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【くちコミ情報】
気持ちよく聴けるアルバム
当初は、購入する予定はありませんでした。 「愛燦々」が、カバーされているのでさださんのボーカルで 聴いてみたいと思ったので、購入した次第です。 アルバム全体を通して、ジャズを基調とした楽曲のアレンジがどれも素晴らしく、 聴いていて非常に気持ち良く、オリジナルアルバムを聴いているような感覚にさえなりました。 ひばりさんの歌を後世に伝えるという思いのこもった素晴らしいアルバムになっていると思います。 さだファンの人で、購入をためらつている人、買って損はありませんよ!!!
さだが絶品の歌唱力でジャジーにスウィングする時代を超えた会心の名盤です。
さだまさしデビュー35周年を記念する豪華企画、昭和の偉大な歌姫・美空ひばりの名曲12曲を新たなアレンジで甦らせ情感を込めて歌い上げた感動の名盤です。本盤にはさだが長年の間に培ってきたヴォーカリストとしての巧さと実力が活かされ見事に結実していると思います。古めかしい昭和歌謡の曲調も原曲の良さを最大限に引き出す美しくジャジーなアレンジで華麗に甦っており、まさに温故知新の趣きを感じます。さだの古くからのファンの方でしたら「フレディもしくは三教街」や「上海物語」の雰囲気を思い出されるでしょう。彼のこれまであらゆる曲想の歌に挑んで来た器用さがあるからこそ、どの歌も即興的でありながらも高い完成度のボーカル作品になり得ているのだと思います。何時ものさだに馴染んでいる方は最初は少し違和感を感じられるかも知れませんが、幾度も聴き込む程に寝食を忘れて聴きたくなること疑いありません。私のベスト・トラックは「悲しき口笛」で続いて「愛燦燦」「港町十三番地」「川の流れのように」「東京キッド」といった所でしょうか。本作はさだのオリジナルではないので何時もの冗談のような歌はありませんが、重い歌だけでなく軽快で心をウキウキさせてくれる楽しいリズムの歌も含まれていますのでご安心下さいね。私が考えるさだの歌の本質は、穏やかに冷静に抑え気味の声でメロディーを忠実に辿り、高まる激情に流されきらずに力強さより歌い終わった後の余韻を大事にするような繊細な部分にあると思います。本盤はさだのこれまで出して来たカバー・アルバムの中で集大成的な最高の出来栄えの傑作だと思います。今の時流に逆行するような作品で爆発的に売れる事を目指して製作されたとも思えませんが、どうか時代を超越して末永くロング・セラーになり後世に残れば良いなと願います。
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【くちコミ情報】
時の流れに朽ちないさだの楽曲の美しさ・完成度の高さを実感させてくれる好盤です。
さだまさしデビュー35周年を記念してリリースされた10組の豪華アーティストによるトリビュート・アルバムです。今から10年前にさだは「季節の栖」という25周年記念アルバムをリリースしましたが、それは九割方がベテラン歌手や音楽家の方々から詩曲を提供された楽曲をさだが歌うという夢のような企画でした。今回はさだの歌を実力派アーティスト達に歌ってもらうという全く逆さまの企画で、活きの良い若手が中心となり歌の世界が違うジャンルの方達も参加している事が、結果としてヴァラエティ豊かな音楽性を生み出し強いインパクトのある好盤にしていると思います。どの作品もそれぞれ個性的で甲乙つけ難い完成された一級品です。 『案山子』:BEGINがリラックスして温かく今時の若者らしい歌声を聴かせてくれます。『そばに〜たいせつなひと〜』:SEAMOが原曲のサビを活かしテンポアップしたノリの良いポップスに変貌させています。『奇跡〜大きな愛のように〜』:錦織健のオペラのような声量豊かな歌声に圧倒されます。『修二会』:林英哲の和太鼓が邦楽の素朴な響きの良さを見直させてくれます。『ひき潮』:中西圭三のエンディングでのソウルフルな熱唱に酔い痴れます。