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【くちコミ情報】
「創造力」の欠如に悩む方にお勧めの一冊
筆者は,将棋の世界に燦然と輝くきら星である。 彼が,輝いているのは,彼を照らす光があるからではなく,自ら光を放っているからだ。 素人には,純粋な疑問がふとよぎる。81マスの閉じた世界。無数にあるとはいえ有限の可能性の中で,なぜ,一人の人間が(いやプロの棋士だけでも150人が,アマの棋士を含めれば何万人もの人が)人生をなげうつのか。 彼は,盤上に広がる可能性は無限だと断言する。そして,未知の領域を開拓し,勝負師としての実力を発揮することにやりがいがあるという。 定石,作法,伝統文化という制約のなかで,彼が第一人者であり続けることができるのは,「創造力」だ。混沌と混乱の中で,一筋の光を見いだす「創造力」である。 本当は,決断力はその先にある。創造あってこその決断だろう。 だから,この本は,「創造力」の本でもある。 学校教育と成果主義に追われ,他人の指示に盲従することに慣れたひとは,もう一度,「創造力」の本だと思って読むとまた,新たな発見がある。 蛇足だが,本書は,極めて整理された文体によるエッセイである。わかりやすい文章のお手本としてもお勧めである。
直感の7割は正しい
直感の7割は正しい。 前人未踏の7冠を達成したプロ棋士羽生善治氏の言葉だ からこそ説得力がある。 本書は、将棋の世界だけではなく、ビジネスの世界でも 有益な考え方がちりばめられている。 他にも本書の肝となる言葉を紹介する。 気になった言葉があれば本書をおすすめしたい。 【本書の肝】 ・決断とリスクはセットである。 ・大局観と直感のバランスが大事。 ・勝負どころでは簡単に単純に考える。 ・知識を使えるもの(知恵)にする。 ・情報に溺れることなく自分で考えることが大事。 【印象に残った言葉】 ・積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限 にすること ・部分的には損だけど全体としてはプラスになること がある⇒大局観 ・ミスがミスを呼ぶということは、連鎖的ということ だけではなく状況自体が複雑になって難しくなっている から起こりやすくなっているということ。 ・「玲瓏」…周囲を見渡せる状況(四字熟語の「八面 玲瓏」より) ・人生は食事をして眠るだけの繰り返しではない。 「こういうことができた」「こういうことを考えた」と いう部分がある。それは楽しみであり、人生を有意義に させてくれる。 ・遠回りしても歩みの過程で思わぬ発見や出会いがあ ることがある。 ・勉強ができないからという理由で餓死をした人は世 界にいない。
あれれ?
谷川さんのも購入して読んだのですが なんとなく似てます。 初めはトップ棋士は思考も似ているかな と思ったのですが どちらも同じライターが係わっているとか だとしたらショック。
状況判断の源
一棋士の範疇を超えた一冊、 驚いたのが羽生さんが将棋だけではなく、他分野への見識がものすごく広くまた一般人にわかりやすく説明できる文章力を持っていることだ。 彼の著書は本書が初めてですが、一目で「あーあこの人は将棋じゃなくて他の分野でも頭角をあらわしたんだろうなぁ」と感じました。 将棋の本ではない、これはビジネス本です。 ひとつの事例と結論に対し自身の体験かそれにまつわる将棋以外のエピソードとセットで解説されており、すーーーっと頭に入ってきます。 ひとにものを伝える姿勢がスバラシイ、「大工には、大工の言葉を使え」を地でいかれています。 また情報がオープンになる時代に対する姿勢も参考になりました、 3年前が初版ですがこれは売れましたね、一度は目を通して損はないかとおもいます。
ライターさんが書いた文体
文体がいかにもライターが書いた感じで読んでて気分が悪くなった。経営者がこれを読んで新たな発見があるとしたら、日本の経営者のレベルが問われると危惧する。羽生さん本人とのコミュニケーションの中から生まれるはずの何かに価値があるはずで、この本はその入り口にしか過ぎない。深みがなく、本人の価値を毀損させる本だと思う。羽生さん自身の著にしなければよかったのに。
