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有意義な一冊
ちまたに溢れる相場本において、 冗長で曖昧に説明される、「マーケットの不思議」 (=なぜ、相場においてヒトは不合理な選択をしてしまうのか)を 論理的に解説する、珠玉の一冊。 ゾーンなどを読んで有難がる位なら、 この本をきちんと読んだ方が良い。 巷の相場本の底の浅さを思い知らされるでしょう。
通して丁寧に読む本ではないが有益な視点が満載
株式の市場価格は度々実態価値から大きく乖離する.バフェットが採用しているといわれるのは,実態価値を高い精度で見積もることに集中して価値と価格との乖離を利用する戦略である.それに対して本書が扱う主な題材は,乖離が生じる理由と,乖離を実態価値以外から検出するヒントである.本書は,乖離の主要な原因と考えられるもののうち,情報不足とマクロ経済以外のものに広範囲に触れている.これを理解すれば乖離を検出するのが少し容易になると思う.書き方は学問と言われるほどガチガチでも解説と呼ばれるほど親切でもなく,多くの着眼点を網羅的に提供するという内容となっている. 本書の素晴らしいところは何と言っても網羅性だろう.通して熟読するのに適した本だとは思えないが,ざっと目を通したり気になる部分をしっかり読むには非常によい本.ある程度の投資経験がある人ならば,本書で触れている話題の中から気になる部分を読んで自分で調べたり考えたりすることにより,自分の投資戦略を今までより深く理解したり修正したりできると思う.投資家にありがちな心理的なバイアスしかり,まともな経営者が行なう自社株買いの解釈しかり,長期投資のローリスク・ハイリターンの根拠しかり,裁定取引の落し穴しかり,配当性向・経営者の資質・投資家の利益の関係しかり,2005年頃に何人も現れた瞬間的カリスマバリュー投資家の分析と言える内容しかり.インデックス投資をベースにして年間+2%の超過リターンを目指すには本書はものすごく良さそう. 悪いところもある.それは,経済評論家やエコノミストや経済学者にありがちな一貫性のなさ.効率市場仮説をけなしていると思ったら陽にではないが同じ仮説に頼った主張を(少しだけ)展開していたり,「過去の損益の調査の結果○○という傾向があることわかった」という主張(引用?)が「後付け理論じゃ意味ないでしょ」という超古典的な形で反駁されるものであったり.
理論と実践が統合された最高水準の書
行動ファイナンスの書は、心理学理論の解説や、過去の実例(オランダチューリップ投機、大恐慌など)の紹介に終わっているものが多かったが、最近は統計的分析も加えたものが出てきた。 本書は、そうした類書に頭抜けている。一般的理論の紹介は簡潔に第1章で終え、第2章以下6つの章で統計分析をふまえた実践論を展開している。例えば、バリュー株の方がグロース株より投資リターンが高いことは他の本でも指摘されているが、本書では、データも豊富に分析しており、説得性が高い。株式市場だけでなく、IPOにおける公募価格設定の問題などコーポレート・ファイナンスの問題も詳しく論じられており、非常に参考になる。 訳者が述べているように、実践論も最新の研究論文を読みこなした上で、展開されており、「行動ファイナンスについては、これ一冊で十分」と言える。
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【Amazon.co.jp】
「MBAのバイブル」の異名をとるファイナンス理論のパイオニア的テキスト、 『Principles of Corporate Finance』 の、第6版にして初の邦訳の下巻。オプション、負債による資金調達、短期の財務管理、M&Aの各テーマに加え、リスク管理、コーポレートガバナンス等の最近の経営課題がカバーされており、最終章では、両教授がいつものように結論とファイナンス分野の未解決問題を整理している。同書の初期の原書に学んだ世代が、現実的な課題を解決するためのファイナンス理論の応用法を示したい、というブリーリー、マイヤーズ両教授の情熱に再会するとともに、時代の変遷を強く感じるのがこの下巻の後半部分であろう。 バブル期の日本は市場の効率性をはじめとするファイナンス理論の前提を満たしていなかったため、当時の最先端の知識を身につけた若きMBAたちは、資本コストの計算すら困難な環境に愕然とするしかなかった。その後の金融ビッグバンを経て日本はようやく先進国にふさわしい資本市場を得ることとなり、アメリカに大きく遅れてファイナンス理論研究の本格化を見たわけだが、先駆の人々は、進化したこのカリスマ的名著を日本語で学べる若者たちを幸せだと感じることだろう。 経営の目的が「株主の富の最大化」、すなわち企業価値の向上と株価の上昇にあることが明確になった21世紀の経営環境においては、コーポレート・ファイナンスの知識が経営管理者に不可欠な素養であるのは疑いのないところである。財務戦略抜きに経営戦略が語れない時代に国際競争力の強化をめざす日本企業の重要な経営テーマは、財務の強化と財務プロフェッショナルの育成である。本書は、多くのノーベル賞学者を輩出したファイナンス理論の核となる原則をテーマ別に分けるとともに、その理論から応用までを幅広く網羅している。学生、研究者、実務家、経営者のいずれのニーズにも対応し得る比類なき傑書といえるだろう。(徳崎 進)
