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【くちコミ情報】
薄い冊子ながら、今起こりつつある危機がどのようなものか、そしてこれからどのようなことが予測され、我々はどのように対処していけばよいのか、しっかりと書かれている。
本書は、著者が雑誌「世界」に2008年7月から10月まで連載した記事をまとめたものである。そういう意味では、表題の通り、今まさに起きつつある金融危機を生々しく論じ、臨場感のある冊子に仕上がっている。 著者の指摘は、鋭くかつ的確である。 今回のリーマンショックによる危機が表面化し、実体経済に影響が見られるようになる以前から、信用収縮は企業倒産をさらに増やすとしていたが、現実に指摘の通りの動きになっている。 また、米国中心の「金融資本主義」は破綻しつつあり、我々は今大きな歴史の波動の中に生きているという。 では、直面する経済危機に日本はどう立ち向かうべきか。著者は、自然再生エネルギーへの転換を進め、環境エネルギー政策で雇用を作り出す環境エネルギー革命をあげている。 薄い冊子ながら、今起こりつつある危機がどのようなものか、そしてこれからどのようなことが予測され、我々はどのように対処していけばよいのか、しっかりと書かれている。
濃厚な金融危機論
問題点と内容を絞りに絞った濃厚な味わいを持つ金融危機論です。以下要点をまとめてみました。 ご参考にどうぞ 第1章「影の銀行システム」の崩壊 銀行、証券会社は本体以外に運用会社を持ち、証券による信用創造機構を作っていた。 この運用会社は、本体の連結対象外、プロ同士相対取引、FRB、SECの監督規制外 という特色を持っていた。 第2章つぎの津波がやってくる 87年のブラックマンデー、98年のLTCMの危機では実体のバブル崩壊とずれが あったが、今回の危機では信用収縮と住宅バブル(実体のバブル)の崩壊が同時に 起きており、信用収縮と景気後退の悪循環が始まっている。 第3章ガス欠とオーバーヒート 世界はエネルギー転換という長期波動と「金融資本主義」の破綻という長期波動が同時 に起きており、それは資産価格デフレと資源インフレが同時進行するという異常事態を 引き起こしている。 第4章世界は壊れそうだ 不動産バブル崩壊は続いている。自動車バブルも崩壊し、米国の消費不況がグローバル 不況になりつつある。問題はそれが10年不況となるかどうかだ。 以上を読み返すと資源インフレの部分は外れはじめているようだが、それでもなお本書は、 その価値を失わない。良書だと思う。
既に古い?
ここに書かれている事は、2008年11月現在、当然のことながら既に過去のものとなっている。本書が書かれた後、アメリカ政府が米国議会下院の否決を繰り返すという異例の苦渋の決定の後、資金が逼迫した金融機関への公的資金(Tax Paye s' Money)75兆円強の投入を決定したこともあり、G7なり、G20なりのサミット等々等々もあり、毎日のようにころころと状勢は変わっている。 しかし、本書はサブプライム・ローンの成り立ちについて、実に巧く説明しているという点から高く評価できる。 良かれ悪しかれ現代資本主義を牽引してきたアメリカ資本主義の発展とその暴落というその金融メカニズムを短期間に理解する事ができる。 時事問題の面接に悩む今年の「シューカツ学生」にとっては、必読の経済書でしょう。
アメリカの金融資本主義の崩壊は始まったばかり。この不況は深くて長いものになるだろう。
今回の金融危機を収めるためには、アメリカの不良債権額を確定させる ことが不可欠と金子さんは説く。 なぜならば、不良債権の金額が確定しなければ、いくら公的資金を 投入しても、世の人々の金融機関への信用は戻らないからである。 今回の、金融危機への対処が難しいのは、アメリカの”投資銀行ビジネスモデル” の暴走が、不良債権額の確定を困難にしているからだ。 金融工学を駆使し、あまりに複雑な証券化を進めたためになかなか、損失額を 確定ですことができない。 おまけに、銀行や投資銀行の下には、連結決算対象外のヘッジファンドや SIV(投資専門のための会社)が、無数にあり、膨大なハイリスクの証券取引を 行っている。 これらの存在は、連結決算対象外であるため、高度な”飛ばし”が膨大にあると いうことである。 これら”闇の銀行システム”とも言うべきものたちが、現在、資金ショートを 起こし崩壊の危機に直面しているのだ。 FRBによれば、”影の銀行システム”の規模は10兆ドル規模に及ぶと言うが 本当の規模や闇の深さは誰にもわからないし、それらに手をつけたとき、経済や 金融が一体どのようになるのかは想像の世界でしかないのが現状だ。 