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ツィマーマン(クリスティアン)(演奏) ブラームス(作曲) バーンスタイン(レナード)(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)  
¥ 1,800(税込)
¥ 1,709(税込)
通常24時間以内に発送
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クライバー(カルロス)(指揮) ブラームス(作曲) バイエルン国立管弦楽団(演奏)  
¥ 3,780(税込)
¥ 3,370(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:25500位  
カスタマーレビュー数:3

くちコミ情報
悲しいくらい、素晴らしいブラームス
大学生の頃、友達から「コンサートのチケット、余ったから買うてくれへん?一万円でええ」と言われ、「高っかいなぁ~。ベートーベンの4番と七番?『運命』ならともかく、そんな曲知らんがな!!」と明らさまに文句を言いつつ、「貧乏」な下宿生の私は、非常に嫌々ながらそのチケットを買ってやった。 p しかし、大阪・フェスティバル・ホールで聴いたその演奏会は、心の底からぞくぞくする、しかも「また聴きたい!」と思わせるものだった。当時の私は、いわゆる「J-POP」しか興味のない大学生だったのに・・・。 p それから「一流」「有名」と言われるクラシックの演奏会に、足を運ぶようになった。しかし、どの演奏会に行っても、あの時聴いたようなようなわくわくするような感覚に巡りあえない・・・。「自分の感性は磨り減ってしまったのだろうか?」と、二十歳前後の私は、本気で悩んだ。 p その理由がわかったのは、その「チケットを買ってやった」事件から、10年後である。 p その演奏会の指揮者は「カルロス・クライバー」だったのだ。 p いきなり桁の違うものを聴いてしまった私は、それ以外のものを受け付けなくなっていたのだった。今思えば、「とても、まともな感性」と言える。 p そのクライバーが指揮者としては、若くして亡くなってしまったのが悲しい。ああ、カルロス!!私も叫びたい。
映像でみることのできる最晩年のすがた
1996年クライバーの映像でみることのできる最晩年の勇姿であろうと思われる。私が衛星放送を録画したものからみるかぎり、その流麗な指揮ぶりと音楽性は一層深みをましているかに見える。こうした映像をみるとベートベンの第九とかモーツアルトの40番シンフォニイとかいろいろな曲をききたくさせる指揮者だった。心よりご冥福を。
独自の美的世界
ユニバーサルクラシックスのHPによると,このDVDは,1996年10月 ミュンヘン、ヘルクレスザールにおけるライヴ収録(クライバー指揮 バイエルン国立管弦楽団)で,ブラームス4番のほかに,モーツァルトの交響曲 第33番,ベートーヴェン序曲《コリオラン》が収録されている模様である。 クライバーには独自の美的世界があった。90年代に入ってからの彼は,もともと少なかった指揮回数がさらに減り,かつてに比べると精彩を欠く演奏も少なくなかったようである。が,それでも,海賊版で聴く限り,ブラームスはいうまでもなく,モーツァルトの33番も,他の指揮者とは全く異質のスタイリッシュな演奏になっている。そんな演奏をやっと映像で見られるのは幸せなことである。



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ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番ニ短調
ツィマーマン(クリスティアン)(演奏) ブラームス(作曲) バーンスタイン(レナード)(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)  
¥ 2,039(税込)
¥ 2,460(税込)
ジャンル内ランキング:95116位  
カスタマーレビュー数:4

