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カスタマーレビュー数:18
【くちコミ情報】
30年の歳月も関係ない、、、
筒井ストであった、なつかしいとおもった。 七瀬は今も通じる、いや今の時代にピッタリだ。エスパー少年も今必要とされている。 こんなうれしいことはない。筒井さん、まだ老け込むのは早いですよ。 なんて、叱られるかな? わたしはおそらく全巻持っている読んでいると胸張って言える。 それほど多才であり時に脳が私と同じに世間と違う動きをしているのではないかとさえ おもうような、奇想天外な作品も多い。その中にありて、ふたたびこの作品が 日の目をみるというのは大歓迎だ。皆様、ぜひお買い求め、お読みになってください。 ぐいぐいひきこまれますよーー 推薦いたします。
超能力者たちの孤独感と苦悩、同朋意識が、スリリングに描き出されている
他人の心を読むことのできる精神感応能力者(テレパス)、火田七瀬(ひだ ななせ)を主人公にした三部作、『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』。その第二部にあたるのが本書『七瀬ふたたび』で、七瀬のような超能力者の孤独感と苦悩、同胞意識が、スリリングに描き出されています。 七瀬サイドに立つ超能力者として、同じ精神感応能力を持つ男の子、未来を予知できる青年、物体を遠隔操作できる念動力(サイコキネシス)を持つ黒人青年、時間旅行者(タイム・トラベラー)の娘の、総勢五名。特異な能力を持つが故の彼らの孤独感と葛藤、互いに心を許し合える同胞にめぐり会った喜びがリアルに描き出されていて、読みごたえがありましたね。なかでも、時間旅行者という超能力者を登場させたことが、話に変化と深みを生み出す上でバツグンの効果を発揮しているなあと思いました。 <とてもいい書き出しだ。夜汽車で火田七瀬の見た予知場面なのだな、と気づいたとたん――それは最初のページで気づくのであるが――スイと作品の流れに乗っていける。>にはじまる平岡正明の文庫解説文も、作品のツボを押さえたナイスな語り口。読みごたえ、あります。
作家は主人公のキャラクターにケリを付けたかったのだろうか
主人公の魅力による人気で、作家としても予想外に続編を書くに至ったのではないかという気がする作品だ。 今度の作品では、主人公は孤独から解放され仲間を得る。それぞれ特殊な能力を持つ、エスパーたちだ。エスパーものの作品では能力を持つが故の不幸、迫害、逃避というのが付き物だが、本作品も例外ではない。特殊能力を有する仲間たちとの邂逅から始まって、彼らを狙う謎の組織からの逃避が始まる。 全国を舞台にした逃避行は映像的なドラマ性十分だ。三部作の中では、第一作が二時間ドラマの連作とすれば、この第二作はサスペンス映画かSFアニメと言ったところで、一番映える作品だと言える。それだけに結末は非常に悲しい。 続編であれば、七瀬の生い立ちをたどったりすることで、いくらでも再度ストーリーは創作できそうに思える。敢えて七瀬を追われる立場にして物語にけりを付けたかったというような意志を感じるあっけない作品だ。
筒井康隆さんの3部作の一つ、面白い。
超能力を題材にした作品。人の心が読めるとは、こうゆうことなのですね。筒井さんの作品はどれも飽きさせない。特にこの作品は感動がある。読んでいると、まるでSF映画を見ているような感じ。
ラストは泣けます。
ラストは、涙なしで読めません。 七瀬達の悲劇には。
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池田 香代子(翻訳)
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【Amazon.co.jp】
名著の新訳には、つねに大きな期待と幾分かの不安がつきまとう。訳者や版元の重圧も察するにあまりあるが、その緊張感と真摯さのためか、多くの場合成功を収めているように思われる。本書もまた、その列に加わるものであろう。 ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづった本書は、わが国でも1956年の初版以来、すでに古典として読みつがれている。著者は悪名高いアウシュビッツとその支所に収容されるが、想像も及ばぬ苛酷な環境を生き抜き、ついに解放される。家族は収容所で命を落とし、たった1人残されての生還だったという。 このような経験は、残念ながらあの時代と地域ではけっして珍しいものではない。収容所の体験記も、大戦後には数多く発表されている。その中にあって、なぜ本書が半世紀以上を経て、なお生命を保っているのだろうか。今回はじめて手にした読者は、深い詠嘆とともにその理由を感得するはずである。 著者は学者らしい観察眼で、極限におかれた人々の心理状態を分析する。なぜ監督官たちは人間を虫けらのように扱って平気でいられるのか、被収容者たちはどうやって精神の平衡を保ち、または崩壊させてゆくのか。こうした問いを突きつめてゆくうち、著者の思索は人間存在そのものにまで及ぶ。というよりも、むしろ人間を解き明かすために収容所という舞台を借りているとさえ思えるほど、その洞察は深遠にして哲学的である。「生きることからなにを期待するかではなく、……生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題」というような忘れがたい一節が、新しくみずみずしい日本語となって、随所に光をおびている。本書の読後感は一手記のそれではなく、すぐれた文学や哲学書のものであろう。 今回の底本には、旧版に比べてさまざまな変更点や相違が見られるという。それには1人の哲学者と彼を取り巻く世界の変化が反映されている。一度、双方を読み比べてみることをすすめたい。それだけの価値ある書物である。 (大滝浩太郎)
