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   春に生まれた葉っぱのフレディが、自分という存在に気づき、成長し、「葉っぱに生まれてよかったな」と思い、「葉っぱの仕事」を終えて冬に土へとかえっていくまでの物語。

   死を怖がるフレディに親友のダニエルが答える。「変化するって自然な事なんだ…死ぬというのも 変わることの1つなのだよ」。フレディの番が来て、地面に降りたとき、初めて自分の命を作った木の全体の姿を見て、そこに永遠の命を感じる。そして、フレディ自身は知らなくても、やがて土にかえり木を育てる力になる――。

 「生まれること」「変化すること」が「永遠の命」へとつながる意味を、フレディとダニエルの会話を通してわかりやすく語りかけている。写真だけでは硬くなりがちのところを、ページをめくるごとにフレディの変化していく様子が、にじみのあるやわらかさで描かれ、バランスをとっている。著者はアメリカの著名な哲学者。子どもから大人まで、すべての年齢層向けの絵本。(加久田秀子)


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”死”に対してどう向っていくのか
この本は花や木ではなく”葉っぱ”、そこに魂を吹き込むことでフレディの一生を描いている。 死にもさまざまなものがあり、それを受け入れるのはいくつになっても難しいものだと思う。 しかし、死とは必然的なことであり、またそれを受け入れるための過程まで示されているように思う。 この本の前書きに「死別に直面した子どもたちと 死に対して的確な説明ができない大人たち 死と無縁のように青春を謳歌している若者たちetc... へ贈る。」とある。 絵本だからといって決して子どものためだけの本ではないことを端的表した言葉だと思う。 そして、フレディが最後に見る自分がいた大きな木。 フレディはこの木に感嘆するのだが、他の葉っぱ達が同じように感じたわけではないと思う。 精一杯生き、さまざまなことに向き合ったフレディだからこそ、見えたものなのではないかと。 そしてそんな人生にしたいと思わされる、”生”に向けた物語なのだとも感じた。 ただ単に”死”を伝えるだけではない。 死へ向って何をすべきかを見せてくれている素晴らしい一冊です。
人の生死を越えて自然界、宇宙全体の生命の尺図を優しくといた本
単純に感動しました。単に生死の問題だけでなく、この本のテーマは命は永遠につづくということであり、これは、人間はもちろん、植物、昆虫、地球、そして宇宙におけるすべての命の永久を感じました。単に葉っぱが落ちる→自殺という発想でなく、もっと広い感性でとらえ、子供にもすべて命あるものは繋がっているという自然界の摂理がなんとなくでも伝わったらと思います。また、いろんな葉っぱがそれぞれ違っているということに、個性の尊重を感じました。単なる絵本よりは、説明的で大人向けでもありますが、それでもとっても内容の濃い絵本です。小3の息子はいまいち理解しきっていませんでしたが、小5の娘はとても感動していましたよ。
キリスト教観に基づいた哲学絵本
本書が評判になった時、義母が当時幼稚園児だった息子に本書を買ってきた。内容を知っていた私は、正直困ってしまった。本書は、公園の木の葉っぱのフレディの一生を描く事によって、生きる事の意味、そして死の意味を説いた哲学書である。それを絵本にしたぐらいで子供に理解できる訳はないだろう。これらは古代の哲学者から現在の哲学者に至るまで、哲学にとって未解決の永遠の課題なのである。 しかも、フレディは新緑の鮮やかさや、夏の日よけになる事で人々に貢献するなど精一杯生きる事で静かに死を迎える。これは、「日々善行を積めば、主がお迎えに来る(=天国に行ける=だから善行を積め)」というキリスト教観に基づいたもので、例えば人の一生はアラーの神によって決められていると考えるイスラム教徒には受け入れられない話だろう。日本の自然信仰とも異なる気がする。著者の哲学的思想が押し付けがましいのである。 古今東西の哲学者が解決できない問題を子供の絵本として発表するのは無茶である。何を目的として書いたのか理解不能な本。
生きることに迷ったときに。
人間の人生を葉っぱの一生になぞらえて、 生命は繰り返すことを教えてくれています。 自分の命は自分だけのものじゃない。 自分の命は他の多くの命にも影響を与えている。 それなら、もっと価値を活かせる生き方をしたい。 そんな風に思わせてくれる一冊でした。
その後の難しさが残ります
皆さんもおっしゃっている通り、「いのち」について語るには大変良い絵本だと思います。 しかしそれは、「この本を読んで涙した人にとって」との条件付です。 大人も子供もこの本から、命の大切さ、命ある時にどのように生きるかを学べると思いますが、 この本を読んで「じんわり」ともしなかった人に、命の大切さ、命ある時にどのように生きるかを学んでもらうためには、 読んだ後のディスカッションなり、何なりのフォローが必要かと思います。 そうしないと、死に対する恐怖心を緩和するだけのものになり、 他の方もおっしゃっていますが、自殺を助長しかねないように思いました。 小学校低学年までと大人向けの本かもしれません。 思春期の子は、どちらに転ぶか、、、



