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¥ 760(税込)
通常3~5週間以内に発送
ジャンル内ランキング:329位  
カスタマーレビュー数:14

くちコミ情報
随筆のタイトルからして魅力的
 以前、内田百鬼園の年表を見た際、いつノラを飼いだして、ノラが失踪したかということがきちんと書いてあって笑ったことがある。(ノラ失踪後の百鬼園の悲しみぶりは、黒澤明が映画「まあだだよ」でもメイン・エピソードとして描いている。役者もそっくりなので、見てない方は一度どうぞ。)  僕にとっての百鬼園の随筆の魅力は、彼の人生の大部分を覆った借金苦や東京大空襲で焼き出された後の小屋住まいなど、決して順調に進んだ訳ではない日々の生活を、飄々と持ち前のユーモアでやり過ごしていくエピソードの数々にある。その分厚いユーモアの奥底には、何か得たいの知れない達観やシブトサさえ感じられるのだ。同時代の文学者が必ず書いた「女との恋愛」ではなく「猫への溺愛」を描く。東京大空襲には単に見物根性で最後まで付き合い、その見物記を本に纏める。(そこには戦後突然現れた反戦文学の要素など全く無い。)  薄っぺらいヒューマニズムやロマンチシズムとは次元の違うその感性は、全く不良ぶってはいないのに、実は徹底的に「無頼」ですらある。(この本の解説で、吉田茂(!)と犬猫談義をやった際の話が紹介されるが、そのエピソードからは彼のドライな人間観が読み取れる。)でも、出来上がった随筆は非常に軽妙で、温かな「天然」の味が心地よい。そこが、僕に取っての彼の文章の魅力である。  この随筆集はそんな彼が齢70を過ぎて溺愛した二匹の猫に対する思いを綴ったものであり、猫を失ってからの慟哭を綴ったものだ。 「ノラや」 「ノラやノラや」 「ノラに降る村しぐれ」 「ノラ未だ帰らず」  タイトルを見るだけで、彼の猫に対する愛が伝わると思う。ノラとクルを巡るエピソードは百鬼園という不思議な文学者の一面しか見せてくれないはずなのだが、確かにその一面だけでも十分魅力的だ。読んだことのない方は、この本をきっかけに、是非他の文章も読んでみてください。
泣けます
今まで読んだ本の中で一番泣けました。 出勤中の電車の中で読んでいたのですが、涙を抑えるのに必死でした。 少し文章が難しく、動物に興味がない人にはわからない気持ちかもしれませんが・・・。 泣かない夫も泣いたそうです。
愛猫が行方不明!
その設定だけで泣けますが、それを見事な文学に昇華させました。 しかも、いつものちょっとひねくれたかんじもなく、素直に、ご自分がうろたえるさまを表しています。 それがまた、涙を誘います。
猫の愛し方
いつのまにか一緒に暮らし始めた猫(ノラ)が、ある日突然消えてしまった。 そのたったひとつの出来事が、いかに大きな悲しみを生み、今日を変えてしまうか。 何をしていても、何処にいても、些細なきっかけで思い出し、涙が出る。 その繰り返しが延々と綴られています。 そしてその悲しみを癒すために現れたようなもう一匹の猫(クル)。 p 「ただ一つの心遣りは、帰つてこなくなったノラと違つて、してやり度いだけの事はみんなしてやつた。クルがしたがつた事はみなさせてやつた。」 p この一節を読むだけでも、作者がどんなに真剣な愛情を注いだか想像できると思います。 「ノラや」「クルや」と呼びかける作者の声が聞こえてくる一冊。
猫好き必見!!
大の男が、それもいい年をして、いなくなった猫を思い慟哭する。 傍から見ればおかしいと思うかもしれないが、同じ猫好きとして その気持ちが痛いほど分かる。人目なんか気にしていられない。 猫が好きというのはそういうことなのだ。読んでいてもらい泣き しそうになった。猫の描写もきめ細やかで、愛情に満ち溢れている。 ノラ、そして次に飼ったクルツ。作者とのほのぼのとしたふれ合いが 印象的だった。猫好きの人はぜひどうぞ♪



