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¥ 1,995(税込)
¥ 1,723(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:718位  
カスタマーレビュー数:46

Amazon.co.jp
   キース・ジャレットは、ソロピアノで独自の世界を築きあげたことでも評価されている。ドイツのレーベル「ECM」からの最初の作品はソロピアノで、スタジオ録音では8曲のオリジナルを演奏した。
   だが、キースの天才ぶりが発揮されたのは、完全なる「即興」ピアノ演奏の本盤だ。観客の目の前で、気持ちの赴くまま弾くソロは長くなるが、それでも起承転結のある構成力の高さには舌を巻く。即興でありながら、難解なところがない。冒頭の<1>は、車のCMに使用されたこともあるほどだ。彼のポップなメロディセンスが最大限に表れ、リアルタイムで最適なハーモニーをつけていく。一定のテンポで1つのフレーズを繰り返す情熱的なパートや、すべての音に集中して奏でるパートの美しさに、言葉を失うばかりだ。
   このアルバムの成功もあって、即興ソロピアノ・アルバムは多数録音される。だが、完成度では本盤が最も高いといえるだろう。(高木宏真)

くちコミ情報
僕が音楽に望むもの全てがここに宿っています
タイトル通りで、このケルン・コンサート…僕が音楽に望むもの全てがここに宿っています。▼奇跡的であり必然。キースが当時いつもコンサートで愛用していたピアノが、ケルン公演の日に届かなかった。開演時間になり、急遽、会場に備え付けてあった調子の良くないピアノでの演奏だったと知った時に、僕は打ちのめされ、感動した。それで、この演奏なのです。後にも先にも、このケルンを超越した演奏は発表に至っていません。▼きっと神がいて、この演奏は正に僕たち人間みんなへのプレゼントだと感じています。聴いて下さい。
潜在意識に染み込む音
 ピアノのソロが、まるでオーケストラのように 宇宙に向けて響き渡っています。  いい感じのフレーズが散りばめられており、とても33年以上も前の音だとは感じられません。  何の予備知識も無い私にも、拡がるエネルギーに包まれた魂の音を感じることが出来ます。  何と言うのか、私たちの誰もが いつかどこかで記憶している透明なものを思い出させてくれるような演奏だと思います。  ジャケット写真が 臨場感を伝えてくれていますね。 まさに魂の芸術です。
アンコールの謎が解けた!
 ――というほどの物ではありませんが、最近、海賊盤で日の目を見た2月2日ブレーメンでのソロ・コンサートの模様を聴くと、アンコールで、「宝島」を演奏していました。  本作のアンコールも、本編のヨーロピアンでクラシカルな演奏に比べて、土着的でヴィヴィッドな、生の喜びに溢れる演奏が聴かれますよね。  75年2月当時、ヨーロッパでのキースの気分がそんな感じだったのでしょう。  一番最初、本作がCD化されたとき、全体の流れを乱すということで、アンコールがカットされていたこと、ご存知ですか?  マンフレッド・アイヒャーか誰か判りませんが、キース・ジャレットの真髄を理解していない輩の蛮行でしたね。  本作を聴くと、若い頃一人旅をした、北海道の青い空が無性に思い出されます
素晴らしい音楽
聴いていると、その世界に入り込んでしまう素晴らしい音楽。
なんて美しい音楽が紡がれていくんだろう。音楽がはじまった冒頭から魅了されました
 興に乗ったキース・ジャレットの呟き、口ずさむ声が、ピアノの歌と不思議にマッチングした「パート1」(26:01)。  終盤、20分10秒あたりのピアノのアルペジョの繰り返しからはじまる音楽の美しいこと! まるで、湧き上がる泉のような、流れ下る滝のような音楽のほとばしり。この音楽の流れに永遠に浸っていたい、そんな気持ちにさえ駆られました。  最後のトラック4、「パート2C」(6:56)の、軽やかで天衣無縫の歌に満ちたピアノも、本当に素敵。  魔法の音楽とともに、絵の中の鳥が歌いだしたかのような、絵の中の魚が泳ぎ出したかのような、夢幻のきらめきと生命にあふれた演奏。美しい風景が次々と立ち現れてくるような即興演奏の素晴らしさに、息を呑むような感じで聴き入っていました。



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カスタマーレビュー数:84

Amazon.co.jp
   慢性疲労症候群という聞き慣れない病気のため、しばらく活動を休止していたキース・ジャレットは1998年録音の本作によって見事に復活した。自宅のスタジオで録音したソロ・ピアノ集。曲は<6>のメドレーの後半に自作を配している以外はすべてスタンダード&トラッド。それまで部分的にソロ・ピアノでスタンダードを演奏することはあっても、本作のようなソロ・ピアノによるスタンダード曲集というのは、キースにとってこれが初めてのことで、その点でも特筆すべき作品。
   アプローチはいたってシンプルで、いかにメロディの美しさを伝えるか、その一点に心血を注いでいるかのような演奏だ。変わったアレンジで驚かせてやろうなんて下心は微塵もなく、誠心誠意、原曲の美しさを際立たせる純真無垢なプレイに徹している。この曲、こんなに美しい曲だったっけと感じ入る瞬間が何度も訪れる。すべてゆっくりしたテンポの演奏。バラード集といっていい内容だが、単なるバラード集ではなく、そこには敬虔(けいけん)なムードに包まれたキースならではの世界がある。(市川正二)