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亡き人からのプレゼント
私が家族のささいな悩みを打ち明けた時、ある方から頂いた本です。飼い主を亡くした犬(シロ)が心に穴があいたようなうつろいを抱き、それを乗り越えていく話でした。 頂いた時は「なぜこの本を」と思いました。その時は良い本だと思いましたが、特に心に残ることもなく書棚に置かれたままでした。その後しばらくして、その方が亡くなったという知らせが入りました。 私は亡き人のことを思い一度だけページをめくりました。その方が亡くなって初めて、優しいイラストとシンプルで暖かいストーリーが胸にせまってきました。受け止めていたはずの死を受け止めていなかったこと。私は、涙があふれ枯れてしまのではないかと思うほど泣き続けました。 それ以来、私はこの本を開いていません。強く生きていって欲しいという亡き人の思いを感じるからです。次に私がこの本を開くのは、今よりも多くの悲しみと喜びを人生から学んだ時でしょう。その時、またこの本を読んでみようと思っています。私にかけがえのないものを教えてくれた本です。
嗚咽がもれました・・・
つい先日、母を亡くしたばかりで なにかにすがるよう本をあさっては 自分を奮い立たせようとしていました。 この本を手にとって 今まで気丈に振舞って抑えてきた感情を シロが代弁してくれているようで 涙が止まりませんでした。 また、いつでも会える気持ちまでは いたていませんが シロのような気持ちにいたれるよう 何度も手に取りたい本をとなりました。 やさしい本です。
イラストもシンプルでかわいいです。
これは本屋で初めて立ち読みした時、 泣きました。 私は、「お涙ちょうだい」ものが大嫌いで 冷めた目で、「ああ、うっとおしい」と思うタイプなのですが、 そんな斜にかまえた私の心にも ストレートに入ってくるものが、 この本にはあります。 素直に泣ける本で、 永遠の名作ではないでしょうか。 あなたの心がささくれだってる時にぜひ。
いまごろですが
よまさせていただきました。 ちょっと落ち込んでいるときに読んだのですが、やはり胸にくるものがありますね。 いつも読み返したいとは思いませんが、すこしさびしい時なんかは手元に合ってそういう時に読み返したいです。
自分にとっての大切な人を想い起こさせてくれる珠玉の一冊
歳を重ねるごとに緩んできた涙腺にとって、この絵本は最大の天敵かもしれない。 とても短いストーリイだけど、大切な人のことを想うピュアな心に満ち溢れていて、 気がつくと涙が流れ落ちている。 今、自分にとって大切な人と一緒に過ごす機会に恵まれている人は、 その幸せをさらに大切に生きて欲しい。 不幸にも永久(とわ)の別れが訪れている人は、目を閉じて幸せだった刻(とき)を想い出して欲しい。 たとえ全てを失っても、いちばん大切な気持ちは自分の心の中にあるものだから。



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   クリスマスイブの夜、眠らずにサンタクロースを待っていたひとりの少年が、ほかの子どもたちと一緒に北極点への旅に出る――これ以上に魅力的でエキサイティングな絵本の設定など考えられないだろう。そのうえ、そんな物語を描く作家には、クリス・ヴァン・オールズバーグ以上に才能ある芸術家は望みようがないだろう。彫刻制作の気晴らしとして、軽い気持ちで絵本を描きはじめた彫刻家のオールズバーグは、本書『The Polar Express』(邦題『急行「北極号」』)で1986年のコルデコット賞に輝いたのをはじめ、絵本で数々の賞を受賞している。この『The Polar Express』には、生命力と不思議が響きわたっている。