『道化師のソネット』:松浦あややの意外な歌唱力にびっくりの清らかで美しい曲です。『まほろば』:THE ALFEEの迫力のハードロックに絶句し強烈な魅力の虜になります。『ひまわり』:平原綾香の独特な表現力で高域を歌い切るヴォーカルの魅力とエンディングの美しさが秀逸です。『掌』:森山直太朗の声を壊しながらの独特な歌唱の迫力を感じました。『父さんとポチ』:立川談春師匠の酔っ払い親父の泣き笑いの話芸にさだと同じ情の深さを感じました。 このアルバムを聴いて時の流れに朽ちないさだの楽曲の美しさ・完成度の高さを改めて実感し、さださんには老けこまずに今後共もっと頑張って頂きたいと強く願います。
ミラクルさだワールド
参加したミュージシャンが、各々の持ち味をいかして、さだの楽曲をうまくカバーしているアルバムだと思います。 うまく料理できているのは、さだの楽曲が、その要素を含んでいるからであって、 それだけさだが創る作品が、ジャンルを問わず多岐にわたっているかということを物語っている。 中西圭三さんの「ひき潮」、 平原綾香さんの「ひまわり」などさだ以外の人の歌声で聴いて、改めてメロディの美しさに感動した曲もあり、 さだまさしというソングライターの底知れぬ才能には驚くばかり。 参加したミュージシャンに惹かれこのアルバムを、手にした人はさだのオリジナルも聴いてみることをおすすめします。 ふるさとを遠く離れて、がんばっている人達にはさだの歌はこころにしみるでしょう。 とくに、若い人に聴いてもらいたいな。
さだ入門としても30年以上のさだファンにも大推薦
最初にSEAMOから聴いて、こりゃ買って良かったヨと思いました。好みは人それぞれでしょうが、直太朗さんの掌は心に染みます。同曲の母上の歌声(森山良子TWIN BEST [Best of]など)も聴き比べると面白いかも。BEGINの案山子は実に心地よく響きますし、中西圭三さんのひき潮はオリジナルに勝るとも劣らない感動が味わえます。ひき潮と言えば、私は中学卒業直後よく、アルバム「夢供養」でこの歌を聴いては続けてシングルの道化師のソネットを聴いて、過ぎた月日を惜しみつつ明日への元気をもらいましたが、あややのソネットの素直でのびのびとした歌唱に、あの頃の気分へと引き戻してもらえました。歌のない修二会も圧巻で、太鼓の響きが胸を打ちます。錦織健さん、アルフィー、平原綾香さん(父上のSax入り)もそれぞれの持ち味を存分に発揮してたっぷり聴かせてくれます。談春さんも、檸檬とかつゆのあとさきとか歌いたかったんでしょうか...?
すばらしいアルバムです!
当初、収録曲がいまいちマイナー?な印象だったため購入を悩みましたが、買って大正解でした。 値段が高い印象でしたが、聞き終わる頃には安いと感じたくらいです。 それぞれのアーティストが、さだの曲を租借し、謳いあげたものはどれも珠玉のように素晴らしく、 特にTHE ALFEEの「まほろば」には軽い衝撃を受けました。 立川談春の「父さんとポチ」は笑いながらもホロリとさせられます。 この「父さんとポチ」を聞いたあと松浦亜弥が歌う「道化師のソネット」を聞くと号泣できますよ。
たいせつなひとが出色の出来
どの曲も最後の落語ももちろんすばらしいのですが、とにかく2曲目のたいせつなひとが出色の出来。 すばらしい二つの才能が見事に融合していて、この曲を聴き終えてまだ2曲目なのにこのCDを買って良かったと思ったほどでした。 でも全曲色々なジャンルの音楽に見事に料理されておりますので、このアルバムの中で好きな曲と言うのは聴いた人でだいぶ違うものになるかもしれませんが。 いやー、でも今聴き終えて盛り上がってしまい、すぐに自分の感想を書きたくて投稿してしまいました。 うーん、やっぱり2曲目がいいね。
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良い曲ばかり
僕は「雨やどり」「関白宣言」「精霊流し」が好きですが、どれも良い曲ばかりです。温かい曲や面白い曲などがつまっています。悲しさ、そしてそれを乗り越える愛や勇気を感じます。 まっさん最高!