【くちコミ情報】
生きるを自らに問う
あらかじめお断りしておきますが、私は旧版を読んでいません。 ですので比較はできません。 強制収容所については多くの著書や映画がある。 しかし、この著作はそれらとは視点がことなるものである。 心理学者という目でみた人間への最大の問いかけとそして生きる姿がここに記されている。 人間の生きることに心理がどのように影響しているのか、極限で生きる人の心はどのような状態に陥るのか。 しかし、決して心理学をうったえて問うているものではない。 およそ、強制収容所での生活など微塵も想像できない、人間にも人間の心とは何かを著者はうったえている。 人間が人間である限りに著者が私たちにうったえるものは普遍的である。 一度、手にとって読んでいただきたい。 戦争や惨事を扱ったものを悲しすぎて読めない、という気持ちはわかる。しかし読んでみてはじめてわかることもある。彼らがうったえることをなかったことにしてしまうことは非情なことでもある。 自らのこれからの生き方を誰でもなく、自らに問うて必死に生きていきたい。
生きる意味は自分で見つける
医師国家試験に合格した親友にお祝いを贈ったところ、返礼としてもらった大切な本。 極限状態でも人生の意味を見出すことはできる。翻って現代の日本を見てみると、自分自身の人生の意味を見いだせずに自分や他人の生命を奪う若者が多いことに気づく。 本書の内容や著者フランクルをはじめとした実存主義思想は今の日本にこそ有用ではないだろうか。
自分の人生を変えた1冊
ナチスの強制収容所に収容されたユダヤ人精神科医である著者が強制収容所内における人々の心理や行動について医学の見地から考察し、「生きる」ということの本質をシンプルな言葉で語りかけてくれる名作。 本書の中にでてくる「生きる意味とは外に求めるものではなくて、生きる意味が逆にこちらに生きる意味を問いかけてくる、そして我々はその生きる意味に答えを提示しなければいけない。それも具体的な行動によって。」という部分は生きがいを外部に求め続けていた私の考えを改めさせてくれた。
人間を知るには、この本。
極限状態で人はどうなるのか。私たちは(少なくとも私は)、生きるか死ぬかの極限状態に今まで追い込まれたことがありません。 人間の本性が一番表れるのは、ピンチのときです。人間は、悪なのか、善なのか。 もし私が今日食べるものも困っていたら、それでも人にパンを分けてあげられるだろうか。おそらく無理でしょう。自分が極限状態に追い込まれたら、人を気づかうことはできなくなると思います。 私には、無理ですが、自らが極限状態にいるのに、他者にパンを分けてあげられる人が実際にいたと言います。そういう話を聞くと、人間って素晴らしいと感じます。まとまらない文章ですみません。とにかくおすすめです。
過酷な状況のなかでどう生きるか
心理学者であり、医師であるフランクルが、ユダヤ人強制収容所で過ごした日々の体験記。読んでいて、涙が止まらなかった。被収容者は、モノ同然に扱われ、毎日過酷な労働を強制される。少しでも監視兵の目にとまるようなことをすれば、酷い暴力をふるわれる。「弱々しく」見える者は、労働力として価値がないものとみなされ、ガス室送りになる。一日に食べることが出来るものといえば、ほんのひとかけらのパンと、水のようなスープだけ。その食事を、どれだけ待ち望んで一日の労働に耐えることか。食物を手に入れるために、人を欺いたり駆け引きしたり、時には盗みを働く。収容所に連れてこられた当初は、楽観的に構えていた仲間たちも、次第に何も感じる事ができなくなり、人間らしさを失っていく。一番重要に考えることといったら、どうやって与えられたパンを、長持ちさせて食べることができるか、、、。 だが、このような劣悪な環境に置かれていても、精神的に益々研ぎ澄まされていく人たちもいた。彼らは、愛する人のことを心に思い浮かべる事で、心が揺さぶられ、満たされ、至福を感じた。美しい夕日を目にすることがあれば、感動し涙を流した。あまりにも自分達が置かれている状況とはかけ離れたところにある、生命力に満ちた自然を感じることで、生きているという感覚が呼び覚まされたのだ。 どのような状況下にあっても、人間は人間らしく生きることができる。どんな人間になるのか決める事ができるのは、自分自身だ。たとえ、抑圧を受け、尊厳や自由を奪われたとしても、精神の自由は誰にも奪う事が出来ない。ドフトエフスキーの「わたしが恐れるのはただひとつ、わたしがわたしの苦悩に値しない人間になることだ。」という引用が、印象に残った。
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¥ 1,680(税込)
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カスタマーレビュー数:5
【くちコミ情報】
見事、大団円!
