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カスタマーレビュー数:11
【くちコミ情報】
静かな時間
“詩を詠む”というのは、普通の文章を読むこととは違う。“詩”とは“詩(うた)”。音楽の様なもの。音楽は“理屈”で聴くものではない。思考を停め“感じる”もの。だから、ただ“感じて”いるときは心身は静かで、穏やか…。詩を詠むことは静かで良い。
人間はテクノロジーでは幸せにならない
著者は白人女性、数十年以上交流を持つニューメキシコ、タオスにすむアメリカインデイアンの人生観、社会観、歴史観などを美しい散文詩にしたもの。英文も掲載されており平易だが奥の深い英語の勉強にもなる。すべての詩に癒しの力が宿っている。タイトルの詩は「死ぬ瞬間」すべてが調和し安らかで自然と融合した理想の姿を表現している。太陽や自然、大地に感謝し生き方を変えない先住民達と、彼らの祖先の土地や自然を破壊し奪った白人達の独善とが対比されている。新しいもの、便利なもの、テクノロジーや物欲、権力欲、支配欲に振り回され、根本的な人間性の喪失に気がつかない白人達をあざわらうようだがそれは現代日本人にも向けられたメッセージだろう。
一家に一冊?
表情豊かな彼らを描いた絵と共に、自然を愛し敬いながら暮らす中実感として生まれた気持ちが、数々の言葉によって伝わってきます。 どなたかおっしゃってましたが、ぱっと開いた頁を毎日一箇所読む、という方法も大変良いと思いますし、また、完読後、何度読み返しても飽きずに、その時々に新しい思考を与えてくれる言葉たちです。
静かに開きたい一冊
私は寝る前や思いついた時にふと手にして開きます。どのページでもかまいません。何気なく開いた1ページをゆっくり読みます。ゆったりとそれでいて重く心にしみいります。 私が勝手に感じている事ですが、‘自然’というテーマに日本人もインディアンとの共通の接し方があったと思うのです。だから私の心の底に響くのかもしれません。ぜひ今の日本人に感じていただきたい本です。
言葉を失ってしまう美しい生き方。
淡々とした言葉で語られていますが、自然と時間との一体感、脈打つ命の存在感を強く感じました。 この本について語るべき言葉が見つかりません。うまく表現できませんが、感情が揺さぶられ、心に強く響いてくるものがあります。 読むというよりも、とにかく感じてみるのが良いと思います。 何度となく読んでいるのですが、読む時の自分の心の状態によって、さまざまに感じられます。 まさに珠玉の一冊です。 ***私が気に入っている一節を、ご紹介させてください*** たぶん、君自身になるってことは 泣き叫ぶ嵐の中に、君独りいるってことだ、 そのとき君が求めるすべては 人の焚き火に手をかざすことだけ。 ***なんて!静かで美しい言葉でしょう!***
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【くちコミ情報】
ありがとぅ
妻へ対しての愛情 お腹の子に対する愛情 親へ生んでくれた感謝 自分が親になる実感 すべてを感じ そして決意をさせてくれた 妊娠中 出産したばかり まだ予定はない人 すべての人に読んでもらいたい そして、 いろいろなものと 向き合ってほしい
妊娠中より出産後の育児疲れのあたりで読む本では?