ライブ感がたまらなく良い
北の国からで始まる壮大な曲も、途中案山子や秋桜などお馴染みの楽曲を取り混ぜて中でも秀逸だと思うのは関白失格と親父の一番長い日です。関白失格は関白宣言のあとみじめな夫を見事に笑いに変えてしかもさだまさしの素晴らしいところは、それでもお前と一緒になってよかったと思うんだと歌い上げるところでしょう。親父の一番長い日は妹が生まれてから嫁ぐまでを兄として親父の心境を代弁して歌い上げているところが秀逸です。中でも奪っていくお前を一度でいいから殴らせてくれと複雑な親父の心境を歌ったところに胸を打たれました。さだまさしさんのファンはもちろんのこと、ファンならずとも買って損は無い一枚だと思います。
関白宣言
さださんの詩には根底に「愛」があります。 「たやすいはずだ 愛すればいい」 そう「愛すればいい」それだけ。 そしたら、この世のあらゆる戦いはなくなる。 「愛」を忘れたカナリヤは終わりなき世のめでたさよ 夢夢疑う事なかれ いのちが燃える あなたのそばで 廻れ廻れ 螺旋は廻れ 愛の回廊 廻れ廻れ 朱に交われば 青になり あの世の父が宣言し 桜散る散る ちるちる 満ちる 青い鳥は そなたのハートに 今 覚醒する
美しい音で懐かしい曲が蘇ってきました
さだまさしの持ち味は、短篇小説のような味わいを持つ詩と伸びやかな高音をいかすメロディと温かい人柄がでているハーモニーの三位一体となった曲の完成度にあります。デビュー30年を経過してなお、第一線で活躍しており、他には聴くことのできない個性の輝きを、このような懐かしい曲とリマスター盤で再会することで、あらためて感じました。 「北の国から 遥かなる大地より‾蛍のテーマ」のヴォーカリーゼを聴くだけでドラマの情景が浮かびます。倉本聰作品は素晴らしいですが、それを象徴するようなテーマソングだと思います。さだの弾くギターのアルペジオと温かい雰囲気をのせたヴォーカリーゼだけの構成で、歌詞はありませんが、それがまたドラマの導入曲として最適だったのでしょうね。 「案山子」はいつ聴いてもいいですね。♪元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る・・・・♪という簡潔なフレーズに温かいメッセージが一杯詰まっています。 故郷から遠く離れた街に行き、慣れない都会の暮らしを気遣う親兄弟の思いは、まさしく不変的な情愛そのものです。ここに描かれた心情は、作られてから30年ほど経ちましたが、時代を超えて強いメッセージとなって伝わってきます。 「関白宣言」「関白失脚」「親父の一番長い日」の一連の作品には、彼のユーモアと愛情表現がたっぷりと詰まっています。他では聴くことのできない曲ばかりです。勿論、「雨やどり」「秋桜」「精霊流し」「無縁坂」というどれをとって代表曲のどれもが名曲揃いです。素晴らしい30周年のアルバムだと思いました。
あのころとは違う聴き方
さだ氏がラジオで全盛を極めたころにちょうど中学生くらいだった。そのころの曲が中心で懐かしく聞いた。リマスターされているせいもあるが、オッサンになった耳にはあの頃ラジオで聞いた以上に瑞々しく心に響いた。
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通(two)!
