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【くちコミ情報】
とてもいい
昔PTAで悩んでいたことが、この本を読むとすっきりと解決できます。世のお母さん方に是非読んで欲しい。 企業の若手社員育成に関しても非常に役に立つと思われます。 とにかく、とても役に立つ実践的な書籍です。 佐俣さん、上手に訳してくれてありがとう。
ちょっと視点を変えると
この本の中では15のステップが書かれていますが、決して全てをマスターしなくてはならないものではありません。むしろどれか一つだけでも実行すれば、大きな変化へと繋がる事でしょう。視点を変えると見えてくる世界も違ってきます。 単に翻訳しただけでなく、訳者により丁寧な解説や補足がされていますので、内容に厚みがましています。おかげで遠い国の本がとても身近に感じられます。
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【くちコミ情報】
食と農が「荒れる学校」をよみがえらせた
1994年、カリフォルニア州バークレー市立のマーティン・ルーサー・キング・Jr中学校は「荒れた」学校だった。壁は落書きだらけ、焼けこげた芝生。生徒数1,000人の都市型マンモス校であることに加えて、校内では22カ国の言語が話される複雑な人種構成。少しでも経済に余裕のある親は、私立中学校に通わせていた。 心を痛めたのがアリス・シェーパーズ。カリフォルニアで有名な有機栽培のレストランのオーナー。校長にかけあい、校庭に有機栽培の野菜畑を作り、子どもたちが野菜を育て、料理して食べることで、子どもたちが学ぶことを楽しみ、学校に愛着を持てるようにできると説いた。そこから始まる、1999年までのサクセスストーリーがつづられている。 簡単な道のりではなかった。畑を作るには、校庭を覆っているアスファルトをはがすことから始めた。授業時間を45分から90分に変え、理科はもちろん、数学や歴史、美術に国語の時間までもが「畑づくり」と結びつけられた。地域のボランティア活動も重要な要素だった。 本書では、このような成功事例が生まれたプロセスが丹念に描かれている。写真が多用されていて、実際の活動がすごくよくわかります。カラー写真も16ページ。カリキュラム、プログラム、施設や設備などの解説も懇切。これで1900円+税は格安である。
公立中学校での食育のモデルケースです
カリフォルニア州バークレーにある荒れた公立中学校での食育菜園プロジェクトを、レストランの経営者Alice Wate sの提案と支援を受け、校長が段階的に無理なく推進したことが分かる。教職員と生徒、専門家、市民のボランティアの協力を得て、校庭の一部を菜園にして、野菜・道具小屋などを作り、採れた野菜などを生徒自身が調理し、一緒に食べるのは、すばらしい。 それぞれの担当者の分担執筆で、この本はできている。写真がたくさんあり、分かりやすい。 なお、Alice Wate sは、アメリカ教育省の賞を貰っているそうだ。
食育モデルの好著!
アスファルトの校庭から作物の育つ校庭へ。カリフォルニア州バークレー、Zenカルチャーとニューサイエンスの交差する学園都市で始まった教育手法は実に痛快。善良なるアメリカン・スピリッツはこんなところで生きているんだなあ
食べ物は人間らしい生活の基本
人間は情報の乗り物だけど、それ以上に大事なのは、それを支える体。それが、まともじゃない時代に、基本から見つめなおすことを大切さを学べるでしょう。
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【くちコミ情報】
受験準備から卒業まで,そして何を学んだか
ハーバード・ビジネス・スクールの受験準備から卒業まで,そして何を学んだかを著者の経験に基づいて詳しく書かれています.10年前の本なので各種のデータはそのまま使えるかどうかは分かりませんが,MBAを取得するまでの道のりを知るのにはよいでしょう. MBAコースの1年目というと,宿題に追われ学校と宿舎の往復以外にはどこにも行けないというような話も聞きますが,本書では学生もそれなりの息抜きをしているという話もあり,ちょっとホッとします.しかし,ネイティブスピーカの学生に比べて日本人が大変なのは間違いないようです. 他書に比べ,あまり悲壮感がなく淡々と書かれているという印象です.