妊娠中からこの本を持っていましたが、突然生まれたばかりの子を亡くして自分を責めてしまっていた時期に読み返し、読む人によってこんなに残酷な内容になる本もないなと思いました。作者の意図がそこにない事はわかりますが、私は選ばれない親なんだとどれだけ涙を流したか分かりません。
プレゼントする時はよく考えてから
リビューがとても好評価だったので購入しましたが、私自身は、この文のタッチと内容に違和感を感じ、一度目を通したきり、二度とページを開くことはありませんでした。 妊娠中の辛い時や、思いがけない妊娠をされた方には励ましになることもあるとは思いますが、流産するか死産するか可能性がゼロではない妊婦に、この内容の本を勧めるのはリスクがあります。 全ての人に感動を与える、というタイプの本ではないと思いますので、プレゼントされる場合はよく状況を把握した上で選ばれるといいと思います。
合うヒトと合わないヒトがあると思います
妊娠中の多感な状態だからか、ウルッとくる場面があります。 が、流産経験のある方にはつらい部分が多いストーリーです。 そのときは地上での生活や夫婦関係に不安があったから、生まれて来てくれなかったの...?って自問してしまうことでしょう。そんなことはないはずなのに。 内容にクセがあるので、本屋さんなどで一読してからの購入をオススメします。 薄い本なのでさらっと読めますし。 偶然の妊娠に戸惑っている方にはぴったりの本だと思います。 前述のような境遇、不妊治療の上に妊娠したような人にとっては素直に感動ばかりはできない内容だったのがちょっと残念ではありました。
ありがとう
いつも子どもに、かっとなって自分の感情だけで怒ってしまったり、いらいらしてしまったりしていることを、反省させられました。 そして、夫婦の関係も見直すきっかけになるかもしれません。 妊娠中はもちろん、どんな状況でもお勧めできる本だと思います。 もちろん、取り方に寄っては、傷付いたりすることもあるかもしれませんが、「すべての子どもには、愛される権利がある」ということは、すごくいいメッセージだと思います。 夫婦で読むのがおすすめです。
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【くちコミ情報】
いのちの根源から来た優しさ
金子みすずさんの詩は優しいです。 その優しさが、何か生命いのちの根源的なところから来ているような気がします このようなこころの深いところに届いた本をいくつか紹介したいと思います。 おそらにはてはあるの? (単行本) 詩集 念ずれば花ひらく (単行本) にんげんだもの (単行本) クリスマスのプレゼントでもいいし、何の記念日でなくても読んで喜んでいただけたら嬉しいです。
いのちの深さを
金子みすずさんの詩はいつも深いものを感じます。宇宙の深さや人間のいのちの深さを感じます。そして、すべての生きものに対する みすずさんのやさしいこころを感じます。
生きている心、言葉
若いみすずの心には 子どものようないたずら心も 母のようなおおらかで温かい心もあったのでしょう。 リズミカルでやさしい言葉が、「生きたみすず」となって こちらに伝わってくるようです。 私は、「しょうじ」という作品が好きです。 自分の幼いころを思い出しました。
懐かしくも切ない詩
作者の感性、目線、どれをとっても驚かされます。ある時は蜂の目線から、ある時は宇宙の目線から、魚の目線から、子供の目線から。彼女の感性は、あらゆるところに及んでいるようです。彼女の不幸な境遇と、彼女の創作はつながっていたのかもしれませんが、むしろ感じさせずに光の方を向いているように思います。光ばかりでは光のありがたさが分からず、闇があるから光が分かる。そんな当たり前だけど、忘れていた何だか懐かしい母の腕の中を感じるような詩です。
みすゞの詩には「すず」の音が聞こえる
皆さん、金子みすゞの詩を喩えるならば、何がいいでしょう? 私は「鈴」の音色だと思うのです。 その詩は、あの澄みきった鈴の音のような気がしませんか。 濁りに染まない純粋な心で歌っているところに感嘆せざるをえません。 たとえば、テレビの映像で「お魚」の料理番組…「美味しい!」と言ってる平気さが恥ずかしくなります。 さて、表題作「わたしと小鳥とすずと」はお互いに優劣を分け合って、それぞれの個性があって 鈴はきれいな音を出し、わたし(みすゞ)は歌をたくさん知っている。 この詩の結び【みんなちがって、みんないい】の一句が広く知られています。 人間みすゞは鈴ではないけれど、その清々しさ、涼しさは共通するように思われます。 「みすゞ」の詩には、耳を澄ますと「すず」の音色が聞こえてくるのです。