今、世界中で、金融危機への対応を必死で行っているが、私はもう手遅れで 既に、恐慌状態に突入してしまったと思う。 地震であれ、ハリケーンであれ、起こるものは起こる(今回のことは人災だが) たとえ、80年前のような大恐慌が来たとしても、それはそれとして、覚悟を 固めて生きて行くしかない。今は、その人その人の”覚悟”が問われている 時だと思う。 なお、本書の理解をより深めるためには、ソロス著「ソロスは警告する」副島隆彦著「恐慌前夜」、竹森俊平著「資本主義は嫌いですかーそれでもマネーは世界を動かす」、ラビ・バトラ著「2010年資本主義大爆裂 近未来10の予測」及び「資本主義消滅最後の5年」が参考になると思われる。 上記のいずれの本にもレビューを書かせていただいたので ご一読いただければ幸いである。
「影の銀行システム」の崩壊
現在進行形の金融危機の本質を端的に分かり易く表した良書です。とても面白く70ページという分量にまとまっているので2時間で読み終えることができます(した)。 G7など政府がいろいろ対策を講じてもさっぱり金融危機が収まらない原因を「影の銀行システム」の崩壊にあると看破しています。「影の銀行システム」とは、銀行以外の決済機能を持っていないノンバンクを指し示す著者の造語です。ヘッジファンドや投資ビーグルや証券会社などが金融自由化の波に乗って、規制の及ばないところで、世界のGNPの10倍もの規模のデリバティブ取引(残高)という信用バブルを作ってしまった結果、担保となる不動産の下落により弾け信用収縮を起こしている最中と見ています。規制外の世界なので、損失が確定できない状態にあり、担保の不動産がまだまだ下がる現状では、従来のマクロ経済政策では信用収縮を止めることができないと述べています。現在、円を除けばドルは世界の通貨に対して強くなっていますが、米国や英国お得意の、金融工学を駆使した金融産業(影の銀行システム)の崩壊が進行すれば、最悪、ドル暴落と米国のヘゲモニーの終焉に進むと予想しています。 タイムリーな本であり大変参考になりました。
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経済の素人と気鋭の経済学者による、「経済とは何だ」というテーマについての対談集である。素人側には「だんご三兄弟」「ポリンキー」などを手がけた広告クリエーターの佐藤雅彦氏。学者側には大蔵省、ハーバード大学などを経て、現在は慶応大学教授の竹中平蔵氏。対談形式という気軽さも手伝って、経済に無縁の人でも十分に読みこなせる1冊となっている。 何と言っても、聞き手は広告業界で一流の人である。短時間に大切なメッセージをいかにわかりやすく伝えるかを追求するプロフェッショナル。そんな佐藤氏の質問は、シンプルかつコンパクトでありながら、ぐいぐいと事の真髄に迫っていく。対する竹中氏は、たとえ話を織り交ぜながら、明快に答えている。 「お金って何?」という素朴な疑問から始まる第1章「お金の正体」を読むだけで、読者は「経済」をぐっと身近に感じるだろう。第3章「払うのか、取られるのか」は税金の話である。多くの日本人(特にサラリーマン)にとって実感の薄い税金こそが、民主主義の根幹をなすものだと改めて教えられる。第4章「何がアメリカをそうさせる」は、経済のみならず文化、歴史的背景を掘り下げており、アメリカ文化の影響下にある日本人には興味をそそられる話題である。 この本の特異性は、経済という硬いテーマを扱いながら、エンターテイメントとしても楽しませてくれることだ。「世界で最初の株式会社とは?」のような、雑学的話題もあるので、会話のネタ本としてもおすすめ。ちなみに、正解は東インド会社。(齋藤聡海)
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対談形式なのが分かりやすい
読みやすいのでサクサク読み終わりました。 高校の社会で政経を選択した人だと、すでに知っている内容が多いかもしれません。 それでも読んでいて目からウロコな部分も多かったです。
対談形式の良さが発揮されている
数年前に読んだが、興味をもって再読してみた。 だんご3兄弟などで話題となった佐藤雅彦氏が竹中平蔵氏にうまく経済の本質を聞き出している。 やはりベストセラーになった本だけのことはある。 佐藤氏の「ナスダックって何?」という質問など、注記があるものの今となっては古さもあるが、 「お金とは?」などの経済の本質が示されているので、経済学に興味を持っている人は 読んでみてもらいたい。 牛乳瓶の蓋の話などは、「佐藤氏ならでは」の例だと思う。
「経済学」に興味を持たせてくれる素晴らしい一冊