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【くちコミ情報】
素晴らしい。
丁寧な解説と、難易に柔軟な問題集。 手筋関連の本は初めて読んだが、流石は趙治勲、解り易い。 1回読んだだけなので未だ未だ感覚も鈍いけれども、少なくとも幾らかは上達しただろう感がある。 今度また、繰り返して読もう。
DS「誰でもカンタン! 趙治勲の詰め碁」と一緒にどうぞ
ニンテンドーDS「誰でもカンタン! 趙治勲の詰め碁」では、石を置けないところが 結構あります。力がないと、どうしてそこに置けないのかが分かりません。 そんなときには、「本当に正解があるの?」と思ってしまい、フラストレーションが たまります。 この本には、「誰でもカンタン! 趙治勲の詰め碁」に出題される問題がたくさん 載っているので、ちゃんとゲームにも正解があることが分かります。 ゲームと両方持っていると上達が早いかも。 フラストレーションもたまらなくなります。
ひと壁超えられる
20代後半、棋力は推定13級でピタリと止まったままの者です。 論理的思考が大の苦手で、『強い方は脳の構造が違うんだろうな』と思っていました。 この手筋集もうんうん悩みながら進めて、終わるまでにずいぶん時間がかかりました。 途中で何度も挫折しましたが、レビュアー様方のアドバイスを励みに、どうにかこうにか無事一周。 二周目に入った時、びっくりしました。 ひと目で分かる! 思考の過程が脳にきちんと残っている感じです。 『碁のセンスってこれなんだ!』と、叫び出したいくらい感激しました。 肝心の棋力はさっぱり伸びていませんが、底力がついたと感じています。 訳の分からないまま負かされることが減って、相手の上手さを理解できるようになってきました。 『ひと目の詰碁』と合わせて繰り返し脳にすり込んでいけば、有段者になることも夢ではなさそうです。 私のように伸び悩んでいる方に、是非『ひと目の手筋』と『ひと目の詰碁』を手にとって欲しいと思い、このような個人的なレビューを書かせていただきました。
土台がしっかりします
「ひと目の詰碁」と同じシリーズの手筋版です。 棋力がいまいち伸びないと悩んでいる方や、始めて少し経験をつんだ方、 基礎がどうも甘いという方は、何度か一通りやってみると 基礎がしっかりするので、とても効果的だと思います。 自分も基礎が甘いという理由で何度かやってみましたが、 状況に応じた手筋を対局で活かすことができるようになり、 上達したと実感を持つことができました。 ですが、この本だけでなく、並行して「ひと目の詰碁」や 棋譜並べを行っていくと、効果は何倍にもなると思います。 内容も易しいものばかりですが、だからこそ飽きずにでき、 上達につながっていくと思うので、背伸びして難解なものをやる前に 是非この一冊をやってみて下さい。
一番付き合いの長い本です。
7級くらいの頃、 「ひと目の手筋」と「ひと目の詰碁」を、毎日、繰り返し、くり返しやりました。ボロボロになるころには、碁会所で初段くらいで打っていました。 今でも、ポカが出ると相手に失礼なので、対局前のウォーミングアップに本書を使います。その時は、5分間くらいで本の半分ほどをやっています。 私の碁の本の中では、一番付き合いの長い本です。
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【くちコミ情報】
テンポよく、挫折せず、成長を実感できます
ときどき詰め碁は勉強しているみたいで面白くない・苦痛だと言う人がいますが、この本は違います。 何より問題が難しすぎないので ・テンポよく進み、達成感もあります ・挫折せず、読み続けられます ・形や急所が頭に入りやすく、成長を実感できます その結果、基礎を固めるための反復練習という重要ですが地味なことを、楽しみながら進められます。 ただ、二眼が何を意味するのかくらいはわかっていないと第1問の解説でつまづきます(かつての私がそうでした。ちなみに中手と欠け眼の解説は途中で出てきます)。 全くの入門者の方には、まずは「世界一やさしい詰碁 入門編」(万波佳奈著)などをお勧めします。 繰り返し読んで答えを順番で覚えてしまったという人は、装丁を崩してバラバラにするといいです。必ず問題の裏が答えなのでシャッフルできますし、時々上下をひっくり返しておくと問題がまた違って見えます。 そのくらいやりこむ価値のある本だと思います。