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【くちコミ情報】
国語辞典をお供に
言わずと知れたダンテ作『神曲』。本文庫はその第一部となる地獄編である。 物語の筋としては、森に迷ったダンテがウェルギリウスをガイドに地獄を見て回り、今後煉獄と天国へも行く予定、 というただそれだけのことだ。一言で言えば本書の内容は地獄ツアーである。ダンテはこの地獄という場所を、 細かく分けて描いており、地獄は地獄でもいろいろな段階がある。地獄に落とされた者たちは、 生前に犯した罪の種類などによって細分化されて収容されており、各人に応じた責め苦を受けている。 殺人などの重罪よりも、寧ろ人をだましたり裏切ったりした者が特に重罰を受けているのが興味深い。 地獄にいるのは古代の人間(キリスト教がまだなかったために居る者と、カエサル暗殺などの行為を行った為にも居る者とがある)、 神話世界の人物(オウィディウスの変身物語に出てくる者たちや、トロイ戦争の人々など)や、 ダンテの生きたイタリア、殊にフィレンツェの政争に明け暮れた貴族や聖職者たち(教皇までいる!)などさまざま。 とにかく頼りになるガイドであるウェルギリウスに付いてゆくダンテと共に旅していくと、 ダンテがどのような者を地獄のどの部分に入れたか、そこにダンテの考え方、痛烈な批判・皮肉があらわれ面白い。 内容は難解ではないが、イタリアの政治抗争がややこしく消化しきれない部分もある。また、本文は大きな字で読みやすく、 すぐ下に註も付され理解を助けてくれるが、普段目にしない漢字や言い回しが多く、大部の日本語辞書を手元に置きたい。 本文中には18-19世紀の英詩人ウィリアム・ブレイクによる挿絵が組み込まれ、その解題もついている。
悪くはないが、、、、
この書は3冊ともに訳文の歯切れが悪い。よってその分判りにくい。しかし、注や図解はとても良い。そこで星三つです。
傑作と言われるだけの価値はある
タイトルの通りです。 具体的にあらすじを説明していくのは難しいですが、筋道を砕いて言えば、地獄巡りの旅、と言う感じでしょうか。地獄の展望や罪状によって落とされる場所、受ける呵責の異なる亡者達。それらを詩人の霊、ウェルギリウスと巡り、亡者達と語りあううちに、なぜダンテの見知りの者達がそこで呵責を受けているのか、と言ったような事が丁寧に説明されてゆきます。読んでいくうち、 「ああ、海外の地獄はこんな風なのかあ、凄く細分化されているんだなぁ」 とか、 「へぇ、海外ではこういったことも罪なんだなぁ」 とか、日本人との考え方の違いという物でしょうか? そんなものがひしひしと感じられてほとんど冒険物語のように読んでしまいました。 また、他の方のレビューにもあるように注釈や翻訳が非常にわかりやすくて僕でも読めました。付け加えておくと歌のまとまりごとにその冒頭部分で、完全な現代文の説明文がついています。文体は元が詩ですから少し分かりにくいかも知れませんが、そういった説明文や注釈をよんで置けば読むのにそれほど苦労はしません。 世界的文学作品と言いますと皆さん敬遠しがちで、僕もまるで辞書を読んでいくような心持ちでよみはじめたのですが、読みやすいので満足しています。是非手に取ってみてください。 蛇足ですが、注釈の中にも北欧神話や書かれた当時の背景などが描かれていてそのあたりもかなり楽しめます。が、時々注釈に「聖書の〜ページを参考」とあるのは、困りますね。そのあたりを考慮して星一つ減しました。
できれば豪華版で
私は文庫版ではなく最初に刊行された旧訳・旧仮名の豪華本で読んでいるが、訳文に「見まく欲りする」「時じく」など上代の蒼古たる語彙を散りばめた擬古文調の口語訳といい、独自の神学に基づいたおどろおどろしいウィリアム・ブレイクの挿絵といい、ブレイク神学にダンテ神学を融合させている思いいれたっぷりな挿絵の解説といい、豪華絢爛で素晴らしいの一言に尽きる。各巻冒頭に記されたブレイクによる薔薇、向日葵、百合の詩も、最初に見た時は奇異に感じて戸惑ったが、これ以外にはないと思うようになった。 p 註釈も周到でわかりやすい。『神曲』は様々な神学、神話伝説、科学的知識を詰め込んだ百科全書的書物だけに、天国篇など本文より註釈の方が分量が多いぐらいだが、読ませる。 p ただ、文庫のサイズでは大幅に魅力を減じるので、できれば文庫版でなく豪華版で読んで欲しい……というのは文庫版レビューとしては不適切なコメントだろうか。