宦官として王宮に入った寧温の八面六臂の活躍を描いた上巻に対して、下巻はその表紙の色、紅型の赤の示す通り真鶴の運命を描いている。 圧巻なのは最終章である。琉球王国の滅亡は誰もが知るところだが、それを悲劇に終わらせないところがこの物語の優れた点である。 国の終わりとともに身を投げた登場人物たちは、まるで沖縄戦で自決した人たちの心を代弁し、魂までも浄化したような錯覚に陥る。 琉球の死は、日本にとってもウチナンチュにとっても意味ある死として現代までつながっていることを、陰にも陽にも訴えている。 実際の歴史をもとに突飛なフィクションを融合させた本書には読み終わってもなお、もっとこの世界に浸っていたいと思わせる中毒性がある。 間違いなく池上永一の代表作と言える。
人物・心情描写がすばらしい
主人公の友人・兄の愛憎が混じったまさにアンビバレントな感情 同じ側室でありながら何かと手をさしのべてくれる主人公の親友。 家柄・財産・美貌・教養・人柄すべてを持ち合わせているのに同じ女性として、読んでても全然腹がたたない。 そして、飛びぬけた知能と、美貌を持ち合わせた主人公。 ここまで完璧で純粋な人間いるわけないやんと思わせる余地のないほど描く筆力にはただただ感心するばかり。 形あるものはいつかは滅びるということと 長年の別離にも関わらず変わらないものもあったということ 見事に対比させたラストシーンは、普通によかったと思いました。
題材と不似合いな表現方法が気になる
物語が長すぎて、個々のエピソードが繋がっていない感じがする。たとえば、話の都合と歴史の都合上で仕方がないとは思っても、こんなにもあっさりと宦官「孫寧温」が蘇ってしまっては、せっかく夢枕に立って男物の帯と簪をあの世へ持ち去ってくれた父君の立場がないではないか。そんな風に、細かいところで物語の辻褄があっていない。また、この人の作風はもっとあっけらかんとエロで変態なのに、強姦とか輪姦とか、やたら性を食い物にしているようなエピソードが出てきて、しかもその事件がそれぞれの登場人物において、いともあっさり受け流されてしまうことも、女性の読み手としては疑問と不快感を誘われた。 近代直前の琉球王朝という題材に、語りの表現方法が追いついていないのも気になった。変に今風なカタカナ語や作者の造語まで飛び出して、なんだか物語のダイナミズム「だけ」でさまざまな瑕疵をごまかしているような気持ち悪さがつきまとう。せっかく、まだ日本人作家が誰も手がけていない場所と時代を書いているのだから、歴史小説好きにもアピールできるような文章であればもっとよかったのにと思う。作者はいったいどんな読者層を予定してこの物語を書いたのか。 本人の志向とは別に、この人は短編の方が上手な気がする。
「ページを繰る手が止まらない」は、掛け値なしかもしれない
著者は沖縄那覇出身、石垣島在住である。これまで沖縄、琉球を題材に、 ファンタジー大賞を受賞した「バガージマヌパナス」などの話題作を発表してきた。 著者の魅力は、何というか、突き抜けたように明るい「土着性」とでもいおうか。 土着というと暗さを連想しがちだが、著者の描く沖縄は、独特のファンタジアであり、 たとえば東北あたりの土着性とは完全に一線を画す。 「テンペスト」は琉球王朝時代の物語。 これが、とにかく面白い。スイスイと読みやすい面白さではなく、 急流を流れ下るようなダイナミズムが満ちあふれている。 わくわく感、どきどき感、てんこ盛りだ。 書店などに行くと、そうそうたる評論家、作家の「推薦文」がずらり。 よくぞまあ、ここまで集めた、さすが角川と最初は思っていたが、 いかに角川とはいえ、これだけのメンバーがお義理で絶賛の推薦文を書くわけもない。 額面通り、「血湧き肉躍る」物語だ。 ファンタジー的な要素も含まれており、物語としての整合性となると疑問符をつけたくなる 部分もないでもない。しかし、そんな細かいことどうでもいいぐらいに、 どんどんページが進んでいく。 最近は長編小説を読むエネルギーも少々なくなりつつあるが、 上下段800ページ以上、一気読みだった。 まるで「元気」を与えてくれたようだ。 私としては間違いなく今年の「ベスト1」である。
歴史と個のダイナミズム/両義的重合