【くちコミ情報】
ファイナンスでは必携。
原書はすでに版が新しくなっていますので、最新版がどうしてもという方は英語版をおすすめします。 コーポレート・ファイナンスではバイブルといっても差し支えない本です。 日米の制度の違い、用語の違いなどはやはり気になるところです。 大部で、しかも上下2巻の構成ですので気おくれするかもしれませんが、読みやすく書かれています。少なくとも、上巻の内容だけでも把握しておくのは必要ですね。下巻は応用的内容へ入っていきます。
教科書としては最高だけど…
原書を読んだが、さすが定番と いわれるだけあって、理路整然と 網羅的に書かれており、一読の価値はある。 実務者も知っておく必要はあるかと思うが、 本書に書かれている理論がどこまで実務に 役に立つかはまた別の問題か。
本当にバイブルでした。
コーポレート・ファイナンスのみならず、インベストメントまで含め、この本で書いてあることが、米国で学ぶファイナンスの基礎の8-9割を占めます(Asset managementの部分が若干足りないくらい)。もちろん、この基盤の上に、de ivative, secu itization, secu ity analysis, fixed-income, alte native investment(Real Estate, PE:VC&Buyout), po tfolio management, …といった個別に突っ込んだ知識が必要になるけれのは確か。でも、そうした知識の大半は、実務知識に埋め込まれているものが多く(税効果、企業統治、会社法・証券取引法、会計基準、等々)、必ずしも日本に直接トランスファーできるものではないこと、また、そうした知識は実際に実務の現場に飛び込むことによって自ずから身に付く(もしくは自習する)ことを考えると、B&Mがベースラインを決めている、といっていいと思います。 p だから、文字通り「バイブル」。辞書的に使うことを心がけるべきです。 その分、翻訳版自体で検索性の向上は確かに必要なのですが。それも原書を一緒に使えば一気に解決されるでしょう。 p 最後に。原書中には「閑話休題」的なコメント・脚注(要は、息抜き)が散見されますが、日本語訳ではそれらにも律儀にも無難な訳があてられていて、逆に苦笑せざるを得ない時があります。そんな「ズレ」の発見も日米の「先生」の生態の違いを発見するきっかけになったりします。といっても、結構ディープな楽しみではありますが。
実務者の視点から
本書の利用者は、大学やMBAコースの関係者、証券アナリストの他、企業の実務者も多いと思われる。そうした実務者の視点からコメントする。 p <財務担当者> p 今や財務担当者にとってファイナンスの理論は半ば常識であり、この本に書かれたこともさほど目新しいということはないかもしれない。しかしこれだけ広範な内容をある程度掘り下げて書かれた物も他になく、やはり必携の一冊(上下で二冊)といえる。 p この本から、個別のプロジェクト投資意思決定、バリュエーション、リアルオプション、配当政策、負債o 株主持分・・・などの様々な話題に広がりが出来るいい本だと思う。 p また日本語で出された物ではダモダランの「コーポレート・ファイナンス 戦略と応用」もあり、タイトルにある通りこちらの方が、より理論を実践するための内容となっている。ダモダランの本にある「ファイナンスのフレームワーク(ファイナンスは、①お金をどう使うか②それに必要なお金をどう調達するか③稼いだお金をどうするかの三つである)」が中々分かりやすいので、ダモダランをまず読んでから、ブリーリー&マイヤーズを読むと、より分かり易いと思う。ちなみに、ダモダランのフレームワークの概略はNYUの彼のサイトでも見ることが出来る。 p <会計・税務担当者> p 会計ビッグバン前後から、リース会計、退職給付会計、金融商品会計、減損会計など、割引キャッシュフローの考え方による会計処理が次々と導入された。また、企業結合会計でも買収相手企業の時価の算定方法や暖簾・無形資産の価値評価などにおいて、ファイナンスやバリュエーションの考え方が必要とされている。 