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14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に
 
¥ 1,365(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:109位  
カスタマーレビュー数:10

くちコミ情報
繋がり・・・
「誰かが作った世界を人間は許せない」 「どんなに賢明かつ理想的に設計されていても、  誰もが幸せに生きられるはずの社会で、それでも幸せに生きられない存在が、人間」 「<世界>や<社会>を「その辺にいるヤツ」が作ったという話に、ぼくたちはたえられない」 「ぼくたちの脳は有限で、記憶も有限だ。  有限の能力しかないはずなのに、なぜぼくたちは無限の文章を生み出せるのだろう」 「「もし宮台真司が〜だったら」の「〜」のところに何を代入しても、  宮台真司が何を指すのかはまったくゆらがない」からだ。 「どんなに人と親しくなったと思っていても「親しくなったつもり」。  どんなにその人のことを考えても「考えたつもり」。  「つもり」以上のものにはならない」からだ。 ・・・真理の言葉が不在だからだ。 「誰かが作った世界を人間は許せない」 「誰かが作った世界」には、その誰かを育んだ誰かが作った世界が関わっており、 その誰かを育んだ誰かが作った世界には、その誰かを育んだ誰かを育んだ誰かの世界が関わっており、 その誰かを育んだ誰かを育んだ誰かの世界には・・・ 「他者たちを前にした「試行錯誤」で少しずつ得た「承認」」のお話・・・。
(悪しき?)天才宮台
共感できる挿話で感情のフック(かぎ)をつかみ、 ひたすらオーソドックス(伝統的・一般的)な概念で話がすすむと、 いつのまにか非常識な世界へ。 宮台真司氏の類希(たぐいまれ)なる名人芸だ。 天才は得てして、複雑なものをわかった気にさせてくれる。 しかし、わかった気になりすぎる悪害もあるだろう。 また、社会学者ということで、事の問題をなんでもかんでも社会に原因帰属しすぎ。 とはいえ、個人的にはぜひ一度、ご感染されることをおすすめします。 以下参考になりそうな本をリスト a社会学者について 社会学者は社会を知ってる?反社会学講座 (ちくま文庫)                  ネット上ではhttp: mazzan.at.infoseek.co.jp lesson1.html 社会学者は14才を知ってる? 「若者論」を疑え! (宝島社新書 265) 各章に 1自由・承認・尊厳。ベターなモデルとして友だち幻想―人と人の“つながり”を考える (ちくまプリマー新書) 2エリートと大衆。もう一歩     民主主義という不思議な仕組み (ちくまプリマー新書) 3恋愛。ベターなモデルとして      男子のための恋愛検定 (よりみちパン!セ) 4成熟社会、同じ視点で他の本。   新しい道徳 (ちくまプリマー新書)                     「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書) 5能動的感染という視点         先生はえらい (ちくまプリマー新書) 6コミュニケーション可能の破れ、同じ視点で他の本。他者 死者 私―哲学と宗教のレッスン                          日本仏教の可能性の第一章、 c事の問題を、社会でなく我がことに原因帰属する 「10代のメンタルヘルス」シリーズ               d事の問題を、社会でなく身近なことに原因帰属する 「10代のセルフケア」」シリーズ eSFのように大きな物語でなく、身の回りを読み返す  村上春樹の文学                        以上。長っ ( ̄△ ̄) !!
ここ数年で一番読んで良かったと思う著書
14歳からの社会学というタイトルだが、けっして思春期の子供たちだけに読ませておくのは勿体ない内容の本。 平易な文章であるが語る内容は重厚で、真に迫るものがある。 著者の人間臭いエピソードがなおさら、内容を深く刻みつける名著であると思う。 誘われ、読み進めるうち、さまざまな年代の「人間」に対する「許容」と「愛」が溢れているのを感じる。 まるで、目に見えない祖父や祖母のような優しい存在に諭されているような錯覚すら覚える。 この本に出会える思春期の若者をうらやましく思う。 また、思春期には遅れたが本著を読む機会に巡り合えたことを喜ばしく思う。 著者はメディア等でのエキセントリックな発言ばかりが注目されがちで、 いささか食傷されがちであるが、それがまったくの誤解であることもこの著書で読み取れる。 宮台氏の著作を食わず嫌いな方もぜひ読んで欲しい。間違いなく曇りが晴れる内容である。 自分に子供を授かる機会ができたなら、真っ先にに薦めたい著書である。
『よくわからないけど、すごい』体験を。子どもたちに。
「よくわからないけど、すごい」モノ。 63年生まれの私にとって、それは、本であり、テレビドラマでした。 「わからなくてもいいから、読む、読みたい」という経験を、 今の子どもたちにさせてあげてください。 でも、中学ではすごく優秀な子、高校ではまあまあ優秀な子、 あるいは答えを探している子、本を読める子、 大学生は全般、それ以上の大人は、大切なことを思い出したいと思う人たちへ。 という危険物でもあります。 優秀な子どもに特に読んでほしいな。 人の気持ちのわからないエリートになってしまう前に。
SF論をいつか展開してほしい。第8章からの連想
59年生まれの宮台先生に、SF論をいつか書いてほしい。中学生でブラッドベリ、 クラーク、バラードに出会うという当時の中学生(エリート?)SF読者の王道を 歩んだ先達の言葉をもっと聞いてみたい。 話を展開してほしいのは、あの頃中学生に対してSFが持っていた「ここではない どこか」へ通じる開放感が何に根拠をもったものだったのか、である。あとから振 り返っていかなる通時的共時的な文脈に依ったものだったのか、を知りたい。宮台 氏独特の斬れ味鋭い分析がどんな風に展開されるのか期待してしまう。回顧譚の 味付けももちろんウェルカムである。 そして、もちろん主戦場たる80年代に話をつないで、SFの没落を主題的に論じ てほしい。私が編集者だったなら、「SFの栄光と没落」なんてサブタイトルを用 意した上で、執筆を迫りに押し掛けているかもしれない。。90年代にクズSF論 争なるものがあったように仄聞するが、理論的に深みのあるものではなかった ようだ。 ここは学者としての宮台先生に出張ってもらって、社会システム論などの大道具で 大立ち回りを見せてもらえたら嬉しい。お忙しいでしょうが、本人もきっと嫌いで はないはずの趣味的な話なので、うまいお膳立てさえあれば本当にしてもらえるの ではないだろうかと期待しています。 63年生まれの評者(かつてのSF読者)のいい加減な感想です。第8章から まず読んで、『未来惑星ザルドス』を見つけてニヤニヤ喜んでいるようでは、 本書の書評としてはまずいですね。 くせ球として、放らせていただきます。