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くちコミ情報
すばらしい本です。
 美輪明宏さんの本の中でも特に好きな本です。  美輪さんの本は、人としてどうあるべきかということが本質を突いて書かれている本が多く、読むといつも心が洗われます。特にこの本は、言葉が自分の中に入ってきやすいためよく読むことが多いです。  日常のなかで忘れてしまうことを思い出させてくれ人に優しく出来ます。
素晴らしい!
初めて、美輪さんの本を購入しました。 どこからどういう順番に読んでも、どんな角度から読んでも 素晴らしい本です。 読むだけで、一回りも二回りも大きくさせてくれます。 そして、何回読んでも、ハッとします。 おそらく、読み終わった頃には、 美しい人間になるだけの知識は 備わっているでしょう。
人生のバイブル!
初めて美輪さんの本を買ったのが、この本でした。 他の本は質問形になっていたりしたので、私には合わないと思い(結婚生活の悩みとかが載っていたので)、美輪さんの美のアドバイスを直接受けられるこの本を選びました。 結果は大正解。 美輪さんの美意識の高さや、幸せとはなんなのか、感慨深いものばかりです。 最近の子に対して喝を入れてくれる感じです。 一つ一つの文章を丁寧に読んでいくと、本当に心が洗われるようでした。 また、若い頃の美輪さんの写真は必見! 本当に美しい。 人生のバイブルにしたいと思っています。 美輪さんの本で何を買おうか迷ったら、この本をオススメします!
読み手のレベルを選ぶ次元の高い内容
というのが第一印象です。 一度流し読みをした程度ではなかなか理解はできないかもしれません。 男を磨く・女を磨くと簡単に言えますが実際本書でおっしゃられているような相手本位の考え方ができるかどうかははやり一長一短にはいきそうにありません。 ついカッとなったり嫉妬に溺れそうになったときにこの本を読み返してみようと思います。
本当の愛について
【こだわりを無くし、相手の見える所だけを見るのではなく、見えない所を見る。】 無償の愛は、一言で言えるけど簡単じゃない。 美輪さんのこの本を読んで、人を大切にすることや愛するには、いかに教養がそして、理知が必要なのかが分りました。 妄想ではなく、相手の見えざる所を見れる知性を自分も磨いていきたいと思っています。



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カスタマーレビュー数:21

くちコミ情報
気持ちが荒れそうになると、読み直します
 本書は、「働き方」が変わることで世界が変わる可能性があるのではないか、と考える著者が、素晴らしい仕事をしている方々の働き方を訪ねた報告書です。  私は、日々の仕事に追われて気持ちがざらざらしてきたときに、何度も読み直して気持ちを立て直しています。  こんなに物にあふれているのにちっとも満たされない私たち…。著者は、「建売住宅の扉は、開け閉めのたびに薄い音を立てながら、それをつくった人たちの『こんなもんでいいでしょ?』という腹のうちを伝える。…『こんなものでいい』と思いながらつくられたものは、それを手にする人の存在を否定する」と言います。  本書で触れた方々の生き方を読むだけで、心がしゃんとしてきます。
出力をしながら自分を鍛える
「仕事に対するオーナーシップは自分で持つ」「仕事を通じて学びを拓きつづける」といった、出力をしながら入力をする姿勢がはっきりしている内容でした。質の良いアウトプット(他人に影響を与えるような作品)を残せること、また、作品を仕上げていく過程で課題を解決しながら自分の能力を伸ばしている姿が印象的です。 できる範囲の仕事しか引き受けないそこのあなた! 「できる!とホラを吹いて仕事を引き受けることで実力が上がる」とのこと!
「職業」を「自分のやりたいこと」に変える公式
ちょっとだけ『ビジョナリー・ピープル』を彷彿とさせる 読み始める前に想像していたよりもずっと濃い内容の本で 読後に何だか元気が出てきました。 それぞれの分野で一流といってもいい人々の働き方 自分のやりたいことをやって、かつ生活の糧を得る手段として成り立っている そんな仕事のありかたを本書では、 どこかから与えられて受動的にこなす仕事と対比して「自分の仕事」と呼んでいます。 取材を元にした内容ではありますが、 ただ相手とのやり取りを収録したものではなく 同一のテーマに沿った複数の取材内容をからめることで 「自分の仕事をつくる公式」とでもいうべきレベルの解答を導いている点が 同様のコンセプトで作られた類書との大きな違いだと思います。 それはまた、この手の本にありがちな 「結局のところ、この人たちが一流だからこんなことができるんでしょ」 といった身も蓋もない意見を爽快に打ち砕いてくれます。 本書を読むことで どんな人も、働き手としてのスタートラインには、そう違いが無く 考え方と行動の積み重ねによって、誰にでも一流の仕事に手が届く と思わせてくれる何かを感じました。 わずかな時間でパラパラと斜め読みするには適さない本ですが 中学校勤務の私としては 進路指導の教材資料として教室に備えようと思っています。
つくる・は・たのしい
はじめての職場…そこには既に動いている社会があり、その中で求められることに自分を近づけていく作業を必要とされているように感じるものです。誰かがつくりだした社会に身を投じるのならば、その作業をしたうえで何が疑問か・素晴らしいのか・不満か?考えればいいと思いますが、自分でつくりだすのであればまた話が違ってくる。失敗や挫折を先に考えてしまって、思うように立ち行かない…といった状況になることも容易に想像できる。この本は、そんな「自分でつくる」人にとって、何かの保証を与えるでもなく、安心させるのでも確信させるのでもないが、「自分でつくる」=「たのしい」という構図を見せてくれます。そんな本だからこそ、押し付けがましさを感じずに、すがすがしく読みきれるのだと思えました。建築・デザインに関わらず、すべての働く人にとってたのしい本ですので、お奨めします。
この1番上のレビューに共感した方へ
建て売り住宅がないと困るって? 限られた中でいいものを作ろうとしているのにわかってないって? そんなことないですよ。 意味のないものは作る人も買う人も幸せにしない。 ただ作ることに疑問を持ったから、本物を作ることを実行したまでじゃないですか。 仕事の過程を大事にする人がもっと増えることを望み、そんな人達にエールを送る素敵な本だと思います。