ビジネススクールの意義
同じMBA取得者としてかなりの共感を持って読みました。「自社の販売能力・人事問題などの定性的要因こそが意思決定を行う上で大事。広い視野を持って大局的判断を行うことが求められる」、「意思決定というものはいつも不確実・不正確な情報に基づいて行わなければならない、これは人生につきものの根本的問題である。これが考えることである」こうした実感を持つことが、ビジネススクールでの醍醐味なのでしょう。 p 特に著者は、問題設定の重要性に対する認識とフレームワーク、物事を考えるときの枠組みを身につけられたことをビジネススクールの意義として評価、強調していますが、この点は特に同感です。仕事が変わり、時間がたってもあるものごとを見る目、考え分析する枠組み、視点というものがしっかりとしていれば、ことの本質を間違うことは少なくなるはず。また、問題の設定そのものが間違っている何の意味のない問題解決もよくある話です。 p そして、フレームワークにあまり固定的とらわれすぎないように、とのアドバイスもまた然り。「考える」ことを学んでいれば、自分で自由に自分のフレームワークを作っていくことが楽しくなります。
MBA受験にくじけそうになったら読む本
極めてまとまりの良い本だと思います。 p 終わりの部分での自らのMBA体験を総括されていますが 一通り著者の体験を読んだ後で読むと、一般的な表現も 実体験のサマリーであると感じられ 自分も、そんな体験をしてみたい!と気持ちを奮い立たせてくれました。 p 筆者の思いを簡潔にしかも十分に伝えてます。
他とはちょっと違うMBA取得体験談
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お世話になりました。
現在留学中です。 アメリカ留学の準備、生活のセッティングなどについて の流れが把握できるようになっています。この本を読ん で準備し、渡米後も目を通して参考にさせていただいて います。2006年1月に最新版が出ましたので、そちらを 購入された方がよいかと思います。 911事件以降ビザ取得のプロセスが変更になり、必要 書類なども頻繁に追加されています。すでに留学を終え た著者にとって改訂は手間であるかと思うのですが、誠 意を持って対応されています。 留学にマニュアル本はない、と思います。州による違 い、機関、そして対応する個人によって全く異なる扱い の生じる国がアメリカです。 この本もマニュアルとしてとらえるのではなく、留学準 備から生活立ち上げまでの一つの流れを理解するものと して利用されると良いかと思います。
助けられました。
この種の情報は常に変化していますし(特に911以降)、州によっても違います。それでも、この本は良心的にかつ正確に記された唯一の日本語の本だと思います。この本通りには行かないことも多々ありますが、予習という意味では十分です。アメリカという国は人によって言うことが違うので、この本の正確さは、驚嘆に値すると思います。この本を書いた方は、これが生活の糧というわけではなく、飽くまで善意の人なので、さらに信頼できると思います。
すばらしい研究留学の本です
現在アメリカ研究留学中です。あまりにも低い評価が多いようですが、ビザ、ソーシャルセキュリティーナンバーの取得、生活のセットアップ、住居の選択、アメリカにおける税制度、多くの経験者の話など今でも必読の書であると思います。 p この本が発行される前からアメリカに渡る準備をしていましたが、これほどの情報をまとめ上げたものはなく、ひとつの情報を得るのにも大変苦労していました。雑誌連載時にもすでに輝くものがありましたが、実際日本になったときは連載時を超える情報が詰まっており、この本を頼りに留学準備を進めました。 p 出版後に移民法の改定があり修正が必要であること、運転免許など州によって制度が違うものがあること、などを差し引いても他に並ぶもののない「研究留学」のバイブルだと思います。
あまりにも低い評価のレビューが多いので・・
~私はこの本を購入して、現在留学の準備をしているものです。とても参考になっております。若干情報が古くなっているところでも、著者が運営しているウェブページ(「研究留学ネット」http: www.kenkyuu.net index.html)を参照すれば補えます。この著者の努力には頭が下がる思いです。それにしても、明らかに同一人物と思われる方の、複数回にわたる異常に低い評価のレビュ~~ーには憤りを覚えます。何かの嫌がらせなのでしょうか。この本を買おうと考えている方は、いっぺん、著者のウェブページを見てみてください。本のクオリティーがどれくらいの高さかが分かるでしょう。~
参考になりました。
私の場合、アメリカ本土は全く行ったことがなく、さらにアメリカ留学経験のあるひとが身近にいなかったため、とても参考になりました。特に生活の立ち上げ部分では実際の著者の経験も含めて述べられているため、渡米前からアメリカでの生活をイメージすることができてよかったと思います。後半は他の研究者の方の留学体験が書かれており、こちらも読み物としておもしろかったと思います。 p 今後定期的に改訂版がでることを期待して星4つにしました。
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【くちコミ情報】
教育もグローバル化?
