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【くちコミ情報】
Bob Dylan Greatest Hits, 同vol.2より選曲はよい
Bo Dylan G eatest Hits, 同vol.2が近々日本で再発されるらしいが、それらは選曲が60年代のものに偏っている。その点、本作はCD2枚の分量で90年代の作品までカバーしており、Dylanの全キャリアを俯瞰するのには本作の方がより適している。しかし、Dylanは80年代にもきわめて素晴しい曲が多いのに、それらの選曲が少ないのは本作の弱点といっていいだろう。Dylanの全くの初心者が思い切ってCD1枚の作品でいいからDylanの名曲のオリジナルに万遍なく接しておこうとするなら、現時点ではThe Best of Bo Dylanを最良の入門編として推薦する。
手始めに 1枚
といっても 2枚組ですが、どこから手をつけていいか判らないディランのキャリアを有名曲から俯瞰するには便利な盤。 オリジナル US 盤は当初限定だったのですが、売れ行きが良かったのか結局現在も作られていて昨今この日本盤まで出てしまいました。この機会に手に入れておきましょう。 p 日本盤は日本だけでシングルに切られた「コーヒーもう一杯」とかもオマケで追加して欲しかったですが、逆に(Amazon.jpで見る限りでは) 1曲減っているようですね。
ディランのベスト盤として一番良い
やっぱディランは絶頂期の60年代でしょ、という時は DISC① その後70~00年のディランも聴いてみたいな、という時は DISC② というようにマニア向けではなく非常にわかりやすい収録をしているのがお気に入り p ブックレットには歴代のアルバムジャケットが小さくもカラーで載せられているのも、ベスト盤としては大変良い p ただひとつちょっとした難点をあげるならば、みうらじゅんのイラストつき帯がでかすぎてケースに仕舞う事が出来ないのが鬱陶しい
予備知識として
ディランが好きだが、オリジナルをほとんど聴いたことがないという若い人が大勢いることに最近気付いた。ディランのライブの素晴らしさは、誰もが認めるところだが、オリジナルを知っているからこそ、アレンジされたライブの楽しさが倍増するのだと思う。 p ディランの全てのオリジナルを知って、ライブを楽しむのが理想だろう。しかし、そんな時間もお金もないという人には、お薦めである。ディランの40年間の集約である(本当は2枚では無理だが)本盤が頭のなかに少しでも残っていれば、次のライブ盤、あるいは会場で「いいなぁ」と思うだけではない、心の中からの本当の感動が得られるはずである。
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【くちコミ情報】
同時発売の1枚物の初回限定ボーナスCD収録曲が収録されていない3枚組
ディランのCDはすべて持っていると自慢するマニアなら何も言わなくても買うだろう。これからディランを聴いてみようと思っている人は、3枚組は高すぎるから1枚物のほうを買うだろう。困るのはその中間の人だ。新しい音源が特にあるわけではなし、大半の曲は知っている。よくよく見ると“Desolation Row”など印象的な代表曲や自分の好きな曲が抜け落ちている。でもよく知らない曲もあって、それの収録されたCDを1枚1枚買い集めるのも金がかかるし面倒だ。同時発売の1枚物ベストはよく知ってる曲ばかりで、この3枚組と曲目が重複している。で、てっきりこの3枚組のダイジェスト版的位置づけかと思ったら、初回生産限定でボーナスCDがついているとのこと。その音源は3枚組には入っているかと思いきや、どこにも書いてない。わざわざそれのために1枚物と3枚組の両方を買うのも…、と大いに悩まされることになる。結論としては、1枚物のほうのボーナスCDの音源は、どうやら輸入盤としてそれだけ入手可能のようなので、それで聴く事にして、その上で1枚物と3枚組のどちらを買うか、どちらも買わないか決めればよいだろう。
単なる年末企画もののひとつ