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くちコミ情報
秘められた深い悲しみ
   ユダヤ人ゲット、トルチェッロのモザイクの聖母像、<治療の見込みのない病人>、コルティジャーネ(高級娼婦)、レデントーレ…。  在りし日の友人たちの思い出に導かれながら須賀敦子が描き出したヴェネツィアは、一般的なガイドブックが伝えるヴェネツィアとは、だいぶ趣を異にする。彼女のヴェネツィアを一言でいえば「深い悲しみと慰めの場所」。じつは、彼女が人生の一番辛い一時期をどうすることもできずに無為に過ごした場所が、ヴェネツィアであった。ここに表象されたヴェネツィアは、彼女自身の心象風景でもある。  
ヴェネツィアの違う側面が見られます
私は須賀さんの書く文章がすごく好きだ。 飾り気のない言葉で、それでいて深い言葉で書かれた文章だ。 p この本はヴェネツィア(一部、ローマやフリウリ地方についても)について主に書かれており、ユダヤ系の人々や娼婦などについて書かれている。イタリアに関して書かれたエッセイは山ほどあるが、こんなに考えさせられるような、読み終わっても頭にこびりついて残るようなエッセイは彼女にしかかけないと思う。 p 普段、私たちが見る事のできない「イタリア」という社会の違った一面をのぞくことができると思う。今すぐヴェネツィアに行きたくなってきた…
文章が心にしみます
今年になって須賀敦子さんの本を続けて読み始めたのだが、文章が本当にこちらの心にしみてくる。かなりひらがなの多い文章だが、心のままを誠実に書いているのがこちらに伝わってくる。 p 最近はイタリアというとパスタやグッチなどのブランドもばかりに関心が行きがちだが、須賀さんはイタリアの中でもいわゆる負け組(私はこの言葉大嫌いなのだが)の人たち、貧しい人やユダヤ人などに目を向ける。特にこの本ではローマやヴェネチアのユダヤ人と娼婦について語っている。そこらのイタリア本とは一線を画す、すばらしい本です。



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通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:52