本書を読んだのは7年前ですが、その後も国内の一般メディアではボーディングスクールの情報が多いわけではなく、本書の内容は貴重な情報なのでないかと思います。別の本ですが、50年以上も前に、イギリスのパブリックスクールに関する情報について「自由と規律」岩波新書(池田潔著)が出版されていますが、そのあと日本国内でイギリスの教育について特に詳しい情報が求められてきた訳ではないのでないかと思います。 本書のあとがきで、中村修二氏の米大教授転身は、ご子女自身が米国生活を望んだことが一因と指摘しています。そして、孟母三遷のごとく米国は世界中の頭脳を集めることを目的に、教育熱心な彼ら親たちに応え、教育を国家戦略と位置づけていると述べています。。。ことの定かは不明ですが。 ボーディングスクールへはアジア内では日本よりもむしろ韓国の留学生が多く、その理由として著者は英語教育の徹底を挙げています。しかし、もともと富裕層に限られるからなのか島国だからなのか、日本は以前から一般的には中高生の留学などは考えないのでないかと思います。それとも今後日本からもボーディングスクールへの留学は着々と増えていくのでしょうか。 本書を読みかえすと、そんなことをいろいろと考えさせられてしまいます。
アメリカ教育の悪い面を完全に無視
私もアメリカに5年間留学し、本書に紹介されているような有名校でないにしても1年間をボーディングスクールで過ごしました。 実感として、確かに良い面について書かれている内容はおおよそ正しいものだと思います。 しかし、その反面でアメリカ教育についての悪い面に関しては完全に無視されています。 1番大きな点は「お金」です。 ほとんど「ぼったくり」のような授業料(年間400万円以上)を払えるか払えないかで金持ちがどれだけ優遇されるかについて全く触れられていません。 奨学金は確かに存在しますが、奨学金に出願するだけで大幅に入学の可能性は下がります。 逆にお金さえ払えば成績に関係なく入学の可能性はアップします。 そしてこのような学校に入れば有名大学に進学できる可能性は上がり、その後のキャリアも約束されるという訳です。 本書の中で「フェアネス」について語られていますが、矛盾を感じずにはいられません。 日本社会の荒廃も指摘されていましたが、このような学校に行けない90パーセント以上のアメリカ人によるアメリカ社会の荒廃の方がよほど問題にされるべき項目に思えて仕方ありません。 日本の教育にも確かに問題は山積みですが、教育にまで資本主義を持ち込んだアメリカ教育の問題も指摘されるべきです。 著者はその点に気づかなかったのでしょうか? これだけの分析がされているにも関わらず不思議です。
最高の教育機関
日本では大学に入るためのために中高教育を実施しているが、 10代のときにこそ考える本当の力を鍛え身につけるべきである。 p 本当のエリートを輩出してきたアメリカの全寮制学校のシステムを この本で初めて知ったが、個人の能力を最大限引き出してくれる 最高の教育機関であると実感した。もし入学を考える親であれば 相当の覚悟をもって準備に臨んだほうがよいと思う。
日本の典型的エリートが鳴らす警鐘と提案に耳を傾けるべき
分野を問わず日米の比較をテーマとする本は、アメリカで生活したことがあるか、アメリカ人と一緒に働いたことがあるかといった個人的なバックグラウンドの違いによって読者の感想・評価が大きく分かれる傾向にある。本書についても同様で、まるドメ(=まるでドメスティック)な皆さんには「またアメリカ礼賛か」と却下される可能性が高い。だが、そういう向きには著者の経歴と本書を著すに至った経緯に注目してほしい。典型的な文系エリートコースを歩いてきた著者が、アメリカ人エリートのパワーを実感し、その源泉を探るうちに出会ったのがボーディングスクールであり、興味をそそられて実情を調査するうちについには全く専門外の本書を著すことになったのである。本書が単なる「アメリカ礼賛」の書ではないことを容易に理解していただけるだろう。 