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カスタマーレビュー数:5

くちコミ情報
おいておきたい本
数に対しても興味を引くけれど、とても素敵な内容です。子供だけでなく、大人になってからも読み返してもらいたいと思える本です。  
数学にとどまらない、経済や農業、気象も学べる
しょせんは子供向けの絵本ではあるが、その意図するところは非常に深い。 数学の絵本、というふれこみの方だが、数学にとどまらず、経済、農業、気象などなど、いろいろな物事についての知見が重要だ、ということを教える深い内容の絵本だと思う。 いつもは、いやいや子供の絵本の読み聞かせをしてしまいがちなのだが、ついついこちらが本気になって、読んでしまった。
数列ですね
よくできた絵本だとおもいます。 種の数が、きちんと正しく絵本に描かれていて感心します(子供と一緒に全部数えました)。 掛け算が分かってくると、2倍になるということがどれほどすごいことか、分かるようになります。子供にも分かりやすく、イメージしやすいようで、安野さんの絵のすばらしさが感じられます。 働かなくても生きていけるからとぐうたらするのではなく、勤勉に働くことで豊かな実りを得られ、ゆとりを持ち、家族を得て、幸せになれる、備えは大切である、という事も学べる良い話だと思います(もちろんそれだけが幸せの形ではありませんが)。
数とは。。。 生きることとは。。。
数の増え方を学べるのはもちろんですが、いつもと違う事をしたら何が起こるのか。。。 どんどん増えていく種に子供達は単純に大喜び。 何もせず、同じ事をずっと繰り返していたら同じ結果しか得られない、それを少し我慢して、いつもとは少し違うことをしたら。。。 登場人物も怠け者から忙しく働く(働かなければいけない状況になる)人物に変身。 我が家の小学校1年生の息子は、「何かを少し我慢したり、あるいは、同じ物でも違う取り扱いをすると、違う結果、大きな収穫になる。」という事を具体的に学んだようです。 日常の小さい出来事(毎日の宿題、毎朝の早起き、他人との受け答えなど)に、いつか態度が反映されてくれるといいな。。。 大きく飛躍するチャンスって以外に目の前にあるのかもしれません。もう種を受け取っているのかもしれない。 枝を大きく伸ばし、花や実をつけるにはどうすればいいのか、大人にとっても、読めば読むほど考えさせられる絵本です。 数のありかただけではなく、人生のあり方まで学べる、そんな本です。
美しい数学は美しい人生をつくる。
10年前に、こどもに買い与えた本です。 懐かしくて本棚から取り出してみたら、ああ、こんなに すてきな本だったのかと、うれしくなりました。 簡単な数の考え方を、わかりやすく説明する絵本なのですが、 考える事で、貧しい人でも豊かになれること、 人生には色々な出来事があるということも、 こどもだけでなく、おとなも教えられる本です。 タネが金色なのが、シンプルな絵の中で、効果的です。 安野さんが書かれているように、私も 「種」とか「卵」とか、命の源に不思議な魅力を感じます。 これは、一粒のたねを地面にうめることから始まる、 10年間のお話ですが、私の10年の実りはどれほどのものか、 そして、私にとっての「せんにん」は誰なのか、 そんなことまで考えさせられます。