35歳の地獄
”勝ち(負け)組”とか”頭のいい(悪い)人の・・・”とか冠する本がベストセラーとなる昨今も、ダンテが政争のため35歳で流浪の身となった700年前でも、人の欲の本質は変わらないらしい。 『神曲』は難解と敬遠されがちだが、本書は読みやすい大活字の寿岳訳の真下に、西洋古典に縁薄くともまったく不自由を感じない同氏による註付き。 導者ウェルギリウスは、流浪するダンテの弱さを助ける内なる理性の声と希望だと考えれば、作品が身近に感じられるのでは。個人的には亡霊同士の醜い諍いに足を止めるダンテをウェルギリウスが厳しく叱責する第三十歌。また、死してなお、地上での名声のため名を伏せようとする亡霊が描かれる第32歌。そして、より深い地獄に故郷フィレンツェの”裏切り者”を落とすダンテに特に惹かれる。
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【くちコミ情報】
本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる
冒頭著者は「詩は人のこころを解き放ってくれる力がある」と書いている。 本書を読めば、この一文の意味することに納得する。 音楽や詩を鑑賞するというのは、きまった手順や方法があって、こうしなけれ ばならないなどといったことはなく、自由に感じるままに反応すればよいのだ けれど、本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる。 ジュニア新書ということで中学生くらいを対象に書かれたものであろうけど、 大人の世界にはなかなかこういうすばらし本は見あたらないので、大人もぜひ 一度手に取ってみて頂きたいと思います。
ずっと手元に置いておきたい本です
ジュニア用に出版された本ではありますが、詩についてかなり深く 書かれており、内容はとても充実しています。 最初から丁寧に読まずとも、何気なくパラっと開いたページの詩を読んでも、 心に残る詩がとても多く、本のレベルの高さがわかりますね。 茨木さんの解説は読みやすく、ジュニアの方々にも理解しやすいでしょう。 平易に分かりやすく書く、というのは簡単そうで実は難しいことなのです。 茨木さんの愛情を感じる文章です。 私は個人的に、詩と呼べる詩が最近少なくなったように思っていました。 でも、この本の中には本当の詩があります。 読んでいるうちに、眠っていた詩心が揺り動かされるような感覚を 覚えました。
すばらしいのだと思います。
アマゾンの書評を読んで、購入しました。しばらく本棚にありましたが、たしかに一気に読む本ではありません。思い出したときにぱらぱらと詩をめくりゆっくり味わう時間(習慣)?がありませんでした。もしかしたら私がまだ人生経験が浅いか、感性が発達していないのかもしれません。老後などにじっくり読んだらきっと感動できるかもしれません。ただ、ジュニア文庫だからといって、簡単な内容ではないことは確かですし、内容のレベルが高いことも確かです。日本人の詩に興味がある方には、ぜひお勧めします。
小さな宝物のような本
詩は仲介者なしに自分の心で読むもの味わうものという人が多い.しかし、感動するものに会えばそれを人に伝えたいように、好きな詩は人にも勧めたい.この本では、一流の詩人が、忘れがたい詩を詩人の感性と言葉で紹介してくれる.言葉の背景にある詩人の感動が、行間を通して読む者にも伝わってくる.ジュニア新書の中から偶然みつけたこの本は宝物のような本だった.この本が四半世紀以上も前に出版されて、60版を重ねて、いまも愛されているのがよくわかる.何でいままでこのような本があることすら知らなかったのだろうと後悔した. 著者である詩人は、詩を紹介する文がとてもすばらしい.私はご本人の詩に若い時から傾倒しているが、他の詩人や詩を紹介する著書も大好きだ.この本が好きな人には、「うたの心に生きた人々」もおすすめ. なお日本の詩には「哀」に傑作が多く、「喜」や「楽」にもみるべきものがあるが、「怒」の部分が海外にくらべて非常に弱い(151頁)という著者のことばに、この詩人のめざすものが表れているような気がした.