気持ちよく解ける詰碁集
なかにはヨミがないと間違える問題がありますが、 本名の通り一目でわかるような問題ばかりです。 詰碁には苦手意識がある私でも10問間違えたくらいなのでその易しさは請負です。 だいたい10級程度かそれ以下の難度の問題165問そろえてあります。 詰碁が苦手な方、暇な時間にちょっくら詰碁解いてみようという方に特にお勧めします。
DS「誰でもカンタン! 趙治勲の詰め碁」と一緒にどうぞ
ニンテンドーDS「誰でもカンタン! 趙治勲の詰め碁」では、石を置けないところが 結構あります。力がないと、どうしてそこに置けないのかが分かりません。 そんなときには、「本当に正解があるの?」と思ってしまい、フラストレーションが たまります。 この本には、「誰でもカンタン! 趙治勲の詰め碁」に出題される問題がたくさん 載っているので、ちゃんとゲームにも正解があることが分かります。 ゲームと両方持っていると上達が早いかも。 フラストレーションもたまらなくなります。 (「ひと目の手筋」と同じ感想なのですが、二冊とも同じ感想なので)
できるだけ簡単な詰め碁をするならこれ
一通りこの本の詰め碁を解いてみての感想。 他の詰め碁の本よりも簡単な本です。 しかし詰め碁に必要なエッセンスはこの中に 詰め込まれているので、効果はあります。 詰め碁の問題も私には役立ちましたが、それと 同じ位各章の冒頭の詰め碁解説は有難かった。 これを読んでみて詰め碁の構造を初めて理解しました。 ハンディタイプなので電車の中や飲食店内でよく解きました。 これは詰め碁と基本手筋の本を本屋で何冊もチェックして 気付いたことですが、大体160〜170題です。 おそらく詰め碁、基本手筋はこれ位が基本構造を把握するのに 良い問題数で、これらを組み合わせていくらでも問題を作れるのだと 思います。
感謝です
いまいち棋力が伸びずに悩んでいましたが、 そんな時、この本と出会いました。 最初は若干半信半疑でしたが、何度かこの一冊を やっていくうちにみるみる上達していくことができました。 もちろんこの本だけこなしていくだけでなく 実際に打ち、棋譜並べなども並行してやっていくことが 大切ですが、下手に難しい詰碁集を背伸びしてこなすよりも この本を繰り返しこなしていく方が本当に何倍もの効果があると思います。 これだけ素晴らしく、万人向けの本はそうそうないと思うので、 是非、一度は手にとってみることをおすすめします。
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命を燃やして生きた彼が羨ましい
もちろん幼い頃から病を抱え、若くして亡くなってしまった事は悲しい事だけど、彼が命を燃やして将棋にかける姿には嫉妬を覚えた。僕はこれまで、これ程までに命を燃やせるものとは出会っていない。
天才棋士の生き様
名人を目指した子供時代から夭逝するまでの天才棋士の生き様を綴ったノンフィクション。 病気を抱えて将棋に命を懸けた村山氏の人柄、人間関係などが良く書かれています。 将棋を知らない私でも読み物として楽しめました。 内容は決して明るいものではありませんが、著者は感情的になりすぎず冷静に客観的に書いているので、ウソくさくなく素直に読めます。読後、村山聖という人にとても興味を持ちました。
名人にならず亡くなってしまったのが残念
病気というハンデがあるからこそ、1局の重みが誰よりも強く、死ぬ気で将棋に取り組む村山聖の姿勢が感動的だった。自分勝手で他人にもなかなか心を開かない村山だが、彼の姿勢には師匠や近所の人、奨励会の人たちが放っておけない何かがあり、その何かに誰もが惹き付けられてしまう。名人にならず亡くなってしまったのが残念でならないが、それでも将棋会の頂点であるA級の中でも他者を寄せ付けない強さを誇り、生涯を将棋にかけて生きた彼の人生は幸せだったと思う。
限りなく小説に近いノンフィクション、あるいは限りなくノンフィクションに近い小説?