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星座と星を楽しむことに特化した本
宇宙の理論や、星の理論を抜きにした(色だけは分けてますが)、単純明快な本です。イラストも可愛いです。プラネタリウムの予習、復習に一冊如何でしょう。中学・高校の副読本にも是非!
はじめて触れたい星座の絵本
プラネタリュウムが好きで何度か通ったこどもの頃初めて触れた星座の本。 大きな書面いっぱいの星座表はプラネタリウムを連想させ、 ギリシャ神話や季節ごとの星座についてもわかりやすくて、 おとなでもこどもでも、こども心にかえって 『やっぱり星っていいな♪』と思わせてくれます。 ☆作者は「ひとまねこざる」で有名なH.A.Rey ガイド役のキャラクターにもついつい目がいって何度も読み返したくなる絵本です。
とてもわかりやすいです。
紹介している星座の形がとてもわかりやすくて、憶えやすいです。 本によって星座のつなぎ方が違うみたいですし、プラネタリウムなどで見るつなぎ方は、絵も邪魔をしてとてもわかりにくく憶えづらいものになっていますが、この本を読んだらすぐに憶えることができました。 ぼーっと空を眺めているだけで、いくつも星座を見つけられるようになった自分に感動しています。
あったー!!!!(検索してみつけました)
子供のころ(小学校高学年)、親が「読んでごらん」と買い与えてくれた本。初めて星座に触れたのですが、大きな書面いっぱいにプラネタリウムのように星座がわかりやすく書いてあり、ガイド役のキャラクターのかわいらしさも印象的でした。普段考えたこともない、宇宙の様子を思い浮かべたりして、一生懸命星座を覚えたりしました。冬の空に本と同じオリオン座をみつけた時の感動は忘れられません。  小さなお子さんへのプレゼントにもいいし、おとなが読んでも充分夢の世界へ行ける本だと思います。
子供のときから・・・。
小学2年生の頃から小学校の図書室で何度も何度も読み返していました。大人になってやっと自分の本として手に入れた喜びはいまでも忘れません。 p 星座の本は無機質なものが多いと思いますが、この本は真実とロマンが同居している本だと思います。 p 代表的な星座当てのクイズがあったり、親しみやすい星座の代表であるオリオンの神話が載っていたり、「光年」の意味も解説してあるなど子供向けといっても要所は押さえてあり、とても優れていると感じます。 p 昨日、幼稚園の年長の子供のクラスで、プラネタリウムに行って来ました。「さそり座は?いて座に狙われてるんだよね。」そう、その通り。さっそくこの本を開いて確かめました。プラネタリウムで効いてきたお話がそのまま載っていました。子供は大喜びです! イラストも「おさるのジョージ」の方なので親しみやすく、子供と一緒に絵本のように楽しめますよ!