竹中氏の名言 「エコノミクス(経済学)とはオイコノミクス(共同体のあり方)という、 ギリシャ語からきている。」 「株」「税金」「為替」「貨幣」「世界経済」といった、なかなか足を踏み入れずらい世界を、竹中氏は入門者にも興味が湧くように、わかりやすく、面白く教えてくれる。 佐藤氏による手書きのイラストと、要点をまとめた竹中語録も非常に良い。 オリジナル版(2000年発売)から、内容はほぼ変わっていないのに、 いまだに書店でよく売れているというのも納得できる。 経済学の入門書として、何度も読み返したくなる傑作だ。
ホリエモンに薦められ
ホリエモンがブログの中で推薦していたので読んでみました。 確かにとてもわかりやすく経済についての議論が進められ、 全く経済知識がなくとも、それなりに経済の基礎がつかめた気がします。 大学の授業を聞いても全くイメージがわかなかったことも、この本を読んで改めて振り返った時に、 まさに「そういうことだったのか」と納得させられることが多々ありました。
経済ってどういうこと?
経済学のお勉強に適しております。 はじめからそう名打ってありますので内容に違和感は感じませんでした。 初見は3年前、きっかけは意外なところですが堀江氏の推薦コメントです。 極端な事例を上げていくところが本書のおもしろい部分であり、ほかにはないわかりやすさを表しております。 一貫して需要と供給の仕組みについて考えさせられました。 この手の本の中ではかなり売れた部類で、よくまとめられており評価は☆×4.5です。
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本の帯に「会計がわからんで経営ができるか!」と印刷されている。 会計というとつい「勘定が合えばそれで良い」「会計は専門に勉強した特定の者にしか理解できない」という感覚にとらわれてしまう。特に経営者は「利益追求=売上追求」と考えてしまい、会計をおざなりにしてしまいがちなのではないだろうか。そこを著者は自身の経験からなる「経営学」と「会計学」を結びつけてわかりやすく説明している。 経営に役立つ会計とはどうあるべきか。事業を安定軌道に乗せようと思うのなら、数字に明るく、しかも「安定性」を持続する会計でなくてはならない。安定は、「儲け」のなかから出てくるということも覚えておく必要がある。「儲け」るためにはどうすればいいのか。 その答えを導き出した著者が「なぜ」という言葉に徹底的にこだわり、追求する人だということが、この本を読み進めていくうちによくわかってくる。「簿外処理は一切許さない」「ディスクロージャーを徹底する」という一見当たり前の議論ながら、そこはさすがカリスマ性に富んだ著者。具体例を交えての論述には説得力がある。 「経営のための経理である」という「実学」は、経理を専門に勉強してきた人にとっては「目から鱗」の思いをするだろう。会計学とは経営哲学と完全に合致する理原則であることをあらためて認識させられる。(大高真子)
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これから起業する人は必ず読んでほしい1冊
ビジネスマンのための「読書力」養成講座の本を読んで知ったのがきっかけだった。 10年間現在の事業を経営しているが、正直自分の思ったほどに事業が伸びていなかった。 どうしてか悩み、いろんなビジネス書を読み漁ったが答えがわからなかった。 しかし、ビジネスマン〜で紹介されているのを見て、今の自分に必要なのは、一流の経営者の金銭感覚、会計のセンスだと気づいた。これを満たしてくれたのはこの本だった、もっと早く、自分が起業したときに出会っていれば、と悔やまれるほど自分にとって納得のいくものだった。著者はこの中でいろいろ会計や経営の原理原則を述べているが、本当に大事なことは 経営者自身が経理をいかに重視して会社経営を行っていくかということではないだろうか。私もそうだったが、起業時はマーケティングを中心に考えてしまう。これももちろん大事だが、事業を大きくしていくには絶対会計の考えははずせないと思う。ここに書いてあることは本当に大事だし、自分の10年間を振り返るとなぜ自分が思ったほどの結果を残していないのかという問いに対する答えが明らかになる。すなはち、これからの自分の経営は、この原理原則に則っていけば、自分の思い描く夢にも近づけると確信している。 最近は自分の周りにいるこれから起業しようとする人たちに経営の基礎としてこの本を読むことを勧めている。これを読んで起業するのとしないのとでは10年後の結果が大きく違うと確信しているから。
「思いやり」理論に同感です
この著書で一番心に残っているのは氏の「思いやり」理論です。 ダブルチェックの根源に思いやりありで、納得です
スバラシイ!!