第一弾に比べると、印象に残る曲が少ないような気はしますが、良い曲もたくさん入っています。「雨やどり」のような曲はありませんが、心にしみる曲が多いです。 僕は「主人公」「檸檬」「Bi thday」が好きです。
話題の「償い」
世間で話題になった「償い」を聴きたくてレンタルしてみた。 確かに名曲。映画はともかく曲で泣くことはなかったが感動して涙が出てしまった。 不幸にも過ちを犯し人を傷つけた人は是非「償い」を聴いて欲しい。
さだまさしの描く世界の素晴らしさに改めて感動しました
50代の男です。グレープ時代の曲が大好きでこのベスト2に収録された懐かしの曲たちに再会しました。 p その中の大好きな「フレディもしくは三教街~ロシア租界にて~」について少し・・・。 p 愛の歌です。ただ、その歌のメッセージはもっと深いところにあります。 ♪フレディあなたと出会ったのは 漢口(ハンカオ)♪ではじまり、大好きなフレディがおじいさんになり、私がおばあさんになるまで、幸せに一緒に暮らしたいと願いをもった女性の語りを歌にしています。 p 歌詞に歌われた「漢口(ハンカオ)」という地名は、中国にある今の武漢です。フランス租界やロシア租界という歌詞でもわかるように、日中戦争前の「漢口(ハンカオ)」が舞台です。 p そんなステキな街のステキなカップルの平和な日常が描かれていましたが、ラストで悲しい結末を迎えます。愛する二人の夢さえも奪っていく象徴として「戦闘機」という歌詞が歌われます。日中戦争当時、南京が陥落した後、蒋介石は武漢に政府を移します。そこへ日本軍は航空兵団によって空爆を行い、武漢は陥落しました。1938年10月のことです。 p もし、戦争がなければ、まったく違う人生を送れたはずなのに、という激動の時代を生きなければいけなかった人々の切々とした願いがこの歌には込められています。平和の大切さをこのようなやりきれないラヴ・ソングで語らせているのです。 p ただのラヴ・ソングだけに終わらないのがグレープ時代の「さだまさし」の個性でもありました。物語は架空の設定ですが、このような情景は現在でも世界中で起こっています。声高に平和を叫ぶのではなく、まるで映画のワンシーンのように情景を鮮やかに描いたさだまさしの素晴らしさに拍手、拍手。
3を出して!!
個人的にはけっこう満足してるんですけど、つゆのあとさきのアレンジが不満!!って人もいると思いますね。 それから、パンプキンパイとシナモンティーとか、きみのふるさととか、初恋とか、いい曲がまだまだあるので、第3弾を出して欲しいです。ライブのベスト、とかもね。
ベストにない曲はここにありました。
嫁さんが買ってあげた、さだまさしベストを聴いて一言。 p ”まほろばと天までとどけとレモンが無い!!” と騒ぎましたので、このベスト通を買わさせていただきました。 p あのN○Kのドラマにあった、エピソードの曲もあって、 やっと満足して頂けたようです。
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まさにこれがさだまさしという感じのアルバム
もうずいぶん前のアルバムですが、このアルバムにはさださんの原点といえばよいのか、標準といえばよいのかわかりませんが、これこそがさだまさしの本質のような感覚を受けます。 この頃のさださんの声は優しく語りかけるような感じで、非常に伸びやかに、かつ情熱的に、叙情的旋律を歌い上げます。 つゆのあとさき、飛梅、晩鐘など、非常に情熱的であり、優しくもあり、聞き終えた後は感動しか残りませんでした。 いつまでも心に残る名曲ぞろいだと思います。
今でも口ずさんでいます、いい歌いっぱいです
きっとさださんが歌ったら、もっとすばらしいのでしょうけど、何度も何度も聴いたので、私も軽く口ずさむ ことが多いです。 「きみのふるさと」…さださんの言葉の凝り具合からいくと、平凡な歌の部類に入るのかもしれません。 けれども、私には思い出たっぷりです。 国道沿いを西から東♪…わたしのふるさとへ、国道沿いに西から車で会いに来てくれていた人と、結婚しました。 さださんって、私たち夫婦のキューピッドだったのかも…。
あれ??