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カスタマーレビュー数:27

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司馬先生の期待にこたえるために
他の方々が書いているように、短い文章ながら力強いメッセージがこめられていて老若男女問わず読み手に強い感動を誘う内容。流石、司馬遼太郎ということか。学生に限らず、人生の節目にある人に対する贈り物にも最適だろう。 21世紀になっても世界は司馬遼太郎の懸念を十分に解決できていない。私は本書の執筆当時の対象年齢層だった。そういう意味でも司馬遼太郎の思いを託されたと思い、折に触れて読み返していきたい。
内容は素晴らしいが・・・
内容は文句無く素晴らしい。老若男女問わず読むべき文章であると思う。ただ・・・印刷がどうも・・・。表紙を見ても伺えるが、蛍光色のようなどぎつい色で、ページを開くたびに不自然な色の自然の写真が目にぶつかってくる。心洗われるような美しい写真とともにこの文章が読めたらどんなにか永久保存にしたい本になっただろうと思うと、実に残念でならない。そのため人に贈る本としては対訳版のほうを選んでいる。
卒業祝い&入学祝に贈りたい
絵本のような大きな文字と、すべての漢字に『ふり仮名』がふってある50ページにみたない薄い本。 しかし、内容はかなり濃厚。 少ない文字数と簡単な言葉で、核心を突いた深いことをスバッと言ってのける。 “「いたわり」「他人の痛みを感じること」「やさしさ」はもともと一つの根から出ていて、 その根は本能ではないから、私たちは訓練をしてそれを身につけなければならない” 人間だから忘れることも、気を抜くことも、余裕がないこともある。 でも本来人間は、自分がどんな状態にあったとしても、その気持ちをけして忘れてはいけない。 ・・・忘れない努力をしなくてはいてない。 なのに我々は『昔、習得したから』といって、訓練することを やめてしまっているのではないだろうか。 やさしい人間とはなにか。いたわりの心を持つ人間とはなにか。 もう一度原点にもどって考え直してみたい。 1989年以降、この内容を国語の時間に読んだ子供がうらやましい♪ 教科書として出会わなかった自分のために、まず一冊。 さらに、大人買いして (親戚の子供も含めた)周りの人間すべてに配り歩きたくなる一冊です。
感動しました
私は中ニです。 この本は本屋でみつけて、買ってみましたが 読んでみてすごく感動しました。 この本を私の担任の先生に奨めてみたところ、また感動したらしく 道徳の授業でこの本を紹介し、朗読しました。 でも感動だけではなく、大いに考えさせられました。 私達が今いる二十一世紀は司馬さんが見たかった二十一世紀なのかと。 すばらしい世の中なのか?と。 だからこそ、若い担い手である私達が今の現状を見据え、 これからの未来を変えていかなくてはならないのだと深く思いました。 もっとたくさんの人に読んでもらいたいです。
大人も子どもも、一度は2〜3回遅読すべき!
 著者は歴史小説で有名な司馬遼太郎で、小学校高学年(5〜6年)を対象にした2つのメッセージを1冊の本にまとめたものである。小学生を対象にしているせいか、平易な文体でわかりやすくスラスラと頭の中に入るように書いている。  第一のメッセージでは、20世紀で生涯を終えた著者が21世紀を生きる我々に原点回帰と責任の重大さを伝えている。一方、第二のメッセージでは緒方洪庵(こうあん)を取り上げ、適塾の思想を通じて生きるべき指針を提示している。  本書で、司馬遼太郎は平易でシンプルなメッセージを伝えている。そのため、一度読んだだけではあまりにも簡単に頭の中に入ってしまうため、あまり印象に残らないことが多い。  特に、社会人になると学生時代のように時間があるわけではなく、限られた時間を有効活用しなければならない。そのため、一度に複数冊の本を同時並行で読み進めてしまい、同じ本を二度読むことは滅多に無い。  しかし、本書のような類の本は読めば読むほど奥深さが出るものである。実際、書評を書きながら2〜3回読んでいるのだが、平易な文体からは考えられないほど底知れぬ教えが隠されており、時間に追われがちで不安定になりがちな心理状態が落ち着いてくる。  個人的には、後者が参考になった。吉田松陰の松下村塾と似たような方針であり、福沢諭吉や大村益次郎を輩出した適塾は、身分平等で入学試験も無く、「学問をする」というひとつの目的で集まっていた。  加えて、塾生の間で勉強を教え合い、8つの級に分け、級の代表である会頭(かいとう)と熟生全体の代表としての塾頭(じゅくとう)を設置していた。さらに、12か条の訓戒を書き、医者としての心構えを説いていた。  この訓戒を知った時、会津藩の“什(じゅう)の掟”を思い出した。「ならぬことはなりませぬ」で有名な什の掟だが、教育問題で揺れる現在の日本で最も必要な要素ではないだろうか?