くちコミ情報
なんと申しましょうか...
元々当たり外れの大きいアーティストと言われていますが,83年や84年のスタンダードジャズトリオの音と比べると聴くすべもないくらいがっかりしました。キースである必要がないように思えます。 ジャズが好きじゃない人が,今流行の言葉で言う「癒し系」の曲として聴くには悪くないかも知れませんが,再起を期待していたジャズファンには期待外れでしょう。少なくとも私はがっかりしました。 まぁ,晩年と言えるような位置づけですし,全盛時代に「枯れ果てた」と考えると,自身を癒す演奏もいいかも知れません。これもキースであることには違いない訳で,このスタイルで新たなジャンル・新たなファンを掴んでくれればいいと思っています。
疲れない静けさ
 このCDが届いた日は、朝から雨が降り続いていました。  自営の私は 昨今の経済事情の悪さもあってか、このところ体調を崩していました。  無理にハッパをかけるのではなく、かと言って わざとらしく暗くもさせない自然な音が、昼となく深夜となく 雨音と今の気分に相まって 妙に落ち着かせてくれるのです。  音楽を言葉で説明するのはとても難しいですが、ジャズにもミュージシャンにも全く疎い私が、ピアノ一本だけの静かな演奏だけで引き込まれるわけですから、詳しい方であれば もうたまらないことでしょう‥  “The Melody at Night, With You”  タイトルも素敵ですね。
 やっぱ傑作なんでしょうね 
このアルバムは大変メロディ重視でキースのソロ作品の中では即興性が薄いし刺激的な和音とかもも控えめですが、あまりにも素直な音に聴いた瞬間泣きそうになったおもいでがあります。  たまたま当アルバム発売直前の東京文化会館?だったかのでのソロを値段の安い席(音がいいですけど)で聞く機会にめぐまれまして、感動した記憶があるのですが、その直後に出されたアルバムですが、いわゆるジャズっぽさ(ってなに?)とほど遠いとはおもいますが 同じようなケルンコンサートのような甘い音ですが あまりにも素直な音なので。どんなリスナーでも楽しめるでしょう。たまにお世話になる心療内科とかでよくかかっているのは癒されるからなのでしょうか?   またソロでもなんでもいいから映像作品がみたいな〜
極めて、繊細で、優しく温かい精神性。
 三人で、このCDを聴いて、三人ともに深い感銘を受けました。  極めて繊細で、純粋で、それでいて優しさにあふれた精神性を感じます。 『旅人Jのひとりごと』というブログに、慢性疲労症候群についても少し書かせていただいています。
自然と涙がこぼれます
CDを聴いて涙が流れたのはこの作品が初めてです。小さい音で流して聴いてもいいし、聴き入って耳を傾けるのもいい、本当に心地よい稀有な作品。