くちコミ情報
素晴らしい食の物語。
個人貿易商の主人公が行く先々で ただひたすら、淡々と店に立ち寄って 食す、ただそれだけなのに そこにある人情、風情、土地柄、孤独 までも感じてしまう 名作でございます。 グルメ系の漫画は兎に角、リアクションが大袈裟だったりしてわたくし 苦手なのですが これはその大袈裟さが無く 落ち着いて読めます。 まさに大人の為の食漫画、です。 しかし主人公が思いのほか 食べたいものにありつけていない(ライスが無かったり) のはご愛嬌でしょうか。 そして和菓子屋での豆かんは異様なまでのリアリティを誇っております。 是非ご堪能くださいませ。
食べる楽しさ
ビジネスマンは昼食時も仕事だ。 誰かと昼食を共にすることにより、情報収集に努めるべし。 などとどこかの本に書いてあるかもしれないが、私は一人で食事をすることに幸せを感じる。 誰にも邪魔されずに、味わい、自由を感じるのが楽しい。 時間も限られ、予算も限られた中で店構えで味を瞬時に判断して入店し、注文する。 サラリーマンの昼食にはちょっとしたスリルの要素がある。 そういった意味で、孤独のグルメがこれだけ売れ続けていると言うことは、私みたいな勤め人は少なくない、と言うことなのだろう。 なにせ、このマンガの主人公が食する店は、給料日前でもフトコロに影響がなさそうな店ばかり。 時には夜中のコンビニのおでんだったりする。 グルメ本に頼らずとも、普通にうまい店はたくさんある。 それも、近所の定食屋にこそ掘り出し物があるかもしれない。 背伸びせずに、それでもうまいものを食いたい、という我々庶民の気持ちを代弁するかのようなマンガがこの「孤独のグルメ」なのだ。 千円札を握りしめて、近所に駆け出したくなる、そんな身近なグルメ本。
グルメ本にあらず。
何度読んでも引き込まれます。 お店で何かを食べる時には、出てきた料理の味だけではなく、 その時の気持ち・コンディション、周囲の様子、お店の人の人柄など、 さまざまな要素が思い出されるものですよね。 決してグルメ本ではないのですが、不思議と何かを食べたくなります。 一度はぜひご覧下さい!
一度読んで手放す人はほとんどいないでしょう
期待以上に面白かったです。短編で一話は8ページですが、一話一話にしみじみとしたドラマがあります。 基本は平日、仕事の合間に一人で食事するところを探して食べるのみで、描写も淡々と静かなのですが、それがよいです。 特別なご馳走というわけではないのですが、どれも美味しそうで、日本人ならば「食べたいー」と思ってしまうこと請け合いです。 また、お店(など)の描写が生き生きしてて「あるある、こういうお店」と共感できます。原作も絵もいいということだと思います。 本当に男〜という感じの本で、女の自分にはそんな男の視点も面白かったです。 なお、お店は東京がほとんどです。
腹が減っては(以下略
文庫の帯に『メシを食うことが、これほどのドラマを生む!何度も読み返しえしまう、 これぞ食マンガの最高峰!!』とあるが、まさにその通りである。 格闘漫画のように異常な動きで料理を作ったり、絶対に食えない高級食材のオンパレードだったり、 ウソ臭い料理番組のように一口食べてバカ騒ぎするわけでもない。 ただ、どこにでもある外食店(あるいはコンビニ)で食事をし、「うん。ウマイ」だの「これはちょっと・・・」と 顔をしかめるだけである。 時にはシュウマイの熱気に慌て、時には横暴な店主にアームロックをかけ、そして、ひたすら食う! あぁ・・・自分で何書いてるかも分からなくなってきた。 とにかく必読の料理コミックなのだ!読め!読めば分かるさ!



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¥ 420(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:3363位  
カスタマーレビュー数:60