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カスタマーレビュー数:6

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意欲的な皮膚科学概説。
資生堂の研究員が皮膚科学の基礎から最新の研究成果までさらっとまとめた本。ツボや鍼灸などの東洋医学を皮膚科学の最新の知見から説こうと試みるなど興味深い。ただ、「気」や「テレパシー」まで行ってしまったのには、付いて行けなかった。
驚くなかれ!皮膚のケア=こころのケア?
 皮膚は、人体の最大の器官であるにもかかわらず、 その存在があまりにも(?)当り前すぎてついつい軽視 されがち。しかし、本書では、その皮膚の果たしている 役割が私達の予想以上であることを最近の研究結果を 取り入れて分かり易く紹介してくれています。  ただ単に面白おかしく、皮膚の役割を紹介するのに 本書は留まっていません。進化学や哲学の視点を取り 入れて、とても深い内容を著者の仮説という形で実に 色んなことをこれまでと違った視点で考えるきっかけ を与えてくれています。  脳とココロと体の関係に興味を持っている人だけで なく、皮膚に悩み トラブルを持っている人が読んでも きっと何か得るものがある一冊になっているはずです。
例示は雑多だが、筋が通っている
皮膚は脳みそと同じように、外部からの刺激を受け取り、何らかの判断をしているのではと言う事を切り口に、脳みそ以外に、「命を保全する」機能がある事を本書では伝えています。 途中、話が大きく脱線し、気功や超能力と言ったテーマに多くの紙面が割かれ、何がテーマだったのか分からなくなる気がしましたが、最後まで読むと本書が、人間という存在を現代科学から少しだけ遠ざかった状態で認識しようとする哲学を語っているのだろうと感じました。 最新の科学でも解明されていない現象というのは、こういった視座を持つ人たちによって解明されるのだろうと感じさせてくれる良書です。
面白大好き
第三の脳。この本の真骨頂は新しい覗き穴の提示である。 生理学の世界ではマイナーな、皮膚という臓器から眺めると世界はどう見えるか。古代ギリシャの哲人の視点や、華々しい成果をあげている脳科学者の視点ではない。皮膚についての最新研究成果から見た世界。皮膚という覗き穴を横切った現象を、超能力から東洋医学まで、片っ端から考える。あくまでも皮膚の視点から。 これが実に面白い。目からウロコの連続である。 個々の論考には反論もあろうが、この書籍の中で(p.182)引用されているモノーの「偶然と必然」と同様、反論を生む新たな正論には科学史的な価値がある。もっと身近な例で言えば、飲み会の席でこの本は役立つ。この本のネタを一つ話題に出せば、賛否渦巻き、いつの間にか空になったお銚子の山が築かれること必至である。 おしむらくは引用文献リストがないことである。そこには潔い編集意図を感じるが、この本を手に取る好奇心旺盛な読者たちのために、2刷ではぜひお願いしたいところである。
肌に合う本
素晴らしい本。資生堂の皮膚研究者が綴った「第3の脳」。皮膚研究から、感覚器としての皮膚、自己判断し思考する皮膚、電磁場を形成して共鳴したり合唱したりする皮膚を描いたポップサイエンス。 まず、著者の経歴がいい。皮膚研究を始めるのが30才過ぎ。しかも自分の希望じゃない。さらに専門でもなかった。で、うつ病経験者。しょっちゅうプチウツになる身としてはとっても共感できる。そして、アトピー先駆者。やっぱり皮膚疾患の苦しみと再生の実感は体験した人でないと解らない。 そんな希望セクションでも専門分野でもない皮膚に、自らのハードウェアに全く恵まれてない(失礼!)著者が研究とともに惹きこまれて行く訳だ。 自分の中では肌が接触するって事は「コネクト」する感じがする。言葉はウソがつけるけど、肌は誤魔化しが効かない。 例えば友人同士、一緒に遊んで帰り際にHUGするとき、「今日飲んだシャンパンが美味しかった、また来ようね♪」とか「明日も仕事頑張って、でも無理しないで」とかが解る。(気がする・・・) 後は女の子は結構共感するところが多いと思うんだけど。男の子(時々オジサン)と呑んでいる時に肩や腕に触られて一瞬にして相手の考えが解ってしまったり、手を繋がれて愕然とした経験がみんなあるのではないかしら。頭ではうすうす理解して、取り敢えず判断を保留にしてることでも、肌で感じる感触は決定的で脳味噌の判断抜きで次の行動に移らせてしまう 皮膚は相手に伝えたいことを正確に伝え、相手の状態・感情・欲求をダイレクトに言葉のフィルターなしに感じ取る。共感、共鳴、共振。瞬間的に相手が解ったり、自分をオープンに出来たりするツールって他に無い。 著者も、皮膚が相手の皮膚の電磁場を読み取ったり共鳴したりすることに神秘に感じ、それと紐解いている。著書の中では気功や電磁場科学、仏教哲学、熱力学まで総動員して、皮膚から見たひとつの世界観を表現している。というか逆に皮膚の多面性を表現するには全ての学問が必要なのかも。また特記すべきは参考文献の数々。著書の至る所に参考文献が掲載されているけれども、専門書よりも寧ろ書店で気軽に立ち読みできる本が多いところがとてもいい。



