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【くちコミ情報】
ホロヴィッツに迫る演奏
何とも安定感のある地に足の着いた演奏でる。テクニックもすばらしく難曲をものともせず 弾ききっている。オケとのバランスもよくいささかのぶれも無い一体感に安心して聞き入る ことができる。ラフマニノフの3番は構成が複雑で生半可なテクニックや解釈ではこの曲を かえって退屈なものにしてしまう。映画シャインで有名になったとはいえ2番に比較して ポピュラーでないのはそういったところも影響していると思う。 ホロヴィッツ、特に1978年のオーマンディとの演奏はその情感と起伏のある表現力で 心に突き刺さり、極限に追い込まれたぎりぎりのバランスを表現するこの曲の一つの 究極的な解釈であるのに対し、ブロンフマンは圧倒的、現代的なテクニックをベースに 豊かな広がりのある世界を演出し、新たな解釈を予感させられる。演奏の完成度、表現の 深みではホロヴィッツに劣るが、前出の演奏時、ホロヴィッツは70歳を過ぎている。 この先のブロンフマンの進化に注目したい。
久しぶりに魂を揺さぶられた!
ラフマ3番はホロヴィッツに止めをさす、と思ってましたが、 最近某動画サイトでブロンフマンが来日したときのラフマ3の 演奏をみました(ゲルギエフ&ウィーンフィル)。 驚愕でした・・・。ただうまいわけだけでも、迫力があるだけでもない、 本当にひさしぶぶりに鳥肌がたつ魂をゆさぶる演奏でした。 (カツァリスのショパン以来かなぁ・・・いやそれ以上) アンコールでのスカルラティやショパンも素晴らしかった。 誰だ?このピアニストは?というわけで本盤を購入。 間違いなく歴史に残るピアニストになるでしょう(多分)。
やっと見つかりました。
2004年のウィーン・フィルの日本公演でラフマニノフのピアノ・コンチェルト3番をテレビで見て感激し、早速申し込みました。 演奏は1990年の演奏でテレビで見た演奏より14年前の演奏で若々しいけれど、天才肌の超絶技法は当時からすばらしく、やはりブロンフマンはすごいということを実感しました。 日本公演のほうはライブなのでCDよりも少し迫力があり、また年齢を重ねて円熟味もあったのでかなということで、★4つ。
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これは美味しい!もの凄く美味しいワーグナーだ!一流シェフの豪華絢爛で栄養タップリのフルコースディナーを食べたような満足感でいっぱいです。(食材も一流、料理の腕も一流、ついでに録音も一流) p ワーグナーの猛毒満載?こんな旨い猛毒なら毎日食べても大丈夫。これはクセになりますぞ。クレンペラーシェフご馳走様!松坂牛の肉汁タップリの分厚いステーキ(のようなワーグナー)は本当に旨かった。 p カラヤン、ベーム、クナ、ショルティ、マゼール等様々なアルバムと出会ったが迷わずワーグナー曲集の一推しにあげときます。
ゆるぎない自信と確かな演奏
20世紀を代表する大指揮者オットー・クレンペラーが、手兵ともいうべきフィルハーモニア管弦楽団と録音したワーグナーの名演奏。 p クレンペラーはマーラーの薫陶を受けた、ドイツ・ロマン派の正当な流れを汲む指揮者として有名。悠揚迫らざる演奏には定評がある人物だ。その彼にとってワーグナーは最も得意とする作曲家だが、中でも『ニュルンベルクのマイスタージンガー』前奏曲は一聴に値する。 p 誕生間もないオーケストラからオルガンのような透明感ある音を引き出し、最後までゆるぎない自信とともに曲を進める手腕はこの人ならでは。「頑固者」とも「不器用」ともいわれた職人の、確かな演奏だ。
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「大地の歌」では絶賛しましたが、フィルハーモニア管弦楽団はクレンペラーの時代から とにかく響きが硬い。それでなくてもシノーポリはレントゲン技師のような解釈をしてきた人なので、 ほとんどのマーラーは硬く肩が凝る演奏です。 しかし、この5番だけはすーっと入ってくる演奏です。
「奔流」と「理詰め」の絶妙なマッチング
ジュゼッペ・シノーポリ(Giuseppe Sinopoli)は、存命していれば21世紀のクラシック音楽界の風景を大きく変えたであろう逸材です。戦後の1946年イタリアのヴェネチア生まれ。ユダヤ系移民と言われますが、天才肌の音楽家です。2001年4月20日に演奏中、心筋梗塞で倒れ不帰の人となりました。 本盤は1985年1月ロンドンの教会での録音ですが、残響が豊かでマーラー特有の音の「奔流」が存分に味わえます。1904年のマーラー自身による初演もケルンの会堂でしたから残響はもしかすると当時も意識されていたかも知れません。 演奏そのものはシノーポリらしい分析癖、「理詰め」が随所で感じられ、あらゆる音が明瞭に再現されますが、それをうるさく感じさせないのは、この残響効果との絶妙なマッチングゆえかも知れません。激しいダイナミズムと腺病質なリリシズムが常に交錯しますが、見事な統一感は保たれ堂々とした名演です。シノーポリの抜群の才覚を知るうえでも必須の1枚だと思います。
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