LPと同じ絵を使ってるのがまずうれしい。他の方がお書きの通り、この絵のジャケを持ってレジへ行くのは恥ずかしかったなあなどと思出だしつつ見てみて、 ……あれ? LPと比べると一曲多くないかこれ? 「雨やどり」は売れたけど、何か違う、釈然としないとさだまさし本人が当時言っていたような記憶がある。「雨やどり」を収録したLPはなく、「もうひとつの雨やどり」だけこのLPに入れたのも、歌ってる本人が何かを抱えてるんだなと思ってたのに、これだと今になって「お前のその解釈はマチガイ」と言われたように思えなくもないなあ。 ここは前向きに、30年経って「時系列でいくとここへ入れてなきゃいけなかったんですよね」というメッセージを感じ取ったことにしておこうかな。 あのLPどこへやったんだっけ……
さだまさしの魅力のエッセンスとも言える『風見鶏』
「つゆのあとさき」は誰しも経験する別れの情景を美しく紡いだ佳曲です。別れを比喩的に卒業に例えたようでもあり、一般的な3月の卒業を描いたようでもありますが、映画のワンシーンのように悲しくも美しい情景が目の前に浮かぶようなステキな詩で綴られています。感情を込めたさだの高音が美しく心に響いてきます。 「飛梅(とびうめ)」は福岡の大宰府天満宮の心字池や太鼓橋の情景を、別れゆく恋人の心情に重ね合わして表現した名曲です。コンポーザーとしても歌手としても卓越した表現力を見せています。サビの部分の絶唱はリスナーの心を鋭く貫く気迫を感じます。 「桃花源」は、弟の繁理さんが台湾留学中に採譜したメロディを使用しており、とても抒情的な歌詞をつけています。日本の故郷の情景を色彩豊かに言葉にしたさだまさしの感性に驚きを禁じ得ません。懐かしさとともに切ない感情に襲われる曲だと思います。 日本語の美しさを至る所で感じさせる詩に彩られている「晩鐘」も好きな曲です。たおやかな言葉に綴られる情景はまさしく美しい日本画の世界ですね。 「雨やどり」は説明不要のヒット曲です。さだまさしのサービス精神がこのような曲を創りましたが、主人公への温かい目が根底に感じられ、ほろっとさせられる曲です。 亡くなった人のことを思い出す「セロ弾きのゴーシュ」や、軽快なロック調のサウンドが珍しい「吸殻の風景」など印象に残る曲が収められているアルバムですので、若い世代の方に是非聴いて欲しいですね。
セロ弾きのゴーシュ
さだまさしさんは私の心です。 彼のアルバムの中で「風見鶏」が一番好きです。 ♪セロには オンザロックが似合うと 飲めもしないで 用意だけさせて♪ 胸が一杯で、これ以上書けません。 愛しているのね。
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確立されてるなあ
以前、友人に「さだまさしとバンプ・オブ・チキンって、何か共通するテイストがあるよね?」と同意を求めたところ、「えー!そんなこと無い!」と完全否定されました。まあ、それは置いておくとして・・ ソロとしての1作目となるこの作品は、グレープと後のヒット作との間に挟まれて、少し地味な印象がありますが、内容はすごく充実していると思います。(ソロ1作目ということで)力が入りすぎて空まわりしたり、頭でっかちになったりすることなく、文学的な歌詞と親しみやすく情感豊かなメロディーが自然に融合しています。そして、この類稀なるセンスを支えるアレンジの力も大きい。 失ったようで、しかしまだどこかにあるような情景が聴くたびにフッと頭に浮かんできます。
日本的情緒、独創的なモチーフ
常々思っていることですが、さだまさしの言葉巧みな表現や独創的なモチーフには、本当に魅力を感じるものがあります。とりわけ日本的情緒を織り交ぜながら綴る古風とも言える彼特有の表現方法は実に見事で、自らの経験から語るフレーズ、歴史上からヒントを得たエピソード、鮮やかな情景描写を始め、ユーモア溢れる歌詞も披露しています。もちろん根底には限りなく愛する対象が存在しているのですが、時には‘愛を語る言葉’が難解すぎたことも・・・。 このアルバムはさだまさし76年のファーストアルバムで、グレープ時代から培われてきた彼の曲作りに一層磨きがかけられるとともに、渡辺俊幸のアレンジとも違和感なく溶け合い、彼の個性が存分に発揮されたアルバムだと思います。 たとえば、冒頭とラストを飾る「多情仏心」では、竹蜻蛉やシャボン玉という身近な素材を通して「愛する」という気持ちを鮮やかに描いています。小曲ですが、彼の‘言葉’の本領が発揮された1曲でしょう。ノスタルジックな「異邦人」に続いて「夕凪」では情景が今にも目に浮かぶような雰囲気の中、実にスケールの大きなメロディが感動を与えてくれます。さらに「転宅」での重い素材が一転して、軽いサウンド「絵はがき坂」へと移る転換の妙・・・。 このアルバムは聴く者に感動を運んでくれます。ぜひ一度聴いてみて下さい。