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クリスマスにはぴったり
4歳の娘には少し難しいので、絵を見ながら私が『お話し』するように読み聞かせました。 それが娘のつぼにはまったらしく、何度も『お話し』してくれ、とせがんできました。絵がきれいなのも気に入ったようです。 娘が5歳になってから、クリスマスに家族でこの映画(英語版)を見たのですが、見終わった後、日本語のわからないダディにこの本を見せながら、ストーリーを説明していました。それが私の『お話し』の仕方と同じ!ちょっと笑ってしまいました。 クリスマスに読むにはぴったりのお話だと思います。 個人的には映画のできがすごくよかった、と思うので、映画を見た後原作を読むと、ちょっと期待はずれかもしれません。
少年時代・・・
大人が読んでもワクワクするような本ですね。 「北極号」特急ではなく急行というのも何となくノスタルジック! 子供のころの忘れかけていた感動が甦ります(一瞬ですが) 仕事に疲れた男性の皆さんに読んでもらいたい本ですね。
期待し過ぎました
映画化されている。 私の好きな村上春樹さんが訳している。 と、期待して買ったので、この評価です。 もし私がもっと客観的に評価できたなら、 きっと「とっても素晴らしい絵本です」と書けたと思う。 でも、残念ながら私は「期待し過ぎたな」という印象でした。
幻想的であたたかい世界
クリスマスが近づくと、読みたくなる絵本。 幻想的であたたかい絵がほのぼのと心に届きます。 静寂がひしひしと伝わって、クリスマスの雰囲気があふれています。 子どもたちの表情がとても生き生きとしていて、服などの質感もすぱらしいです。 灯りがあちこちに灯されていて、とても素敵です。 最後の鈴が本物みたいに描かれていて、「ぼくはすっかりおとなになってしまったけれど、 鈴の音はまだ耳に届く。心から信じていれば、その音はちゃんと聞こえるんだよ。」 という文が、大人になっても純真な心を失わないようにというメッセージのように思えました。
隣の非日常
どこかで聞いた様なオチではあるが、 そんなことはこの絵本の価値を いささかも傷つけるものではないだろう。 子供というものはいつでも、 隣に非日常の世界が潜んでいる境界に 棲んでいるのであり、我々大人には 荒唐無稽のシチュエーションも すんなりと受け入れてしまうものだ。 そう云う意味で本作は、サンタクロースが 信じられなくなる直前の子供たちに 最適のイマジネーションを与えてくれる。



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私のサプリ
 谷川さんの作品を購入したのは初めてですが元々、学校の教科書で馴染みがありました。素朴な言葉なのに心に響く、そんな作品を書いていらっしゃる方だと思っていましたが、この朝を読んで益々好きになりました。また吉村さんの写真もすごく好きで、特に印象深いのは花が露に濡れている様子。あれは本当に自然が好きな方ではな いと撮れない逸品だと思っています。
こころの洗濯
とてもすがすがしい本です。 吉村和敏さんが撮られた写真はとても美しく、地球の類まれな美しさを改めて知ることができました。 こんなに朝の風景が素晴らしいとは思いませんでした。 その美しさの瞬間をカメラに収めるには、偶然であり必然である自然との出会いが、吉村さんにはあったのだと思います。 そして、谷川 俊太郎さんの詩は本当に繊細で、心が洗われます。 人がどのように生きるべきか、そして感じるべきかを、一つ一つことばをお選びになりながら、谷川さん独特のナイーブな世界を表現しておられると思いました。 過去、現在、未来を鋭い目でみつめられているのだと感じました。 また一方で、優しくあたたかい詩が、私たちの心をそっと癒してくれます。 こころの洗濯ができますよ。
感性が豊かになります!
「すがすがしさ」「永遠」「独特の雰囲気」が感じられるとてもきれいな写真が魅力的な本です。 眺めているだけで心が洗われる気がするし、ついでに詩に目をやると小さな世界がたくさん見えてきてワクワクします。 こんなにきれいでストレートな写真を見ていたらきっと感性が豊かになっていくと思います。 将来の自分の子供にも見せてあげたいと思いました。 生涯本棚に置いておきたい本なので★5つです。
世界で一番短い詩集名、そして最も清々しい「朝」
 右開き縦書き「詩集」、左開き横書き「絵本」の合冊。いくら探してもなくて、やっと見つけた奥付が、まさにこの本の奥の奥「ど真ん中」にあろうとは。大げさに言って、度肝を抜かれました。  さて、「絵本」と名付けるのは、不可解です。これも立派に詩集ではありますまいか。写真の大いなる助けを受けてはいますが、「絵本」ではないでしょう。最後の「おはよう」という「たにかわしゅんたろう」と記名のある一編だけが詩ではないように思います。詩は饒舌である必要はさらさらないはずです。ありきたりの無常観などどこかへ置き忘れて、さわやかなこの横書き「朝」に年甲斐もなく時めいております。
素敵です☆
写真がとても綺麗です!読んでいると吸い込まれてしまいそうです。文章もグっと胸に来ました。私は「終わりなんてない‥」が好きです。本当にそうだな‥って何回も読み返しています。読めば読むほど引き込まれ内容が深い絵本です。