詩・文学への優しい優しい招待状
これは良書です。 現代詩が50編ほど掲載されていて、それに茨木のり子氏がとっても優しい語り口で思うところを述べています。 「はじめに」を読むだけでも、茨木氏の詩への思いがあふれ出てくるように感じます。よ。私には。 それまで年に1冊本を読むかどうかだった大学1年の私が、この本をきっかけに芋づる式に本を読み出した、そういう本です。 「文学ってイイなぁ〜」「芸術、ポッ(*σ_σ*)」と思い出したのです。 「食わずには生きてゆけない。」(『くらし』(石垣りん))とか、「生れるってな、つらいし 死ぬってな、みすぼらしいよ― んだから、摑まえろよ ちっとばかし 愛するってのを その間にな。」(『助言』(ラングストン・ヒューズ 木島始 訳))とか、もうね、震えますよ。
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ぜひ読んでみて欲しい一冊
色々な世代の、いろいろな悩みやストレスのある方にぜひ読んでみていただきたい一冊です。 私は「おだやかに」がとても心に残りました。自分を落ち着かせたいときや、考えが纏まらない時に読みたくなる本です。
生きるとは
生きるとは・・・谷川さんの詩を読むと生きるとは何なのか? 考えさせられますね。 生命の力ずよさ、 歯がゆかさ、刹那さ、尊さ 誰もが望む、「すこやかに おだやかに しなやかに」 そう生きたい。
優しい言葉、素直な願い、あたりまえのこと
なんて、当たり前の事を当たり前の言葉で書いているのだろう! なんて、読みやすい詩集なんだろう! 何のひねりも無い、優しい平易な言葉でつづられた詩集。平仮名で書かれた題名、全ての漢字に読み仮名がつけられた詩、詩と詩の間にはさまれた、美しい写真。手のひらよりも少し大きい持ちやすい本。小学生にも読めるような内容。誰にでもわかる、実感できる詩。 詩人は「目に見えないエネルギーが ときにみずからを人間の言葉で語る」と、あとがきに添えている。私たちはそのエネルギーを受けて、この題名のように「すこやかに おだやかに しなやかに」生きていきたい。切実に思う。
こんな人になりたいですね。
「すこやかにおだやかにしなやかに」こんな人間になれたらいいなあと憧れて買って読んでみました。なれそうです!なりたいです!もしかしたらなれるかもしれません!先はながいですがね。きれいな言葉や文章を読むと気持ちもきれいになれそうな気がしてくる本です。
谷川俊太郎さんにはいつも共感出来る何かを感じております!
某生命保険のCMでも現在取り上げられている谷川俊太郎さん。言わずと知れた日本を代表する詩人です。 僕は20代の時に「2000億光年の孤独」という詩を読み圧倒された思い出があります。 当時の谷川さんの感覚は宇宙のどこからか自身の命が発生してたまたま日本というこの国に存在している、だから違和感がある…このような表現が多かったと感じております。 当時は「芝生」という詩がとても好きでした。 さて、たまたま本屋に行きましたら当該著書に巡り会いました。実に20年という歳月を経て。しかし谷川俊太郎さんは「今、ここ」という現実を意識しながら常に明日を見ている、希望に満ちた明日を見続けている…そう感じました。心強い詩です。一読をお薦めします。
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読む度に凛とさせられる本
詩集など余り読まない自分だが、茨木さんの詩集だけは幾つか愛読している。表題作の「自分の感受性くらい」には、読む度に何と云うか襟を正さしめる気迫を感じさせられる。「初心消えかかるのを/暮しのせいにはするな/そもそもが ひよわな志しにすぎなかった/駄目なことの一切を/時代のせいにはするな/わずかに光る尊厳の放棄」。また、昭和天皇の有名な発言「そういう言葉のアヤについて/文学方面はあまり研究していないので/お答えできかねます」に想を得た「四海波静」も、言葉を弄ぶ者とそれを許す者への静かなしかし厳しい批判に満ち満ちて、印象に残る。
座右の詩
以前から気になっていた本書を見つけ 「自分の感受性くらい」をさっと見てみた. ほんの一瞬. 筆者の精神が鋭く迫って,一気に感情を揺さぶられた. あまりにふいの出来事だったので,涙がこぼれそうになり 感情の波を止めるように,すぐに本を閉じた. この詩集は愛と呼んでいいもので満ち溢れている. そうでなければ,「ばかものよ」と言われて 母親に包み込まれた気持ちになり,涙が出るはずが無い. 自己批判の精神を忘れかけた今の時代だからこそ,読み継がれていくべき本だと思う.
