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カスタマーレビュー数:3

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MIT概観
MITの発祥,歴史と,出版当時進んでいた研究のいくつかを紹介する本.研究紹介をしている後半部分は今ではさして刺激的ではないものも多いが,前半部分は依然として読み応えのある内容.3章は,MITが小さなエンジニア養成専門学校から始まり,エンジニアリングからサイエンスを取り込みつつ,政府助成をテコに規模・質を向上させていった歴史が描かれている.エンジニアリング・サイエンスについて述べているクダリは興味深い.また,エンジニアの誕生とエンジニアリング教育の変遷を概観した3章も印象的.
まあ、こんな世界
 1995年にハードカバーで出たものの文庫化。  MITの歴史と、現在どのような研究が行われているかを掻い摘んで取り上げた著作。  技術者養成学校としてのスタートから、世間に認められるまで、さらには二度の大戦をきっかけに超理系大学への転換。そうした歴史的叙述の部分は興味深かった。科学や技術といった総合的なものではなく、科学者、技術者などの個人が社会に働きかけ、受け入れられ、削ぎ落とされて行く。科学者としての意識、技術者としての誇りや関心が赤裸々に描き出され、なるほどと思わされると同時に、恐ろしさも感じた。  後半は、20世紀後半~いま、進められている研究について。迷路を走る機械マウスや義肢、ナノテクノロジーなど。みな興味本位で研究に取り組み、成果や目的の見えないものも多い。研究者への不信感を覚えるとともに、まあ、こんなものだろうとも思う。著者が読者の興味を引きそうな研究だけを紹介しているのもある。実際には堅実な研究も多く、本書にあらわれたような奇矯な研究、研究者がすべてではない。いうならば、そうした異端者をも許容してくれる場所がMITということだろう。
MITを見る一つの見方
 ミット(MIT)といえば、理工系の学部を出た者なら知らない者はいない有名な大学だ。どんな大学だろうとわくわくして読んだ。ただ、私にかぎらず多くの人は、この大学に何か危ういものも同時に感じているのも又、事実であろう(日本のMITと呼ばれる某大学を見る目に近い)。  驚いたのは、こういう目が当のアメリカ人自身にもあることを知ったからだ。ハーバードなどの総合大学が単科大学のミットをうさんくさい目で見たり、敵愾心をいだいたのも理解ができる。   本書のキーワードは、ミットの「無限回廊」と「ナード」(馬鹿者と訳がついている)だろう。ただ、著者がさかんにいうミットの「無限回廊」は、文章だけではどうもイメージがわかない。現にあるミットの無限回廊を示すために、口絵に写真か本文中にイラストでもあればよかった。  一方の理系の学生や技術者を奇異の目で見るナードであるが、工学部出身の技術者である私にも身に覚えがあるし、こういう人種がいるということは認める。だから、この本で何度も笑ったという人のようには笑えなかった。笑えた人は、文系の人ではないだろうか。  しかし熱病にかかったように熱中する者なら、何も理系に限らず文系にもいるではないか。文学青年、芸術家気取りなどがそれである。熱中者を奇異の目で批評するなら、文化の歴史が浅いアメリカには、こういう若い時の熱病患者はいないのか、とさえ思う。  訳者は文系の方なのに、理系の無味乾燥な内容をずいぶんこなれた訳文にされたのには感心した。ただ活字ばかりで、写真やイラストがないため、イメージがわかない箇所が多い。まったく予備知識がない分野には、疲れてしまうだけだろう。この辺に原著者の配慮のなさを感じる。  本当にタイトルどおりのミットを紹介する本ではない。ミットが嫌いなジャーナリストの冷たい視線による、ミットの生体解剖という趣である。もしかしたらと、奥付けの原題を見ると、「無限回廊の奥へ」とでも訳するタイトルだった。やはり、原著者のミット観を述べた本である。




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訳書自体に独自の価値がある名著!
 英国の名門私立校を社会学的に分析した代表的な名著。一般的に想像されている、ラグビー・ラテン語についての話題と共に、同性愛に関しても出てくる。パブリック・スクールではどうも、広い意味では同性愛の体験者が多いらしいが、そうは言っても少し戯れる程度が殆どとのこと(詳細は読んで御確認を!)。  それにしてもパブリック・スクールは、少しずつ変わり行くとは言え、今でもあまり昔とそれ程は変わっていないことが確認される。例えば、これらパブリック・スクールの出身者は、今でもいわゆる民間企業では働きたがらないらしく、逆に官職の殆どを牛耳っている(特に軍隊と外務省、とりわけ陸軍が目立つ)。もちろんそれは貴族中心の学校だからだが、その構造も、これを読めばよく理解出来るだろう。私が好きなルキノ・ヴィスコンティの名作映画『山猫』で、アラン・ドロンが言う台詞、「基本的に何も変わらない為には、全ては変化し続けなくてはならない」を実践しているのが、英国上流社会なのだろう・・・。  それにしてもこの本、何より訳者が良い!日本の教育社会学の代表的存在・竹内洋(よう)氏だが、最後の解説では、氏がお得意の日本との対比で語られている。英国のエリート教育は貴族階級が中心となっているから、スポーツ等を重要視するが、元々日本のエリートは農村的な立身出世主義のエリートだから、ひたすら学問だけを行う日本型メリトクラシーの文化が出来上がったという、いかにも竹内氏らしいお話しである。この解説が非常に日英比較(また広くは、欧州と日本との比較)という点で、面白く分かり易かった記憶がある。だから、この「竹内訳」自体の価値があるという、訳書には珍しい貴重本の一つである。