くちコミ情報
ピアノの音質は、確かに微妙
最近、ツィマーマンのピアノ、サイモン・ラトル指揮、ベルリンフィルの録音が出て、そのライナーノートに興味深い記述がある。多少長いが引用する: ウィーンでの録音条件は理想とはほど遠いものだった。「イタリアからピアノを運ぶつもりだったトラックが事故に巻き込まれたため、ピアノ協奏曲第1番を録音するために、私は自分が求めていた楽器を得ることができませんでした。結果的に私の目の前に置かれたピアノは、モーツァルトには適していたかもしれませんが、ブラームス向きではなかったのです」。その上、録音と同時にビデオ製作も行われたため、コンサートホール全体が音響効果に影響を与える材質でおおわれた。 確かに、「言われてみると」、全般的にピアノが鳴りが細く、特に高音側に違和感を感じた。また、ホールトーンがデッドになっている。そういった問題はラトルとの共演では排除されているが、言われなければ果たして気づいたかどうかというレベルと思う。 音楽としてはどうだろうか。ラトルとの共演は演奏は完璧で非常にクールな印象を受ける一方、このバーンスタインとの共演では、若さのようなものを感じ、また、どうもバーンスタインに弾かされているような印象を受けなくもない。 どちらか一方と言われれば、録音の良さとクールさで、ラトル盤が0.5票くらいの差で勝ちだと思う。
ピアノは完璧、オケがやや鈍いのが難点か。
バーンスタイン指揮のこの曲の録音としては、グレン・グールドとの共演盤が有名でした。そのときはグールドに根負けする形で非常にテンポの遅い演奏になったのですが、この録音はグールド盤以上に遅くなっているところが面白いです。しかしツィメルマンのピアノが非常に歯切れがよく、特にフレーズの終わりをすっきりと切って明快に弾いているので、テンポが遅くてもダラダラ間延びすることがありません。フィナーレなども決して速いテンポではないのですが、フレージングの工夫だけで前へ前へと出る力強さを感じさせています。これはさすがだと思います。 一方、オーケストラはウィーンフィルの悪いところが出てしまっているように思います。フレーズの入りが揃わなかったり(溜めすぎて遅れることが多い)、弦楽器のボウイング速度が遅くフレーズの終わりが不明瞭になるなど曖昧な箇所が多いです。また、常にもっさりとした重さ・鈍さが取り付いた雰囲気で、ナイフのような切れ味のピアノとは表現の方向性が異なっている点が惜しいと思いました。バーンスタインは独特の推進力を持った指揮者でしたが、さすがに老いを感じさせます。
若きツィマーマンのブラームスとの邂逅!
私とツィマーマンとの出会いは、1975年のショパン=コンクールだった。当時中学生で、ショパンに傾倒し始めた頃で、ポーランド国民の熱狂的支持を得てコンクールで優勝したツィマーマンとの出会いは、忘れることができない。 p そんなツィマーマン贔屓のおかげで、ブラームスと出会うことができたのかもしれない。繊細華麗なショパンに対して重厚と言われるブラームスであるが、若き日のエネルギッシュな作風とツィマーマンの激しいまでに若々しい演奏が相俟って、聴く者の心を捉える。繰り返し聴き返している名盤である。
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グールド(グレン)(演奏) バッハ(作曲)  
¥ 1,680(税込)
¥ 4,500(税込)
ジャンル内ランキング:1745位  
カスタマーレビュー数:45