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小学1〜2年生に最適
2年生の長女に買いました。最初半年見向きもしませんでしたが、次女が幼稚園でヘレンケラーのお話を聞いてきたというのをきっかけに、そういえばこの本にものってたよね…と読み始めたら、長女がはまってしまい、以来1日1〜2話読んでいるのですが、私よりも先に必死になって一人で読んでいます。 一人ずつの伝記は重そうですが、偉人といわれる人にはいろんなエピソードがある、ということに興味を持ってもらうには最適だと思います。年中の次女にはまだ早いかな、という感じですね。
おもしろいと話しています。
内容が少し物足りないかな?と思ったのですが、寝る前の短い時間には調度良かったみたいです。たまに「この人は何をした人でしょう?」とクイズを出されてしまいます。親子で楽しんでいます。挿絵がとても素敵なので絵が好きなお子さんも喜ばれると思います。
息子の世界史入門書。年長・1年生向け?
一人一人の伝記はダイジェスト版にすらなっておらず、 この本が「心をそだてる」かどうかは大いに疑問なのだけれど、 それでも息子にとってはけっこういい本でした。 なぜか。 息子の場合、1年生の時にはまったこの本がきっかけになって世界史に関心が広がっていったからです。 一つ一つのお話が短くてイラストレーターも人物によって変えてあるので一人で開いては眺めているうちに(ちゃんと読んではいなかったと思いますが)人物名を覚え、 他の本でその人物名を見つけると嬉しくなってちょっと読んでみて、 そうこうしているうちにどんどん知識が増えていきました。 それらの知識は3年生の今はまだ断片的な状態ですが、 今後学校教育や読書によってだんだん体系化されてくるだろうと思います。 この本が適している年齢はせいぜい2年生までかな。 それ以上の子には、このこま切れ伝記はあまり意味ないと思います。 とにかく一人一人の伝記が短いんですから。 徳川家康の伝記なんて呆然としてしまいますよ〜。
取っ掛かりにはいい本なのだろう
大人の視点からではマンガチックで、 一人一人の人物説明が かなり短いのが気になったが、 小学生の娘たちが貪るように読んでいたので 取っ掛かりにはいい本なのだろう。
自分がなるほどと納得
子供に読んで聞かせながら、この人ってこんな人生だったのねーと私がはまって読んでいたりして。大体2〜3頁なので寝る前に読むのにぴったり。絵もそれぞれ違っていて面白い。初めての伝記にはぴったりだと思います。たまに1頁だけの人もあり、これだけ?と思ったりしますが、名前とどんな事をした人かが子供に分れば十分かと思います。おすすめですよ。買ってよかったです!



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カスタマーレビュー数:21

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   表題のとおり、最初から最後まで「うんち」である。おおきいぞうは おおきいうんち ちいさいねずみは ちいさいうんち。人間も含めたいろんな動物のいろんなうんちが、五味太郎の独創的なデザインで描かれる。しかし、たどりつくところはひとつだ。
「いきものは たべるから みんな うんちをするんだね」

   本書は、福音館書店が毎月発行している月間科学絵本「かがくのとも」に1977年にとりあげられ、1981年に装丁を新たに出版された傑作絵本である。英語、スペイン語、韓国語などにも翻訳され、世界で愛されている1冊だ。

   読んであげるなら4歳から、自分で読むなら小学校低学年からが対象とされているが、ひとりで読む場合にもぜひ声に出して読んでほしい。「うんち」が韻を踏むようで耳にここちよく、まるで詩のように聞こえるはず。うんちをすることは、汚いこと、恥ずかしいことと思って園や学校でトイレに行かない子どもたちがいるという。ぜひ、そんな子どもたちに読んでほしい。(小山由絵)