稲盛和夫氏のオーディオブックを購入し、 大変勉強になったのでこの本も購入してみました♪ 稲盛氏が会計についてどう考えているのか? それが気になりました _ 稲盛氏については、 オーディオブックの内容以外 まったく知識が無かったのですが、 「経営と会計」 その名にふさわしい、 経営と会計の本質を突いた作品でした!! こんなに素晴らしい本が、 文庫本で格安で買えるのは良いですね〜♪♪ 古い情報かなとも思ってましたが、 本質を突いた内容なので問題ありませんよ^^
会計を企業改革の施策に!
常に常識を疑うこと。 そして、本書の著者稲盛氏も法律や行政といったものでも関係なく、自らの信じる道を まっすぐと進んでいる。原理原則主義者だ。 これはある意味ヤマトの小倉昌男氏など、優れた経営者は必ず持っている力のように感じる。 私自身は会計に関してド素人だが、本書を読んで驚いたことがある。 京セラが世に先駆けてキャッシュフロー経営をしていたこともそうだが、 稲盛氏が会計をまるで人事の施策のように会社を変えるための施策として語っていることだ。 世の中にGEのジャック・ウェルチをはじめ人事にこだわる経営者は少なくない。 しかし、ここまで会計に情熱を傾けている経営者はほかにいるのだろうか? ただただ稲盛氏の経営哲学に圧倒されるばかりだった。 本書の内容としては、会計の初学者でも十分にわかりやすいないようだ。 少しでも会計に興味があるのであれば、読んで損はないし、それ以上に稲盛氏の経営哲学に 圧倒される一冊である。
何度読んでも、朽ち果てることの無い会計学の名著
初版(1998年)から10年の月日が経っても、その魅力が朽ちることの無い会計学の名著。 京セラが、地方の零細企業から、現在の地位を獲得するまでの過程で、常識に迎合すること無く、自らの頭で本質を考え、「会計」と格闘しながら、京セラ独自の経営学を築きあげてきた著者の思考をたどることができる。 その根底に流れているのは、会計学という枠を超えた、「人間としての哲学」である。本書を読めば、会計学というフィルターを通じて、会社経営のあり方、経営の基本的な考え方だけでなく、人間としての本質を考えるきっかけを与えてくれるだろう。 会計不正等が報道されている現在、一人でも多くの人が本書に触れて、会計の意義について再考して欲しい。
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| 本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
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本田は「私の履歴書」でこう述べている。「私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか1%にすぎないということも言っておきたい。99%は失敗の連続であった。そしてその実を結んだ1%の成功が現在の私である」 自動車修理工から身を起こし、一代で巨大自動車メーカーを築き上げ、「HONDA」ブランドを世界にとどろかせた希有の成功が1%でしかないならば、残りの99%はなんなのか。本田の言葉をたどると、失敗した99%にこそ、たぐい稀な人間ドラマが見つけられる。 本書は本田が56歳のときに連載した「私の履歴書」と、1962~1991年の足取りをまとめた編著者による「履歴書その後」、さらに「本田宗一郎語録」の3部構成で描きだしている。外国から体中に部品を巻き付けて強引に飛行機に乗り込んだり、四輪自動車への進出を規制する官僚にたて突いたりといった破天荒なエピソードに満ちあふれている。モノづくりへの情熱や創意工夫、物まねを嫌い独創に賭ける精神、ヒューマニズム、そして天才技術者としての側面など、本田の原点もここに感じ取れる。また、強烈な成功体験をもつ創業者の世代交代問題などのテーマも取り上げられている。スーパーカブやN360などの開発経緯は、ホンダのマシン愛好家にとって見逃せないところだ。この本田の壮大な生涯は、不景気に萎縮するビジネスマインドへの大きな刺激となるだろう。(棚上 勉)
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技術者であり経営者である人物