あえて皆さんとは少し違う観点で感想を書いてみますと、まず思ったのは、この本はノンフィクションなんだろうかということです。村山聖という棋士が存在したことは紛れもない事実ですが、本書に書いてある内容のどこまでが事実で、どこからが脚色で、どこからが創作なのかが判断できない、というもどかしさを感じました。村山聖と親交があったとはいえ、果たして他人の心の動きを克明に描ききることができるものなのでしょうか。筆者と村山聖の間にどのような付き合いがあって、二人の間でどのような会話が交わされたのでしょうか。もし前書きか後書きで、このような裏付けになる話が書かれていれば、ノンフィクションとしての安心感が増したように感じました。 逆説的な言い方をすると、こんな違和感を抱いてしまうのも、大崎さんの文章があまりに巧みだからかもしれません。もしへたくそな文章だったら、こんなことを考えもしなかったかもしれません。
これも青春
村山聖―平成10年8月、A級に在籍のまま死去。享年29。 5歳のおりにネフローゼを患い、以後、闘病の人生であった。 延命治療や麻酔・鎮痛剤など「頭と将棋に悪影響を及ぼす可能性があること」を拒否して逝った。 村山聖は、大阪の森信雄の弟子となり、短期間で奨励会を通過してプロ棋士になる。 この師弟、共に大の風呂嫌い。散髪も嫌い、顔を洗うのも嫌い、歯も滅多に磨かない。 本書は、小説の形をとった評伝である。執筆当時、著者は『将棋世界』の編集長。現在は、作家。 著者はこの師弟を「犬の親子」と評する。こうした状態も師の結婚によって終結。 「聖の青春」は、師・森信雄の目を通してみた「聖の青春」なのかも知れない。 「青春」につきものの異性への恋のようなものは記されていない。 村山聖は、少女コミックとミステリー、音楽、麻雀を好んだ。 将棋に関心がなく、村山聖という名前を見聞きしたことがない人にも面白いかどうか。 文庫で改めて読み、驚きと追悼の気持を込めて本書を紹介した次第です。
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入門者も、四間飛車党も
質量ともに素晴らしい、四間飛車の定跡書です。一つ一つの変化に対してが大変丁寧に解説されており、局面図が多いのでどんどん読み進めていくことができます。一方で独特のレイアウトを採用し、ボリュームも満点となっています。 このシリーズは道場でいう級位者(24でいう中級低級)向けに書かれていますが、道場初二段・R1000オーバーの多少自信のある四間飛車党にもオススメできます。やはり、好手を指す前に悪手疑問手緩手を指してしまってはきついわけで、基礎基本をしっかり養うという意味でオススメです。 この第一巻は急戦を取り扱っていますが、中盤の終わりから終盤あたりまで踏み込んで解説されているところも嬉しいですね。攻めのセンスを養いにくい振り飛車党のニーズをがっちり捉えています。
有段者までOK
アマ有段になるまでは、細かな定跡の変化を覚えるよりこのレベルの知識をしっかり身につけてたら良いと思います。 あとは実践と詰め将棋ぐらいで将棋倶楽部24で初段ぐらいまでは行けます。 このシリーズの一問一答式は解りやすいですね。 羽生さんの終盤術3冊、さらに最近の藤井さんの相振り3冊もオススメ。
とりあえず飛車を振ってみたけど
飛車振ったけどその後どうするの?ってな人におすすめ。 独特の一問一答形式で四間飛車の手筋が自然と頭に入る。 対斜め棒銀、45歩早仕掛け、山田定跡、棒銀、等々プロの実践でも出てくる手筋が満載。 俺は特に対棒銀の手筋が役立った。 知らなければいけない手筋が満載である。 あえていうならば玉頭銀の手筋を載せて欲しかったがそんなのは些細なことだ。 一番うれしいのは矢倉引き角に対する対策がのっていることだ。 プロの実践ではあまり見かけないけれども、アマチュアの将棋では頻出するので引き角に悩まされているひとは是非。 そして最後には終盤の手筋。 居飛車の舟囲いの崩し方、美濃囲いでの粘り方、実践でよくでてくる場面ばかりなのでこれまたうれしい。 とにかく対急戦の定跡はほとんど網羅されているので、四間飛車を初めて覚える人も、定跡をもう一度確認したい人も必読の一書。
最高の入門書!!!
「四間飛車を指してみたいな」と言う人や、「一応飛車を 振ったけどその後の指し方がわからない」という人は必読。 僕もこの本で四間飛車を覚えたのですが、自己流で指して いた頃とはくらべものにならないほど勝率が上がりました。 藤井さんには心から感謝しています。というわけでとにかく おすすめです!!
