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カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
さて…コレクター向け
このアルバムにはレビューの投稿がない。聴いてみて「さもありなん…」と思う。 書きようがない気がする。全体に薄くて、印象に残らず、つまらない。 特に詞。ただただお手軽で言葉に力なく、スカスカのおしゃべりに付き合わされてる気がしてくる。 フォーク世代のおじさんとしては、聴いて何のイメージも浮かべられないし、ましてや感情移入など望むべくもない。 山口百恵には横須賀ストーリーの衝撃がある。阿木耀子の詞(の幾つか)の存在感なり冒険なりと比べてしまうと、評価する言葉が見つからない。 蛇足だが、阿木はこのCDに2曲詞を書いている。1つはロックンロールウイドゥ、これはまあいい。もう1曲は、つまらない。全曲中最下位を争う程、面白くない。 ロックンロールウイドゥといえば、当時「(やりたきゃ)やれば」という感じで冷ややかに眺めてたのだが、今回聴いてみて「意外に歌えてるじゃん」と偉そうな感想を持った。これは発見。ほんとに偉そうだが。 聴いてみたいと思えるような良いことを書きたいのだが、そう思って4回も5回も聴き込んだのだが、いいなと思えたのは「ロックン…」だけ。申し訳ないが、それ以外には、無い。 またまた脱線するが、山口百恵の歌は何回も聴き込んで、詞がすっかり頭に入ってから急に良くなる。 ここに収められている曲が耳に心地良いという人も、例えば女性などにいるかもしれない。 それは好みの話。或いは別世界の話。 だが、なにせ20年以上も前のアルバムだし、コレクターマニアにしか勧めない。 山口百恵にはもっとよいアルバムが複数ある。例えば「花ざかり」なんて良いよ。
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【くちコミ情報】
出会えて至福を感じた一枚
現・一葉の「安田一葉」時代の初のアルバムである。選曲に惹かれて購入した(余談だが…工藤静香の『昭和の階段vol.1』とやたら選曲がかぶっているのはなぜ?)。 う、うまい!思わず悶えてしまうほどのうまさだ。なんといっても彼女、デビュー曲がちあきなおみの「かもめの街」なのだ。ちあきブームが到来するかなり前のことである。いきなり一曲目に収録されているが、この時点で悶えてしまった。出だし〈やっと店が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃〉のフレーズからもうムード満開。節回しのさじ加減が絶妙。一歩間違うとこの手の曲は力みすぎてしまうものだが、元来の歌唱力に感情をサラリと乗せて歌っている。3は全体にわたって各フレーズのリリースの仕方が安定しており、心地よく聴ける。4は悲しみの表現が美しく呈されている。曲調からは門倉有希あたりを連想させられるが、あれほどの意地濃さ・蓮っ葉さは全くない。〈私はあなたに命をあずけた〉の部分のクレッシェンドは非常に自然だ。6は昼ドラの主題歌だったのを憶えている。小畑実が歌った原曲のようなライトな感じではなく、これもまたちあきのようなしっとり路線だ。囁くような歌唱が優しい。 7には驚愕した。ちあきのカバー。これまでこの曲をいろいろな演歌歌手が歌っていたのを聴いたが、その中では一番だと感じた。つまり、ちあきに次ぐ歌唱だ。〈今日でおしまい〉〈貢ぐ相手もいないもの〉のふて腐れ方のうまさ!語りかけの部分〈しんみり〜ケンさん〉の悲しみの濃さ!〈あふれてきちゃった想い出が〉の部分など、声の音色だけで泣かせてくれる。…ああ、これを船村徹先生に聴かせたい! 8は彼女にしては珍しくリリカル。9は超スタンダードなナンバーだが、今までこれをカバーしてきた歌手(とりわけ女性の)たちとは一線を画すアプローチを見せてくれる。伸びやかさを重視する歌唱ではなく、力強さを押し出した歌唱なのである。なるほど、彼女ならこんなのもアリだった、と思わせられる。10は曲調にマッチした重みがミソ。 ラストの15は一葉自身が最も尊敬するという中島みゆきのナンバー。ハスキーで少し尖りのある彼女の声だが、なぜこの曲ではこんなにも優しさと安堵を感じてしまうのだろう。なんだか、他の曲とは格の違う思い入れの強さすら感じてしまうのだ。――おそらくこれは、彼女の、中島みゆきに対する敬愛と、この曲に対する慈愛からくるものなのだろう。 一葉の歌には、妙な気負いや、ポイントを狙って歌いましたというような狡猾さがない。昭和歌謡をこよなく愛する私としては、このような歌手が、このようなアルバムを作ってくれたことが幸せに感じられてならない。
情景が心に浮ぶ歌
哀切を帯びた歌も歌手も少なくなった此の頃だが、昭和の歌を安田一葉の声で聴くと心がやすらぐ. 収録曲中ではとくに「カスバの女」と「五番街のマリーへ」が好きだ. 歌われている情景が心の中に浮んできて映画のシーンを見ているような感じになる. 「五番街のマリーへ」は他の歌手のも聴いているが、そちらは歌は上手いが、声が明るすぎていまいち乗れない.歌手は、笑顔で災害のニュースを読む初心の女子アナのようでは困る. 安田一葉のCDはパソコンに入れて、3日に一度は聴いている.
