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ジョー・ヘンダーソンの初リーダー作、というより、ケニー・ドーハム作曲の<1>によってファンに愛されているアルバムである。 ジョー・ヘン(ジャズファンは親しみをこめ、こんなふうに縮めて呼ぶ)は、62年にニューヨークに出て、ケニー・ドーハムのバンドに参加。翌63年に本作を録音した。その門出に際してドーハムが贈った曲が、この<1>だ。ドーハムとの2管で奏でるテーマがカッコよく、哀愁を帯びたメロディが印象的、さらにボサのリズムも快適ということで、この曲はたちまち人気曲となった。 人気曲だけあってアート・ペッパーをはじめ、J.J.ジョンソン、アート・ファーマーなど、いろいろな人が録音しているが、本作に聴かれる演奏が本家本元である。当時のジョー・ヘンは、新主流派の逸材として期待されていた。特有のウネウネとしたフレージングは後年に比べると控えめだが、新人らしく、元気はつらつのプレイを繰り広げる。 6曲中4曲がオリジナルで、特に<4>はその後多くのミュージシャンが取りあげる代表的オリジナルだ。(市川正二)
【くちコミ情報】
新主流派の実力テナーによる会心のリーダーアルバム
ハード・バップからモードへの転換期にデビューしたジョン・ヘンダーソンはウェイン・ショーターらとともにポスト・コルトレーンの1番手として期待され数多くのセッションにも参加している。密度があり、ダークで重厚なサウンドとモードを完全に自己のオリジナリティにまで高めたフレージングは他の追随を許さず、本家のコルトレーン以上にメロディアスで創造性豊かなソロを展開した。システマティックで歌心を持ったモーダルなアドリブは、60年代の新主流派のジャズに大きな貢献をし、競演者たちにも影響を及ぼした。ブルー・ボッサが有名だが、リコーダ・ミーにおける見事な語り口はすでに名人芸の域に達しており、当時やはり売り出し中であったチャールス・ロイドなどと比べると月とスッポンといえるほどのイマジネーションの差がある。僕自身1997年にニューヨークのブルーノートで生演奏を聴いたことがある。音の太さに反して、思ったより小柄なヘンダーソンではあったが、衰えを知らぬ演奏のパワーのすごさに圧倒された。彼自身の経歴としては、共演者としての印象が強いので、やや割を食っている感もあるが、もっと評価しなければならないミュージシャンの一人だといえよう。
「ブルー・ボッサ」の美しさよ
1963年録音。ジャズの名曲中の名曲、ケニー・ドーハム作曲の「ブルーボッサ」の初演。「トランペットはもちろんケニー・ドーハム。テナーサックスはジョー・ヘンダーソン。コルトレーン楽団に加わる前の若きマッコイ・タイナーの演奏も悪くない。ブルー・ボッサはスタン・ゲッツやマンハッタン・ジャズ・クインテットなど、多くのジャズメンが演奏している美しい曲だ。ブルー・ボッサ以外にヘンダーソンのオリジナル「アウト・オブ・ナイト」などもごきげん。60年代前半の「濃い」ジャズにうっとり。名手ルディー・ヴァン・ゲルダーの録音、リマスターも最高。(松本敏之)
いまさら誰もケチのつけようのない名盤
