『環境問題とは何か』から解説し始めねばならない理由である。 p 水と緑と土は同義語。最後は海に流れ出る。 その一連の流れを感じ取ることが、 あなたにとっての「環境問題」の第一歩になるかもしれない。 p この本はそれを与えてくれる。文章がややこなれていないのが難点だが。
環境問題の核心についてわかりやすく解説している
現在日本は不況の真っ只中にあり、経済の復興が叫ばれている。しかし、復興の枠組みというのは高度経済成長期あるいはバブル期の日本への回帰ではないだろうか?トマス・クーンは科学には発展はないといったが、いわんや社会科学である経済をやである。GDPという尺度をあてはめて発展、成長としている現在の経済では計れないもの、あるいは計量できないもののなかに、次世代の社会の方向性が記されている。効率重視の経済のありかたから、もっとパースペクティブな視点への切り替えが求められているのである。この本は、その意味で今後の日本、世界のありかたについて示唆してくれる。