始めに言っておくと この小説のおもしろさは異常だ。 あまりにも魅惑的で、文章から離れることができなくなる。 読めば読むほど、この世界に魅せられ、酔わされる。 物語性、つまり世界観の設定がそうさせるのだろうか。 この話は19世紀初頭から末、実在した王国、琉球王朝末期を舞台とし、孫寧温(=真鶴)という女性を主人公とし、第三者的な語りで話が進められている。 琉球王朝が持っていた、宗教、文化を元に、そこでの精神性、思想、人々の世界認識が表れており、国家間の外交問題、国内の情勢・政治的問題、また男と女、両方の性を生きることとなった主人公を中心とした人間関係、出世、失墜、性の反転という稀有な人生を描きながら近代化によって、王国が崩壊するまでを描いたものである。 歴史事実を背景に持ちながらも、個の歩みを通しながら、それを追ってゆくことで、また現代的感性で語ることによって生きた文章と、歴史小説とはくくれないほどのリアリティを持つ。 しかし、ここでのおもしろさはそんな理由では記述できないのだ。 史的事実とフィクション、宗教的精神性と合理主義的理性が重ねられ、ファンタジーでもありリアルでもある。 そうここでは両義的性質が重ねられた、アンヴィバレントな現象、人物達が恐ろしいほどに読む者に想像力と妙な現実感を感じさせる。 巧みであるのは、この両義性を数々の事象や登場人物に反映させている点にあるといえる。 主人公の孫寧温は女性として生まれながらも、ここでの制度的問題により、男性でしか登用されない国の役人に性を偽ることでそれとなり、男性的で女性にはないとされていた理性的知性を天才的に持ち国のトップまで登りつめ、またその稀有な美貌から王の側室としても王宮に入るという、二重の人生を歩んでしまう。男として国家に仕え、同僚達と友情を交わし、女として恋をし、想いを交わす。男としての寧温は公人として理性をもってして生き、女としての真鶴は私人として情感をもってして生きる。 そして、中世・近世から近代への移行 これにより、国家は解体され、国家を前提にする社会は崩壊し、ひとつの個となった主人公はその両性が幸福に融合する。国家から解き放たれたひとつの個は、しがらみを越え、想いを交わした人と生きることが可能となり物語は終わりを告げる。 国家を愛し、命を捧げた主人公であったが、悲しくもその国家の崩壊により、個として幸福に生きることができたのである。それは新時代への希望を力強く描くものだ。 この移行は 精神性が支配する社会モデルから理性による社会へ 国家が統率する社会から個による社会へ向うものである 宗教的精神性をもつ世界観を基盤にしながらも物語は最後にそれを破壊し、また主人公の両性の融合という、基盤となっていた設定を露わにした。 つまりこれはマジックリアリズムの作風を持ち、自己言及的な作品として位置づけることができるだろう。 僕はこの魔術的で現実的でもあるこの世界から当分離れられそうにない。 鮮やかなのだ。実に。 恋をしてしまった。
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映画化を意識したのか、映画的手法なのか
解説によれば、著者は「ハリウッド映画のような小説ではないものを」と言って、本作を書いたとのことだが。。。 正直、この群像劇はきわめて映画的(ハリウッドかどうかは知らないが)だと思うし、映画でこそ見てみたいという気がしないでもない。 一見別々に見える5人の視点の物語が、後半お互いの接点が見えるに従い、収れんしていく。 この5人の視点が交互に語られ、時間軸も必ずしも一直線ではなく、この5人がそれぞれちょっとずつずれた時間経過で語られるため、ちょっと複雑な感じは否めない。 正直そのおかげで、各人の人間性の掘り下げが若干浅かったのではないかと感じた。出来事そのものが、かなり突拍子もない感じのものばかりで、その事件の深掘りに比べ、人物像が微妙に浅い感がなきにしもあらず。 だから、ドラマとしてはイマイチの感じがする。 ただ、いっぽうで群像劇だからこその全くの他人の人生の交差がなかなか巧妙で、ビジュアル的でもある。互いに全く知らない者が、いつのまにか交錯し、知らないうちに人生に影響を与えてしまったている。 なかなか興味深い。 ここらは、映画として表現されたものが見てみたい、と思う。 人間を十分に書ききってない点で、ドラマ性に不満があるが、ある意味実験的な作品作りであったと感じた。
どうしてそんなに...?
レビューの評価が非常に高かったので読んでみましたが、 どうしてそんなに皆さんが絶賛するのか私には全く分かりませんでした。 ストーリー自体にこれといった内容も感じられませんでしたし、 絶賛の所以となっている構成の緻密さに関しても それぞれが重要な役割を持っているわけでもなくこじつけのよう。 著者がこの作品を書いたのは単に 最終的になんとか全てを一つのストーリーにまとめあげるという 自己満足にすぎないようにすら思われます。 いろいろなジャンルにわたりかなり本を読んでいるほうだと思いますが これほど読書を楽しめなかったことは今だかつてありません。 面白い本てこんなモノじゃないと思います、残念。
もはや詐欺的なまでの構成力!