前半は筆者が書いた部分であり、後半は、副社長の藤沢氏に関する記述や、本田宗一郎氏の語録集が記載されています。 前半で、本田氏の考えが分かり、後半でどうしてここまで会社を大きくすることが出来たのかについて少し分かったような気がします。 技術を追い求めるだけではなく、経営者としての正しい判断もできる人であると感じました。 会社のことだけでなく、日本全体を見渡して経営判断を行うことができるとことが、今の経営者とは異なる部分であると感じ取れました。
ホンダの生い立ちが分かる絶好の本
この本は3部構成からなります。第1部は1962年に日経新聞で連載された「私の履歴書」です。まず、こんな昔から「私の履歴書」があったことに驚かされます。この部分で、ホンダの黎明期のことが良く分かります。 第2部は、日経新聞編集員による書き下し?と思われる「私の履歴書」のその後について。ビジネス書としてここが面白いです。 第3部は本田宗一郎語録です。文章は平易ですが、何かを読み取るのは難しいです。そういう文章です。 ※ なお、本書の第2部と内容的に重なる部分もありますが、「経営に終わりはない」(藤沢武夫著)も一緒に読むことをお勧めします。
表紙からしてカッコイイ本
本田宗一郎が書いた,寄稿文書,解説,社内文書からなる本 表紙がHONDA F1に座ってにっこりしている写真なのだが とても表情が良くてこの会社の社員は楽しいのだろうなぁという 感じがとてもする表紙です.また赤い色は,HONDAが自動車に 進出する際,中央官庁と赤い車を認めさせるという逸話を 思い出させる意味でとても感慨深いです. 内容は,55歳の時に日経新聞に寄せた私の履歴書の文書。 履歴書から後の活躍を当時の本田宗一郎の言葉と共にまとめたもの。 最後に社内報などの記録に残っている文書の3部構成で 今に本田宗一郎を伝えようとしています. HONDAという会社の大社長でありながら、気さくな雰囲気と 細やかな神経を配るこの会社は、社員はとても楽しく 夢を仕事に変えていたのだろうなぁというのが 伝わってきます.
常に前へ
機械の動くのを見てさえいれば、しごくごきげんな少年が、夢を持つ続けて前に進んでいく物語である。その過程で、「長い目で見れば人生にムダがない」(25頁)、「大きく飛躍するためには根本から基礎をやり直すべきだ」(48頁)、「性格の違った人とお付き合いできないようでは社会人としても値打ちが少ない人間ではないか」(67頁)といったことを学んでいく。本田宗一郎の素晴らしいところは、その独創性のみならず、自分の至らない点と引き際をよく知っていたことだろう。経営は藤澤武夫氏にまかせ、部下からバトンタッチを進言されたときには、「良く言ってくれた」と言い、ハンカチで涙をぬぐった」(151頁)。本田宗一郎という人間の生き様を教えてくる本である。
学ぶべきところは多い
浜松の一町工場から「世界のホンダ」への飛躍は人間ドラマそのものといってよいでしょう。 本田宗一郎は当事としては珍しく生産設備よりも作業環境の改善に優先投資したことでも有名です。その人間中心主義の観念こそが、世界のホンダへとつながったのかもしれません。 もちろん誰もが真似をできるわけではありませんが学ぶべきところは多いと思います。
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青山 護(翻訳)
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リスクの概念というより歴史
歴史が好きな人は知的好奇心を刺激されると思う。 手っ取り早くリスクについて学びたい人には不向き。 数学がいかに実学としても役にたってきたのかを知ることができた。 人名がたくさん出てくるが、学生時代に目にした人が多い。 最後のほうで、デリバティブ(金融派生商品)がなぜ登場したのか、 何に有効で何をしたから問題になったのか、わりとわかりやすく 記載されている。(門外漢でもなんとなく理解できたつもりになった) 訳文がとてもしっかりしていて読みやすい。 文庫本でこれだけの内容を学べるので、買って損はしないと思う。
「偶然」を如何に手懐けるかに関する思想史的批評!!