すべてはこの一枚にある
さだまさしは多作の人だ。自ら歌い、ほかの人にも曲を書く。 しかし そのオリジナリティはこの時期に集約される。 p 淋しさをサビシサとは書かない 哀しいことをカナシイとは歌わない。 逆にオカシイなんて歌ってしまうところに憂いある背中を持つ人の姿があるような気がする。(さださんも含めて。もしかするとあなたも?) 『異邦人』の彼女もまた同じである。 過去のない人がいないように彼女もまた過去と対話しそして現実に 帰るのである。 p 静かに見つめ、はげしく絶望し怒り、ときには冷たく突き放し、抱き寄せて一緒に笑い泣く、さだまさしの心象風景はこの一枚に封印されている。
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十分笑えます
さだまさしが「学生時代に落研に所属していた」とか「ステージ・トークが面白い」とか「コンサートでは曲より話の方が長い」というのは有名ですよね。ステージ・トークを収めた「噺歌集」というタイトルの本が確か1983年頃には出ていたと思います(当時中学生だった僕の愛読書でした)。また最近でも「さだまさしステージトーク大全 噺歌集CD 1982-2003」なる通販商品もありました。しかしこれは18枚組み18時間、約3万円という高価・豪華な・木製ボックス入りの大きな代物でした。値段や大きさから躊躇するところでしたが、今回このような一般に流通する形でトーク集が出るのは大変嬉しいことと思います(これでもやや高い気がしますが)。
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さだまさしがもっとも輝いていた頃でしょう。曲と詩とヴォーカルが三位一体となった完成度は、他のアーティストとは一線を画すほど卓越した作品を世に出していました。 リアルタイムでこのアルバムを聴いていましたのでよく分かりますが、『私花集〈アンソロジイ〉』で聴けるような鮮やかな曲群を紡ぎ出すようなシンガーソングライターは当時稀有な存在だったと思います。 特に「主人公」の歌詞にある♪時を遡る切符があれば欲しくなる時がある あそこの別れ道で選びなおせるならって・・・・♪というくだりを20代半ばの年齢で創り出した才能には感心するしかありません。 ♪私の人生の中では 私が主人公だと♪というラストの歌詞の重さが、今50を幾ばくか越えた心に染渡ります。永遠の名曲と言えましょう。 「檸檬(れもん)」に歌われる湯島聖堂、聖橋を通る時にこの歌を思い出します。映画のワンシーンのような鮮やかさを持って・・・・。切々とした歌唱が胸を締め付けます。 「案山子」もいいですね。故郷から遠く離れた街に行き、慣れない都会の暮らしを気遣う親や兄弟の思いは、まさしく不変的な情愛そのものです。ここで歌われた心情は、作られてから30年ほど経ちましたが、時代を超えて強いメッセージとなって伝わってきます。 「魔法使いの弟子」「天文学者になればよかった」もいいですし、山口百恵の歌ともなった「秋桜(コスモス)」は説明不要の名曲です。 とても完成度の高いアルバムで、エバーグリーンの輝きに包まれています。
どうしてももう一度聞きたくなった
たぶん、中学3年の頃の作品だと思います。 【魔法使いの弟子】と【天文学者になればよかった】が どうしてももう一度聞きたくなり、購入しました。 【天文学者に・・・・】のフレーズで、君が出てゆくと トイレも壊れてしまうという箇所があるのですが、 そこがとても記憶に残っています。 音楽の専門的なことはわかりませんが、歌詞のすてきな 曲が好きな私には、さださんは本当に聞かせてくれます。 今のさださんしか知らない世代の方たちに是非きいて いただけたら・・・と思います。