くちコミ情報
グールドの鼻歌が気になる
この再演の素晴らしさについては、40件を超えるカスタマーレビューに詳しいので蛇足を省くとして、演奏中のグールドの声については1件のレビューにおいてしか触れられていないのは、不思議だ。実は、この声が耳につく。ピアノよりも声のほうに注意が向いて、うるさく感じられるときもある。デジタル録音だから、この声を消せないものかと思うほどだ。臨場感があっていいと感じられる人もあるかもしれないが、私には耳障りな鼻歌に聞こえるのです。
グールドの軌跡…。
グレン・グールドを語る上で欠かせない人物がいる。それはJ.S.バッハである。グールドは生涯バッハの音楽とは何か?を模索していた。そしてその答えが今回のゴルトベルク変奏曲にある。おそらく彼にとってバッハの音楽とはチャレンジであり、人生そのものであったに違いない。そうでなければ、ゴルトベルク変奏曲を二度録音するという事はなかったであろうし、グレン・グールドという名は世界的に知れ渡る事はなかったであろう。そういった意味ではグールドを有名にしたのはバッハであり、バッハのゴルトベルク変奏曲を有名にしたのもまたグールドであったといえる。今回の新録音である当アルバムはそんな二人の天才の物語が永遠に語り継がれるであろう記念碑的なものである。
二つのゴルトベルクは混ざり合い心の中の一番奥にしまわれる
グールドはゴルトベルク変奏曲で現れ、ゴルトベルク変奏曲で逝った人である。そのグールドのどちらのゴルトベルク変奏曲が優れているかなどを考えることははっきり言って得難いすばらしい感動を半分でやめてしまうに等しい愚行だ。両方を一生涯所有し、その素晴らしい演奏の及ぼす効用と癒しを感受するのが正しい選択だ、と僕は思う。 最初のゴルトベルク(1955年6月)。 長い長い沈黙と暗闇の向こうに鳴っているこの音楽は、ハンニバル・レクターが大きな鉄格子の隔離から脱出するシーンでも流れている。あれは、間違いなくグレン・グールドの手によるものだ。時々、グールドの唸り声が混ざる演奏を聴けば聴くほど、この曲はまさに彼のためにあったのだと思えてくる。 彼の声というのは何となく悩める者たち、抑えきれぬ憤怒に己を抑えられぬ者たちの声のように聞こえてくる。怒りも悲しみも全てそこに混ざり、癒される為に広げられたような錯覚を僕は覚える。 最期のゴルトベルク(1981年4月・5月)。 弾けんばかりの演奏は最初のゴルトベルクをかき消さんばかりの演奏である。既に持っている最初のグールドのゴルトベルクという概念は、この新しく深化した解釈と融合し、心をより強くなるように誘導してくれる。最初の演奏よりずっと長いこの演奏は音もはるかにクリアで深い傷を少しずつ癒していく感じだ。クリアな傷にクリアな音。二つのゴルトベルクは混ざり合い心の中の一番奥にしまわれる。 いずれ劣らない僕には不可欠の演奏だ。 どちらも一生のうちに何千回と聴くだろう。この2つのゴルトベルク変奏曲を一生聴くことがない人生は、生涯所有し聴き続けられる人生より不幸だ、と断言しよう。
スタンダード中のスタンダード♪
小説『羊たちの沈黙』で、レクター博士が逃走の直前、静かに聴いていたのがグールドのゴールドベルクである。 グールドのゴールドベルクのスタジオ録音盤は2種類ある。 若き挑戦者の『攻撃は最大の防御』的な戦法ながら、今日の視点から見ると意外とスキだらけの初録音盤とは異なり、この再録音盤は、攻守とも最高級の芸術品である。チャンピオンの貫禄。 では、レクターはどっちを聴いていたのか?それは読者の想像に委ねられる。 さて。この曲に関して、私は先にP.ゼルキンやシフの録音(2人とも初録音の方)を聴いたのだが、実にツマラナイ曲だと思った。 しかし、3番目に当録音を聴いて、一気に面白い曲だということが分かった! 不思議なことに、グールドを踏まえて、シフやゼルキンの録音を改めて聴くと、彼らのやっていること、やりたいことがよく解るようになっていた。 私の耳が鍛えられたというよりも……。 呪縛。彼らにとって恐らくグールドの再録音盤は呪縛だったのだろう。 グールドが引きずり出して見せた、この曲に潜む魔力には抗えないが、グールドを越えるのは至難の技。 それに、亜流と呼ばれたのでは意味がない!ならば、俺はどう弾く? もがくような思いが彼らにはあったのではないか。 (今では彼らも、独自のゴールドベルクを奏でているのが嬉しい)。 現代の若手にとっても、この曲を弾く際、意識せざるをえないスタンダード盤である。 シェプキンやシュタットフェルトの爽演も、グールド抜きには語れまい。 なお、同じ演奏のDVDも出ているので、興味のある方はそちらもどうぞ。 映像版を基本として部分的に録り直しをしているのが当録音のようだ。 録り直しと言っても、例えば、身振りでピアニシモを表現した箇所を、音だけのピアニシモに込めたりするような意味合いの修正。 身振りのピアニシモ+音のピアニシモだと、クド過ぎる…という判断らしい(笑)。
天才グールド究極の名演奏!
私はクラシック音楽を10年以上聞き続けてきたがグールドのゴルトベルク変奏曲ほど衝撃的で心を揺さぶるピアノ演奏はいまだかつて聞いた事がない。とにかく聞き手はひたすらグールドの指先から奏でられる魔法の音ひとつ、ひとつに圧倒されるのだ。そこには難しい音楽的知識など一切不要だ。ただ純粋に音を楽しむ。そう気付かせてくれる究極のアルバムである。