いやぁいい本だ。
習うより慣れろ・参考書より問題集という言葉がありますが まさにこの本はそうです。通常の定跡書はどうしても参考書的ですが この本は問題形式でそれも227問もあり、なおかつ各章末にはチェックポイントが設けられていて、要点が身についているかをチェックすることが出来ます。 またほんとに頻出する終盤の手筋ものっているのもいいですね。 反復・再三再読に適していますし居飛車×四間飛車の戦型研究でまず 取り組むべき本だと思います。
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将棋のヒント
著者は本の中で、将棋には絶対的な判断基準はないと言っています。 そういう状況の中で将棋を指すにおいて何を考えて駒を進めるべきなのか?というヒントが記されています。 より効率を高める一手とは何か、意味のない一手とは何かなど、そこを考えるのも将棋の面白さでしょう。 経験者が読んでも、なるほどと思うポイントが解説されてますが、 初心者の方の入門書としては、なかなか良いポイントが解説されていますので、 これから将棋を本気で覚えてみようと思う方にはおすすめしておきます。
初級者から上級者まで
本書では海外の方の将棋の対局を題材にして、その都度羽生四冠が、ここはこういう筋で、こうするのが良かったです、といって見本を見せてくれている。 その後に実際の棋譜通りに対局が進み、これで逆転しました。というように丁寧に解説していただけているので、初心者には勉強になり、上級者には戦略を練る上で、この手もあるな!と考え方が参考になります。 何回も熟読することで身についていくでしょう。 私は居飛車党ですので、居飛穴と銀冠の棋譜・アドバイスが参考になりました。
指針を与えてくれます
羽生の本となるとついつい手に取ってしまいます。2回どおり読みましたが、かなり多くの指針と考え方の整理ができました。いわゆる「大局観」と言われるものの構成要素を解説してくれる本です。特に、「戦場」の選び方などが参考になりました。あと、海外でも将棋を指す人がこんなにいるんだ~と新たな発見でした。
読みやすい入門書
13の章からなり、各章で厚み、速さ、大局観などをできるだけ具体的に解説しようとしている。特定の戦形に突っ込んだ本でないという意味では入門書という位置づけだ。変化を知るというよりは、何を考えながら指すかを示す書だ。 p 海外で出版されたものの逆輸入ということで、題材となる棋譜は海外のアマチュアのものである。とはいえ棋譜を見た感じでは特に違和感はない。アマチュアの棋譜を採用していることにより、プロの棋譜などでは当然の変化として触れられないような考え方に対して解説が向かっており読みやすい。もちろんそれは筆者の棋譜の選び方、解説の仕方によるものだろう。また、カタカナ表記の名前に段級がつくという点で、棋書としてはやはり新鮮味を感じる。
偉業
”プロは感覚的なものを大切にする”という,代表的な表現は”厚みがあれば勝ちやすい”などだ.80冊を超える棋書を読んできたが,”厚み”についてきちんと解説した本はなかった.将棋界にはその他にも”構想””さばき””発展性がある””スピード”など抽象的(感覚的)な言葉が多い. p そういった言葉の本質をつかめば高段者への道が開けるのであろうし,また高段者同士のやりとりであればそのような抽象的な表現でコミュニケーションがなりたつのであろう.そのため”感覚”がきちんと定義したり文章にされてなかったのだと思う. p ただそれでは,私のように大人になってから将棋を始めたものに対して非常に不親切である.”感覚”は子供の頃から将棋をとことんやって,高段者と対戦して,やっと身に付くものだ,と言われているのと変わらない. p 将棋の魅力は高度な知的ゲームであって,記憶や反射神経のみの勝負ではないだろう.論理的思考の応酬こそが知的興奮を産むのだ.大人になってゲームをするからには,プロやトップアマの”感覚”も論理的に理解したい. p この本は棋界の第一人者がわざわざ降りてきて丁寧に”感覚”に関して説いてくれている.天才が普通の人に向かって誰でもわかる表現で彼らの”感覚”について翻訳していることは驚愕すべきことだ,およそ歴史上の天才というのはそういった凡人に対する親切・丁寧な言語化作業をしたことがない. p しかもこれがもともと外国の人向けに書かれたものだという,その視野の広さ,見識の豊かさには恐れ入る.