最初のページに載っており、作中にも出てくるエッシャーの騙し絵が全てを象徴しています。 初めは階段など何もない、平らな屋上を歩いていたのに、 気がつけば足元に階段ができていた、そんな感覚を覚えました。 恐るるべき、もはや詐欺的と言えるほどの構成で、騙されていたと知った中盤以降は、 こんがらがっていた糸が徐々に解けていく快感が怒濤のように押し寄せてきます。 何故この作品が直木賞を受賞していないのか疑問に思うほどの、 かえって直木賞の権威すら疑ってしまうほどの作品です。
わかりやすく、おもしろい
はじめて伊坂作品読みましたがいいです! 何がいいかって、わかりやすいし、 読みやすいし、おもしろい。 小説にありがちな、気取った小難しさとかないし、 わけのわからないいっちゃってる感じもないけど、 でもちょっと現実から遊離している、 そのバランス感覚というか距離感が、 非常によく、おもしろいながらも、 どこかでしっかり考えさせられる、 実によくできた小説です。
タイトルがいいよね
なによりもタイトルが、 手に取りたくなるかっこよさがあると思う。 思わず手がのびた。 触ってみると、文庫の厚みもちょうど手ごろ。 潰される様な苦境に追い込まれた人たちが 瞬間的にすれ違い、出会い、別れ それぞれの光と陰に踏み入れていく話。 読んでそんなに重たくはならない。 むしろ本のテンポに乗って 自分の次に弾みがつく感じ。 シンプルな心地よいテンポ。 心を少し落ち着けたい人は このシンプルなテンポが目安になって ゆったりしてくるんじゃなかな。
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同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真之。2人のまじめな努力の成果は、歴史が証明している。誰もが立身出世を目指した時代に、彼らがどうやって自分の人生の意義を見出したのか。そんな視点から読んでみるのもおもしろい。 司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特に評価が高く、ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々に読まれている。改革の時代にこそひも解きたい、そんな1冊である。(土井英司)
【くちコミ情報】
若々しい国の香気のようなものを感じる
タイトルを付けて思ったのですが、秋山兄弟や正岡子規をはじめとする登場人物のすがすがしさにとどまらず、彼らを通じて、新しく作られた国の持っている若々しさを感じます。 この作品が作られた昭和の時代ではなく、今読むことで特にその雰囲気を感じることができるのではないかと思います。モノが満ち溢れているのに何故か閉塞感漂う現代。これに比べて、小説の中の日本はほんの小さな国だけれども、何と悠々として晴れやかなことか。伊予弁の持つのんびりとした雰囲気も捨てがたいけれども、それだけではないと思います。これから日清戦争、日露戦争へと突入するのでしょう。これからが楽しみです。
活力がでます
明治維新直後の新しい世界にたくましく生きていく3人の男の姿に 素直に心惹かれます。 秋山兄弟に正岡子規。後からみればまったく性格の異なる3人ですが、 世に出るきっかけは、現状を改善したい、自立したい、できれば名を成したいという 同じような動機だったというのがおもしろいです。
ほのぼのとした幼少時代
司馬遼太郎さんの作品を初めて読み始めてますが、まずは一巻ということで、主人公たちの幼少時代から入ります。明治初期の幼い主人公達が立身主義の日本で学問を学ぶ姿が 克明に書き記されており、非常に情景を思い浮かべやすいです。 日本の歴史書としては、非情に勉強になります。 ただまだ一巻ということでこれといって、読み入る部分はまだ出てこないため、次巻に期待。
乾坤一擲の勝負
ギリギリの生死を賭けた男たちの生き様を描いた小説です。 大筋は史実に基づいていますので(刊行後に明らかになった新事実 もありますが)、旅順攻略の部分など読むのが辛い記述もあります。 海戦で勝つ部分など、やはり日本人として気分が高揚しながら 読めますが、ロシア軍は多大な死傷者が出ている訳ですから 勝ったからいい、という単純なものではないと感じました。 また、乃木のような無能なリーダーの下で死んでいった無名の兵士 たちが哀れです。明治期は薩長でありさえすれば、このような無能者 でも大将になれたんですから。ちなみに乃木は士官学校に数ヶ月間 居ただけなのに、長州という事だけで軍人のスタートからいきなり 中佐になっています。無能なリーダーは罪深いです。これは現代 にも通じます。 元トリンプ社長の著書で「仕事ができない奴はいい人になるしかない。 それしか会社で存在価値を表現できないから」というような記述が ありますが、軍事的才能がなかった乃木の精神面の高さにも通じる のかもしれません。 東郷と乃木のリーダーとしてのあり方、海軍の戦略性と陸軍の無策等、 (殊更、意識的に対比させている面もありますが)現代のビジネスの 場面でもとても参考になる気がします。 日本存続のために必死で戦った人たちの物語、未読の方にはやはり 読んでおいて欲しいです。得るものがあると思います。
問答無用で。
司馬遼太郎の作品はこれが初。まだ、6巻ですが ココまで一気に読めてしまいました。 日本の近代、鎖国が終わり、外国との接触が始まり 日本が先進国になろうとしていたこの時代。 熱いです。ワクワクします。自分の小ささが恥ずかしく なるくらいのスケールの大きさ。 学生は言うに及ばず、ビジネス書に飽きてきた 方にも。新鮮な感動と、熱い世界があります。 問答無用でおすすめします。
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読みにくい
内容はともかく、翻訳のかんけいからか読みにくいです。ストーリー仕立てだから無駄な話しも多い。
TOCを思考プロセスに展開した良書
TOCの考えを思考プロセスに展開しています。 前作にも仄見えていましたが、 ここでまとまったということでしょうか。 たしかに日本のQCや改善活動では似たものがありますが、 それをこういう形で表現し、さらに新たなフレームワークもあるので 感服いたしました。 でも、ちょと長い?