くちコミ情報
沢木作品の中で唯一手元に残した本です
1年掛けて、大陸を貧乏旅行する経験自体は、良いことだと思うのですが、沢木節よろしく「だから俺は、他の若い奴より偉いんだ」的な態度には苦笑してしまいました。 でも、読み物としては面白いです。入社試験時の敵前逃亡に対し、もっともらしい言い訳をする所は「自分には優しい人なんだなぁ」と人間、沢木耕太郎さんを見た思いがして、良かったですね。バックパッカーやった奴が偉らいなら、日本で義務化すれば良い。とおもわせる逸品です。 読み物としては、面白いのでオススメです。
これから旅に出ようとする若い人にも良し、またかつてバックパッカーを気取ったおじさんやおばさんには、なおさら良し
その昔、1ドルが360円だった。それがバブル期に80円になったこともあった。円高はバックパッカーに都合が良く、またアジアへの旅はもともと物価が安く過ごすことができるメリットがあって私のような貧乏学生にも海外旅行ができた。この小説を読むと、今すぐにでも旅立ちたくなるが、現実的には、家庭を守り、子どもを進学させねばならず、家のローンも残っているし、仕事をやめる勇気はない。ということで、再び合流する楽しみは20年先の退職後にとっておく。 小説中にとても共感できる部分が、2つある。その1つは、道を聞かれるくらいに現地に溶け込むと、旅人側は好奇心に満ち溢れていても、現地の人から外国人とは思われず、透明人間になっていくような快感があるということ。 もう1つはマカオのカジノで大金をスッてドロップアウトするのか、しないのか心理的な境界線上の揺らぎを主人公は一種の快感だという。 この2点に共感できる理由をうまく説明できないのだが、いずれにせよ、知人友人肉親、学校、会社、地域社会などから完全に切り離された一人の人間として、誰からも関与されていない心地よさがあることは確かだ。他にリンクして考える必要が無い。決めるのは自分だ。 これから旅に出ようとする若い人にも良し、またかつてバックパッカーを気取ったおじさんやおばさんにもお薦めできる本である。また、深夜特急の世界が好きな人には狩撫麻礼原作、たなか亜希夫画のコミック「ボーダー」もお薦めする。
熱い!熱い!熱い!
香港・マカオ編は、とにかく熱い!毎日が祭りのような香港の庶民街の熱気に、常に頭に 血が昇ってるぐらい白熱してる大小という博打。とにかく読み出したら、止められなくて あっとゆうまに最後まで読んでしまった。ユーモアもあり、うら寂しさもあり、勉強にも なるので誰が読んでも楽しめるんだろうなぁコレは。黄金宮殿などという贅沢な?(笑)宿 の件も何か微笑ましい。やっぱり沢木さんの人柄も大きいのかもなー、変に繕う事もないし だからって品がない訳でもないから、もの凄く読みやすいし、なんかどんな状況におちいって も後腐れなく気持ちがいい感じを受けるな。 それに明暗も両方ともしっかり描いていて、賑やかな祭りの裏での浮浪者の件や、日本に 強い憧れを抱く青年の件も何か感慨深い。 それにしても大小は面白そうだなー、僕は普段、麻雀しかしないんだけど、大小・・・いつか やりにいってみたいぜ! 後、巻末に付いてる「出発の年齢」って対談も、色々背景を知れて良いです。
溢れかえる物乞いに対してあなたはどう対処しますか?
この本が書かれたのがたしか1980年代。 私は海外に行った事が無いので、この本を読んでまるで自分が体験しているような錯覚に陥っている。 単なる仕事からの言い逃れの為に、香港からロンドンへ陸路をつなぐ旅へ旅立つ著者は、様々なカルチャーショックを体験しながら、いつか自分自身を見つめなおし、またその呪縛から解放されてゆく。 シルクロード編を読んで思った事は、私は溢れかえる物乞いに対してどういう行動を取れるのかということ。その一つの答えがあった気がします。 海外に旅立つあなたは、本当の旅人になれるのか? 行く前に是非読んで欲しい!全巻読み応えがあります。
非常に危ない本
何でこんなに共感を呼ぶのだろう。私は既に中年とも言えるサラリーマンだが、確かに全てを放り捨てて旅に出たくなった。仕事柄、年中海外には行っているのに、である。 著者は26歳までに旅を出るのが良いと言われ、旅に出た。であるなら、この本は26歳までに読むのが良いのかも知れない。が、若くしてはまると永遠の旅人になる恐れが確かにある。それはそれで幸せかも知れないが・・・ この本はバックパッカーのバイブルかも知れない。だが、僕が思うに、この本の通りにその土地に行くという使い方ではなく、著者の旅の仕方なり考え方を自分の旅に取り入れるのが良いと思う。それは著者の好奇心であり、謙虚さであり、だが一方自分を主とした考え方などなどである。『ちょっと冷やかしに行ってみる』、とか『不思議なまでに言っていることが完璧に分かる』などは自分を主として考えなければ思いつかない。自分が分からない言語の会話を聞いて、言っていることが分かる訳はないのである。ただ、自分の中で想像しそれが合っていると100%分かったと思い込んでいるだけなのである。 だが、それで良いのだ。だれが点数を付ける訳でもない。自分が、自分のために旅行しているのだから。それが、しがらみの多い世の中で、常に他人を気にしている私たちがこの本に、この生き方に強烈に魅かれる理由なのかも知れない。