ベイビーブーマー(団塊世代)向けのクリスマス商戦企画もの。 それ以上でもそれ以下でもなく、普段こういったものを買わない、ビートルズの全集とかを気まぐれで買うような人をターゲットにした商品です。 そんな商品なのでパッーケージの見てくれやカード等のオマケばかりに重きが置かれてあり、 ブックレットもオマケのひとつでしかありません。 初出レコードの名前やリリース年、プロデューサまでは申し訳程度にあっても、 オリジナル型番やチャート情報は無く各楽曲のパーソネルクレジットもありません。 これだけでは多角的に見えてくるものがなく音楽マニアには食い足りません。 これで Legacy のロゴ入りなのはちょっとがっかりしました。
ボックスに収納できるように日本盤ブックレットを小さくしてよ
収録曲目は、公式ウェブサイトで実施されたファン投票で選ばれたすでに発表済みの人気曲ばかりです。 2007年最新リマスタリングに関しては、2003年、2004年のリマスタリングに比べて音質が若干よくなっていると思いますが、初期の音源で音が揺れるところはいくつか今回もそのままでした。 さて、日本盤に関して言いたいことがあります。帯はもちろん、日本盤ブックレットも輸入盤に外付けされています。大きささえ合えば、ボックス内には格納できるスペースがあるのに、外付けの日本盤ブックレットや帯が大きすぎて入りません。日本盤ブックレットは、輸入盤ブックレットと同じ大きさにしてくれればよかったのに。ブックレットにしろ、帯にしろ、ボックス、ケースに巻きつけた時には丈が短く不恰好に見えても、収納場所を考えると、もう一回りか二回りか小さくしてくれれば、輸入盤そのままのケース、ボックスに収納できる。なのに、そうしてくれなかったので、結局ボックスに輪ゴムでブックレットと帯を留めるしかありません。もっと使う人の身になって製作してほしいです。
別に・・・
未発表のものがないなら、5000円以上かけて買うことはないかも。 それより、どうして今こんな単なるベストを出すの? ディラン再評価の波に乗ろうって魂胆が見え見えだろう。 従来のファンには物足りないし、ディランに興味を持ってこれから聞こうって人には3枚で6000円って高すぎ。 その点では大きすぎるし中途半端なアルバム。
買いですが・・・。
選曲的には、まぁこうならざるを得ないといったところでしょうか。三枚組というヴォリュームから多少目新しい曲も収録されてはいますが、「あの曲が入っていないではないか」といった不満はさほどないと思います(細かいこと言い出したらキリがありません。たかが三枚組、という言い方もできるのではないかと思うのです。オリジナルを聞きましょう)。しかし、今回この三枚組を聞いて改めて思ったのは、先に書いていることと矛盾するような気もするのですが、ディランというアーティストが本質的に極めて要約を拒む資質を有しているということです。こういったベストから漏れた曲にこそ、とまでは言いませんが、そういった曲にも有名な曲に劣らない意義や魅力を見出せます。ある曲を聞くと収録されていない別の曲を思い出し、オリジナルを引っ張り出すという連鎖を生むのです。この三枚組に関してはそういった感想を最初に抱きました。それと、これは作品そのものにはあまり関係ないかもしれませんが、これを商品として見た場合、「貴重な写真」のポスト・カード10枚と、CDを収めたペイパースリーヴ、布製のボックスが売りになるのでしょうか。しかし、意地悪なことを書きますが、ポスト・カードは(「珍しい」ならともか)なにが「貴重な写真」なのかわかりませんし、ペイパースリーヴはスコルピオのほうがかっこよく思えてしまいます。唯一、布製のボックスは、引き紐のような仕掛けが自分でもおかしいほど箱を開けるたびに開ける楽しみを感じさせてくれます。言いがかりめいたことを書きましたが、何本でもいいのでプロモを収録したDVDでも付けてもらえないのでしょうか。その時こそ心から「貴重な」という言葉を使いたいと思います。「ニューポート」は完全版が12月8日に出るそうですが。
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ディラン24歳の頃の「匂い」