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   AからZまでが名前の頭文字についた子どもたち。登場と同時に次々と怪我や死に遭う。ただそれだけの、あっけなくも悲惨な話が、マザーグース風の2行ずつ脚韻を踏んだ軽快なテンポのうたに乗って進む、エドワード・ゴーリーの代表作。左ページに英語の原文、右ページに白黒のペン画、画の下にキャプションのような邦訳がついた、怖い絵本だ。

   階段から落ちる、びょうを飲む、火だるまになる、線路で圧死、沼でおぼれる、オノでグサッ、ケンカのまきぞえ…。26人の子どもたちは、実に26通りの事故や犯罪に遭って、死んでいく。ここまで正面から当然のように子どもの死を陳列されると、いったいこれは何?と考え込んでしまう。

   不幸の箱のような絵本なのに、繰り返し見たくなる。その魅力は、これら26人の子どもたちが、私たちの身代わりの人形(ひとがた)として悪魔払いをしてくれる、と思わせるからかもしれない。

   危険に満ちた遠出の後でも、ふつう多くの子どもは戻ってくるのだが、一見平穏な日常が、紙一重で死と隣り合わせていることを、きゃしゃな手足、無防備で無垢な表情の、ゴーリー描く人形(にんぎょう)めいたこのちびっ子たちが、気づかせてくれる。(中村えつこ)


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脅威。
私が初めて読んだエドワード・ゴーリーの作品が、これでした。 (近所の本屋の「大人の絵本コーナー」にありました。当然か?) どこまでも書き込んである絵であったり、言葉遊びであったり、とにかく惹き付けられます。 日本語訳も、丁寧に考えられていて、非常に良いと念います。 表紙/裏表紙も、何か暗示しているような感じで…この方の作品は一度ハマると大変です。
不穏な空気に身を任せる快感
線画とシュールな世界が好きな方にはたまらない絵本。 まさに「大人の絵本」です。描写が子ども向きとは思えません。 A-Zの頭文字の子どもたちが、見開き1ページごとに天へ召されます。 左にセンテンス、右にゴーリーの絵。 「A is fo AMY who fell down the stai s」 「B is fo BASIL assaulted y ea s」..... こんな調子で26人のちびっ子たちの死に様に焦点が当てられます。 皆が淡々と死んでゆきます。 この残酷な描写と緻密な線画の組み合わせが生み出す不安感は、例えようもなく心に広がります。作品に引き込まれ、不安定・不穏な感覚に囚われます。 ゴーリーの代表的作品である本作を好きか嫌いかは、感覚によるところが大きいかもしれません。彼の他の作品にも、同様の雰囲気が漂います。その不穏な感覚をあしらいつつ楽しめる人、そんな方にふさわしい作品に思います。
子供の時に読みたかった
子供には見せてはいけないと友達が言うけれど、私は子供の時に読んでみたかった。マザーグースを思わせるブラックだけど、じっくり見ると、お酒は身を滅ぼすって事など、子供から大人に伝えているようにも感じ取れる絵本だと思います。
絵本!?
これは、本当に絵本なんでしょうか? 絵本って幼稚園あたりのお子さんが読まれる本のことですよね!? それならこれは、大人向けな絵本です。 Aはエイミー階段から落ちた Cはベイジル熊に殺られて Cはクララ窶れ衰え これが、Zまで続きます。 かなりダークですが、読み終えた後はなにか吹っ切れます。 グロテスクな絵も見慣れると可愛くなります。 色々な意味でお進めできます。
思い出の一冊
絵本は大好きなのですが、エドワード・ゴーリーの絵本は特に好きです☆ ダークでゴシックなゴーリーの恐怖の絵本♪ これ本当に子供に読ませていいの? と首をかしげてしまう程(笑) それでも何故か魅力的で引き付けられるのはゴーリーの絵本の特徴だと思います。 大切な人からプレゼントしてもらったという事もあり思い出の一冊だった為に☆5つです(笑)