まっすぐな言の葉
怪我をして入院、仕事をやめようかどうか自分で決められないほど落ち込んでいたときに会社の先輩に紹介してもらったのが茨木のり子著「自分の感受性くらい」でした 「ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにするな・・・」などなど 出来なかったことを何かのせいにすることはありがち。 人は色んなあたりまえを忘れてしまって、感性を粗末にしてはいないということを作者のまっすぐな言葉で投げかけてきます 落ち込んでいるときにこそ触れてみるべきだと思う一冊です
この詩が嫌いだ
この詩が嫌いだ。 忘れてしましたい、誰かのせいにしてきたことをこの詩が呼び起こす。 自分でも分かっている自分の足りない何かのせいであることを・・・ なのにこの詩は遠慮なしで自分の前に自分を立たせる。 さぁ、己を見よ。 そして、「ばかものよ」と言われ、涙がこみ上げてくる。 p あなたにとっていい事ばかり言う人だらけならこれを読むといい。
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時代はひどいことになっている、という。いや、いつの時代でも、為政者やマスコミ等は、人の感受性を攻撃してきた。 けれども、人は、生きていかねばならない。そして、生きていくなら、感受性だけは、強く、しなやかに。 やむことのない、執拗でいやらしい、感受性に対する攻撃。感受性の曇った人たちが増えた方が都合が良い、という人が、たくさんいるからでしょう。 短い詩だが、座右に置きたい。
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日本語と英語で詩集が出ていることを初めて知りました。 英語のタイトルはTwo Billion Light-Yea s of Solitude。 この文庫には、両方収納されていて、とてもお得です。 谷川俊太郎は不得意分野でしたが、英語の勉強にもなるので、若い人にも読んでもらえると嬉しい。 「二十億光年の孤独」「ネロ」「はる」などを所蔵している。 英語の表現の微妙なところは分かりませんが、英語で文章を書くときの参考にしたいと思いました。
原文と英語
「万有引力とはひき合う孤独の力である」 −二十億光年の孤独− "Unive sal g avitation is the powe of the solitudes pulling each othe ." -two illion light-yea s of Solitude- この文庫のおもしろいところは、英訳と著者の草稿、コピーが一緒になっていること。 別の視点から見るおもしろさがあり、そして谷川の言葉運びに改めてほれぼれする。 英訳と比べてみると、それは分かる。 詩はどんなに上手に訳しても、原文の30%も引き出すことはできないという言葉があるが、なるほどと納得する。 そこかしこに科学用語が使われているが、彼の日本語はそれがあまり無機質な響きを持たない。 英語になると、ふむ、どこかよそよそしいのはなぜだろうか。 英訳が対になっていることで、見つかる日本語の美しさもある。 ふだん詩を読まない人間でも、この本は楽しめた。 おすすめの一冊。
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詩人谷川俊太郎の記念すべき出発点となった昭和の名詩集『二十億光年の孤独』が文庫本でお目見えするのは、なんとこれがはじめてなんだそうです。意外な気がします。 いまから半世紀も昔に、太平洋戦争の敗戦国でまだ貧しかった日本の、二十歳そこそこの若者が出版したとは信じられないくらいに、みずみずしい抒情と快活な才気に富んだ詩が50篇。 当時の詩壇の大御所だった三好達治が序詩を寄せて絶賛したことも納得できる、画期的で清新な詩集です。 処女作には作家のすべてがあるとしばしばいわれますが、この詩人の場合も、現在にいたる旺盛な詩作の拡がりと深まりの萌芽をここに見いだすことができるのではないかしら。 本書には、表題の詩集のほかに、読解の助けになる貴重な文章がいくつか、草稿となった自筆の大学ノートの一部の写真版、それから高校程度の英語力があれば読めそうな全収録作品のやさしい英訳までも附録についていて、文句のつけようがない充実ぶりです。 これはおすすめ。
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謙遜とは何か