読後の爽快感
一つの小石が、大波を立てるような。まるで魔法のように状況が変わっていく。 解決の連鎖が一つの常識を変えてしまう。 前書とはまた違った、よりファンタスチックになっている。
1から読むべきだが、2でも期待はまったく裏切られない。読後感も素晴らしい企業小説。
1が素晴らしく良かったので、2も読んでみた。 そして、その期待は、裏切られなかった。 こちらでは、副社長になった主人公が3つの企業の難題を、それぞれの企業のリソースや条件を用いて解決して行く。 1よりも良かったのが、部下であるグループ会社の社長や人を用いて、問題を解決していくところ。 会長や、社外取締役と、グループ企業の社長との間にはさまれた中間上級管理職としての悲哀や、苦労がよく書き込まれていて、読ませる企業小説だった。 読後感も非常によくて、明日から仕事頑張るかなと思わせる良著。
いやー、面白かったなあ。
この本は、デビュー当時に買って、一読したが、今回は、経験も知識も前回から、若干レベルアップした状態で、再読した。望ましくない状態を、文章にして、並べ、その関係性を探していく中で、根本的な原因を特定し、その特定した原因を解消するために、解決策を並べ、関連性を探していく中で、ソリューションを導いていく、という手法の披露が、本書の主なポイントyだと思ったが、同時に、人は追い詰められた時に、初めて本気になり、その時に学ぶことが多い、という不変の法則が、本書に、下塗りされていて、小説として、リアリティがあった。初代ゴールでは、理論を学んだが、今回は、問題解決手法を学んだフィーリングがある。早速日々の生活で実践してみたい。
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よかったです。
医療の難しい言葉が出てこなくて、読みやすかったです。最後微妙に感動してしまいました。
海堂ファン+剣道家のあなたに?
期待以上に面白かったです。 『チーム・バチスタ』で医療ミステリーというジャンルにスポットをあててくれた海堂氏。 本作では、ちょっと古風な剣道という世界で、純文学の趣の青春物を書いてくれました。 高階“顧問”や速水“主将”など、お馴染みのメンバーの懐かしき時代の話。 海堂ファンには嬉しい作品になるのではないでしょうか。 剣道という舞台設定は、門外漢にはちょっと分かりにくいかもしれませんが、 「剣道という闘いは、社会という大海原から見れば、小さな水たまりの中のできごとだ。」 という高階顧問の台詞を聞くあたりから、俄然身近に感じられるようになりました。 大見得を切ったような言葉がしっくりとくるのも、剣道という武道の世界だからこそかもしれません。 これ一冊だけ読んでも、充分に楽しめると思いますが、海堂氏の他の著作を読んでからのほうが、より本作の世界に浸れると思います。
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医療の話はまったく出てきません。 速水、清川、高階の3名のキャラを、 剣道という舞台を通して楽しむ、 外伝的作品です。 ですのでいきなりこの本を買っても、 おもしろさはわからないと思います。 これまでの海堂作品を読んだ後に、 この本を読むと、 速水、清川、高階3名の過去が知れて、 とっても楽しいと思います。 ただわざわざ1600円も出して 新刊で買う必要があるかといえば、 かなり疑問ではあります。 おもしろくはありますが。
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帝華大での最後の言葉は、読み終えてからもう一度読み返してしまいました。エピローグもですが、この作家さんの芝居じみたセリフ回しが大好きです。 海堂尊「チームバチスタの栄光」シリーズの中でも特に好きなキャラ、高階院長と、速水・清川の若き青春時代ということで、一番のお気に入り作になりました。主役の一人(もう一人は田口)とはわかっていますが白鳥がいま一つ好きになれないので、彼の出ないサイドストーリーは大歓迎でした。ただ、かといって、本編単独だけで満足できる作品でもないかな。やっぱりバチスタから順番に読み進め、その積み重ねがあってこそ、一番楽しめるような気がします。前作があっての本作、ということで星4つにしました。 とりあえず、過去作を読み返そうかなぁという気になっています。まずは時代が重なっている「ブラックペアン」、その次はジェネラルルージュ、ジーンワルツ、ついでにバチスタ本編シリーズ・・・。各キャラの個性に深みが増して、更に深く楽しめそうな気がして楽しみです。