くちコミ情報
ある意味で深遠なる哲学書
おそらくこの本を幼少の時に読んだかそうでないかで、うんちに対する大きな派閥ができているのではないかというくらい、完成度の非常に高いインパクトのある作品です。 アイドルはうんちをしないと本気で思っている人たちは、おそらくこの「みんなうんち」を読んでいない派だと思われますw 古今東西、何時の時代も世界中の子供たちはうんちが大好きです。その理由は、生物としての本能そのものでしょう。人間を含めすべての生物はほぼ例外なくうんちをします。何にもできない子供でも、ご飯を食べてうんちをすることが生物として一人前に生きている証拠です。 五味先生は、グラフィックデザイナー出身の日本を代表する絵本作家。「絶薬」でもゲストで登場していましたが、この「みんなうんち」は五味先生の作品の中でもNo.1クラスのクオリティを誇っているのではないでしょうか。 ことば、リズム、レイアウト、イラスト、色使い・・・。絵本を構成するすべての要素がしっかりデザインされています。デザインは絵のことだと思う人が大半だと思うのですが、実際にデザインの仕事をしてみると、絵そのものではなくより機能(効果)を意識するようになります。  デザインとは見かけのことだと思っている人がいる。  だがもっと掘り下げれば、  それは実は機能のことだとわかる。 y スティーブ・ジョブス 僕の今までの経験では、デザインとは存在と機能の境界線(輪郭)を描くことだと感じています。ですから当然、時代や環境、技術や気分によってもその境界線は変化します。国境と時代を越えて人から愛されるデザインとは、人間の本質をしっかりと捉えた完成されたデザインだということです。 うんちについてよくよく考えてみると、今の時代は人間だけがうんちになりません。その理由として、人間を食べる動物たちを知恵や技術や宗教で人間自らが封印してきたからです。土葬をしていた時代までは、微生物たちのうんちになっていたのかもしれませんが、現在はほとんど火葬ですからね。 そうなってくると、物凄い勢いで増え続けている人間という生物を律するものは、同じ人間か自然界そのものが相手となります。そして実際に現実問題として、戦争や環境破壊などで絶滅する可能性も出てきました。 今の世の中がクソまみれと感じてしまうのは、自分たち人間がうんちにならないことが1つの原因なのかもしれません。そういう見方をすると本書「みんなうんち」は、かなり深遠な哲学書にもなり得ます。これが洗練されたデザインのもつ力ということなのでしょう。
名作
娘のトイレトレーニングの時期に購入しましたが 初めて娘に読みきかせたときの、うれしそうな顔といったら・・・。 こどもが大好きな、うんち、という言葉が散りばめられていて 文のリズムといい、内容といい、本当によくできた本。 五味さんが著書の中で、 真冬に訪れた動物園で、動物のうんちから湯気がたちのぼっているのがあまりにも魅力的で、 それでうんちの絵本を書こうと思った、と書かれてました。 うんちのおもしろさが凝縮されているこの絵本。 こどもにずっと長く読み続けられているのも納得です。
子どものお気に入りです
3歳の女の子に一度読ませたらリズムも気に入ったのか、 何度も読んで読んでといってきます。 短い分ですが絵もユーモアがありとても面白いです。 字も大きいのでひらがなお覚えたばかりの娘は 自分でも大きな声で呼んでいます。 購入して大正解でした。 五味さんの本はどれもいい本ばかりです。
絵がすばらしいです
人気の絵本であることは知っていましたが、子どもが大好きな「うんち」を題材にしたアイデア勝ちの絵本だと思っていたのです。ところが、実際に読んでみて絵のすばらしさに引きつけられ、この本の魅力は、題材を支える確かな絵があってこそと気づかされました。五味さんの絵本は何冊か持っていますが、その中でダントツだと感じます。 内容はいたってシンプル。「うんち」とそれをする生き物が主人公の直球勝負の絵本です(五味さんらしいユーモアも含まれてはいますが)。『きいろいのはちょうちょ』のようなしかけも、『そら はだかんぼ!』のような意外性のあるストーリーも、『たべたの だあれ』のような遊びの要素もありません。なのに、これらの本以上に「読んで!」とせがまれます。 まず絵を見てみてください、とお伝えしたいです。「うんち」と生き物のデザインと彩色の見事さ。特に動物や魚などの生き物の彩色がすばらしくて、魅了されました。「うんち」ということで敬遠されるかたがいらしたら残念です。一度お手にとってみてください。幼児期に出会う自然科学の本の中でも、貴重な一冊だと思います。
出物 腫れ物 所かまわず
初出はかがくのとも100号。五味氏の最高傑作と評する方もいるようです。 1977年初版だから、刊行当時五味氏は32歳。精鋭グラフィックデザイナーとして活躍中の頃。 絵本という媒体にデザインの手法を持ち込もうとする、若き情熱が感じられます。 何しろ主題が’うんち’なのですから。 誕生には相当、生みの苦しみがあったに違いありません。 やはり1977年刊行の「かくしたのだあれ」もデザイン的に優れた本ですね。 今の五味氏の作風は好きではありませんが、力のこもった初期作品には強烈なオーラが出ています。 「うんちがぽとん」アロナ・フランケル著もトイレトレーニング中お世話になったなぁ。