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カスタマーレビュー数:4

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本当の知性
まさしく毒舌である。しかし、本質を突いており、本当の知性とは何たるか、を知るには大変によろしいものである。 こんな爺さんが今の時代には必要ではないか?若者もそうだが、悩める中高年にはもっともっと爺さんの辻説法が必要ではなかろうか。 ちなみに、私が驚かされるのは、今和尚が自ら筆を手にして書いたのではなく、編集者がピックアップしたはがきに対する返答をその場で回答していたということ。編集者は速記で今和尚のご回答をしたためられたとか。 当意即妙とは、まさに今和尚が実践されしことであることを知り、凄まじき人物と思いました。 こんな爺さんがいたら一緒に遊郭で遊びたいものですなぁ。 金は俺が出すから。
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乱暴にも思えるストレートな言葉で、様々な悩み事にバシバシ答えています。 「人生相談」モノってたくさんありますが、個人的な経験のみに基づいて、 個人的な思い入れたっぷりに答えているものも多い中、 これはもっと高い視点からきちんと答えているものだと思います。 小学生の頃、父親が持っていた単行本を読んで、くっきり記憶に刻み込まれた本でした。 すっかり大人の年齢になった今読んで、やっと九九を覚えた程度の子供心に強く刻み込まれた理由が分かる様な気がします。 この人は本物なんだと思います。 ちなみにこの人は、天台宗の偉~い地位に昇りつめたお坊さんですが、宗教観を振り回したりはしていません。
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ジャンル内ランキング:1435位  
カスタマーレビュー数:19