「檸檬(れもん)」「案山子(かかし)」「秋桜(コスモス)」「主人公」
アレンジが全て渡辺俊幸だったら文句ナシの最高傑作アルバム。 最初のライナーノーツではさだ自身ジミー・ハスケルをべた褒めしているが(まあ当然か)、 この頃のさだまさしの楽曲の充実度と、さだ以上に作曲に冴えを見せつつ(夕凪・加速度など)、 アレンジにより見事なまさしんぐわーるどを描いていた渡辺俊幸との 若き2人の天才のコラボレーションこそが素晴らしいんです。 ですから 「檸檬(れもん)」はシングルバージョンの方(11)が緊張感があって歌詞の意味が音になっているし、 加速度はもともとLPに入っていた自作自演の方(9)が、イントロのピアノから断然いいです。 「主人公」のラストのストリングス、ほとんど変化のない2コーラスが 渡辺俊幸のアレンジだったらもっと…、と想像します。 とはいえ、「案山子(かかし)」「秋桜(コスモス)」「主人公」という 見事な作品が入っているので、このアルバムはホントに素晴らしいのですが、 A面のラストを飾っていた「フェリー埠頭」のアダルトな感動作も涙ものでお薦めです。 一つ前の「帰去来」、続く「夢供養」と、この頃のさだまさしは見事な作品群です。
いちばん良かった頃
さだまさしのアルバムは、帰去来~私花集~夢供養あたりがベストですね。なかでも、乾いたストリングスの響きが堪能できるこの私花集はお奨めです。檸檬、加速度、主人公など定番がしっかり入ってますよ。秋桜もありますし。日本人ならこれを聴くべし。
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文句ナシの最高傑作アルバム。但し彼いわく、ジミー・ハスケル全編のアレンジを依頼した数曲に関しては、リズムに不満があったようです。例えば③のあまりにも芸術的なストリングスアレンジに対して、凡庸すぎるリズムには、後のインタビューで失望を吐露しています。それが全く別アレンジの⑪のシングルバージョンにつながるわけですが、私個人としては③のアルバムバージョンの方が好きです。あのストリングスはやはり捨てがたい魅力に富んでいます。このアルバムにはそれ以外にも⑦、⑧、⑨、⑩といった傑作が含まれています。前作に比べて、残響感が少し増した作りになっていて、全編霞のかかったようなサウンドですが、それがある部分心地よさを演出しています。さだまさしのファンだけでなく、日本のフォークミュージックファンすべての方におすすめしたいアルバムです。
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【くちコミ情報】
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皆様、このアルバムを最高傑作と感じていらっしゃる方が多いのですね。 私もずっと以前よりそう思っていました。 もうずいぶんと前のアルバムですが、独特の叙情的旋律と他ではありえない詩、まさに最高傑作といっていいのではないかと感じていました。 最近の曲にはない繊細な描写といいますか、歌唱的にも若いこともありますが、非常に伸びやかに、かつ優しげに聴く者の心に染み入ります。 個人的には引き潮が好きで、本当に夢を見ているような感覚に陥ります。 本当にすばらしいです。
自分にとっての最高傑作
今でも一番好きなアルバムです。 とばして聴く曲はなく、完璧な内容です。 残念なのは、プライスダウンリイシュー盤の新ジャケット。 こういう昔のアルバムは、ジャケットに対する想い出もあるのに。 変えなければならない理由があったのかも知れませんが、本当に残念でした。
さだまさしの魅力が結実したかのような煌きを放つ傑作