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大人のための絵本
白黒の絵だけなのに、 胸がしめつけられそうなほど悲しくて、切ない。 言葉がないからこそ、余計に胸に響くものがあります。 最後のページで気持ちが救われました。 大人のための絵本、です。
文章がない
無駄な文章がなく、絵のみ。 それが、創造を書き立てられ、逆に面白かった。 こんな本ははじめて。 絵もデッサンのような感じで、素晴らしいと思う。
涙が止めどなく溢れる
読後も涙が止めどもなく溢れ出す自分がいました。この絵本は文字が一切ありません。なのに“言葉”や捨てられてしまった犬の“想い”が痛い程に心に響くのです。野道を疾走する車の窓から投げ捨てられた犬。その犬はそれでも車を求め走り続ける。時には諦め、様々な場所を佇む犬。忠誠なるその姿が…主人を追い求める姿が忘れられません。言葉はなくともその姿や表情が著者の繊細なるデッサンから驚く程リアリティにありのまま伝わってくるのです。この現状は外国だけでなく現在の日本の姿をも物語っています。発行されて何十年経った今も変わらない現実。むしろ酷くなるばかりのような気がします。何て切ないのだろうか、やるせないのだろうか…。もっと多くの人にこの絵本を読んで頂きたいです。現実から目をそらさないで。もう一度、この本を読んで考えて欲しいと切実に願います。
画による小説
表現力あふれる圧倒的な画力で、文字を一つも持たない短編小説が描かれる。 この作品に出会えたことに、本当に感謝しています。 大切な人にプレゼントして、この作品を感じ取ってもらいたい、 「ステキな本」、そう言われたい。
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寂しそうな少年とすてられた犬。 これから互いに寄り添って生きるのでしょうが、身体半分が省略された少年のデッサンは、「幾ら寄り添っても寂しさは100%埋めあうことはできない」 と言っているように感じます。 「めでたしめでたし」で済まない様な奥深さを感じ、何度も読み返してしまいます。



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   風の強いとある冬の晩、館に妙な奴が闖入(ちんにゅう)してきた。そいつは声をかけても応答せず、壁に向かって鼻を押しあて、ただ黙って立つばかり。翌朝からは、大喰らいで皿まで食べる、蓄音機の喇叭(らっぱ)をはずす、眠りながら夜中に徘徊、本を破る、家中のタオルを隠すなどの、奇行の数々。でもどういうわけか、一家はその客を追い出すふうでもない。

   アメリカ生まれの異色のアーティスト、エドワード・ゴーリーによる、1957年初版の人気の絵物語。なんといっても、「うろんな客」の姿形がチャーミングで、忘れがたい。とがった顔に短足。お腹がふくらみ、重心が下にある幼児型が、稚拙な仕草をほうふつさせる。

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   白黒の、タッチの強いペン画と、文語調の短歌形式の訳が、古色蒼然としたヴィクトリア風館の雰囲気を、うまく醸し出している。明治時代の翻訳本のようなレトロ感も魅力。原文はゴーリー得意の、脚韻を踏んだ対句形式。どのページの絵も、これまた芝居の名場面のようにピタリときまって、子ども大人共に楽しめる絵本だ。(中村えつこ)