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カスタマーレビュー数:14

くちコミ情報
究極の別れの音楽
夕焼けが美しいのはね、太陽がみんなにさようならを言っているからなんだよ。 でも、この音楽は午前中、それも春の初めの寒さが身も心も引き締めてくれるような季節がいい。 親友を送り出すような、または最愛の彼女を何とか自分を納得させてあきらめる時のような、 哀しみとそれでも矜持は保ち続けるプライド。 長調の音楽のなんと悲しく、そしてなんと潔く凛々しいことか。 親しいリコーダー吹きに「どんな曲が好き?」って聴いたときの答え「長調の曲に現れる短調の部分と短調の曲に現れる長調の部分」をなぜか思い出した。 カントリーのパレのソロに励まされた、そしてそのソロの終わりに飛び込んで来るキース、感極まった最後のハグみたいだった。
一人で聞くのが最も良い
カルテットなのですが、極めてキースのソロ的なニュアンス、つまり静謐で優しく、ロマンチシズムに溢れているというニュアンスが強い一枚です。 p ケルンやブレゲンツ、ソロコンサート、パリコンサートを聞いてよかった、と思う人にはきっといいと思います。 p やはり静かで、優しい音の流れを味わえます。 p 人と一緒に聞くのもいいのですが、私はやはり家族が寝静まった後にグラスを傾けて昔を思い出しながら聞くのが一番好きです。
It’s pure.
キザなコピー風になぞらえれば、そんな感じでしょうか。 北欧の空に清らかな音の粒子がオーロラのように舞っている。俗塵にまみれながらも、世界がしばし聖化されるような、そんな妄想が許されるような、得がたいサウンドの快楽をこのアルバムは教えてくれました。 およそ20年前、大事なLPを人に進呈して以来、再度このアルバムを手にしました。鮮やかに時空が回帰するという、中高年ならではの楽しみの一つです。
Prettyの意味は
英語でP ettyの意味はかわいいだけでなく、美しいを意味します。 このアルバムに最も合う表現だと思います。 締め付けるような鋭利で苦しい美しさではなく。 抱きしめたくなる、柔らかで、おおらかな美しさ。 ガルバレク独特のサックスの音は確かに氷のようにも聞こえますが、 声変わり前の子供の声のようにも感じます。 さらに、このリズム隊の楽しそうなグルーブ。 聞いていてほほえみがこぼれることは請け合いです。 17年ほど前、FM東京の夜11:15からのラジオドラマのタイトルが このMySongでした。
ケルンと同様の輝き!
 Jan Ga a ek(ts,ss)、Keith Ja ett(p)、Palle Danielsson( )、Jon Ch istensen(d)のヨーロピアン・カルテットによるアルバムは、「Belonging(‘74)」「My Song(‘77)」「Pe sonal Mountains(‘79)」「Nude Ants(‘79)」の4枚のみ。青空に突き抜ける北欧らしい清涼感は全てに横溢してるけれども、美しい旋律と穏やかな叙情性という点ではやはり「My Song」が出色の出来。  明るく爽やかな[1]に続いて Keith のピアノが[2]の愛らしいイントロダクションを奏で始めるときの幸福感はとても言葉にしがたく、それはまるで生後半年の幼子の安寧でスヤスヤとした寝顔が感じさせてくれる幸せのよう。[4]のサックスによる印象的なメロディは巣立っていく子供達に送るかのような初々しくも精一杯の励ましがあり、Cha les Lloyd バンド時を髣髴させるリズミックな[6]にまた優しくピースフルな気持ちになる。現代に美を送り込み続ける Keith Ja ett 32歳時の傑作!



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カスタマーレビュー数:9

くちコミ情報
キース・ジャレットのハープシコードによるバッハ。心がすーっと静まっていきます。