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バブル真っ盛りの1988年。豊かな剣の才能を持ったふたりの男,東城大学,猛虎:速水晃一そして,帝華大学,伏龍:清川吾郎がその時代に舞い降りた。医学部剣道部頂点を決める医鷲旗で昨年,清川は速水に敗れている。そして今年,10年前帝華大学に医鷲旗をもたらした高階が,東城大学に講師として転任することになる・・・ チームバチスタシリーズの『ジェネラルルージュ』速水と『ジーンワルツ』清川による医学部剣道を中心にした物語。本当に剣道のみの物語であるため,シリーズやその他の話を読んでいなくても十分に読める話である。しかし,それぞれの人物の未来の話であるそれらの本を読んでいればより楽しめる場面などがあるのは確かである。物語として,高階が相変わらずの狸ぶりの発揮しながら,二人を誘っていくのであるが,今後の登場人物たちの人物研鑽の起点になってくるような話なのではないか・・・と感じたのであった。
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極上のストーリー
名前は何度も聞いたことあるけれども、読んだことがなかったのでまとめ買いしてみました。 読み物としてとても面白いだけではなく、生き方やものごとの本質の見極め方まで教えてくれる本であると感じました。 この本は歴史小説の名を借りた自己啓発本、ビジネス書であると思います。 もっと早く読めば良かったと後悔しています。
藤兵衛とのやりとりが面白い
坂本竜馬の物語、全8巻の1冊目である 1冊目が描くのは 故郷土佐から江戸へ剣術修行に旅立つシーンから 桂小五郎と剣道の他流試合をするシーンまで 冒頭は 家族とのふれあいや家のしきたりに重ね合わせ 竜馬の人物が ゆっくりと穏やかに語られる 時間の流れは遅く 竜馬の心もやんわりとしていて 旅立つその3月半ばの季節に 何もかもが溶け込んでしまいそうな雰囲気だ 江戸への道中では 身分違いの女、老舵取り、辻斬り、泥棒らと出会い、そして別れる まだ無名で無力 しかし迷いながらの行動が、少しずつ竜馬の考え方を形作っていく 江戸に移ったあとでは 剣の修行で徐々に頭角をあらわしていく 同時代の改革者が、物語に登場しはじめるが まだ竜馬は改革者として目覚めていない そんな中、剣の達人でもある桂小五郎と 剣をあわせることになるのだが.. 竜馬と藤兵衛とのやりとりが面白い 表商人/裏泥棒という人物と 触れ合わせることにより 竜馬の清濁併せ呑む人間の大きさをうまく伝えている
幕末のファンになりました
父や弟が呑むと、「読め!!絶対読め!!!」としつこく、しらふの時には「これを読んだらほかのものが読めなくなるからまだ読むな」というので、どっちやねん!と気になりながらも読むタイミングを計って30年。 竜馬の亡くなった年齢と同じ年になったのを機に、解禁しました。 ほんとうに面白くて、連休中に、どこへも行かず、TVもつけず、全巻一気に読破しました。 いつの間にか、私も呑むと、以前の父や弟と同じことを言ってしまっていたのには思わず笑ってしまいましたが。
この時代の志士達は男の見本だ
命や愛がなによりも大切と刷り込む現在の風潮がどれだけつまらないかが本書を読むとよくわかる。 命なんぞくれてやるわ、と思える何かがあることの猛々しさ凛々しさは他の何をも寄せ付けない強烈な魅力がある。 司馬さんの作品の素晴らしいところは、人物が登場する場所柄や時代背景の小噺雑学を随所に織り交ぜ人物を登場させた頃にはしっかりとした背景が出来上がり何を元にそれぞれの人物が思考しているかがよくわかるように作ってあることだ。 今回のキーは土佐藩山内家というのがいかに成り立ったか、いかに郷士と上士では扱いが違うか、またなぜ長州藩と薩摩藩がここまで反幕なのかというおおつかみなところからの説明がいちいち面白くグイグイと物語りに引き込まれる。 そしてなにより坂本竜馬。彼の幸運は富豪の家に生まれたことだ。 金に困らないがゆえにチマチマした思考にはまらなくて済む。 諸氏乱立し尊皇攘夷に燃える中、頭が悪いという劣等感に雁字搦めになっていた竜馬は駄馬のごとくスローなスタートを切る。一巻ではまさに青春時代そのもの江戸剣術修行時代。 ボヤッとしている竜馬を横目に後々歴史の教科書を彩る志士たちがそこらじゅうのページから登場する。 「行動はわしにまかせ、うわさは人の口に任せる。わしゃその式でいきます」の一言が好きだ。 己の優しすぎる性格を律するように、厳しい言葉を日記に綴っている様子が可愛らしい。 「義理などは夢にも思うなかれ、身を縛るるものなり」 「衆人がみな善をするなら己一人は悪をしろ。逆もまたしかり。英雄とは自分だけの道を歩く奴のことだ」 大器は感じさせつつもまだまだ剣術のほうが楽しい竜馬の姿がどう変わっていくのか・・・ 心底面白い。
自分の中では、最高の本でした!