くちコミ情報
読むと、元気が湧く本です。
不景気だし最近いいことないな、誰かに肯定されたいな、と思ったので「そうだ、日本と日本人を褒めてる本を読もう!」と思い、読んだ1冊。目的達成。シュリーマンに褒め倒され、元気になりました。 でも、今の私たちじゃなくて幕末時の日本人を褒めてるだよな、と思うと反省のほうが多い。この頃の日本人と今の日本人は別ものです。それが何故かはもちろんこの本に書いてないし、この本の感想にはならないのでパスしますが、二十歳以上ならば各々考えてみたほうがいい。 ところで、この本をタイムマシンと書いている方がいますが、その通りです。当時の日本人の生活や風俗をとても生き生きと描いている。 とは言え、観察者が外国人であるため首を傾げる記述もあり、江戸期がかなり遠くなったことから事象のアレコレが少しわかりにくかったりもします。求めるものが「理解」であるなら、幕末期や江戸風俗について書かれた本を並列して読み進めることを勧めます。 翻訳ものとしてはとても読みやすい、平易な文章なので、歴史好きならばオススメです!
驚きと感動
 あのシュリーマンが幕末の日本を訪れていたなんて・・・  まず、そのことに素直に感動です。  そして、幕末の日本で見たこと聞いたこと体験したことについて 実に鋭い観察眼で日本を見ていることに感銘すら覚えます。  シュリーマンの見ていた日本は、今の日本には失われたのものば かりのような気がしてなりません。  日本再発見の本です。
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貿易などで発掘に必要な資金を用意できると さっさと事業をたたみ世界旅行に出かけた時の 旅行記がこの作品です。 思い込みや間違いも多いですが、独特の審美眼で 清国と日本の風俗を観察し、イザベラ・バードの ような西洋の目線で東洋を語るのではなく道具や 生活習慣にまで食い込み描写する様はまるで自分が その場所にいるような錯覚を覚えるほどで不思議な 感覚になり読ませます、日本の質素で合理的な家や 食器などの道具を絶賛し、風通し良い世間といえる 社会構造がこの国の最大の魅力だと言っています。 あー江戸時代のほうが今の日本よりもしかしたら 幸福だったのかもと思ってしまうほどの褒めようで 恥ずかしくなるほどです。清国の旅行がよほど 合わなかったらしいことからの落差もあるでしょう。 楽しい読書もたまにはいかがでしょうか? ドイツ語、英語、フランス語、オランダ語 スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語 イタリア語、ギリシア語、ラテン語、ロシア語 アラビア語、トルコ語と文章の丸暗記により 他国語を自由に操り旺盛な好奇心と冒険心で トロイアの遺跡も彼の功績のひとつです。
幕末日本の庶民の様子を伝える貴重な見聞録
 トロイア遺跡の発見で有名なシュリーマンは,その偉業を遂げる前の数年間,世界漫遊をしていた.その際,幕末の日本も訪れており,本書はその時の見聞録.  シュリーマンが当時の日本人に対して受けた印象は,礼儀正しい・親切・高慢不遜さがない・たいへん清潔とのことで,その前に訪れていた清国との違いに,たいへん驚いたらしい.また,西洋との文化の違い,例えば人々が家の中に家具類をほとんど置かない(持たない)ことなどについて,色々と彼なりの解釈・考察を繰り広げ,つぶさに記しているところが面白い.  シュリーマンが見た,今から五世代ほど前の日本人が持っていた習慣,あるいは美徳と言えたかもしれない性質は,今はもう失われてしまったのだろうか?それとも,普段意識しないようなところで生きているのだろうか.私たち自身を知るうえでも,貴重な本かもしれない.
本を開けば、一気に1865年の江戸の町へワープ!
 1865年、江戸末期の日本。当時の日本について私がおぼろげに知っていたことは、教科書に書いてある非日常的なことや、時代小説の中の想像の世界に限られていました。しかし、シュリーマンが書いたこの旅行記は、私達を生きた江戸時代へそのまま運んでくれる、まさにタイムマシンです。秀逸な和訳(原文は仏語)による所も大きいのでしょうが、細やかで読みやすい描写が当時の日本人の息づかいや体温まで生き生きと感じさせてくれます。  日本を訪れたことのある知人達から何度もその素晴らしさについて聞かされていた著者は、日本へ行くことを永年夢見ていました。類まれな商才と語学力を生かし、やがて世界をまたにかける貿易商として成功、巨万の富を築きます。そして、その潤沢な資金を元に、43歳の時に世界漫遊の旅へ出発し、ようやく念願の日本へ。今この稀少な見聞録を手にしている私達にとって幸運だったのは、この著者が旺盛な好奇心、執拗な探究心、さらに異文化を暖かく受け入れる広い心の持ち主だったことです。  日本に滞在した期間はほんの1ヶ月程度だったようですが、その取材力と行動力は驚嘆に値します。聞くもの見るもの全てに興味を示し、それらをなるべく克明に記録に残そうとしています(雑貨類の細かい寸法まで!)。そして何より興味が尽きないのは、そんな著者の暖かい目に映った、純粋で愛すべき私達の祖先の姿です。貧しいながらも清潔で配慮の行き届いた生活ぶり、外国人である著者に無邪気な好奇心をあらわにしつつも懇切丁寧に接する町の人々、また決して賄賂を受け取ったりしない高潔な役人たち。銭湯が全て混浴で、性に対して大変おおらかな国民性に著者が新鮮な驚きを感じるあたり、いつしか自分もこの外国人著者と同じ視点に立ち驚きを共有していることに気づかされます。  そして読後に残る、心の痛み。それは、かつて存在したそんな日本と日本人の美徳に対する喪失感に他なりません。



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運命が好転する 実践スピリチュアル・トレーニング
サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
Esther Hicks(原著) Jerry Hicks(原著) 加藤 三代子(翻訳)  
¥ 1,890(税込)
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ジャンル内ランキング:1646位  
カスタマーレビュー数:17