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くちコミ情報
ジュニア新書だけど、大人も読める(むべき)一冊だと思います。
キング牧師はいうまでもなく有名な人物ですが、その人の 生涯と活躍と考えとを非常にわかりやすく教えてくれる本です。 これはジュニア新書に入っていますから中高生向けに書かれたものでしょうが、 しかし大人にとっても大変に感銘深く、決してレベルを下げた物語には していません。むしろ、大多数の日本人には知らない記述をたくさん 含んだ本だと思います。 キング牧師が活躍をしたのは、活躍したくてしたのではなく、活躍を せざるを得ない人種差別の実態があったからであり、いま2006年に 本書を通読すると、これが果たして50年もたたない頃の実際の出来事 なのだろうかと暗然とするものがあります。 わが国においては、音楽やスポーツなどの文化におけるアメリカの黒人たちの 活躍を当たり前のことのように受け止めていますが、それらのことも キング牧師らの活動がなければ違っていたんだろうかと思います。 また、おとなしい日本社会の中で、ありふれた生涯を送っているわたしに とっては、健全な怒りを覚えることもまた大切なことだと思い出させてくれました。 その意味では、このジュニア新書は、大人が読むとジュニアになれるという 効能もあるのかもしれません。
伝え続けなければいけないこと
 この本は、キング牧師を語る単なる偉人伝として書いているのではなく、キング牧師の人間的な弱さ、過ちにも触れ、それを含みながらもキング牧師の人間像、及び当時のアメリカ社会から現代社会、更には私たちが生きて行く課題を非常に論理的に緻密に書き上げた作品である。更にここには、いつまでも伝え続けなければいけないことが書かれ、少年少女はもとより、どの世代の人にとっても読み応えのある内容であると思う。私はこの本を読んで、自分の人生に足りない物はなにか?自分は、何ができるのか?何をすべきなのか?と考えさせられてしまった。
絶対に忘れてはならないこと
アメリカにおける人種差別が、たった50年前の出来事であると思うべきか、それとももう50年も昔の出来事だったと思うべきか、人それぞれだろう。しかしその差はとてつもなく大きい。アメリカ人の中には(特に在米日本人の中には)人種差別など過去のことで、その改善は日々進んでいるとおっしゃる方々もいる。しかし制度上、外見上は改善されたように見えても、人々の心の中に潜む人種差別の底なしの暗さはなくなっていないように思えてならない。現代アメリカ社会における貧富の差の拡大化、人種間の対立の構図の広がりを見るとキング牧師の行ったこと、その精神をもう一度省みる必要があるのではないか?小中高生向きに書かれたものとはいえ、成人が読んでも牧師の業績は感動をよぶ。また師の業績をわかりやすい文章で紹介した共同作者の一人である辻内鏡人氏が非業の死を遂げられたのは残念でならない。
おすすめっ。
キング牧師…「名前くらいなら聞いた事あるかな…」と、いう人でもすごくわかり易いし、面白いと思う。実際私もキング牧師が実際どんな事をしてきたのか全然知りませんでした(有名なスピーチ位しか…)。けれどこれを読んで、彼の偉大さを知り、人々の思いを知り、そしていかに現実が厳しいものかを改めて知りました。世の中を知らなくてもなんとなく生きていける今の日本に暮らす私たちですが、こういう事実を是非みんな知って、何も出来なくても、せめて何か感じる事から始められれば良いなと思いました。特に、私と同じような若者世代の人には是非読んでほしいっ!久々に熱い感じになれました。
今の時代こそ
私自身が尊敬する、キング牧師のことを、中学生の息子にも 知って欲しくて、夏休みの感想文のために、購入したのですが 息子が読む前に私が読んでしまいました。 私が生まれた頃、ほんの40年前まで、あの自由の国アメリカの実像が こんなことになっていたとは・・そう改めて、思いました。 果たして、今は、どうなんだろう。今だからこそ、あらためて、 p 私には夢がある の意味を問いただす時なのではないだろうか。 宇宙船地球号に、乗り合わせた全ての人に、特に子供たちに、 違い、共存、この2つの意味を考えるためにも、読んで欲しい。 時代背景、他の黒人開放組織(マルコムX、ブラックパンサー等) この時代を、知らない大人の入門書としても、グッドです。



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くちコミ情報
子どもの想像力を限りなく刺激する最高の絵本
 子どもの頃、この本から「世界という概念」を学んだような気がします。この本は子ども用にひらがなで書かれていますが、書いてることは大人も楽しめるほど高度です。子どものとき、この本に書いてあることを理解していたわけではありません。書いてあることを理解することよりも、そんなすばらしい世界があるということを、暖かくて精緻な絵と共に示してくれるところがこの本の最高の魅力です。「よくわからない」部分があるからこそ、いっそう惹きつけられるのかもしれません。  大人になってから、たまたまこの本を書店で見つけ、思わず購入。その数年後、親となりましたが、1歳の息子もこの本が大好きです。  絵本にはめずらしく、最後のページに著者の加古さんの解説があるのですが、ここを読むとまた感動しました。「子ども向けの本」だからという妥協がない、というよりも「子ども向けの本」だからこその真摯さが感じられたからです。1978年の本ですから、今読むと古いです。宇宙の泡構造とかこの時代にはわかってなかったようなので、厳密に言えば正しくないところもあります。でも、そんなことでこの本の魅力が色あせることは一切ありません。世界中に紹介したい素晴らしい本です。
男の子の夢をつくる一冊
この本は、最も想像力を育み、そして一般教養を身につけねばならない時期に読んだことで、世界観や地理感を身につけられた気がする。思えばコペルニクスやガリレオなどが、一生をかけて宇宙に生きる人間という相対感覚をつきとめようとしたのに、現代の私たち少年はこの一冊で宇宙旅行が出来るのだから幸せだった。そして再び20年後の今日読むと、また発見があったりする。 あの頃、自分にとってはここに出てくる「ブロッケン現象」の神秘さが胸を捉えて離さなかった。高い世界ではこういうことが起こるのか、と1ページめくるごとに高さを増してゆく世界はワクワクさせるのだ。自分たちが暮らす世界から、少しずつ高いところを知ってゆき、アルプスなど地上における自然の規模を知り、そして成層圏、熱圏、太陽系、光の届かない何万光年の彼方を知る。絵で知ることができるのだ。もうその頃には、どこまでも果てしない宇宙の奥行き・無限というものに、無意識ながら少年に「虚無」という恐ろさまで知らしめてくれる。科学の本、には違いないけどとてつもない想像力を養ってくれる哲学的な入り口のような、大きさのある一冊だ。



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