人間には制御できるはずのない現象を 如何に人間に知覚可能で、再現可能な理論とするか、 あるいは、制御できるはずのない現象を、 如何に人間に知覚可能で、再現可能な標準とするか、 こうした近代科学を推進してきた力強い動機は、 科学の発展と同時に、陰ながら現代の投資理論の伏線となっていた、 とりわけ、リスク管理の重要な補助線となっていた… バーンスタイン氏が過去の科学者たちを多数登場させたうえで、 彼らの独自の理論をいわば叩き台にしながら、 株式・為替市場における「リスク」を主軸にして論じていく様は、 学術研究と呼ぶには、エッセー的要素が強いにしても、 いわば、投資理論における「リスク」概念の思想史的変遷ということはできるのだと思う。 個々の理論の思想史的な位置付けは読んでいただくしかないものの、 すべてではないことを承知で、以下に簡略化すれば、 1 カルダーノ 賭博 1 パスカル 三角形 2 ガウス 正規分布 3 ゴールトン 平均への回帰 4 マーコビッツ 共分散 5 ベルヌーイ 標本抽出 6 アロー 普遍的な保険 7 ラプラス 確率論 8 ポアンカレ 因果関係の潜在力 9 アインシュタイン 相対性理論 10 ライプニッツ 自然界の謎 11 ケインズ 確率論と合理性 といった人物と代表的な思想が叩き台にされる。 不確実性の中で意思決定を図るとはどのようなリスクがあるのか、 完全な、確実な情報がない中でどのように判断するのか、 リスクを見極めることに鋭い感覚をお持ちならば、 該当の思想かなり考え方なりだけでも、 ピンポイントで巻末の索引で検索にかけて、 そこだけ、じっくり読むほうがいいのかもしれない。 本書すべてを通しで読んだ身としては、 全部を読んでる間に、大きな株式・為替相場でのチャンスを うっかりと逃してしまうほどに時間がかかるというデメリットがある。 分量的にも内容的にももう少しスリム化できたならという希望を込めて、 「★★★★★」ではなく「★★★★」とさせていただきます。
(上)は統計学の本(下)はリスクマネジメントの本
表題の「リスク」はどちらかといえば概念・総論を表す言葉であり、(上)では、その 歴史について、まずは統計学的なところから紐解いている。 ただ、(下)まですべて読み終えないと「リスク」全般にかかる総論までは、たどりつかない。 (下)の終盤で著者が述べているリスクマネジメントの未来の話は大変興味深い。
統計学の参考書としても有効
わかりやすいし、面白い。 統計学の発展史として私は読みました。投資に限定するのはもったいないと思います。 統計学の教科書としても、最高レベルだと思います。
儲かる方法が書いてあるわけじゃないですよ
金融ジャンル(確率・統計)の歴史書です。 読むと面白いです。 ケリー基準についての記述が面白い。 セント・ペテルスブルグのパラドックスは知っておくと為になりそうです。
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シンプルでわかりやすい!
トレンドに乗るのを風船爆弾に例えたり、 チャートの節目を船着場に例えたり、 物事の例えが上手で実感が沸きやすかったです。 この方はほぼチャートの値動きだけで利益をだしていた方 みたいです。手法としては自分のやり方に かなり近かったので、自身を持つことが出来ました。 どうもありがとうございます。 利を大きく、損を小さくするためにはこの本にプラス ちょっとしたコツが必要だと思います。 儲けることの答え様々ですが、案外シンプル なのかもと気づかせてくれた本です。
株式投資をするのならお勧め
他の方が書いているように、短期投資のみならず、中・長期投資にも役立つ基礎知識がわかりやすく書かれています。 株をするつもりはないけど、まあ、軽い読み物的に・・・という目的ならば、他のもっとくだけた面白おかしい語り口のものの方が読んで楽しいと思います。 しかし、本当に株式投資を始めようと思っている人、始めたばかりの人にはこの本をお勧めします(ある程度経験のある人には、既知の内容が多いかもしれません。しかし、簡潔にうまくまとまっているので、長年のうちに慣れて忘れてしまっていた知識を、改めて思い出させてくれるという利点はあります(笑))。 まったくの初心者の方は、本書でも難しいと思われる部分があると思いますが、株式投資を始めようと思うのであれば、少なくともこの本の内容が理解できる程度の勉強くらいは自分でした方がいいと思います。
ハンディな指南書
トレンド分析を中心に、株式投資の極意を分かり易く解説。特に、損切りの考え方を初めとした投資の心構えは参考になる。デイトレードに止まらず、株式投資全般のハンディな指南書としてお勧め。