いまさら、誰もこの作品に異を唱えることはないだろう。と、いうジョーヘンダーソンの初リーダー作、「ページワン」。 歌心あふれるケニードーハムが、書き上げた「ブルーボッサ」は、名曲中の名曲と言えるだろう。 p そして、無名の新人ジョーヘンダーソンに深い愛情をこめていたというのがよくわかる。この「ブルーボッサ」があるがために、「ページワン」は名盤なのである、そう思っている。 p サポートしているドーハムはもちろん、マッコイタイナー(ジャケットには彼の名前が出ていない。)のピアノは、全編通して流麗に奏でている。全曲の頭の部分の彼の演奏を聴けばわかるだろう。 ブッチウォーレンの太いベース音が重厚感を出し、ピートラロカの軽快なドラミングが聴く者の耳をとらえて放さない。 p 後年の彼独特の゛ウネウネフレーズ゛は、控えめだが、そこがかえって新鮮に感じる。 p ケニー・ドーハム(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、マッコイ・タイナー(p)、ブッチ・ウォーレン(b)、ピート・ラロカ(ds) 1963年6月3日
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【くちコミ情報】
新主流派の実力テナーによる会心のリーダーアルバム
ハード・バップからモードへの転換期にデビューしたジョン・ヘンダーソンはウェイン・ショーターらとともにポスト・コルトレーンの1番手として期待され数多くのセッションにも参加している。密度があり、ダークで重厚なサウンドとモードを完全に自己のオリジナリティにまで高めたフレージングは他の追随を許さず、本家のコルトレーン以上にメロディアスで創造性豊かなソロを展開した。システマティックで歌心を持ったモーダルなアドリブは、60年代の新主流派のジャズに大きな貢献をし、競演者たちにも影響を及ぼした。ブルー・ボッサが有名だが、リコーダ・ミーにおける見事な語り口はすでに名人芸の域に達しており、当時やはり売り出し中であったチャールス・ロイドなどと比べると月とスッポンといえるほどのイマジネーションの差がある。僕自身1997年にニューヨークのブルーノートで生演奏を聴いたことがある。音の太さに反して、思ったより小柄なヘンダーソンではあったが、衰えを知らぬ演奏のパワーのすごさに圧倒された。彼自身の経歴としては、共演者としての印象が強いので、やや割を食っている感もあるが、もっと評価しなければならないミュージシャンの一人だといえよう。
「ブルー・ボッサ」の美しさよ
1963年録音。ジャズの名曲中の名曲、ケニー・ドーハム作曲の「ブルーボッサ」の初演。「トランペットはもちろんケニー・ドーハム。テナーサックスはジョー・ヘンダーソン。コルトレーン楽団に加わる前の若きマッコイ・タイナーの演奏も悪くない。ブルー・ボッサはスタン・ゲッツやマンハッタン・ジャズ・クインテットなど、多くのジャズメンが演奏している美しい曲だ。ブルー・ボッサ以外にヘンダーソンのオリジナル「アウト・オブ・ナイト」などもごきげん。60年代前半の黒人の「濃い」ジャズにうっとり。名手ルディー・ヴァン・ゲルダーの録音、リマスターも最高。
かっこいい不良っぽさ
この作品の内容はジャケットに象徴されています。 全体はモノクロで、冷たいコンクリートに寄りかかり ヒップなスーツを着たワルっぽいジョーヘン。 こういうの「かっこいい」と思ってしまうんです、僕は。 この作品、演奏は熱いんだけど空気感は、とにかくクール。 「額に汗しながらの熱演は暑苦しいんだよね」と 思っていたかどうかは定かではないけど、 感情的にならない、そのスマートな演奏スタイルは よく切れるナイフが放つ、冷たく鈍い輝きを思わせます。 ジョーヘン、ケニー・ドーハムの演奏中の「間」や マッコイのピアノ・バッキングがそういった空気感を醸しています。 ブルー・ボッサもいいけどリコーダ・ミーがよりクールか。 総合的にかっこよくて5つ星。ジャズ初心者の方にもオススメです。
初リーダーアルバムにして最高傑作!