1人のアーティストの50分ほどの記者会見だけを1本のDVDにしてしまうなんて、他に誰がいるだろう。 ファンにとっては貴重な映像だ。 しかしコアなファン以外にとってはあまりピンとこないかもしれない。 「ニューポート・フォーク・フェスティバル」やスコセッシ監督の「ノー・ディレクション・ホーム」と併せて観るとその価値がわかるかもしれない。 何より、連続してこんなに喋るディランの公式映像は初めてかもしれない。
買いです。
65年12月3日、24歳のディランのプレス向けの記者会見です。ディランの音楽をまったく聞いたことのない人の目にこの映像がどれほどの意義を持って映るのか、僕にはわかりませんが、ひと際の輝きを以って周囲の人たちを惹き付けて止まない人物の姿を捉えた映像としてたいへん価値のあるものだと思います。この映像を見てディランに興味を持つ人もいるのでは。主宰のジャズ・ロック批評家を始め、ディランを見つめる目の眩しそうなこと、ディランの受け答えはもちろん、それもまた一見の価値があるとまで言うと、贔屓の引き倒しでしょうか。同じ記者会見の映像でも、「ドント・ルック・バック」などと違い、見終わった後、とても清清しいです(「ドント・ルック・バック」の毒があって初めて生きる「清清し」さではありますが)。
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【くちコミ情報】
発売日に購入したのですが・・・
発売日に完全限定版の「デラックスエディション」を購入したのですが、この時点でほとんどのサイトで品切れ状態になっていました。 限定版と宣伝しておきながら、1〜2年店頭に置かれているような代物が数多く氾濫している中で、今回、この「デラックスエディション」は、めずらしく貴重なものといえるのではないでしょうか? 通常版の前に、もう一度「デラックス〜」の購入をお勧めします。 かなり入手困難ですが、運良く見つけることができたら、それは宝です。 因みに表に掲載されているような、山口隆氏とみうらじゅん氏のコメントは品物の値打ちを下げていると思います。 ソニーミュージックはストーンズなど洋楽のCDやDVDにタレントのコメントを頻繁に掲載させてますが、いい加減やめてもらいたい。
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78年2~3月に行われた待望の初来日公演から、2月28日と3月1日の演奏を収録した、2枚組ライヴアルバムである。 2年前のローリング・サンダー・レヴューでのラフなムードとは一転、プロフェッショナルなバックバンドに女声コーラスまで引き連れての「ボブ・ディラン・ショー」に、とまどったファンも多かった。だが、このライトでポップにアレンジされた代表曲の数々は、このアルバムでしか聴けない貴重な瞬間を作りだしている。特に日本のファンにとっては、記念すべきライヴ盤だろう。(星野吉男)
【くちコミ情報】
ラヴ&ピースfromモバ
78年初来日 記念盤 武道館 このツアーは日本から始まったとされ偉大なる復活後の70年代の傑作 ローリングサンダーレビュー後のライブとなりさぞ伝説の巨人を胸踊らせながら足を運んだファンがいた事だろう 蓋を開ければ酷評の嵐! ビックバンド編成のポップスと化した名曲達 後々 中山康樹の名著 ディランを聴け!! で再評価となるのだが正直ガレージ耳の俺には難色 かの吉田拓郎もがっかりしたらしいが79年 篠島ライブではちゃっかり自身のライブでサウンドを踏襲してた(笑) ローリングサンダーレビューは巨大化する音楽産業に一石を投じるようなどさ回りと手配りの宣伝をする反体制的な活動ながらここでは真逆のベガスのエルビスが如き振る舞い 多分にローリングサンダーでの興業的失敗の返済が絡んでいたのだろう ディランは一般的に賢者のような思想家と捉える向きがあるが基本感性で流れる楽天家な向きがある 自虐的に自分の状況を冷笑し楽しんでるフシがあり現にビックバンドサウンドのアウトテイク集では別バージョンを多く試しみている このツアーは後期のヨーロッパあたりが油がのって楽しいです
おぃ!こりゃ凄いじゃないか!