まさに極意
デイトレード入門とうたわれていますが、株取引にかかるまさに 極意が書かれています。 大変参考になります。 図解もたいへんわかりやすいですが、ようは・・・ 如何に損をださないか、そこがポイント、極意だと思います。 肝に銘じたいと思います。
「短期トレードハンドブック」
************************************** 短期トレードの仕方から銘柄選定の方法 トレンドの見極め、リスクの管理までを 経験豊かな投資のプロが「日経文庫」の 大きさにコンパクトにまとめた、いわば 「短期トレードハンドブック」 値段も手ごろで、要点もかいつまんで まとめてあるのでこれから勉強を始める 初学者向けといえそうです。 **************************************
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【くちコミ情報】
具体的かつ実践的な経営戦略に関する本でした
経営戦略を立案するためのフレームワークが紹介されています。 本書のタイトルからどちらかというと抽象的で漠然とした話が多いのかなあと思っていたのですが、具体的で実践的なので、実務でも使えるなあと思いました。 本書の基本的な考え方は、以下のとおりです。 <戦略の型には以下の5種類がある> 戦場型 独自資源型 差別化型 顧客型 メッセージ型 <差別化の軸には以下の3種類とそれぞれに二つの型がある> 手軽軸:最低価格型(マクドナルド、ドトール)・利便性型(アマゾン、駅ナカ) 商品軸:最新技術型(ソニー、インテル)・最高品質型(ハーゲンダッツ) 密着軸:顧客密着型(デパートの外商オギノ)、カスタマイズ型(ハーレー)
手元に置いて置く本書です。
本著はポーターのような偉い人の書いた難しくて、 庶民には理解が難い類の本ではない。 MBAを取っただけの学問Onlyの実践を伴わない方ではなく 著者は自らのマーケティング経験をバックボーンにしているので説得力がある。 さらにマクドナルドやドトールなど、身近な例を用い 「売上を上げるマーケティングは身近な例から学ぶ」という コンセプトが色濃く出ている。 事例はどの業界にも共通して使えると言切っているあたり、 よくある限られた業界にしか使えない訳でもない。 本当はこういった本に書かれていることを踏まえ自分は どういったことをできるか。即ち実践に活かすことが重要である。 いつものごとく本を読んだだけで終ってしまうことのないよう 手元に置いて時々読返す必要ありです。
著者の今までの4冊が統合された代表作
一瞬、「なんか難しそうだな」と感じるかもしれない“経営戦略立案シナリオ”との書名に惑わされることはなくグイグイ読み進められるのは、身近な事例の豊富さと、引用の上手さ故であろう。 たとえば、カルビーのポテトチップスが強い商品であり続ける理由を次のように解説している。 「カルビーのポテトチップのフレーバー展開は最新技術に近い。技術という意味合いではないが、新しい味を展開してくるスピード(フレーバー・ローテーション)が非常に速い。《中略》 私も食品のマーケティングをやっていたが、あのスピードで展開されたら、競合メーカーはたまったものではない」 なるほど。カルビーのポテトチップスの強さは“ファースト・アドバンテージ”(他社に先駆けて市場へ製品を導入する優位性)にあると思っていたが、さらに奥深い理由があったとは、本書を読まなければ知りえなかったであろう。 事例のみならず、本書には、 ・戦略と戦術の違い=戦略とは何か?戦術とは何か?(どれだけの人が明快に答えられるだろう?) ・3つの差別化軸=絞るべき3つの軸とは?どの軸で差別化するか? ・戦略BASiCS=何を強みに活かし、どこで、どう戦うか? といった著者オリジナルの奥義が満載されている。その根底には、ポーター教授の5-Fo ceやレビット教授のma keting-myopia等の理論が分解・再構築されているため、 「ポーターやレビットのマーケティング論は難しすぎて解らない」 という人でも 「これなら解りやすい」 と首肯できるに違いない。たとえば、 「顧客を絞るのは経営者の役割。社員にはできない」 との概念に気づかず、営業社員に顧客を絞らせている経営者がどれだけいるだろう?それは間違い=だから売れないことを容易に理解できる一冊といえよう。 マーケティング戦略とは経営戦略であることを、論理的でありながらも解りやすく展開している名著。