p さらには、企業組織再編税制、移転価格税制や寄附金課税などの法人税務においても「適切な取引価格とは何か」という観点がより重要性を増しており、会計・税務においてもファイナンス理論の基本は必須の物となりつつある。 p それら会計・税務担当者に求められるファイナンス理論のレベルは、基礎的な概念をしっかり理解し、それを実務で困った時に応用できるといったものである。あるいは専門家が下した評価についてそのプロセスを理解し、同じ土俵で議論できるという物であろう。 p 最近ファイナンスの入門書も多くなってきているようだが、それらは結局欧米の有名テキストの焼き直しでしかないので、せっかくなら本書の様な元祖ともいうべきテキストで勉強するのが良いのではないかと思う。
あくまでも参考資料として
訳本である以上、どうしても文章がわかりにくいのは仕方がないが、ファイナンス理論を学習しようとする読者は、次の点に十分に注意されたい。日本語として意味がわからない箇所がしばしば出てくる。訳者の問題だけでなく、制度の違いなどにより生じていると思われる。 ①会計用語; p 会計用語がしばしば間違って訳されている。訳者は、ファイナンスの専門家かもしれないが、日本の簿記の基礎を学んだことがないようである。たとえば、減価償却累計額と訳すところが、累積減価償却額とか、利益と所得とをまぜこぜにしている。この本で用語を覚えない方が無難な箇所がところどころあるので注意。 p 簿記会計の基礎を学習した読者はよいが、これからファイナンスを学ぼうとする読者はこの点に注意が!必要である。 ②日米の違い; p これは米国のテキストの訳本である。たとえば、税とファイナンスとの関連がしばしば出てくる。税制が日米でかなり異なるので、その点に注意が必要である。あくまでも、税がファイナンスにどのような影響または効果があるのか、という点に注意が必要である。 p 原書はおそらく非常に良い本であろうと推測できる。したがって、この訳本は原書を読むための下調べ、というように使うと良いのではないだろうか。
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海外での資産運用法をコンパクトにまとめている
よく、「お金を働かせよう」という資産運用に関する本のキャッチフレーズを目にします。大変興味深いお話しでついつい手にしたくなるのだが、そう簡単なものではない。本書はまず、試算運用にどのような方法があるのか?海外にも目も向けて素人向けに解説をしている。大変分かりやすく短時間で読めました。また参考になりました。
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本書はリスク管理という非常に専門的な分野ながら、図や表に加え分かりやすい文章で書かれています。証券アナリストの証券分析の知識が必要な部分もありますが、よくある数式の詰まった本ではなく、リスク管理の歴史や背景、リスクを測定するための手法の説明、リスク管理の機能の説明、リスク分析の報告についての議論など、体系的にまとめられています。またリスク管理とITの関わりも盛り込まれており、証券会社/銀行の市場系システム部門あるいは経営管理部門に勤められている方に有益なものではないかと思います。
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わかりやすい
ときにはくどいとも思えるほど説明が丁寧で、数式の展開もはしょることなく書かれておりわかりやすい。内容もベイズ統計学の基本的な考え方と、その手法の応用上重要なテクニックであるMCMC法までを扱っており、今後さらに別の本を読むための基礎体力をつけてくれる。MCMC法の章を完全に理解するのは難しいが、できなくても、そもそもMCMC法とはなんぞや?ということの見通しは得られるし、実務家にとってはそれでも十分だろう。具体例にはファイナンスの話しか出てこないが、そういう世界になじみがない私でも丁寧に説明されていたので十分理解できた。背景分野を問わず、ベイズ統計学を勉強するには非常に有益な本である。
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誰しも間違いがちなのだが、資産家と高収入の人は違う人種だ。そのことが、ありとあらゆる事例を用いて延々と述べられているのが本書だ。 男性からすると、女性はケチだということになる(安い買い物にご執心)のだろうが、それこそが資産家への道なのだ。 いまからでも遅くない。しかも、日本人の方がそういう生き方は合っているのではないだろうか。本書の事例はアメリカのものなのだ。だからこそ、アメリカの資産家たちの「質素倹約」にみな驚くのではないだろうか?