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カスタマーレビュー数:1

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実に緻密なブラームス
ミュンシュの燃え尽きるような情熱的な演奏がよく聴かれますが、一方でこのような緻密な演奏もぜひ聴いてみたい。それは精密機械のようなのとは異なり、心を実に細やかに揺さぶる、言わば繊細な緻密さとでも言うのでしょうか。聴き終えた後、実に爽やかな印象を受けるブラームスの第1番です。



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¥ 2,500(税込)
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通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:89998位  
カスタマーレビュー数:2

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ほんもののブラームス!
重心の低い安定感のあるベートーヴェン、ブラームスである。現在、こういうまともな演奏にはトンとお目にかかれなくなった。それだけでもティーレマンの存在は貴重である。 『エグモント』の冒頭がこれだけ充実した響きを奏でたことは久しくないと言う気がする。全体的には閃きや、驚かされるところは一つも無いが、安心してベートーヴェンを堪能できる。 メインのブラームスはスケールの大きさは特筆できる。ブラームスが軽薄なイケイケになっては困るのである。テーマの終結部分がリタルダンドによって閉じられるところなど往年の巨匠風。梃子でも動かぬ頑固さが、新鮮さを犠牲にしてでも音楽を生かしたと思える。 モーツアルトの『レクイエム』も近年稀に見る正統派の名演だったが、本ディスクも十二分に価値があろう。あとは『ドイツレクイエム』をお願いしたい。
本来のドイツ音楽の伝統を受け継ぐ演奏、、、でも、、、
今秋、ミュンヘン・フィルとの初来日でも 演奏する予定のブラームス交響曲第一番の 登場である。 かつてのフルトヴェングラーや 若い頃のカラヤン、ヨッフムといった ロマン主義の香り漂う、戦前の巨匠達 の演奏を思い起こさせるような堂々とした 名演である。 とくにベートーベンのエグムント序曲、、、 これを凡庸な演奏で聴くと、もう騒がしい だけで、中身のないうんざりする代物に なりかねないが、実に立派な演奏、 ティーレマン恐るべし。 で、肝心のブラームスのほうといえば、 あまり奇をてらわず独、墺の交響曲は こう演奏して欲しいなと我々が思い描く ような、まさに典型的なロマン主義的 演奏といえるが、、、 たった一つ、フィナーレにおける 例のコラールに続く歓喜のメロディー があまりにさりげなさ過ぎて、星ひとつ 減点である。 ここは、いままで閉じ込められたエネルギーを 開放して、感動的に盛り上げてもらいたい とこなのだよ、、、個人的にはここで すか〜〜〜っと開放感と喜びにあふれて 感激できないとね、だめなんだよね。 そのせいなのか、、、竜頭蛇尾の感を 免れない、ちょっとばかり残念な演奏だった。 日本では、もっとガツンとやって欲しいね。



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ブラームス:交響曲第1番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏) ブラームス(作曲) カラヤン(ヘルベルト・フォン)(指揮)  
¥ 1,800(税込)
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ジャンル内ランキング:74401位  
カスタマーレビュー数:3