事業戦略・オペレーション戦略に役立つ本です
副題にもあるように、事業競争力をどう高めるのか?を考えるフレームを与えている本です。 著者が社長をされているコンサルティング会社のHPにフレームのさわりを書いているので、購入の前に目を通せばよいと思います。(中身の説明は割愛します。) 本書を購入した動機はオペレーション戦略検討のフレームでもっと分かりやすいものはないか?ということでした。 私は過去オペレーション戦略のフレームとして、BSC関連の考え方が有効と考え、吉川教授の本を随分読みました。 ご存知のようにBSCは顧客視点と自社の視点の連鎖の重要性を説いているのですが、実際に使いこなせるイメージが沸いてきませんでした。顧客の視点といっても、なかなかイメージできないのです。 オペレーション戦略を考える立場の人は実際に顧客に触れるわけではないし、顧客視点とオペレーション戦略をつなげるということは難しい。 そんな悩みの処方箋にこの本はなるのではないか?と感じた本です。 私は事業戦略論のバイブルに加えたいと思ってます。
後輩に薦めた本
経営戦略について、わかりやすくまとめられた本。 これまでポーターなどの著書は一通り読んだ。 わかりにくい。訳のせいなのか、例が米国のせいなのか、はたまた学者のせいなのか。 著者の説明はわかりやすい。マクドナルドやドトールなど、身近な例が多く、 著者の「売上を上げるマーケティングは身近な例や他業界から学ぼう!」という コンセプトが色濃く出ている。 また、これほど、差別化戦略についてわかりやすく、かつ経営者や組織に固有の問題まで えぐって著した書はない。 300ページと分厚かったが、さらっと読めた。 理想を言えば、問題演習やシュミレーションなどの要素が含まれていればなお良いと思った。 ま、それは、自分の身近な例で実践しろという著者の思惑通りか。。。
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カスタマーレビュー数:40
【くちコミ情報】
繰り返し読んでも古くならない永遠の名著
★5個 この本の初版は1991年であるから既に17年前の本だということになるが、全くその古さを感じさせない。 その間に様々な新しい戦略論が展開されてきているが、経営に必要な本質的部分は普遍なのだと改めて感じさせられる。 一流コンサルタントの経験をもちまた一流の経営者でもある著者が書いた本だけに、理論と実践が空回りせずにきっちりとかみ合っている。 また文章構成も非常に読みやすくなっており、通勤電車の中でスキマ時間を活用しても読めるし、出張のの機内や車中2-3時間程度で一気に読める。
30代で経営者の視点を身につける
三枝さんの小説にはパターンがあって30代か40代の若手が単身不振企業に乗り込み、2年を目途に経営改善を図る。その際、内部から埋もれた人材を発掘登用する。日本企業でありがちなムラの論理や年配社員の抵抗するさまなどもリアリティをもって描けている。改革者にはモデルがいるようなので実際にこれらの困難な職務を全うした人物がいるのだろう。ところどころ著者の解説があってビジネススクールのケーススタディのような趣がある。
戦略はこうやって実現されていく
シェアを失った企業が、戦略を立案し実行していくストーリー。 ドラマ仕立てになっており、一気に読めます。 戦略の理論面での解説はそれほど詳しく書かれてはいません。 でも、現場で実際に起こること、起こりそうなことが克明に描かれており、 理論書を数冊読むよりよっぽど役に立つのではないでしょうか。
あっ!という間に読み終わった
半分小説、半分経営戦略の本。 小説部分は、実際に著者のコンサルタント経験の中で得た企業再生の実際を小説にしている ため、その生々しさ、臨場感が感じられる。 戦略部分は、小説で描かれている内容をもとに戦略のセオリーを解説しているため、単なる 経営戦略の本を読んでいるより、目の前にあるものとして感じられ、理解もしやすい。 小説・戦略の箇所がともに優れた内容であり、かつ両方が上手にリンクしているため、 「1+1=2」以上の内容になっているように感じた。
再読しました
1年ぶりに再読しました。 セグメンテーション、プロダクトライフサイクルなど現実に基づいて、どう実践されているのかがわかった。 知識が、擬似ではあるものの、有機的に体験へとつながっていくことがこの本のよいところだと思います。 未読の方は、ぜひ一度読んでみることをお勧めいたします。
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