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筋と形を覚える詰め将棋
基本的な筋を反復練習で身につける事が主眼でしょうね。駒の動きを覚えた初心者にも楽しめるようにと書かれた本らしく、レベルはそんなに高くありません。有段者なら一目ぐらいでパッパと解けると思います。自分も将棋を初めて間もないのですが、そんなに解くのに苦労する問題はありませんでした。同じ筋を用いる問題も何題かあるので力試しというよりはトレーニングのための一冊でしょう。 ただし、ちょっとした趣向作品もあります。スムーズに解いていたと思ったらピタッと一分ぐらい足止めを食ったり、「あれぇ? 三手で詰むはずなのになぁ」と分からなくって答えを覗いてしまったり。棋力が低いという事もあるでしょうが、なかなか手こずる問題もあります。また、紹介されている手筋は基本といっても重要なもの。この本をマスターしてこそ他の詰め将棋本が楽しめるというものでしょう。実践に役立つ事請け合いです。 駒の動きを覚えた人には、解説が簡単なので厳しいかと思いますが、トレーニングには最適です。
最後の寄せの練習に
将棋をやっていると、一手差で勝ち負けが決まってしまうことがありますが、やはり終盤戦で寄せきるだけの詰めが読めるかどうかで決まると思います。3手詰めは数多くこなすことによって、終盤の詰めが見えてきて勝てるようになります。そういう意味でこの200題の3手詰めをこなすことによって、寄せきる力とまた、必死に持って行く力が養えると思います。
初心者にもわかりやすい本
将棋ソフトと一緒に購入した初心者です。AI将棋で全然勝てず、時間のある時にこの本で勉強してみました。 まず、問題ですが200問収録されており最初の40問は少し考えれば解けるのですが、それ以降は初心者の私には非常に悩ましい問題が続きました。同じ3手詰でもこう違うのかとハッとさせられる問題が多いです。この本によって終盤での発想力がついた気がします。事実、前述の将棋ソフトで徐々に勝てるようになってきました。 また、問題も見開きページに4問と回答も同じレイアウトで丁寧に解答、解説がありますので非常に勉強になります。 あと、サイズがそれ程大きくありませんので、持ち歩くのに丁度いいです。 移動の多いサラリーマンにはいいかも、です。
いい手始め
将棋の初心者ですが、脳トレの勉強の手始めにこの本のシリーズを3冊購入しました。 この3手詰は駒の動かし方を中心に問題形式で教授しています。 考えてみれば、 8方向に逃げれる相手の王将を追い詰めるわけで、 しかも自分の打つのは2手(相手の防御が1手)ですので、 効率的な駒さばきが身に付くはずです。 (希望を込めて) 本の形式は 問題が見開き4問出題、 解説は次の見開きで4問を解説です。 問題数は200問。 新書サイズで、持ち運び易いサイズ。 解説は簡潔そのもので分かり易い。 類書のなかでは大きめの将棋盤図なので見やすいです。 お勧めだと思います。
初心者の方はここから入るのも吉
3手詰の問題が200問掲載されているハンドブックです。 将棋を覚えるにあたって詰め将棋は基本です。 詰め将棋を解けずして将棋は強くはなれません。 この本は、そういう基本的な詰め手筋の方法が問題と解答を通して学ぶ事が出来ます。 詰め将棋に反復して慣れてくると段々と将棋というものが読める様になってくると思います。 その足掛かりになれる本だと思います。
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通勤バスの中で激泣きした
通勤バスの中で読んでいて涙が止まらなくなって困った。 子供の頃。歌手になりたかったり、作家になりたかったり、会社員なら社長になりたかったりする。しかし、多くの人は人生のどこかで、才能や努力の限界点を悟り、それ以上の努力をしても、目標に届かないことを自覚するときがくる。子供時代の夢をかなえる人なんて、ほとんどいない。 問題は、どこで見切りをつけるかだ。プロの将棋指しを目指すということは、目標がとても限定されているだけに、達成できなかったときの無惨な状態は、とんでもない挫折なのであろう。自分自身の存在意義を全部否定されることになるからだ。これは、普通の社会人と比較にならないほどの挫折かもしれない。 筆者は、天才だけをぎっしりと集めたプロ将棋の養成機関の世界で、彼が、無惨に淘汰されてゆく過程とその後を、30年の歳月を経て追跡した。このルポを書きたいがために、将棋雑誌編集長を辞して、無職となって、ずっと気になっていた同郷の将棋の天才少年の人生を、追うのだ。 いわば、書き手もこのルポに命を賭けているので、この本がつまらないはずがない。ぎりぎりのところで攻め続けてゆく、とてつもない緊張感は、まるで将棋の勝負そのものだ。 