地獄とは打って変わって、煉獄の旅の幕開きはのどかである。山裾では窪地に花が咲き、生前、敵対した者同士が共に息子の不肖を嘆き、歌を唱和する光景も見られる。 p が、ペテロの門に至るや状況は一転、浄罪の行が始まる。まずは高慢の罪。生前、人を凌ぐことに執心した画家が、重荷を負いながら名声の虚しさを語る。ダンテ自身、学問と教養を誇って庶民の心に入らなかったことで身に覚えがあるようだ。浄罪の行はこれを始めとして7段階あるが、そのすべてを他人事で済ませられる読者は少ないだろう。畏怖の念にかられ、姿勢を正され、謙遜について深く考えさせられる。 p 山頂に着き、これまで絶大な信頼感を抱いてきたウェルギリウスが、含蓄のある言葉を贈ってまもなく、姿を消したことに気付いた時には、ダンテならずともじわっとくるだろう。そこで、間髪おかずベアトリーチェに一喝され、過去数年の怠惰を弾劾されるのは、師との別れの辛さを忘れるにも丁度よい。 p 聖書やダンテ以前の西洋古典に親しんでいれば、『神曲』になじみやすいことは言うまでもない。が、そうでなくても、本文と脚註を結び付けつつ展開を把握するには強い集中を要するため、雑念が掃われさっぱりする。つまり、読者にとっての導師、寿岳文章の註さえ丁寧に読めば、キリスト者でなくても本書は味わえる。
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史上最も有名な詩人の一人ダンテによる長編小説。生身のまま死後の世界を巡るというストーリーで当時の人々の宗教観・倫理観・宇宙観などがうかがわれます。本書「煉獄篇」はダンテにとって永遠の恋人であったベトリーチェの登場が圧巻。ただし、読み解くためには欧州の古い習慣やキリスト教に関する知識が必要で、現代日本人にはちょっと難しいという印象を受けるかもしれません。
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子供心を失わない素直な人だ。 毎日ふっと思いつくのに生活のためにふりはらってしまうような事をちゃんと思い返して詩にしてる。 私は、もうそんなこと考えたってしょうがないと諦めてたのに。でもそうゆう生活って自分がよくわかんなくて余計に辛かった。 これを読んでやっぱり私もまた子供の頃みたいに生きようてゆうか気持ちだけでもそうしようと思えた。 この人は金持ちの子。だからこんなに詩を書けたのか。でもかんけいなく感動する。 やっぱ世の中に必要な人だ。
狂おしさと、愛おしさと。
中原中也の詩に出会ったのは高校一年の時でした。当初から独特のリズム感、詩が持つ世界の空気感に惹きつけられていました。高校二年の時、教科書に載っていながら授業で取り扱わなかったのをきっかけに購入、有名な詩以外にも魅力的な詩ばかりで買ってよかったと素直に思いました。哀切な響きと、それを包み込むような言葉の柔らかさと温かさ。またそれとは違って、悲しみに胸が締め上げられるような攻撃的なものまで、本当に感動しました。
やばいです。
高校時代にこの詩集を読んだときには、あまり好きになれなかった。 でも、浪人しているときにもう一度読んだら、胸が締め付けられるようだった。 心になにか暗いものを抱えてる人が読むとヤバイ詩ばかりです。
生まれながらの詩人
中原中也の詩は独特です。 難しい言葉も表現もありません。 しかし読むたびに新しい発見をする、そんな詩です。 中也は生まれながらの詩人です。 彼にしか作れないリズムや言葉があります。 彼にしか見えない幻の世界もあります。 それらが実に、真実味を帯びた情景描写を生み出すのです。 もし誰かが中也の詩の特徴を活かして詩を書いたとしましょう。 たとえそれがどんなに素晴らしい詩だとしても、 その詩は中也のそれの模倣であるとしか映らないでしょう。 それほどまでに中也の詩は特徴的なのです。 一度読めば分かるはずです。 自らに訪れる感情を残酷なまでに細かく分析し、 その緊張感を、そのままに叩き込んだ彼の詩は、 70年以上経った今も、読まれるたびに進化しているのです。
若き才能
無論、ダダイズムに関して異論などを唱える気をおこさせない。また、ノスタルジア。当時の若者の中で秀でていたことが青臭さとともに胸に沁みいる詩ばかりである。また、詩に関していちいち解釈をする形式ではない為、自分の心で素直に感じることができる一冊である。中也の詩はやはりいい。
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