p 高額な学費に見合った最高の教育を提供する機関-それがボーディングスクールである。その教育環境の豊かさ、カリキュラムの多様性にはもちろん圧倒されるが、入学面接の段階から生徒一人一人の個性を正確に把握しようとし、その能力を最大限に伸ばそうと情熱を注ぐ教職員たちのプロフェッショナルな姿勢には感動すら覚える。目を覆いたくなるような学力低下が日常になってしまった日本に生まれても、親に相応の見識と経済力が、子供にやる気と根性(!)があれば、こんな選択肢も可能なのだ。富を教育に注ぎ込んでさらなる富を生み出そうとするアメリカ流教育戦略に賭けてみたくなる読者も少なくないのでは?実は私も「棄国子女になってもいい。(子供がいないので)姪をなんとしてもボーディングスクールに入れるぞ!」と密かに心に誓いました。(もっとも、宝くじが当たったら、の話ですが。)
全寮制学校万歳
ボーディングスクール。私だってあと二年早く知っていれば…完全に行っていたのに この本を読んだときはそう思いました(16歳でした)。この本を読んだきっかけは学校長の講和のネタはどこからきているのか…と追求したところこの本であった次第です。日本における中高の教育の意義ははたして…とかんがえさせられました。日本人は数学ができ頭がよい。そんな考えはもうこの世の中では通用しません。今世界のトップはどのような教育を受けてきた人たちでしょうか?ほとんどがアメリカであれイギリスであれその他の国も全寮制学校で中高時代を過ごした方たちではないでしょうか?これを日本が取り入れると帝国主義てきなものへと返るような気もしますが、日本だけではないでしょうか?ゆとりとさけんでいるのは。1つの教育の指針としてあるいはお子様の中高選択の1選択肢としておよみになられることをお勧めいたします。我が子には人並みな人生で終わって欲しくない、あるいは世界で活躍する人材となって欲しいと願うお母様がたぜひお読みください。日本のトップ進学校とも比べ物になりません。
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本書は、ビジネススクール、ロースクールに代表される大学院の出願に際して要求されるエッセーと推薦状の書き方を、エール大学ビジネススクール卒業生である著者が、過去の受験者のサンプルエッセーと推薦状をもとに解説している書である。 エッセーは大学院入学の合否を決定づける項目(テストスコア、大学の成績など)のなかで、最も重要な部分を占めている。しかし、多くの日本人受験者は論理的に文章を書く訓練ができていない(実際、多くの入学審査官にはそう判断されている)。そのため、エッセー作成の過程で苦労する。 エッセー作成にあたり一番の対策は、良いエッセーを数多く読むことである。本書には名門校に合格した人たちが書いた計94もの貴重なサンプルエッセーが掲載されているため、英文の効果的な書き方がわからない人にとっては参考になるだろう。 本書には、エッセーの書き方だけにとどまらず、審査官に強い印象を与える推薦状やレジュメ(履歴書)を書く方法までが紹介されている。また、印象の強いエッセー、レジュメを書くために必要なアクション動詞(インパクトの強い動詞)193も併記されている。 必ず目を通してほしいのが、UCLAとエール大学の入学審査官が本書に寄せたアドバイスである。エッセーを書きはじめる前、あるいは大学院留学の受験勉強を開始する前に、ぜひ読んでおいてほしいメッセージだ。 これまでに述べたとおり、本書は有用な書であるが、著者が繰り返し述べている「いちばん効果的なエッセーはあなた自身が書いたものである」というコメントを念頭に置きつつ、サンプルエッセーはあくまで参考程度にとどめておくことが賢明だろう。(野口 翔)
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この本なくして留学は叶いませんでした
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ドンピシャ