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漢文体
初めてゴーリーの本を手にしました。英文自体がそういうものなのでしょうが、和訳にわざわざ短歌形式にするという素直すぎる訳者は日本人が読者であるという配慮に欠けています。もっと考えて翻訳して頂きたい。
パパはわからなかったけどママはすぐにわかった。
ある日突然やって来てそのまま17年も居座り続けているあやしげな客「IT」。その正体をママはすぐに見破りました。私は最後まで気づきませんでしたけど・・・。さすがママ。母は強し。とてもよくできたストーリーです。正体が分かる前と正体がわかった後の2度楽しめました。
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原文タイトルは「The Dou tful Guest」ですが、本文中は「Guest」という単語はなく、すべて「IT」で表されます。「IT」と見るとスティーブン・キングの名作「IT」が思い出されます。様々なものを含包する「IT」が、ここでも怖さを発揮しています。 本著で「IT」を迎えた一家は、追い出すでもなく、粗雑に扱うでもなく「IT」と共生を始めます。「IT」は時に自分勝手ぶりを発揮しつつ住みつき、気が付いたら・・・というストーリーです。 ふと人間の心にぽっかりと空いたところに入り込み、時に宿主を振り回す「IT(何か)」を描いているのではないでしょうか。誰にでも覚えがありそうな感覚な気がします。キリスト教の「七つの大罪(傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲)」のような。作品中でもそうですが、「IT」はどこか愛嬌があり、宿主は「IT」の存在を受け入れてしまうのかもしれません。 ゴーリー作品の中では珍しく、直接的に「死」を感じさせる内容ではありませんが、そこはかとなく感じる怖さは他の作品に引けを取りません。
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エドワード・ゴーリーさんの著書を拝読したのは本書が初めてです。初心者でも読みやすく、ファンの間で評価も高いとの事でしたので安心して読み始めました。何だか読めば読む程に、謎の生物うろんな客に愛着を感じました。最初の読後は意味がよくわからず、訳者の柴田さんの追悼文を読んで初めて理解しました。うろんな客の意味を理解した上でまた読み返してみると何故だか面白い。思えば皆、うろんな客の人生を皆歩んできたのだなぁと思うと人は何故あたかも当然のように受け入れられるのだろうと考えてしまいました。物の見方の違い、視点の違いとは面白いですね。まだエドワード・ゴーリーさんの著書を真に理解する言は出来ませんが新鮮な本でした。
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この人の作品は、見れば見るほどわくわくするというか、何とも言えない気持ちになります。無性に何かやりたくなります。この本は素直に面白く、ゴーリーの表現力の旨さと画力の高さを思い知らされました。読むたびに違う本を読んでいるかのような、新しい発見が次々と出てきます。観察すればするほどおもしろい。個人的に生物が壁に鼻を押し付けているページがとても好きです。あと、最後のページにあの生物がちゃっかりいて、住人たちがもうどうでもいいやみたいな顔をしているところがおもしろかったです。



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おーなり由子さんの作品の中で一番スキなのがこの本です! こんな風にかわいく愛されたいなぁ・・笑 「ラブレター」もオススメです♪
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優しい気持ち
これだけ相手を愛することはできるのでしょうか? そのくらい愛情、思いやり、一途な気持ちがすごくすごく伝わりました。 今までたくさん恋愛をしてきましたが、愛する人をここまで思ったことがあったかと言われたら自信がないかもしれません。 一途不足でした。 今の彼女とは結婚する予定ですのでこの本の想いを彼女に注ぎたいです!!!
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今日、国語の授業で夏休みの本を借りに図書室に行ってこの本を読みました。(読むというか見る?) 友達が居るにもかかわらず泣いてしまいました。 良い本だと思ったので調べたらたくさんシリーズがあるんですね。 短い文なのにとても感動しました。
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遠くに住んでいる友達の誕生日に贈りました。 余白がたくさんあったので、皆でメッセージを添えました。 歌詞もじんわりと温かいですし、添え書きできる余裕もあるので、贈り物に最適だとおもいます。
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14歳の誕生日のときに友達からプレゼントとしてもらいました。 それ以来、毎年誕生日のたびにCDをかけながら読んで泣いています。 p 悩みごとも多いお年頃に、この本がくれる”愛”の再確認。 p 人間関係もいろいろ複雑になってきた日々の中で、自分がどうでもいい存在のように思えてしまうようなとき、 自分がどれだけ大切に思われているか、いかに愛されて生きているか、やさしく教えてくれます。 うれしさで涙がこみ上げてくる、っていうのは本当ですね。心の中が満たされた気持ちでいっぱいになりました。最高のプレゼントです。 p 小さい子供さんにももちろん”かわいくて素敵な絵本”としていいと思いますが、私はむしろそれより、少し大きくなった思春期の子供にこの本はぴったりだと思います。 p 本当に心が優しくなり、満たされる本です。大切に思っている人へ、ぜひどうぞ。
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娘の9才の誕生日のプレゼントに送りました。 絵も言葉もCDも優しさが醸し出されていて、娘もとても喜んでくれました。
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長男の誕生祝いに友人から先ず「NHKみんなのうた」を見るように言われTVにて初めて知った。気づくと涙が出ていた。数日後、友人からこの本が贈られた。生まれたばかりの子供を喜び、既に愛しているママや犬、家族の絵、旦那様の誕生日を特別にするママの絵、添付のCDの岡本真夜の素直な歌声が素晴らしくマッチし、人の命を大切にする暖かさを心に思い出させてくれる。プレゼントしてもされてもうれしい絵本。

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