彼が追跡した天才少年は、プロの養成機関である『奨励会』に入会するが、プロにはなれなかった。彼の将棋に人生の全部を注いでくれた母に、そのことを告げる日がやってきた。癌で死期が迫る母親に、それを告げる彼。 この告白の場面で、俺はバスの中で泣いた。 それからの彼がどう生きているのか。小説なら、その場面で終わりだろうが、現実は、その後も続く。 『奨励会』をやめてからの破滅的なその後の彼の人生。彼のことを、俺は笑えるだろうか。プロ棋士になれなかった彼の才能を、天才の中では輝くことができなかった彼の人生を、無惨なり!と断言できるだろうか。 そんなことは決してできない。 この筆者には、夭折した超天才棋士・村山聖八段を描いたルポ『聖(さとし)の青春 (講談社文庫)』もある。こちらの方も、病魔に没した一流棋士を描いた優れた作品なのだが、個人的な情念を込めた『将棋の子』は、読後に異様な高揚感をもたらす神憑かりなできばえのノンフィクションなのである。
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「がんばってもうまくいかなかったら、努力が無駄になるな」と思って、おもいきりがんばれないことってないでしょうか?そんな方をじんわり勇気付けてくれるのが「将棋の子」。 プロ棋士になるためには、10代で奨励会という組織に入り、将棋を学びます。プロになれれば棋士としの人生を歩むことができる。なれなければ、20代後半で将棋以外は知らない人として社会に放り出されてしまう。全力を尽くしても成功を手に入れられるかわからない。後先のことを考えず将棋1つに打ち込むからこそ、その反動で、プロになれなかった時道を外してしまう人も多い。「将棋の子」はプロになれなかった人の人生に焦点を当てます。 全力でひとつのものに打ち込む経験は、たとえその道で成功できなくても、その後の人生において大きな自信になる。かけた時間と気持ちの分だけ自信は深いものになる。猪木の名言「この道を行けばどうなるものか・・・迷わず進め、行けばわかるさ」、とはまさにその通りだと思います。 スポーツドキュメンタリーでよくありそうな話と思われる方もいるでしょう。スポーツはさわやかでかっこいい。異性にもてることも多い。将棋は注目されることも、もてることもない。そんな地味な競技に打ち込む若者には、スポーツ選手にない純粋さがある。だれのためでもなく、自分のためだけに将棋をさす。純粋にがんばり、でも思いかなわず、将棋の世界を去る、そんな姿に勇気付けられました。
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あふれんばかりの暖かさ 他者への優しき視線 決して憐憫ではなく、自己愛とも違う 共感とはこういう気持ちなのではないかと思います。 素晴らしい、本当に素晴らしい作品です。 拙文を見ていただいた方には、、 是非この気持ちを、共感してもらえれば嬉しいです。
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【くちコミ情報】
対談者は金出氏だけにして欲しかった
羽生と二宮清純氏、平尾誠二氏、金出武雄氏との対談集。題名は金出氏の発言から。羽生の棋風の最大の特徴は自身の「得意戦法」を持たない点である。その代わり、相手の得意戦法は真っ向から受ける。羽生と対戦(対談)した相手は自らの姿を晒け出す事になる。 二宮氏に関しては前々からスポーツライターとしての真贋性に疑問があったが、これ程酷いとは思わなかった。世間の評判に従い羽生を"天才"扱いし、後は羽生に追従を述べているだけ。一方、羽生は深遠な問題をユーモア交じりでさりげなく語る。懐が広い。 平尾氏に関しては二宮氏と大同小異。同じ勝負師と言う事で期待感があったが、アテ外れ。平尾氏は相手に勝つ方法を語るが、羽生の相手は将棋そのものである。その違いに気付かずに話し続ける姿には呆れた。何より、羽生を「羽生くん」呼ばわりするとは言語道断。二宮氏と共に人選ミスと言える。羽生の「今の最善手が10年後には悪手になっているかもしれない」と言う発言は、羽生の将棋観を良く表していると思う。 金出氏はロボット研究の第一人者。やっと対談らしくなった。金出氏はいきなり「私のコンピュータ将棋観はB ute Fo ce(力任せ、虱潰し)型で」と興味深い話題を投げかける。昨年、渡辺竜王と対戦した"ボナンザ"もこのタイプである。この他、ソフトと人間の思考法の違い、関数の非連続性と潤滑化、アボガドロ数、NP complete問題、脳の物理性、そして題名にもなった「キス(Keep It Simple, Stupid)・アプローチ」等が将棋と絡めて語られる。金出氏の「プロ棋士の感覚も物理的に説明できる」と言う信念も面白い。 二宮・平尾氏の発言を除けば、羽生の将棋観を初めとする将棋の奥深さ、人工知能との係わりが楽しめる一作。