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ハイドンの主題による変奏曲もすばらしい
このCD、もちろん第1番が目玉ではあるのですが、一緒に収録されているハイドンバリエーションも素晴らしいです。 最初、静かな主題の提示から始まり、次々と変奏を重ねながらフィナーレの荘厳な演奏へとつながっていきます。リズムは終始、安定していて、それが重厚感を支えているのですが、聴いていくにつれ、胸の高まりを抑えることができません。是非、聴いてみてください。 第1番も、もちろんカラヤンーベルフィルの名に恥じない堂々たる演奏です。期待を裏切ることはないでしょう。弦楽器の響きが素晴らしいです。また、時間があったら、ちょっと古い録音ですがカラヤン全盛期の1969年録音版と聞き比べてみると面白いでしょう。でもとにかくお買い得のカップリングといえます。
スケールの大きい楽曲を見事に再現したアルバムです
ブラームスの交響曲第1番といえば、ベートーヴェンの交響曲第10番といわれることもあるスケールの大きい交響曲であり、やはり良いオケで迫力ある演奏を聞きたくなります。迫力ということでいえば、新しく誕生したパリ管とミュンシュのアルバムが、その意気込みもあり素晴らしい演奏を聞かせてくれます。良いオケといえば、やはり、ベルリンフィルとカラヤンの組合せで聞きたくなります。87年の録音ですが、カラヤンらしい1音1音まで緊張感を漂わせた指揮ぶりで、ベルリンフィルも管弦楽器を中心に非常に響きのある音で応えており、この曲の持つ雄大なスケールを遺憾なく再現しています。ブラームスの1番が好きな方には是非、お奨めしたいアルバムです。
カラヤン=ベルリンの重厚感
☆私は何年も前から、結婚披露宴の入場場面にはこの曲の冒頭を使いたいと考えていた曲です。(披露宴の入場にはちょっと暗いのでは?という意見もありましたが、押し切って使いました。(笑))カラヤン=ベルリンの弦の重厚感をぜひ聞いてほしいです。



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演奏家が作曲家よりも重要だった時代の最後の演奏家の名演
ハイフェッツの演奏はハイフェッツの音楽ですね。 スピード感溢れる濃密な音の切れ味良いパッセージ。ハリウッドの黄金時代を思わせるような紳士的な折り目正しいエレガンス。とにかくそのスタイルに酔っちゃう、という演奏です。 でも、ハイフェッツ以後の名演と較べると、作曲家の真の音楽性や曲の内容よりも演奏家のスター性やスタイルが大きく扱われていた時代のものでしょうね。(今の時代でもムターとかアルゲリッチはかなりこのタイプに近いですけどね) チャイコはハイフェッツのスピード溢れる推進力が素晴らしい直線的な演奏。フレージングの切れ味などが正に名人芸で表現に幅を持たせていると思います。それでも、今の時代の名演に聴かれる全方向に広がる芳醇さや豊かさなどは皆無ですね。でもハイフェッツを聴く人にはそんなのは無意味です。なんせ、彼のスタイルに酔うのが目的なので。笑 このチャイコを決定盤と推す人がいるのですが、個人的には全然そうは思いません。ハイフェッツの代表作には変わりはありませんが。 逆に私はブラームスの方が、ステキな演奏をしていると思います。表現豊かな節回しが第二楽章を中心に上品で豊かな音楽を展開しうっとりさせるものがあります。さすがはブラームス。ハイフェッツでも濃厚な音楽を展開させるのですね。 ライナーもハイフェッツ同様、真っ直ぐで品ある演奏で変に迫力や情熱で崩壊する事も無く安心して聴いていられます。ま、この時代はそういうスタイルが米国を中心に求められていたのではないでしょうか。ハリウッドの黄金期のスタイルと重なる所が多いです。 ヴァイオリン協奏曲好きとハイフェッツ好きは聴いておくべき演奏でしょう。 録音もこの時代のものとしては非常にクリアです。
米国直送の方が
曲だけを楽しむなら、全く同じ物が米国版で1000円以下で在るので、そちらを買った方がお得です。録音に違いがあるなら別ですが。
音がいいのに驚き!
1955年、57年と古い録音にもかかわらず音が綺麗です。 ハイブリット化ってすばらしい技術だな〜と改めて感じました。ヴァイオリンの音はクリアだし、 オケの伴奏も鳥肌もの。 演奏については私はハイフェッツ馬鹿なので文句のつけようがありません! 何を弾いてもハイフェッツはハイフェッツなんですね。澄んだ湖のように透明でピンと張り詰 めていて、その音は甘すぎないのに聴いているとゾクゾクしてきます。 そういうわけでこのCDはハイフェッツを知らない人でも一聴の価値ありです。ヴァイオリンっ てこんなに綺麗な音を出す楽器なんだと驚くことうけあいですよ!!
ブラームスこそハイフェッツらしい
 チャイコフスキーは名演だということになっているから、ここではあまり言及されることのないブラームスの協奏曲について是非一言しておこう。ブラームスは一般的に情熱系の女流ヴァイオリニストによって弾かれるものが評判がよいようだ。あるいはオイストラフのような格調たかい演奏もある。きっとそれらの演奏を知っているひとは、このハイフェッツの演奏は、そっけない、スケールの小さい演奏に聴こえよう。それは音楽の何たるかを知らないのである。テクニックや情感をひけらかさない、スタイリッシュな演奏こそ、曲の魅力を十分に引き出す演奏スタイルなのである。そしてこの流儀は、原曲が十分に優れていないと逆につまらなさを強調することになりかねない。  「上等の酒は水のごとし」この言葉を地で行くハイフェッツの洗練された美意識こそ、現代のわれわれは受け継ぐべきではないだろうか。もう子供だましの派手な演奏はたくさんだ。