 音楽の流れが自然で、ゆったりと、味わうように進んでいく演奏。随所でひらめく装飾音符の彩りも魅力的で、ハープシコードの雅(みやび)な音色と相俟って素敵でしたね。  かしこまって窮屈な演奏とは対極にある、のびやかで、くつろいだバッハ。聴いているうちに、心がすーっと静まっていきました。    時々、もう少し溌剌としたイキのよさが欲しい気もしたけれど、これはこれで、味わい深い、優雅な『ゴルトベルク変奏曲』として親しめます。  一例を挙げれば、エンディングへと向かう前の「第25変奏」のアダージョ。十二分に、ゆったりと、かみしめるように弾かれていくここでの7分20秒の演奏が、後の変奏の軽やかさを際立たせる上で、よく効いている気がしました。緩急の付け方、間の取り方など、さすがによく考えて演奏しているなあと。←キース・ジャレットほどのビッグな才能を持つ演奏家に対して、なんというおこがましい言いよう。失礼しました。  1989年1月、八ヶ岳高原音楽堂での録音。  ここでのハープシコードの演奏とは違うピアノの演奏では、何と言っても、グレン・グールドの新旧両盤(テンポをはじめ、全く印象の違う演奏です)が、バツグンの聴きごたえ。  なかでも、颯爽と駆け抜ける一陣の風のような旧盤(1955年録音。38分23秒)は、マイ・フェイヴァリット。お気に入りです。
10年以上を要した
 1989年正月、八ヶ岳での録音だ。それ以外にライブ演奏もあった。厳冬期の高原にわざわざ足を運んでキースの音楽を聴くなんて、いいなあと思ったものだ。でも、CDを聴いてみて正直、よくわからなかった。あまりにも凡庸に思えた。CD解説には、バッハ研究家の樋口隆一氏のキースへのインタヴューが載っていて、キースのバッハへの想い、演奏者としての姿勢などを知って納得してはみたものの、CDを聴くとやっぱり凡庸に聞こえてしまった。  ところがそれから10年ほど経って、キースの演奏が急に私に迫ってきた。「私は今、この楽譜を初めて手に取りました」と言わんばかりの、時にたどたどしい、時にうれしさに満ち溢れた音が。それ以来、ゴルトベルクの愛聴版となった。これと関係があるのかどうか?最近ではあれほど熱中していたグールドの演奏が、私にとって輝きを失いつつある。
眠る前にGOOD
 本作は89年のキースの作品。まず「よくこの作品を選んだなぁ!」と感嘆しますよね。グールドがバッハ演奏の世界に残したトラウマのようなものって相当に根が深く、バッハの作品を聴く時にまずグールドと無意識のうちに比較してしまうという人は圧倒的多数派でしょう(キースのファンは除く)。世界でバッハを聴く9割の人は「グールド以外のゴールトベルクなんか要らない」と思ってそうですしね。ので、とりあえずその勇気に★ 個人的にはキースからクラシックに入っていったのでそうしたことはなく、またグールドとの冷静な比較は最近出来るようになったんですけど。  キースのクラシック作品に共通して言えることですが、どれもジャズの世界で得た名声とか表現方法とかそういうものを殆ど感じさせないと思います。グールドの演奏は「グールドベルク」と揶揄したくなるほど演奏者の個性が強いですが、キースの演奏はあくまでもバッハの作品の美しさに焦点を当てており、とにかく敬虔に、思慮深く弾いている様子が目に浮かびます。またピアノのときとは違いますがやはりタッチがきれい。他の演奏者と響きが違うんですね。これは一体どういうことなんでしょ?グールドが歯切れよく溌剌と弾くところをウェットに弾かれたりすると「なんだかなぁ」という気もするんですが、ま、これもありでしょうか?いずれにせよ、チェンバロの「ゴルトベルク変奏曲」を聴きたくなった時とか、眠る前に「ゴルトベルク変奏曲」を聴きたくなった時などにいい作品だと思います。
リラックスした、しかし凛とした演奏
ゴールトベルク変奏曲は本CDの他にグールドのピアノ版を持っています。例えば最初の アリア では、どちらも同じようなゆったりとしたテンポ運びをしていますが、グールドの演奏が静かな中にも緊張感が満ちているのに対し、ジャレットはリラックスした感を受けました。楽器の音色も透明感があり、朝の通勤電車の中では好んでジャレットの方を聴きます。
客観的な構造のバッハ音楽に限りなく浸透する喜び
 キース・ジャレットのクラシックではゴルドベルグをよく聴いてきた。ジャズ風に弾いているわけではなく、むしろオーソドックスなバッハと言えよう。ただ、この演奏には自然で豊かな音楽の流れがある。もちろん、録音のすばらしさや楽器の音色の美しさも魅力的だが、なにより音楽に限りなく浸透する喜びが、この演奏からは感じられるのだ。 p  感性をフルに生かして、その曲の中にどこまでも深く入り込みつつも、バッハの音楽自体が持つ客観的な構造を尊重して奏でてゆく。その両要素をそれぞれどれだけ充分に実現させながら、自らの演奏の中で統合してゆくか。そして、その喜びを聴き手の「ハート」のなかに伝え、再現しうるか。ジャンルにこだわった論議の空しさを痛感させるキースの「音楽」であり、バッハのゴルドベルグである。