実はこのBo Dylan日本初公演、当時21歳の僕は観に行きました!。歴史的な場面に立ち会っていたという事実を今30年経って身に染みて感じています。実況録音盤が公演後半年で発売されたのに、当時購入していないところから考えると、僕もかなりこのコンサートには面食らった印象を受けていたのだと思う。「行っただけ」のことと満足してしまったのだろう。 果たして奇しくも、丁度30年後になって購入するとは僕も焼きが廻った歳(51歳)になったものだが、僕が行った日は天候が嵐で雷が鳴った日だったから何日の武道館だったのかなぁ?何の前触れも無しにあっさりと登場して歌いだしたディランに皆びっくりしたものだ。 何せ当時の僕のBo Dylan観なんてのは、バングラディシュコンサートで知って、TheBandとの「偉大なる復活」がメインイメージで、「欲望」を初めて購入したもので、名曲と言われている曲は一応知ってますくらいのものでした。そんな状況でしたから力強い歌声を期待していたのに淡々と歌いだしたのと、歌詞の出だしを聴くまでは何の曲だか判らないという状況に、かなりの緊張感を以って聴いていたという記憶があります。今回30年ぶりに聴いても当時の状況を「あぁこういう雰囲気だったなぁ」と思い出したりしました。今でも「見張り塔からずっと」なんかは「ハリケーン」じゃないか?なんて勘違いする大胆なアレンジに騙される状況です。(^0^; その中でも「Like A Rolling Stone」や「風に吹かれて」、「I Shall Be Released」には充分興奮しました。今回改めて歌詞を見ながら聴くと「I Really Want」は素晴らしいメッセージですよね。当時は抵抗のあったサラリと流す歌い方も今聴くと長く聴ける耳障りの良い音なのだなぁと感じます。 今ごろになって遅いのですが、このアルバムはBo Dylanの傑作に数えられる稀有な音源でしょうね。他のライブアルバムとは全く違うオーラを感じます。Bo Dylan本人がとても楽しみながら作ったコンサートじゃないかなと一人で思ってます。僕にとっても残りの人生の宝物になりました。購入して良かった本当に。
人生は思い出作り
ディランの初来日時のLIVE盤である。録音はかなり綺麗だし、選曲はベスト・ヒッツと言っても良いものになっている。バンドの演奏そのものは言葉の通じない国でのLIVE故か、かなりショーに徹した感じののりで進められ、ディランの歌声には安定感がある。 言い換えれば当時のサンダー・レヴューの海賊盤の中で聞かれるようなワイルドなうめき声や旋律崩しがない分上品に纏まりすぎているとも取れる。でも、実際に日本での演奏はこの記録が示す通りで忠実な実況録音であることに間違いはない。 いつもよりポップなディランであるが、初来日の思い出としては十分に玉手箱の魅力を携えたアルバムである。この時のトゥアーを実際に見に行った人にとっては、「タンブリン・マン」のイントロの涼しげなギターの響きだけでも遂に実物を見る機会が来たという感激を伴って聞けるものだろう。白く輝くスーツに身を包んだディランがステージに登場したとき、誰もが歓声を上げたくなる興奮があったはずである。 キャリアーの中での重みはともかくも、日本のディラン・ファンにとっては掛替えのない一枚であろう。
アレンジが凄まじい!
初来日の武道館に一度目は友人と、2度目は嫁とその友人の三人で行ったけど、恥ずかしながらほとんどの曲が歌詞を確認してからやっと曲名がわかるというほどの凄まじいアレンジ。ディラン初心者には向かないと思う。ディランのレコード、CDは数多く所有しているけど、これだけが何故かまだない。iPod買ったことだし、CD買って30年以上前のライブを聞き直そうか...