お金を使う、育てるということ。
ここ数年、お金を使うこと、育てることについて自分の中に疑問が沢山わいていたのですが、この本はその疑問にすっぱり答えを出してくれました。 女性ミリオネアたちは、 お金持ってると思われるのがイヤ、 株式は長期保有、資産運用は安定型、 自分の生活にお金をかけないほうが好きで、服装は質素、 寄付やプレゼントが好き。 ミリオネアは収入の多くの割合を寄付に費やします。 自己評価が高くて、安いもので十分満足してしまい、何よりこういう人たちが成功するのは、思いやりあり、人が必要とすることを読み取ってしまうからだそうなのです。 同じ会社にも高収入の女性たちがいますが、まさにこの本に出てくるミリオネアそのもの。 この本では、そういった点をもっと深く細かく掘り下げて、時には分析を交えて、時にはドラマティックに、お金と生き方について語ってくれる本です。 この時代に自分ってケチなの?とときどき悩むことがあるそこのアナタ! それは正しいことかも。そういう人には肩肘張らずに読める本です。 収入が低くても高くても、読めば人生設計にきっと役立ちます。 お金を稼ぐのは好きなものを買うため、という買い物依存症の人には、間違いなく耳の痛い本。覚悟が必要です。
お金持はどこにお金を使うべきかをよく知っている
アメリカにおける女性ミリオネアとはどのようなライフスタイルをしているのか、を本書では詳しいインタビューを元に説明しています。 p 彼らは普段は一般の人と同じように生活をし、目立たない事に注意を払い、質素倹約を旨として生きていると本書はいいます。 これだけ読めば大阪のドケチ哲学に通じるものがありますが、彼らは、ボランティアや教会などの活動に多くのお金を使っている点が、多くの日本人とは異なるところでしょう。 p 自身はセイコーのデジタル時計をしていても、家族の何かのお祝いにはロレックスをプレゼントするなど、メリハリをつけたお金の使い方をしている点が印象に残りました。 p 統計の母体となる人数が多いので、これらの結果はかなり有意なデータとして認められると思います。そういった意味ではマスコミに現れにくい現代の女性成功者のライフスタイルを、実物大で示してくれる本書は参考になります。
ビジネスを立ち上げたい人、ミリオネアになりたい人にオススメします
アメリカの女性の億万長者について、金持ちになった理由やライフスタイルや蓄財哲学などを書いています。 p 膨大な調査データをもとにしており、男性の億万長者との比較もなかなか面白かったです! p 意外に質素な生活をしていて、たくさんの寄付をしているというところも見習わなくてはならないなと思いました。 p 女性ミリオネアは「マージナル・ボブ(ダメ男)」と結婚する確立が高いというところにも驚きましたねー! p P309の付録1「成功エッセイ」の分析結果は参考になります! 要因の第一位は「粘り強さ」で忍耐強く努力を続けることが必要とのことです。 当然のこととは思いますが、成功者が言っているのを聞くと重みを感じますねー! p 付録2の「スモール・ビジネスの業種別利益と収益率」の業種も、なるほどと思える業種から「えっ、こんなものまで!?」というような業種があり、大変興味深かったです! ちなみに一位は歯科医です。 p アメリカと日本では多少事情が違うところもあるけれども、根幹は同じだと私は思うので、ビジネスを立ち上げたい人にはオススメしますねー!
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