アメリカへのMBA留学を目指しているものです。エッセー作成を学ぶために本書を購入しましたが、非常に役に立ちました。 p 本書を通してエッセーの本質とは何かを知り、入学審査官が求めるエッセーを知り、どのようにアピールするのが効果的かを学びました。まさに私が知りたかったことのほとんどを理解でき、エッセーを書く上での大きな自信につながっています。 p 特に冒頭のUCLA入学審査官からのレターには多くのエッセンスが盛り込まれており、大変刺激を受けました。また、サンプルを除き本書のほとんどが日本語で書かれていることも、内容を素早く理解するうえで役立っています。本当に私が欲しかった参考書としてドンピシャです。
役に立っています。
現在大学院への出願書類をまとめている段階ですが、 一年程前、何から始めようかと考えている時に読んで、 落ち着いてステップを踏んでいくのにとても役に立ちました。 著者の意見を鵜呑みにしたり、載っているまま引用するのは 言語道断ですが、あくまでもサポートとして持っておくのには 最適だと思います。
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外資系の企業の応募でエッセイを書かなくてはならず手にしました。 エッセイに対する考えをまず変えなさい、というのが印象的。 筆者いわく”一番いいエッセイはあなた自身のなかにある”ので、 ユニークな自分をいかにエッセイに表現したらいいかがこの本に書いてあります。まぁ、ちょっと高いけれど損はありません。 p というか、これから海外でキャリアをつみたいと思っている方は何度も この本を開くのではないでしょうか。その意味で一生ものの本であり、決して高くないと 思います。
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なぜ発売されたのか疑問
新書としては史上まれにみる欠陥商品。かつてこれほど対象読者数が少ない新書があっただろうか。この本はアメリカの大学院の博士課程に留学して大学で教鞭をとる道を目指す人にしか役立たない。なぜなら他のレビューにあるように純粋にアメリカの大学院でPh.D.をとってアメリカで教職につくハウツーに徹しているから。しかも数多くの留学生をコンサルしてきた複数のケースから書かれているのではなく作者たった1人の自分の体験をもとにしているだけなので人文系のごく一分野にしか通用しない視野の狭さ。科学的ではなく応用性がない。理系や他分野の同経験をした日本人博士課程留学生とひろく情報交換をしてその欠陥をうめようとした形跡がまるでない。博士課程がたこつぼで研究テーマの数だけペースもスタイルもあるのは作者が一番しってるはず。新書読者にむけたハウツー本にしたかったならあきらかに作者の怠慢である。したがって大学院留学ハウツー本としてもアルク社などが出してきた類書より価値が低い。いったいなにをめざしたのか。新書として対象読者をひろげるには留学体験記にして感情移入させる読み物にして人文系のPh.D.をとらない人でも楽しめるものにすべきであったはず。しかしハウツーに徹していて体験記でもない。せっかくサラリーマンから主婦までよむ新書という形式なのに新書版「アルク本」の域をでていない。出版社はMBAなどプロフェッショナルスクールの留学人口を対象に含めてゴーサインをだしたものとみられタイトルのあいまいさに学者になりたい人ではなくアメリカ留学に興味がある人に買わせようとする意図がすけてみえる。この本は「アメリカの大学院博士課程で人文系のPh.D.を無事とる方法、留学準備から教職獲得まで」とすべきで「留学から就職まで」の副題はまるで一般企業への就職をさしているかのようで作者の意図と出版社の意図にくいちがいがありすぎる。新書としては欠陥本中の欠陥。内容は「アルク」。ついでに学者としての作者へのおせっかいとしてこんなハウツー本で業績をよごすことないのにとおもう。もったいない。
打算的生き方のHow to本?