歌謡曲ショー
何度も聴いてるとそれなりに良く聞こえるシーンが無いわけでもないが 70年代のディラン作品の中では唯一初期衝動みたいなものは感じなかった。 笛がぴこぴこ鳴っていたりジプシー風エンターテイメントとして ローリングサンダーレビューの面影を引きずってるようにも聞こえるが あのツアー音源と違ってエンターテイメント性とディラン特有の攻撃性との拮抗が ほとんど感じられなくて面白くない。
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第3集の曲が圧倒的に素晴しい
本作が最初にリリースされたのは90年代前半だった。80年代までのDylanの全キャリアから万遍なくお蔵入りしていた曲あるいは既発表の曲でも異なるアレンジの曲を集めたのが本ブートレッグ1〜3集である。60年代録音の曲は正直繰り返し愛聴しようと思うものは少ない。しかし、70年代以降の録音の曲は素晴しいものが多く、それらが特に第3集に集中しており、実際第3集は私の愛聴盤になっている。何故お蔵入りしてたのか(例えばSe ies of d eams)、何故本作のものより劣るアレンジの曲が先に発表されたのか(例えばWhen the night comes falling f om the sky)、理解に苦しむものが多いが、逆に言えば、特に80年代の珠玉の名曲をまとめて聴くことができる利点が第3集にあると言える。80年代のDylanの活動に馴染みの薄い人には、是非この第3集のために本作を入手して欲しいと思います。80年代の名曲群は必ずや貴方を魅了するでしょう。
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固定概念にとらわれずに『ノー・ディレクション・ホーム』を見るのはほとんど不可能だ。自分自身の私的なディラン像をもたない人などこの世にいないだろう。マーティン・スコセッシによるこのドキュメンタリーの真のすばらしさは、私たちの先入観や思い込みを払い落としてくれることだ。同時にいくつものレベルで、心をつかんで話さない逸話を展開していくうちに。もちろん、中心的な物語は、ある天才の芸術的なアイデンティティーの発現をめぐるものだ。しかし、ディランの成長とともに、ほかの織り糸や背景が浮かび上がる。とりわけ、戦後アメリカにおける大衆文化の役割、アートの自己完結性と社会的責任との対立、そして神話を維持する上でのファンと広告装置との共同関係。こうした織り糸は、お互いに補強しあい、この作品を複雑に織りなしている。 スコセッシは、ディランのキャリアの初期にスポットを当てた200分あまりの当作品で、これまでにない深さと多角的なアプローチでディランにせまる。その結果は豊かな人物像だ。メインの語りは叙事詩のようだ。冷戦時代のミネソタに育ったディランの子ども時代から、グリニッジ・ヴィレッジのコーヒーハウスやニューポート・フォーク・フェスティバルまでを描く。クライマックスは放逸な創造性が爆発し、伝説となっている1966年の英国ツアーだ。ロバート・アレン・ジママンからボブ・ディランへの変身で、時事性と古代のお告げのような性質の組み合わせという、筆舌に尽くしがたいユニークな現象が見られる。スコセッシは、公演、記者会見、収録の模様など、未公開のディランのアーカイブ映像を入手した。さらに、ディランの友人や元友人、仲間のアーティスト、そして公に姿を見せないことで知られるディラン自身の興味深いインタビューも収録している(ディランは自らのキャリアの初期を振り返り、注釈を加えている)。退屈な余談や脱線の連続になりそうなところを、ディラン本人と同様に発見が多い、エキセントリックで矛盾に満ちた、簡潔に要約などできない作品に仕上げている。 非常に私的な部分はいまだに公開されていないが、過去を振り返ってのディランのコメントでは、不自然なまでの自信に、少しの自己批判と喜劇的なひねりが加わっている。傲慢な反面、若いアーティストとしてウッディー・ガスリーやジョニー・キャッシュ、ジョアン・バエズに対する尊敬を心を込めて告白する感動的な場面もあり、故アレン・ギンズバーグが高尚なまでの魅力を見せてほとんど主役を食ってしまう場面もある。全体を貫くもっとも重要なラインは、ディランが世界に認められることを強く求めていたことと、ありきたりなフォーク・シンガーとは一線を画した存在として自らをアピールできたことである。これを背景にしてディランが見せた「裏切り」に対し、聴衆からのブーイングが起きたときのディランの反応は、新鮮な発見だ。とくにのちのディランがステージで見せた超然とした態度しか知らない者にとってはなおさらだ。『ノー・ディレクション・ホーム』は、ディランの自分のペルソナを常に操る能力が、その奥底で、表現の推進力を保護していたことも明らかにする。これは、D・A・ペンネベーカーの『ドント・ルック・バック』でも見られなかった一面だ。ディランがアーティストとして究極的に何を動機としてきたのかは、けっして特定できない。ディランについて発見すればするほど、ディランをめぐる神話は大きくなるばかりだという事実を、スコセッシは見事に示してみせた。(Thomas May, Amazon.com)