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カスタマーレビュー数:9

くちコミ情報
どうしてもグールドと比べてしまいますが、
 とても肉感のある温かみを感じる演奏だと思います。テンポをやたらと崩されたりしたら嫌だなと、ハラハラしながら聞き出したのですが、声部の弾きわけは鮮やかなのに、1曲1曲が1つの大きい流れのように登っていきまたゆっくりと下っていくというような、テンポ、独特の低音(録音のせいもあるのかな)表情付けだと思います。  この演奏を聴くと、グールドがずいぶんでこぼこした演奏だなと感じます。大好きなのですが。  他の方も書かれているように、この演奏は、バッハの音楽をあらゆる面で正面から捉えられるような演奏だと感じます。  変ホ短調の前奏曲では、一瞬びっくりするようなテンポのゆれがありました。  ジャズを弾くときとは、当然かもしれませんが少し違うキースジャレットなように思いました。月並みな言い方ですが、まず曲ありきのひとなのかなと思いました。
凡庸と紙一重だが
バッハに出会った人が初見でさらって、さあ、弾いてみよう、という感じの透明な演奏。(初見でこれじゃウマ過ぎだが)ツヤツヤしたECMサウンドも影を潜め、ちょっと控えめでいい響きだ。久々に聴いてみたら、結構気に入ってしまった。16年ほど前に熱中したグールドの演奏が意外にも最近、自分にとって輝きを失っているのには気づいていたが、それとこれとは何か関係あるのだろうか?
キースでなく、バッハの平均律
 これはキース・ジャレットのクラシック作品としては確か2作目(1作目はグルジェフ作品集)。当時はジャズのピアノ・トリオとしては「ビル・エヴァンス以来」と最大級の賛辞をもって迎えられたスタンダード作品集;スタジオ作品2枚とライブが1枚が出た後で、キースに対する期待が最高に盛り上がっていた時期でした。そんな時期に広告でこの作品を知って「キースがクラシックをやるの?」と驚いたものでした。また届いたオトを実際に聴いて、自由奔放なものでなく、ここで聴かれるようなストイックな内容であるのには更にびっくりした記憶があります。  どうしてもバッハとなるとグールドと比較してしまいますが、グールドの演奏は目立たない低音域に隠されていたメロディを際立たせたのが特に衝撃的でしたが、キースのものは、アーティストの解釈(エゴ)を意識させない、非常に無理のない自然な演奏で、それがまた感動的です。A.シフの演奏を「素直」と表現する人もいますが、それよりも格段に「素直」な演奏と思います。キースのタッチは非常に美しく、オトがキレイに響いています。テンポ設定は若干速く、さらさらと流れていく清冽な小川のような感じです。グールドが弾くと「グールドの作品」といった印象ばかり残りますが、これはまさに「バッハの作品」として聴こえるし、宗教を信じていない僕にもまるで神が存在するような崇高な気分にさせてくれます。20年近く経っても、いまでも聴いている、愛聴盤で、お勧めです。
4声すべてが息づくフーガ
作品の完成度という点では第2巻に一歩譲るが、作品の持つ散文的な魅力は第1巻ならではのもの。キースの演奏からは、この第一巻ならではの魅力を味わうことができる。 バッハの平均律というと、どうしてもグールドやシフらの演奏と比較したくなるだろうがこの演奏に限って言えばそれは無意味だ。この演奏は演奏者のエゴをまったく感じさせず、ただただ各声部を素朴に歌わせようとする。そこには演奏家キース・ジャレットの作為的な主張はみられない。 全体的に早めのタイムを採用して淡々と演奏されてゆくのだが、(特にプレリュードにおいて)楽譜が備えてるバロック的なドラマ性は避けることなく描き出され、平坦で淡白な表現を目指したのではなく、あくまでも音楽を自然に息づいた状態にすることに主眼があるようだ。 フーガの魅力を知っている人であれば、まず冒頭に収録されているハ長調のフーガを聴いた瞬間に不思議な感触を覚えるだろう。あり得ないことだが、まるで4声すべてが聴き取れているかのように感じられる。あのストレットばかりの複雑なフーガのテクチュアが解きほぐされ手に取るようにわかる。(正確にはわかったような気にさせてくれる。)この不思議な感触はこのCDのどの演奏からも感じられ、他のどの演奏とも異なる独自の魅力になっている。 確かにグールドの独創性やシフの取り出した叙情性は大きな魅力ではあるが、キースの演奏ほど聴き手をバッハの音楽そのものに誘ってくれるものはなかったような気がする。
キースのバッハはピアノだと...小粒感があるんだなぁ
ワタクシは第2集と同時に購入したのでどうしても比較してしまうのだが、パープシコードの第2集が天井からきらめきのつぶつぶがふり落ちてくるようなすがすがしく壮重かつきらびやかなのに対してピアノの音色がいまいちECMにしてはくもっているような...ハープシコードと比べるからかもしれないが...もしかすると、バッハはクラヴィコードやパープシコードを想定して作曲したらしいから、ピアノの性能を生かし切るような曲じゃないのかも?....全くどうしてかわからないのだが、バッハを弾くキースはいかにも軽々とこなしている感じで、ソロピアノのような気迫、高血圧ぶりが感じられないのである。ショスターコビッチの時はそう思わなかったのだが..... p 以上は第2集との比較の場合。美しい曲が多く、楽しめるのは確かです。ただ、ピアノではキースの作る曲のほうがグットくるんだあたしゃ



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疾走、朗朗、落涙
キースの全てを聞き直したわけでもなく全てを持っているわけではないが、今回のCDほど各自のソロが長いCDはないのでは?1−2のキース、1−3のドラム、1−4のベース。ソロとトリオが自然に混在している。それぞれがキースの言うマイスターに近くなったからこそ、若さが分かるというCDとも言うのだろうか?僕がキースを好きになったのは、35年ぐらい前に京都のシアンクレールでマイバックぺージを聞いて以来だが、その頃はラグタイムを弾きながら、ニュージャズ的なアプローチもしていた。古きを学びながら、新しきを学び、クラッシクに興味を示しながらポップスも取り入れてしまうキースその人のトリオでのベストアルバムだと思う。その証明がポップスを演奏した2−7だと思う。トリオを聞いて楽しくなり、気持ちが高揚することはあるが、トリオで泣きたくなるのはビルエバンスのワルツフォーデビィー以来だ。
またまたECMらしい戦略
冒頭で一音だけ抜けてしまっている以外は演奏は素晴らしい。ジャケットも完璧だ。キースの体調の改善も見受けられる。ただ、いつものECMによる戦略になんだか釈然としないのである。いまさらキースに70年代の妖艶な世界観を期待するほうがお門違いというものかもしれないのだが、それでもわれわれがキースに求めるものは本作におけるような完璧なスタンダードだけではない。ハンコックのように無理な解釈でポップスやロックをジャズに塗り替えてみたりするほうがよっぽど寒気がするのだが、どうせならもっと冒険してみてほしい、とキースにも伝えたい。近日発売予定の3枚組み『セッティング・スタンダーズ』ももちろん買うし聴けば感動するのだろうが、その感動もいまから想像のつくものであるところが出来レースのようでわくわくしないのである。
暴れ太鼓、炸裂!
とにかく、ドラムのジャックは、このアルバムでは、絶好調です。で、肝心のキースはというと……いつもより、創造力がないというか、アイデアが足りないというか。いつも以上にメロディーラインが素直過ぎます。キースの復活直後のライブだから、仕方ないといえば、それで終わりなんですけどねぇ…ジャックのファンなら買いですけどね。
いつまでも若々しいスタンダーズ
keith ja ettの最新版が2001年7月モントルージャズフェスティバルでの音源と知って最初いささか面食らったが、じっくり聞いてみるとこの録音の6日後の録音のトリオとしては前作のthe out of towne sと比べてもこちらの方がジャズフェスティバルでの録音のためか熱く、俗っぽくて楽しい。もちろんfou ,my foolish he t oleo,a'intnomis ehavin',honeysuckle ose,what's new,などなどスタンダードの古典的な名曲がメドレー的に散りばめられており、ちょうどSTANDARDS LIVEとSTILL LIVEの様な対比になる感じですが、いつも理屈抜きで楽しめるkeith ja ett t ioのなかでも今一番旬な感じのする音源と思います。しかしアクションコミック的に楽しかったUP FOR ITには少し負けるかなと思いましたが、UP FOR ITは2002年7月の録音でこの録音の1年後だったのを考えると、keith ja ettの音楽はかつてのdeath and the flowe とthe su vive 's suiteの様に時間という流れも関係ない程瞬間瞬間で全く違う空間を創造して行けるのかもしれない。 この値段で2枚組で楽しさ満載ときているので買ってお得のおすすめ品です。