現代人は、活字離れがめだっているという話を良く聞きます・・・。僕個人的には、そういう風潮に対しては、「そうかぁ・・仕方ないなぁ・・・。」位にしか感じませんが、ただ!! この作品だけは、「絶対」がつく位読んで欲しいです。 できれば十代のうちに! 他の本は、読まなくても、「竜馬がゆく」だけは、読んで欲しい・・・! 僕にとっての永遠の青春がここにあります。 さぁ!あなたも、竜馬と一緒に、幕末を旅してみようじゃないですか!!
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おすすめ度
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【くちコミ情報】
確かにおもしろいが
とらドラ!確かに面白い 一応ラブコメものらしいがまだラブと感じる部分が少ない気が…割合的に8対2くらいでコメが勝ってる感じかな、で☆3 しかし、最後の大河の爆弾発言には「おぅ」てなっちまったんで☆4
期待したのですが・・
田村くんがとても良かったので、 期待して読んだのですが、 私の好みではあまりなかったです。 田村くんの方はみんな応援したくなる感じだったんですが、 とらドラの場合は、あまりそういうのもなく、 亜美も毒舌だし、大河の性格も酷くなる一方・・・な感じで。 あまり可愛さとか、萌え要素が感じられなかったです。 ちょっと残念。 軽く馬鹿ラブコメを読みたい人にはいいかも。
一風変わったラブコメ
1,2巻で創り上げた世界観が見事に活きてますね。 前巻初登場した亜美も良い具合にストーリーに絡んでおり 大河とのやりとりは読んでいて実に面白いです。彼女の竜児に対しての思わせぶりな発言も徐々に増え、2巻のラストで見せたような彼女の本心が今後のストーリーにどのような影響をもたらすのか楽しみでなりません。 そして今巻から竜児と大河がこれまでの様な「互いの親友を好きになった者同士」という関係から少し外れる というか2人の距離が進展します。少なくとも大河が亜美との勝負の最後に発し クラス中の誤解(?)を招くコトとなった「あの咆哮」はやはりそういう意味として解釈して良いと思います。ようやく互いを「好きかもしれない異性」として少しずつ認め始めた2人ですが、こちらも今後どう展開するのか非常に気になるところ。 竜児と大河の微妙な関係、亜美の誘惑、実乃梨への想い・・・etc これからも「とらドラ」に目が離せません。 追記 あと今巻は挿絵の出来が素晴らしい。ヤス先生の描く女の子はいつも可愛らしく繊細な雰囲気に溢れていますが、この3巻ではなんとイラストの半分以上がヒロインたちの水着姿というサービスカットで溢れています。このシーンの挿絵を入れてくれて本当にありがとうといった感じ。男性読者は必見です。
このシリーズは面白いですよ。
最初は、ユニークなタイトルとイラストの綺麗さで買ったこのシリーズですが、気づけばすっかりハマッてしまいました。本の帯にはラブコメと書かれていますが、コメディーの要素が多いと思います。その独特なギャグセンスに思わず声を出して笑ってしまいました。星が四つなのは、個人的に二巻の方が面白かったからです。しかしながら、予想不可能な話にはグイッと引き込まれます。買おうかどうか悩んでいる人は、チラッとでも良いので、一度読んでみることをオススメします。
不足してたラブコメ分を十二分に堪能、大河の絶叫に思わずニヤリ
2巻の最後、修羅場からどう続くのかと思えば、ずっと不機嫌な手乗りタイガーという展開。 お互い片思いがいる状態からどうやって持っていくのかと思っていただけに、徐々に意識していく二人がなかなか自然でした。 それでもやっぱり手乗りタイガーは今回も強烈で凶悪、最後の水泳バトルは必見。 若干、竜児が可愛そうだったけど、最後の絶叫で報われた感がありますね。 お互い、自分の気持ちの落しどころを無理矢理見つけてるけど、もう一押しといったところ。 次回ぐらいでケリをつけて、すっぱり終わるのがいいかなぁ。
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