くちコミ情報
「引き寄せの法則」の物語
著者(ヒックス夫妻)「エイブラハムとの対話」などの引き寄せの法則を 少女サラとふくろうのソロモンの会話形式で分かりやすく書いた物語です。 日常生活で、いやな事に意識を向けているサラに対して、 ソロモンは常に自分が望むこと、愛しく思うことに意識を集中するように教えます。 ソロモンとの会話を通じて、サラが生き生きと成長していく様子がうかがえます。 そして、自分自身をサラに置き換え、ソロモンとの会話を楽しめる本だと思います。 私は、引き寄せの法則を何冊も読んでいますが、「サラとソロモン」は読みやすく、 物語としても楽しいので、幅広い年齢層にお勧めできると思います。
今までで、一番いい本!
皆さんの感想を読んで、思い切って購入。 大正解でした! 引き寄せ本は、正直言いまわしが、まわりくどく、ぶっちゃけどういう事がいいたいのかが、ぼけて感じられてたので。 私の、読解力では、この本くらいがちょうど良かったみたいです。 引き寄せの法則を読んで、私のように良い本だけどちょっとわかりにくいと思ってた方にオススメです〜 おかげで今日も、幸せな一日を過ごせて、ワクワクしてます。
幸せの教科書
同著者の「引き寄せの法則」3部冊の高難易度にくらべたら こちらの分かりやすさはすばらしい。同じ著者とは思えないです。 物語形式なのに、大事なところをすべてカバーできています。 ザ・シークレットに比べると、モノを引き寄せる話はかなり遠慮がちで、 幸せそのものについての記述が多い。 ザ・シークレットの「モノがほしい、カネがほしい」に疑問を感じてしまったような人は、 こちらの本をよめば、本質がわかります。モノやカネが引き寄せられるのは、 あくまでオマケみたいなものであって、その本質はもっと高いところにある。 それがよくわかります。そして、引き寄せの法則というものそのものが、好きになるはずです。 引き寄せの法則というものに出会えて良かった、と心から思えました。
幸せになるシンプルな秘訣☆
「引き寄せの法則」をベースにした少女サラとフクロウ・ソロモンの物語。 幸せになるシンプルな秘訣がそこにはあります。 外に向かって散漫しがちな日々の感情を《味わい愛でる》ことによって内なるエネルギーと変容し、増えれば増えるほど《幸せの流れ》に乗る。どこにでもある幸せを受け入れるのも押し流してしまうのも、自分の《心の扉》次第であることがよくわかります。 何より、サラがソロモンから教えてもらったことを一つずつ実践して心に浮かぶ疑問と素直に葛藤しながらも受け入れ、成長するプロセスがよかったです。 本の構成は第一部と第二部。第二部は究極です。おススメです。
この本に出会えたことにありがとう
波動でそれに近い物や人物が引き寄せられるというのは やはり本当だった。感動しました。 また、この世の中は良いことしか起きないことを 再確認できました。ありがとうごさいます。



おすすめ度

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¥ 1,890(税込)
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ジャンル内ランキング:6242位  
カスタマーレビュー数:2

くちコミ情報
そんなに人に会って、どうするの?
 そろそろ回想録を……、と提案されて、著者は考えました。  ジャーナリストとして歩んできた自分は、何かを成し遂げてきたわけではない。むしろ、いろいろな形で「弥次馬」として関わってきた他人様を書くことで、かえって自分を表現できるのではないか、と。  といっても、交友関係は広く、語るべき取材対象も多岐にわたっている著者ですから、取りあげたい人を全て書いていたら、いったいいつ終わるのかわからなくなります。本書執筆に当たって決めた方針は、「一業種一人」という制限です。  ですから、「ニュース23」のエンディングテーマを作曲して歌ってくれた井上陽水も、朝日新聞社内で認め合った“畏友”石川真澄も、他の人物のエピソードの一部に登場するだけです。筑紫ファンには若干もの足りない気もしますが、確かにこの一冊を読めば、著者の歩んできたジャーナリスト人生、反体制的な生き方が俯瞰できます。著者の意図通りといってよいでしょう。  私があらためて感じたのは、筑紫氏の文章の魅力の一つは詩的表現にある、ということでした。  なかでも、絶筆『我、拗ね者として生涯を閉ず』の完成を目前にし、壮絶な最後を遂げた本田靖春氏を追悼した文章は、読者の心に染みる、魅力に満ちた文章でした。  笑っちゃったのが、忙しすぎる小澤征爾を心配して、本人に言っても通じないからと家族に言ったら、娘の征良さんに笑われたそうです。   「その通りだけど、あなたが言うのはどうかと思う」と。    もっと笑っちゃうのが、しばらくしてから、同じ征良さんから言われた言葉。    「だれの言うことも聞かない。     言ってもらえるのはあなたぐらいしかないかも」  それにしても、仕事とはいえ膨大な取材相手と接触して、よく人間嫌いにならないものです。  同じ感想を抱いた視聴者からの言葉、    「人あたりしませんか?」 に同感しました。
旅の途中
ジャーナリストとしてニュースキャスターとして活躍する彼が、 出合った人について書く。 意外な人との出会い、 そしてその人との意外なエピソード。 結構おもろいぞ。 いつかこんな本を書きたいな。 自分が巡りあった心に残る人について。