歌姫による名曲巡り
安田一葉さんのハスキー・ボイスには、聴き手を虜にする不思議な魔力があります。それに歌も巧い。(特に高音域がきれいです。)守備範囲も広く「かもめの街」のような演歌調の歌から「テネシー・ワルツ」に至るまで、幅広く歌いこなしています。 p 中には、かなり古い曲が含まれていて(それも1曲や2曲じゃなく)ナツメロ趣味用のCDと思われる人もいるかもしれませんが、実際は、スタンダード・ナンバーとして生き残る名曲ばかりを選んでいるので、聞いていて古さは感じません。かわいらしく歌っているものから、情念たっぷりに歌っているものまであって、一葉ワールドを堪能できる仕組みになっています。 目下、お気に入りのCDとして、毎日車で流しています。
波紋
私が一葉さんの歌を聞いたのは夜遅く帰宅する車のラジオから流れてきた大阪ボロロが最初でした。そして、その1曲だけで一葉ボイスにはまりました。ハスキーでいて、透明感があり、品がありかつ色気がある。このCDには様々な曲がありますが、選曲も良いし、一葉ボイスで聞く昭和の名曲は格別です。私は特に「花」が好きです。一葉ボイスで「泣きなさい、笑いなさい、いつの日か、いつの日か、花を咲かそうよ」とやられると、ジワッと来て、そして勇気がわいてきます。
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「セカンド・ラン」が聴きたくて
このアルバムの1曲目。リアルタイムで1度だけ聴き、断片的に強い印象を持っていました。ベストアルバムの類に何故か入らず聴く機会がなかったのですが、ふと思い立って購入…。結果、彼女の全曲中、極めて大切な1曲に。“名画座”が殆ど死語である現在、この詞の世界は成立しないでしょう。しかし1980年前後に東京で大学生活を送った者には切な過ぎるリアリティです。情念を剥き出しでなく、切ないシチュエーションに包み、且つ柔らかな透明感をもって味合わせてくれたのがこの時期の彼女の歌でしょう。そう思います。
太田裕美で1、2を争う名盤
太田裕美さんの中でも1、2を争う名盤中の名盤として評価しています。タイトルに沿った詩を集め、どれもが名曲揃いです。「君と歩いた青春」は、かって「12ページの詩集」で取り上げられた曲で、「なごり雪」などと並んで伊勢正三の傑作の一つです。僕が特別好きなのが、3曲目の「くちぐせ」。「男と女の友情って、あると思うよ。恋にならない愛って、あると思うよ」というフレーズに、大学時代の僕はハマってしまいました。全体のアレンジもしゃれていて、特にベースラインが素敵でコピーしまくりました(太田裕美さんのバックはクレジットがいつもありませんが、かなり高名なスタジオミュージシャンが採用されていると思われます。このアルバムに限らず、ベースのアレンジがどれも素晴らしい)。二児の母となっても、当時の面影を残した清楚な美しさがたまりません(イヤラシイ意味ではない)。彼女をテレビで見かけるたびに、青春時代を思い出す40代の自分がいます。
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歌い人、永吉。
オトナの音楽。ムーディーな、だけど熱の入った、素晴らしいアルバム。東京にとどめを刺す。最高です。
円熟さと豊潤
当時はよく聴きました。 80年代のAORっぽさとはまた違いますね。 日本人としてのシンガー矢沢永吉が表現されていて、心に染み入る曲ばかり。 故にロッカーとしての矢沢を求めると物足りないかもしれません。 でも、これでいいんですよ。 可能性が無限に広がる歌手なんです、矢沢永吉って人は。
1曲目冒頭のギターソロでもうやられてしまいそう
プロデューサーにAnd ew GoldとGeo ge McFa laneを迎え、非常に洗練されたクールな音たちに、矢沢氏がその都度求める音楽エッセンスの拘りを感じますね。何かダンディズムのニヒルな要素がそのまま音として表れてゆく作品です。例えば3での内省的に泣かせる情感表現が素晴らしいギターソロや、一方ジャジーな5での静かなる哀愁を醸すように坦々と刻むリズムセクション等、どれも男の不器用な心模様を絶妙に滲ませてきますし、いいアルバムなんです。 Geo geはLONDON PROJECTを担当し1「涙が…涙が」、3「もう戻れない」、4「闇の中のハリケーン」、9「ハートエイクシティ」、11「この海に」を収録。やはりギターのインタープレイなどAORなロックが聴き所になり、全体のファンクさをアダルトに仕上げてゆきます。4のアグレッシヴなシンセもいいですね。 AndlewはL.A.PROJECTを担い、2「バット・ノー」、5「東京」6「心花よ」7「ランブリング・ローズ」8「黄昏に捨てて」10「魅惑のメイク」を収録。ソウル ジャズのアプローチが琥珀色に輝く一方、7や10のロックでは、日本人離れした非常にラフでタイトなテイストにより海外での音作り効果がよく楽しめる箇所です。 「東京」は日テレ『はだかの刑事』主題歌で、当時としては珍しいTVCMも流したシングルでした。さすが松井五郎、矢沢氏の趣旨を十二分に慮った男の背中を描いてきます。このテイストはASKAや玉置浩二との作品とはだいぶ違う側面ですね。また矢沢氏の旋律、歌も非常に甘美。特に歌は「黄昏に捨てて」の透明なアレンジにも調和する円やかさを今作では見せており、情熱とメロウさのバランスが絶妙ですので、熱さだけでは決してないシンガー矢沢永吉の素晴らしさを堪能しました。 最後に言葉数少ない大津氏の11は今作の哀愁を物語るに相応しい締めくくりですね。
佳作
この時期は、ムーディーな東京、繊細なアコースティックの心花よ、ボッサ調の黄昏に捨てて、等の名曲を軽々と作る作曲者としても、また、涙が…涙が、もう戻れない、等の一見地味なバラードにも深みを与える事が出来るシンガーとしての力量にも、脂が乗っていました。ロックナンバーがいつも以上に添え物(バラードの引き立て役)と化しているので、そこに多少の物足りなさは感じますが、アンドリュー・ゴールドを中心とした、複数プロデューサーを起用しての音作りは、相変わらずの完璧なクオリティを誇っています。
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