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”創造科学”という不毛
創造論を支持する人間を罠に嵌めるために わざと創造論の教育をさせて社会問題にする話とかがあった 正直現場はもうこりごり('・ω・`)だという意見も。不毛だな 進化論を支持しているのは科学者をのぞけば普通の市民であり、正直どうでもよいこと 対して創造論を支持しているのは原理主義者であり超必死 すると声が大きく政治力のある原理主義者の意見が通ってしまうわけなんだろうな 日本の場合にはこんなことでは盛り上がらないし、議論して無駄な労力も消費しない それが日本の良さでもあり、駄目さでもあるわけなのである。エセ科学に対する防御力が希薄だしね 聖書をネタに論争するアメリカと、なんとなくでエセ科学を消費する日本。どっちがましなんだろう ちなみにアマゾンで進化論で検索すると胡散臭いビジネス書ばかりだ。それはそれで不毛
蒙昧は国ごとに。
 サブタイトルの「現代カリフォルニアの創造論運動」にあるように著者自身が、創造論運動の現場をレポートしたものである。 p  著者もいうように、日本人の一般的な観念では創造論は進化論に駆逐され、過去の人々の迷妄と思われている。しかし今でも合州国の教育現場ではどちらを教えるかで両派の対立があるという。当然ながら創造論派の方が形勢不利なわけで、こう主張する人々がいる。進化論と創造論(創造科学)は理論として対等なのだから、両方とも同じ時間だけ教えるべきであると。 カリフォルニアという土地は創造論者と進化論者がほぼ拮抗しているという。であるから事件はどちらかの派のアクションにその反対派がリアクションを起こすという形で起きている。ただラディカルな(!?)進化論者が創造論を教える学校を強行に取り潰そうとして問題になる。その手続きに問題があるとしても、正しいことを無理に行うことはよいことなのだろうか?また、かの多民族国家を束ねる強力な紐帯としてのキリスト教を弱める教説は正しいものなのだろうか?余りに当然なことなのかもしれないが、二元論の一方に対して単純に軍配を上げることの難しさを感じた。




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専門的すぎて
フィンランドと日本の理科教育の違いを様々な角度でとらえているが、少々内容が専門的すぎる。日本の教科書とフィンランドの教科書の内容を小中学校それぞれで比較するばかりか、1ページあたりの字数まで比べている(考えようによってはすごくマニアック。しかも、書いていることは日本の教科書はいかに内容が乏しいかということ。たぶん、みんなそう感じていると思うことが詳しく書かれている。)。このような内容が約7割である。その他はというと、PIZAの学力調査の結果関連が2割、最後にやっとこれから進みべき点が出てくる。ここまで到達するのに「長かった」という感想しか残らない。フィンランドの指導要領や教科書についてものすごい関心がある人にはたまらない本かもしれないが、フィンランドの教育をどう日本の教育に取り組んでいくか考えている人には少し物足りないかもしれない。



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改めて読んでも素晴らしい.
今日の日本でもここ十数年のゆとり教育のひずみが あちこちで見られる中、本書が出版された頃(1989年)に 著者はそういう教育法に対する反省が行われているのが アメリカの現状であると述べていたのが興味深かったです。 アメリカの基礎教養5000語が乗せられているが、 日本の場合の基礎教養は何だろうかと考えてしまいました。 教育関係者だけではなく、子を持つ親のかたも、 改めて読んでみてはいかがでしょうか。



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広く浅く知りたい人におすすめ
社会言語学の「言語政策」、「外国語教育」に関して興味がある人やアジアの国々の教育に興味が有る人、まずはこの本を読んで見るとよいかもしれません。中国、韓国はもちろん東南アジアの国々やインド、ベトナムやラオスなど、アジアの国々をほとんど網羅しています。ただ、国によって重点が置かれている部分やページ数はむらがあるため、とにかく広く浅く知りたい人にお勧めです。

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