アメリカの大学院は厳しい。だが勉強したいと思ってみんなくるのであるから、自分の研究内容を友人や教授と語り合い、長年にわたる友人もでき、視野も広くなる。著者のおおむね有益と思えるこのガイドブックにかけているのは、こうした生きて学ぶ歓びである。現職の学者がこうやってHow To本を書いてしまい、しかも「成功する方法」という週刊誌的タイトルをつけられることも驚きだが、この本から零れ落ちていくのは、「就職」「成功」「人脈」などという打算に頼らなくてもいいようなアメリカ大学院での過ごしかただと思う。 また「〜はしておこう」「〜はしないでおこう」というような「こうすれば私の利益になる」というようなアドバイスが多く、かなり自己中心的な生き方になるのではと心配になる。 もちろん具体的アドバイスのなかでは文章化されると納得するのもあるが、それは結局は常識である。「ストレスがたまったら友だちとランチしよう」。「教授もいそがしいのだから、要点だけ話すようにしよう。」「リサーチばかりしないで、書くことも忘れずに。」こういうのを読んで、なるほど、それは知らなかった、とノートをとる人がいるのだろうか。 同様の本では小森陽一氏編集の『研究する意味』が役に立つと思う。留学経験者が執筆陣に多く、しかもそれぞれ第一人者である。タイトルからして違うのだから。
実に率直なディスクロージャー
東大卒業後アメリカの名門大学院へ進学して学位を取得しアメリカの大学で研究者の職を得るまでの成功体験記。本気で同じ進路を目指そうと考えている後輩たちへ、先輩が胸襟を開いて率直なアドバイスをしてくれるような内容です。高校生の頃に読んだエール出版「私の○○合格作戦」のデジャブ感さえあります。私自身は日本の大学に勤めていてアメリカの大学に客員として滞在中にこの本を手にしたのですが、この国で頑張っている大学院生の内面が垣間見える気がして興味深かったと同時に、学位や人事のシステマチックな審査方法が公開されていて大いに参考になりました。大学数が多いアメリカならではという気もしますが、学生が減って相対的に大学が増えている日本も確実にこの方向に向かうことでしょう。
オレだって負けないさ
そりゃ、経済学や理系の学問より、著者の専攻であるアメリカ研究を日本人がアメリカでやるほうが、辛いでしょう。だから、著者を最も厳しい分野で生き残ることに成功した者と言っていいはずです。そんな著者がときに苦労話を交えながら記しているアメリカの院の実態は、たいへん興味深かったです。ただ、アメリカで学者として就職する際のプロセスに関しては、一体何人の読者に役立つ情報なのか疑問に思いましたが、読み物としての価値はあるでしょう。あと、この著者、行間からにじみでる人生観がうすっぺらい気がして、人間としての魅力は感じられなかったのですが(笑)、ガイドブックだと割り切れば問題ないです。
どうだろう?
日本人の間にはアメリカの大学院への崇拝が強い。そうした人達を狙ったハウツー本である。ただ、「アメリカの大学院」と総論で語ることが不可能なほど、アメリカの大学は個性豊かだし、分野・専攻によっても事情が大きく異なる。また、大学院で学ぶ目的も人それぞれなので、この本に書かれていることは、極めて少数の読者にしか当てはまらないと思う。将来、アメリカ文化研究でPh.D.を取って、アメリカの大学で教えたい人には参考になるとは思うけど・・・。
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