対談ならでは
基本的に羽生氏の著作は好きだ。 しかし、本著作は、対談という形式でまとめられているため、各氏との対談により重複した 受け答えがあったり、話している内容が飛んでしまい深いところまで話が及んでいなかったり といったことが多い。 他の著作に比べるとやや冗長であることは否めないと感じた。 とはいえ、羽生氏は、基本の積み重ねや、自ら思考すること、大局観を持つことの大切さなど を繰り返し述べており、基本の姿勢は対談であろうと変わらない。 他の著作を読むと、これらの対談を通じて自身の考えを深めていると感じられることもあるの だが、それが本書の上ではそれほど感じられなかったのが残念である。
タイトルは金出武雄氏の発言から来るもの
本書のタイトルは、羽生善治の発言ではない。金出氏の言葉。 しかも、軍隊用語に由来するという。「簡単にやれ、バカもん!」という上官の決まり文句らしい。 その意味を、金出氏が敷衍するのだが、これがちょっと難しい。 いかんせん紙面での展開が短く、読んで物足りない(良い意味で)が―― およそのところ、ハードの著しい進歩により、ソフトのコンパクト化・複雑化が不要になった、という意味のようだ。 結局、ロボット工学者の金出氏の話が一番高度であり、羽生は、知の権威に対して胸を借りるような態度で対話を進めている。そこがおもしろい。 次にオモシロいのが、平尾誠二との対話。 彼は体育会系のノリ(?)ゆえに、羽生に対して高飛車・威圧的ともいえる語り方、「羽生クン」呼ばわりで話をする。これに、羽生がひるまないようにしているのがうかがえる。 冒頭にくる二宮清純は、いわゆる凡人、ということで、例によって「天才、天才」と崇めたがるきらいがある。 そこで羽生は、いわば、素人と将棋を指してやるような、鷹揚な態度で対談に臨んでいる。 それぞれが、言葉で交わす将棋の対局(いわば3番勝負)になっており、羽生の言葉の出し方(つまり「指し手」)を追いつつ「観戦気分」で読める。 羽生の適応力、多様な相手に合わせる柔軟さが、「強さ」に通じるのかもしれない。 (逆に、相手の3人は、だれが聞き手であっても、同じような口の利き方をするのでは?) 印象に残る言葉―― 羽生「守るときは相手の指した手に対応すればいいわけで、割合に楽なんです。そういう基本的な考え方があって、現代の将棋の特徴の一つは、相手に手を渡すということなんです。(…)一手指すことによってマイナスの手になることの方が圧倒的に多いんですよ。」 羽生「経験を積むと、晩年の大山康晴先生などは『このあたりだろう』と、パッと見当で指すんですね。それがいい手で……。パッパッと指す手には邪念がないので、基本的には悪くないのです。」 たくさん傍線を引いたり、何度も読み返したりしたくなる本。
頭のいい人
NHK「プロフェッショナル」で羽生さんの回を見てから読んでみました。 テレビでもそうでしたが、とても頭のいい人です。 読書家で、つねにいろんなことを考えてるのだなあと感じさせられます。 表現の幅も広い。あらためてすごい人だと思いました。 物を考えるプロセスにはいろんな道筋があるのだと気づかされました。 将棋のことを知らなくても、人生のヒント集として読めると思います。
多分野に共通する思考法の一般化
7冠を獲得した棋士の羽生善治と二宮清純(スポーツライター)、平尾誠二(神戸製鋼ラグビー部マネージャー)、金出武雄(ロボット工学博士)との対談をまとめた書。平易な言葉で互いの考えをわかりやすいたとえで表現しており、一気に読める。ビジネスマンを中心として、幅広い読者に考え方を啓蒙することを目的としていると思われる。 内容は羽生善治著の『決断力』とほぼ同じである。本対談集はあるテーマに沿って互いに思い当たった順に話していることと、口語調であるのに対し、『決断力』は本対談集をもとに、要点を項目ごとに整理している点で異なる。それぞれの書における情報自体はかわらないため、どちらか一冊あれば十分と思う。各読者にとって読みやすい方を選択することを勧める。具体的な内容は、羽生の思考方法に対して対談者が違った分野における類似点や相違点を示すことで、効率の良い考え方や学び方、あるいはその姿勢などを一般化しようとしている。複数の分野で成立する事象には説得力あるが、主観的な部分に比較して客観的なデータは少なく、経験則にもとづく部分が多い点が本書の欠点。重要なことは、しっかりとしたスタンスをもつということなのであろう。 本書または『決断力』の一方であれば広く勧められるが2冊両方購入する意味は薄いと思う。星4つの評価。
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