2曲目のラ・メシャは私にとって究極のバラッドプレイだ。 そして6曲目のマイナーブルースでのジョーヘンのアドリブ3コーラス目の9、10小節目のラインの捉え方・・・・・・しびれたねぇ・・・。 このアルバムの中ではこの2曲が突出している。
まず聴いてみてほしい
信じられないことだが、録音は1963年とある。たしかに、テープヒスノイズが気になる。CDの裏にわざわざ「マスターテープに起因するノイズがある」旨のことわり書きがあるぐらいの。 p だが、楽曲は最高だ。いきなり「ブルーボッサ」で涙なしに聴けない名演(は、ちょっとおおげさ)だ。40年以上も昔の録音とはとても思えない。とにかくかっこいいのだ。全く古さを感じない。スタンダードとはそういうものだろう。まず聴いてみてほしい。ジャズが初めてでも、引きずり込まれ、のめり込んでしまうことは保証できる。こんな名盤がこの値段で買えるようになったのだから、長生きはするものである。
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【くちコミ情報】
あまりにも深くハートウォーミングなジム・ホールのプレイ
フリューゲル・ホルンの名手、アート・ファーマーによる1964年の作品です。メンバーはJim Hall(ギター)、Steve Swallow(ベース)、Pete LaRoca(ドラム)。 スウェーデンの民謡をジャズのフォーマットにあてはめたという異色の作品ですが、うっかり流して聴くと「ごく普通の作品」という感じです。でも、じっくり聴き込んでいくと何とも言えない深みと美しさをたたえていることに気がつくはずです。それを支えているのが、ギタリストのジム・ホール。テーマフレーズ以外はすべてがアドリブとはとても信じられないほど、1本のギターから生まれる豊かな表現力には相変わらず驚かされます。特に2曲目と3曲目のソロは逸品!派手なプレイをひけらかすプレイヤー、とかく大きな声の人間がもてはやされる風潮の中、ジム・ホールのあまりに深いフレーズは何回もの聴き込みを要します。こうした優れたサイドメンがいてこそ、アート・ファーマーのリリシズムが引き立つのです。 毎日、熱心に聴き込むというよりも、5年後、10年後、もう一度聴いてみたくなる名作です。
あまりにも深いジム・ホールのプレイ
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北欧の冷たく清涼な空気を胸いっぱいに
アート・ファーマーといえばギターのジム・ホール。透明感、哀愁を帯びたタッチが共通しているのか、共演アルバムも多い。64年録音のスウエーデン民謡集で、聴いたことのない曲ばかりだが、ファーマーのオリジナル曲集と錯覚するほど、メロディーがファーマーにぴったり。冬の寒い日の夕方、窓の外の雪を眺めながら聴いたらどうだろう?北欧の冷たく清涼な空気を胸いっぱいに吸い込んだ気になる。叙情派ベースのスティーブ・スワローの演奏も素晴らしい。(松本敏之)
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アート・ファーマーといえばギターのジム・ホール。透明感、哀愁を帯びたタッチが共通しているのか、共演アルバムも多い。64年録音のスウエーデン民謡集で、聴いたことのない曲ばかりだが、ファーマーのオリジナル曲集と錯覚するほど、メロディーがファーマーにぴったり。冬の寒い日の夕方、窓の外の雪を眺めながら聴いたらどうだろう?北欧の冷たく清涼な空気を胸いっぱいに吸い込んだ気になる。叙情派ベースのスティーブ・スワローの演奏も素晴らしい。(松本敏之)
スエーデンより愛をこめて
スエーデンの民謡をベースにアート・ファーマーがJAZZに仕立てた不思議な雰囲気を持つ傑作。ジム・ホールのギターと見事にマッチし、どこか日本の民謡と相通じる旋律がある。 ジャージーなJAZZに飽きたら、意外に星4つの逸品であることに気付く新鮮味がある。
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ベースがスティーブ・スワロウ、ドラムがピート・ラロカとなると、これは1965年のピート・ラロカのリーダーアルバム『バスラ』のジョー・ヘンダーソン抜きのトリオなのだ。スティーブ・キューンのこの時代の演奏はポール・ブレイ+ビル・エバンスといったところか。バップフレーズから離れ独自のフレーズを模索しているような感じである。 このアルバムは収録されている曲がメロディアスで良い。聴く前は小難しいピアノトリオなのかと思っていたが、前衛色はない。
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孤高のメッセージ
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