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このCDを買ってもう20年以上経つのか。 二曲目に尽きる。ゲイリー、ジャック、キースのトリオの凄さはこの一曲だけで存分に示される。何とも喩えようもない異次元の感覚だ。うまいとかテクニックがなどと言うまい。スタンダードを主食として生きながらえてきた部族の三人が奏でる信じられない演奏だ。他に比べるものがないほどに不思議な風味を醸し出す。  このトリオのスタンダード作品は数多あれど、この一曲にとどめを刺す。
自然と導き出されたスタンダードのエッセンス
このアルバムの不思議な魅力は、このアルバムと向き合ったときだけでなく、日常の中にこのアルバムが溶け込んだとき、そのセンテンスが遠くから斜めから流れてきた時に、はっとするメロを持っている点に注目した。 それはキースの例のうねりが加味されたことにより、スタンダードの普遍的なラインの魅力が引き立つ瞬間があるからだろう。キースが彼の世界で曲を深く沈ませ、ある時ぐっと浮上させる瞬間があるのだが、そこに音楽の大きな引力、魔法のような恍惚感を描き出しているのだ。 例えば1「ソー・テンダー」などは、バーなど人間同士が会話している行間の中にスッと入り込んで、その場に佇み誰にも気付かれぬよう静かに輝きを振りまいてゆく。それに対しカンバセーション中の人間は無意識的に気持ちよさを味わってゆくだけだ。だがそれでいい。それこそスタンダードの力だと思うから。つまりスタンダードの良さというのは、音楽が日常に溶け込む最良の柔軟性、適合性をもつ点だ。スタンダードだけが持ちうる力をトリオが咀嚼し、微分、分解する中で、そのエッセンスが相対化され、より魅力が強調されたように再構築されている。その結果の素晴らしさは、特にキースの演奏には音楽の神が憑依するからなのか、まるでキース本人を通して、音楽の神がこの曲はあなただけに鳴らせるこんな方法で聞かせてみてね、というような導きで自然と、素晴らしい演奏になっている点だ。
jazz!?
スタンダード曲集第二弾。第二弾とは言ってもVol.1と同じ時にレコーディングされたもの。keithは、ソロだとジャズともクラシックとも違う感じだけど、トリオ(ピアノ、ベース、ドラム)の演奏は、ジャズっぽいです。
しっとりした色のジャケットもいいですね
 名は体を現わす、ではないですが、ジャケットの落ち着いた微妙な色調が、演奏の一端を表していると思います。Vol.1を、朝に聴いた時にびっくりするほど爽やかな「風」を感じたのですが、Vol.2の方は、じっくりと沈潜した空気を感じます。最後の「I fall~」、旋律をあまりいじらずに弾くピアノがじわっと沁みるんですよ。
現在のトリオの原型はVol.2にあり
既に名盤としての評価が定着しているのが、キースジャレト・トリオのスタンダースVol(1)、(2)であり、特に(1)がその誉れが高い。コード進行を延々と繰り返しながら深くインプロヴィゼーションプレイに没頭していく(1)と比較すると、リリカルなバラードナンバーが多いこの(2)は、その分聴き易い構成となっている。スリルには多少欠けるかもしれないが、難解さやくどさのない分キースのメロデイとピアノの美しさをストレートに味わえる。私は(1)(2)両方を同時購入したが、(2)の方を聴くことが多い。 p 奇しくも同じく一日で録音されたビルエバンスのトリオ作二枚--ハウ・マイ・ハート・シングスとムーン・ビームス--とスタンダーズ(1)(2)は、曲も二曲ダブっていて、共通点が多い。しかし、キーストリオの方が緊張感やインタープレイの濃密度において、明らかにエバンストリオを凌駕している。コード反復によるインプロビゼーションの進展を半ば放棄したかに見える最近のキース・トリオの演奏形態は(1)より(2)に近いと言えるだろう。 p 10数年前に買った西ドイツ製のCDは音質において本日本製のものを上回っているように感じる。それと、CDカバーの色合いやデザインにおいても両者は微妙に異なっている。一体どちらがオリジナルに近いのだろうか?