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89歳のルービンシュタインの水々しさ−−イスラエル・フィルの演奏には不満
 この演奏は、ルービンシュタインが89歳の時の演奏である。(ルービンシュタインは、この録音が行なはれた年(1976年)に引退宣言をして居る。)聴いて驚かされるのは、ルービンシュタインのピアノの水々しさである。特に第一楽章の中間部の水々しさには、はっとさせられる物が有る。ミスタッチが有るのは仕方が無い事だし、第三楽章で、弾き方が乱れるのも仕方が無い事だろう。それでも、ルービンシュタインの演奏は、十分、感動的である。  その一方で、イスラエル・フィルの演奏は、非常に不満である。1990年代後半からメータ指揮のイスラエル・フィルの演奏会に足を運び、メータとイスラエル・フィルのファンと成った私としては、この録音に聴く1976年のこのイスラエル・フィルには、当惑を覚えずに居られない。これが、本当にイスラエル・フィルなのか?と思はされる程である。特に、これは、録音のせいなのかも知れないが、「弦のイスラエル・フィル」が、1970年代には、こんな音を出して居たとは、驚きである。メータの指揮も全く感心出来無い。特に序奏のテンポは遅すぎて緊張感が全く無い。1990年代のメータからは想像も出来無い演奏である。ルービンシュタインのピアノに星4つ、メータとイスラエル・フィルの演奏に星2つで、足して2で割って、星3つとする。 (西岡昌紀・内科医)
ルービンシュタインの凛とした音がピッタリくる1枚です
ブラームスのピアノ協奏曲第1番は「ピアノ付交響曲」とも言われる壮大な曲だけに、ピアノはもちろん、オケも良い物を聴きたくなります。であれば、20世紀最高のピアニストの1人であるルービンシュタインのピアノに、メータ指揮のイスラエルフィルの組合せはいかがでしょうか。ルービンシュタインのラストレコーディングでもある当盤は、89歳という年齢もあり、他のレビュアーも指摘されている通り、ミスタッチもありますが、その凛とした風格から出される音は、この名曲にピッタリだと思います。メータ指揮のオケも、出だしから、勇壮な響きを聞かせており、ルービンシュタインのラストレコーディングをがっちりサポートしています。ブラームスのピアノ協奏曲が好きな方には是非お奨めの1枚です。
円熟、他に何か言うことがあるだろうか
 ブラームスの旨みたっぷり、脂の乗った演奏。他のピアニストならこうはいくまい。ルービンシュタインのこの演奏でなければ、この作品の良さは理解できない。彼だからこそ創ることができる音世界。
熱演
協奏曲といっても、ブラームスの場合はピアノ付き交響曲と言われるくらいなので、オケの個性も重要となる。その点、このアルバムは、1楽章冒頭から熱い音楽で聴き手に揺さぶりをかけてくる。さすがの音楽だ、と思っていると、そこにすっと入ってくるルービンシュタインのピアノに、さらに驚くことになる。確かに多少ミスタッチはあるが、はっきり言ってそんなことはどうでも良い。名画の絵具のひび割れのようなものだ。官能的な色香を持った音楽だ。よくクラシック音楽では、表現すべきは旋律か楽曲構造かという二分法が用いられるが、両方あるのが当然なのだということを、音で示してくれている。
20世紀の巨匠の最後の輝き!
この盤はルービンシュタインの最後のレコーディングとなったものです(コンサートは別)。さすがに90歳前後ということで、ミスタッチは散見され聞き苦しいと感じる人もいると思います。第1、2楽章は何てこともないのですが、激しい第3楽章はスピード感と引き換えにかなり弾き飛ばしているような印象も受けます。 p しかしそれ以上に素晴らしいのは、この曲に注がれる巨匠の情熱です。ダイナミクスは恐ろしいほどのフォルテシモであらわされ、ブラームスの若き日の狂気があまりなく表されています。ルービンシュタインは確か4回この曲をレコーディングしてますが、この盤が代表盤とされているのも頷けます。