1979年発売のアルバムです。当時猛烈なさだまさしファンでしたので、この『夢供養』もリアルタイムに聴いていたのですが、30年ぶりにCDで再会したのは嬉しい限りです。 さだまさしは作曲家としても歌手としても素晴らしい才能の持ち主ですが、ストーリー・テラーとも言うべき作詞家としては稀有な存在だと思います。言霊という言葉がありますが、一つ一つの歌詞に感情や情景が見事なまでに凝縮して収められており、リスナーの心の深い所にストレートに飛びこんできます。絶頂期の人間の持てる才能の凄みすら感じます。実に見事な音楽の表出であり、音楽シーンに残る楽曲というものは時代を越えてリスナーに伝わると言う証明のようなアルバムでもありました。 「療養所(サナトリウム)」で歌われる光景と心情が当時20代の青年によって紡ぎ出されたことは奇跡だとも言えるでしょうし、それが才能の煌きの発露だとも言えます。繰り出される歌唱の重みは聴く者を圧倒し、感動させ、そして救いへといざなってくれます。見事な曲です。 また、「春告鳥」での古都京都を瑞々しい言霊で埋め尽くした歌詞の格調の高さと豊かな叙情性に曳きこまれますし、そして古の奈良を詠んだ「まほろば」には万葉の香りが立ち込めているようです。 ラストの名曲「ひき潮」で感じられる故郷への切望は都会に疲れた人皆に共通する思いでしょう。渡辺俊幸畢竟の名アレンジです。曲と詩と歌唱の三位一体による名作は、全く色褪せずに21世紀にも輝いています。その不変的な魅力の発露として・・・。 リーフレットの見開きの書かれている歌詞の素晴らしさは、それだけで十分に伝わってきますが、発売当時の各曲のセルフライナーノーツは楽曲のバックボーンを知るには欠かせないもので、それらも含めて懐かしさが募ってきました。
哀しくて力をくれる作品
いくつかさださんのレビューをこの場で書かせていただきましたが このアルバムだけは妙な思い入れが強く敬遠してまいりました。 それはあまりにもこのアルバムの完成度が高いこと、そして 2曲目の「風の篝火」が私の故郷(正確には母の故郷)まさにその場を 舞台にしていたからかもしれません。 「長野県上伊那郡辰野町、ここは町ぐるみで蛍を・・・」アルバムの彼自身が認めたライナーノーツはこの地名から始まっています。 (彼は最近の著作の中で、「日本人のリズム」として桜の舞い散る速度、 雪の舞い落ちる速度、蛍の飛び行く速度がほぼ同じで、これは恐らく日本人の 本来の求める速度ではないか云々といったことを述べています。) 3年ほど前、久々に訪ねた辰野町は特急アルプスがとまらなくなった影響かすっかり わすれさられた田舎町になっていました。それでも、さださんがかつて訪れた 「蛍祭り」は今でも生きているとのことでなんだか嬉しい。 このアルバムでは、中学時代から高校時代、大学時代の思い出を慈しむ歌や 「今」の自分の帰りたい故郷を唄う名曲が切なくも愛おしい「人生」を讃えています。 あの頃にちょっとだけ帰りたいとき、あの頃の自分に元気を貰いたいとき、 そのことで今の自分にもうちょっと頑張ろうと言いたいときには このアルバムは必ず今を生きる力をくれると思います。
日本語の底力を教えてくれたアルバム
私は日本語を、さだまさし氏に教えてもらった、と思っている。 読み書きは『あしたのジョー』や『男おいどん』といった漫画で覚えた。 もちろん学校で国語の授業は受けていた。 でも、本当の意味で“日本語の深さ”“日本語の美しさ”“日本語の持つ表現力の素晴らしさ”、そういった知識を与えてくれたのはさだ氏だったのだ。 思えばまだ小学生の時分から、グレープ、さだ氏の音楽を聴いていた。 好きな曲はたくさんあった。 でも、一番衝撃を受けた…さだ氏の操る日本語の美しさ・奥深さに触れたのは、このアルバムに収められた『まほろば』であった。 古典のようでもあり、でも古典ではなく 正統派の美しさを醸し出す『まほろば』の歌詞。 もう20年以上月日を経たのに、今もこの曲を聴く度にその美しさを新鮮に受け止めることが出来る。 決して古くならない曲、なのだと思う。 中学の修学旅行で初めて奈良を訪れて、自由時間に奈良公園を散策した。 この歌の風景を自分の目で見たくて。 懐かしい思い出である。 このアルバムを聴くと、あの初夏の午後の草の香り、木々を通して降り注ぐやわらかな陽光を今も感じる。 名曲は古くなど、決してならないのだということを この曲が私に証明して見せてくれた。 『風の篝火』『ひき潮』など、収められている曲全部素敵で、甲乙つけ難い。 名曲揃いなのである。 おそらく私はこのアルバムを、一番多く一番繰り返し繰り返し聴いたと思う。 さだまさし初心者の方にもお薦めの1枚。 さだ氏の歌の持つ力、目の前に映像が浮かぶような、一篇の短編小説を読んだような、そんな気持ちにさせてくれる…それを是非味わっていただきたい。
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