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   慢性疲労症候群という聞き慣れない病気のため、しばらく活動を休止していたキース・ジャレットは1998年録音の本作によって見事に復活した。自宅のスタジオで録音したソロ・ピアノ集。曲は<6>のメドレーの後半に自作を配している以外はすべてスタンダード&トラッド。それまで部分的にソロ・ピアノでスタンダードを演奏することはあっても、本作のようなソロ・ピアノによるスタンダード曲集というのは、キースにとってこれが初めてのことで、その点でも特筆すべき作品。
   アプローチはいたってシンプルで、いかにメロディの美しさを伝えるか、その一点に心血を注いでいるかのような演奏だ。変わったアレンジで驚かせてやろうなんて下心は微塵もなく、誠心誠意、原曲の美しさを際立たせる純真無垢なプレイに徹している。この曲、こんなに美しい曲だったっけと感じ入る瞬間が何度も訪れる。すべてゆっくりしたテンポの演奏。バラード集といっていい内容だが、単なるバラード集ではなく、そこには敬虔(けいけん)なムードに包まれたキースならではの世界がある。(市川正二)

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クラシック嫌いのピアノ好きな人へ
ソロコンサートではインプロ(即興演奏)で知られるキースジャレットのジャズスタンダードです。 ピアノの美しい音色がスピーカーから、ポロポロとこぼれ落ちてきます、 一つ難点は、キースジャレットが音楽の世界に入り込んでしまい、あー、うー、と唸るんです、しかも、それがきっちり録音されています、、、、 プライベートスタジオ録音なので、多分スタインウェイ(スタンウェイ?)かと推測します、 クラシックのような超絶技巧はありませんが、キースジャレットが自分自身で楽しむかのように、 ピアノの美しい音色をひきだしています。
紡ぎだした珠玉の単結晶のごときメロディ
キース・ジャレットの名盤群の中でも最高傑作。5 - 7分程度のスタンダート曲が淡々と演奏されていきますが、自宅での録音であるためか、または病気療養中であったためか、いつもの唸り声も聞こえません。しかし、その演奏の精神状態は内的にとてもintensiveなものであることが、それぞれの曲のメロディの訴えかけてくる強さから分かります。Blame It on My Youthはライブ盤のものよりさらに美しく、青春を回顧させます。Shenandoahは訥々とでも激しく新たにチャレンジする勇気を与えてくれます。何度聴いても、心が和らぐと同時に、希望を与えてくれます。これを聴いて育った私の幼い子供ももうすぐ6歳。今は3人めの子供がこのCDを聴くと、なぜか機嫌が良くなります
時には静かに
畑違いの人間が書くレビューです。 普段はこんな種類の音楽を聞く人種ではないのですが、ジャケットの素晴らしさに引かれてこのCDを買いました。 1曲目の音が流れてきた時に、周囲の風景が急に静かになるのを感じました。 心にしみ込む、この音色はいつも聞いている音楽とは別の興奮を届けてくれ、いつまでもその音に体を委ねたい様な気持ちが沸き起こりました。 世の中にはまだまだ素晴らしい音があることを教えてくれた1枚です。
ピアノの音が他のアルバムと違う
難病復帰からの第一作。第一印象は「ピアノの音が違う」だった。おそらくヴェゼンドルファーと思われるピアノからは、まったく装飾というものを払拭した「素」の美しさが出ている。静かな静かな作品。
キース個人と向き合ってしまう、恐るべしプライベート作
ç"Ÿãã¦ã¦è‰¯ã‹ã£ãŸã€ã¨æ­»ãªãªãã¦è‰¯ã‹ã£ãŸã€ã¯ã ã„ぶ違う。ワタクシも大ç-...ã-たのでよくわかるのだが、前è€...は自然にほくそç¬'ã‚"でã-まうような脳天æ°-さがあるが、後è€...のそれはなã‚"つーかå†...省的で言è'‰æ•°å°'なくなってã-まう。どã"かç"Ÿãã¦ã„ã‚‹ã"とに畏れã‚'感じる心が育つものである。ã"のアルバムにいるキースジャレットはあのウググググギーオーダダーのタコ踊りのãƒ"アニストではない(ã'ã-て否定ã-てるã‚"じゃないã‚"ですよ)ãƒ"アノの音もヨーロッãƒ'の大è-堂で天上から降ってくるæ°'晶のようないつものECMではない。ちょっと古くさい趣å'³ã®ã‚¤ã‚¤å°ã•めのリãƒ"ングダイニングで弱ã€...ã-くç-...衣にガウンã‚'ä¹...ã€...に脱ぎæ"¾ã¡ã€è¿Žãˆå...¥ã‚Œã¦ãã‚ŒãŸã‚­ãƒ¼ã‚¹ãŒã€Œã„ま、ã"ã‚"ななã‚"だ」とおもむろに弾きはじめた、という感じ。驚ã!ã»ã©ãƒ-ライベートな音になっています。çª"のå¤-の銀杏は最後の一枚がåŒ-風に吹き飛ばされそうだã-、採å...‰ã®æ‚ªã„室å†...の濃いい影がキースの表æƒ...ã‚'よりはかなくさせているã'どå±...心地は悪くないと言うか、ç' ç›'にああ!よかったね、と言いたくなる雰囲æ°-。ã"れã‚'リアルタイムに知っていたらどれだã'感動ã-たか、と思うとé...れてきたキースファンとã-て残念です。(そう、いまではすっかりå...ƒæ°-でキイキイいったり悪æ...‹ã¤ã„ているらã-いではないか)マイルスの復帰作Man with the Ho nはè¶...イケイケで「それでも俺に付いてã"い!」的強さが漲っていますが、ã"ã"でのキースは観客もお仕事もでもなく、いつになく小さな声で独り言ã‚'言っているようです。それにã-てもスタンダードのè¶...有名曲がã"ういう響きになるとは弾きæ-¹ãªã®ã‹ãªã‚"なのか?ãƒ"アノも奥が深いっす