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究極のヴァイオリン・ソナタ
ブラームスの三曲のソナタのヴァイオリン・パートの書法は、どれも飾り気が無く線の太い、それでいて感性豊かな深い味わいを歌い上げるように書かれている。こうした伝統的なドイツの音楽において、シェリングの常套手段である楽曲に正面きって対峙する正攻法の解釈と曲想の彫りの深さ、またそれに適った全く隙の無いボウイングは最大の効果をもたらす。これらの曲でも随所に見られる、彼の豊かで流れるようなダブル・ストップが聴き所のひとつで、ブラームスの厳格な構成の中にもロマン派特有の溢れるほどのカンタービレを内包させている。更にルービンシュタインの、伴奏という言葉からは程遠い、積極的で決然としたピアノの介入がこの曲集をシンフォニックな響きを持つ奥行きの深いものにしている。勿論両者の声部的なバランスが完璧に保たれていることは言うまでもないが、ピアノの雄弁さとスケールの大きさは圧倒的だ。そこにはアンサンブルの総ての要素が存在している。近年の同曲集の中には演奏家自身の生ぬるい幸福感が露呈されていることが多い中で、彼らの演奏は真に聴く側に幸福感をもたらすことができる稀有な例だ。
親しみやすい曲
ブラームスはショパン、ベートーヴェン、モーツァルトとは違ってあまり親しみやすい曲がない印象があった。しかしこのヴァイオリン・ソナタは素直に受け入れることができた。心に染み渡る、と言うか、癒されると言うか。シェリング、ルービンシュタインの両巨匠の名演です。
現代的な演奏
 1950年代に録音されたヴァイオリニストの演奏は、たいていは、ポルタメントが多量に用いられていたり、テンポがせっかちだったり、ビブラートが過剰だったりなどの特徴がある。別にクライスラーやハイフェッツだけがヴァイオリニストだったとはいわないけれども、1950年代に活躍したヴァイオリニストたちの多くには上記のような傾向が見られると思う。  1950年という時代がそんな時代だったことを思うと、このアルバムが50年以上前の1956年に録音されたものであるということが、まったくもって信じられない。シェリングの初期の頃の録音には、ロマン的な解釈の名残りのようなものを感じることがあった。1950年にヤノプーロと共演した「小品集」(オデオン)は、たしかにそのような録音だった。けれども、それからたった6年の間に、シェリングの芸風が劇的に変動してした。一挙に巨匠への階段を上り始めてしまった。一体シェリングに何があったのか。いくら考えても詮無きことだが、一ファンとしてはついつい余計な考えをめぐらせてしまう。  何の前提知識もなしのこのアルバムを聞いたら、この演奏が50年前のものであるなんてことは誰も想像できないのではないか。
シェリングは室内楽もあまり得意ではなかった
シェリングがルービンシュタインに見出されてメキシコから脱出したというのは有名な話だ。 ルービンシュタインにしてみれば、自分の腕前を見せびらかせることの出来る噛ませ犬がほしかったのだろう。 しかし、その演奏の何とバランスの悪いことだろう。 ルービンシュタインがでしゃばりすぎて、ヴァイオリンが何もしていないように聞こえる。 いや、シェリングは何もしていないのではなくて、何も出来ていないのだ。 ブラームスの味わいをここまで踏みにじった室内楽もあるまい。

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