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スタンダーズ最初のジャパン・ツアー
1985年2月15日、東京厚生年金会館ホールでのライヴ。オリコンのデータベースの説明文に2月25日とあるのは間違いである。スタンダーズが日本で行った最初のライヴは、1985年2月5日東京郵便貯金会館が最初で、キースが日本で開いた73番目のコンサートにあたるのだが、このDVDは81番目のライヴにあたる。この時のジャパン・ツアーは全部で12回ライヴをしていて、この演奏は最後から4番目のものだ。 1945年5月8日生まれのキースはこの時40才になる直前で、スタンダーズとしても一番イイ演奏していた頃だと思う。ただ映像作品として観るとカメラワークが今一歩な感は否めない。簡単に言うと定点設置のカメラばかりで、動いてスタンダーズに肉薄していない。なんだかとってもシロウトっぽいカメラワークである。 キースも若いがゲイリー・ピーコックが若い。DVDでこんなに若いピーコックが観られるのはこの作品だけだろう。後半に行くほど好きな演奏だ。でもどの辺が『完全版』なのかよく分からない。ある意味不可思議なネーミングだ。『ラスト・ソロ』ほどではないが。
躍動するスタンダーズ
 このコンサートがあった年だったか?今はもうない六本木WAVEがオープンした。それから少し経って、本作のレーザディスクが発売されると、WAVEのジャズヴィデオコーナーの仕掛けにこの作品が仕込まれ、スイッチを押すと、キースが右足をいたずらっぽく上げ下げして乗りまくっている場面が映し出された。うわっ、カッコいいなあ。  キースの映像といえば古くは、1976年頃だったか、当時ECMの日本代理店だったTRIOレコードの縁で(多分)TRIOステレオのCMに、キースのあの乗り乗り即興演奏(しかもあれは多分CM用だろう)の場面が使われていて、すごいんだなと中学生ながらも思っていたが、トリオで演るときも同じなんだなあ、と思ってしまった。(こんなところでTRIOのCMのキースを思い出すなんて。あんなレアな映像はもう二度と見れないだろうなあ)  ところで本作、Standa ds Vol.1, 2に心酔したファンが買い求めたであろうことは想像に難くない。私もその口だ。スタジオ録音とはまた少し違った緊張感が感じられ、十分楽しめる。キース40歳の頃の、スタンダーズの歴史を証明する素晴らしい作品だ。  
若きキース・ジャレットの輝き
以前のDVDが大幅にプライスダウンされて、予約価格では以前の半額以下となったので迷わず購入しました。20年近くも前のライブですが音声はPCM。画像は4対3なのでちょっと古いという感はまぬがれません。最近のキースの画像ばかり見ていたので、キース・ジャレット、ゲーリー・ピーコック、ジャック・デジョネットの3人の若々しい姿と彼らの音にびっくりします。 p あいかわらずキースは唸り、普通では考えられない姿勢でジャズを弾きまくっています。カメラでちょっと気になるのは彼の姿ばかりを追っていて鍵盤をあまり映してくれないことです。今までキースジャレット・トリオのCDしか知らない人に是非見て貰いたいDVDの一枚です。 p 曲リスト 1. アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー 2. イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー 3. レイト・ラメント 4. ライダー 5. イッツ・イージー・トゥ・リメンバー 6. ソー・テンダー 7. プリズム 8. ステラ・バイ・スターライト 9. ゴッド・ブレス・チャイルド 10. デロネイズ・ジレンマ 収録:1985年2月15日 東京・厚生年金会館ホール

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