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ファンなら買うべき
ボブディランの当時の貴重な映像や音声が満載でした。他にもボブが影響を受けたアーティストたちの映像もあり、彼がプロテストソングを歌うまでの経緯や、ロックへ転換していく様子も見ることができます。とても楽しめました。
60年代とボブ・ディラン
反戦、人種問題、ヒッピー、麻薬、性の開放など、60年代とは大きなターニングポイントの時代でした。そして、多くの人々の中に、得体の知れないエネルギーが充満している時代でもありました。日本でも、フォークシンガーは、長髪、反戦、アコースティックギターといったイメージがあり、エレキギターを用いると、商業主義になったといって非難されていました。そのころのマスコミや世間は、レッテルを貼ることが好きでした。そうしないと、安心できない保守的な人々がいたのです。その中で、ボブ・ディランがどのように生きたか、彼の価値観はどうであったかが良くわかります。彼は、何事にも捕らわれず、身近にあった音楽に没頭し、エネルギーを爆発させた自由人であったと思います。地方出身者の彼には、最初はフォークシンガーになるしか、エネルギーを発散させる方法がなかったと思います。ニューヨークに出てきて、自然にロックにも価値観を見いだしていったと思います。「Like a olling stone」のように、自然に任せて生きたからこそ、彼の音楽は数十年経っても人々の心を打つのでしょう。
貴重な映像が一杯のお宝DVD
ボブ・ディランというと、日本ではビートルズなどに比べると、目立たない存在なのですが、アメリカではそれまでの音楽の潮流を変えた歴史的な人物。 日本では、ボブ・ディランの映像をテレビなどで見ることはまずありませんが、このDVDには貴重な映像が盛りだくさん。 ボブ・ディランのアンソロジー的DVDで、なおかつジョーン・バエズとのディエットや、ニュー・ポート・フェスティバルの裏話などを映像で紹介。ボブ・ディランの自伝も多様な中、真実を知るには貴重なDVDです。
衝撃のMr. Tambourine Man
1964年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの“M . Tam ou ine Man”の演奏映像がすばらしいの一言に尽きる。若きディランがギター一本で、屋外で聴衆に囲まれて歌う姿のなんと瑞々しいことか。そこにディランのディランたる所以が表現されているように思える。
まさに彼は吟遊詩人。
ディランを知った時、既に彼は神格化されていた。単なる歌い手ではなく時代を創造した特別な存在とされていた。このDVDは、ディランがどうしてそういった存在になってゆくかを知るという面では非常に興味深い作品であった。音楽は高校時代にロックンロールでスタートしたこと。校長先生が途中で幕を降ろしたこと。ミネアポリスの大学に行くが学校には殆ど出ず、ウディ・ガスリーに心酔する。伝統の音楽で現代を歌うスタイルができあがる。そんな時にニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジに滞在する。このほんの2−3か月でディランは変わったという。ヴィレッジは当時のモダン・アーティストの巣窟。詩人としての霊的能力が舞い降りる。口から出る言葉で次々と作品が生み出されてゆく。まさに吟遊詩人。アメリカの正統なフォーク・シンガーの担い手として目されるようになり、公民権運動に加わる。有名なキング牧師の演説が行われたワシントン大行進でも歌った。学生運動、ベトナム戦争で苦しむアメリカの若者が自分達の仲間だと思い始める。音楽以外の側面が肥大化してゆく。しかしディランはやりたいことをやっているだけ。そして「ライク・ア・ローリングストーン」。フォークソングの裏切り者と言われ、ステージに立つ彼に浴びせかける罵声。動揺するディラン。変わり続けるディランにファンもマスコミもいきり立つが、ディランは意に介せず道を突き進んでゆく。このDVDは、ファンの野次が飛び交い、ディランがステージでやり返すようなロンドンでのステージの模様をメインに、関係者の証言とフイルムや写真でディランの実像を浮かび上がらせてゆく。さすがは、マーティン・スコセッシ監督。ボブ・ディランに興味をお持ちの方には是非ともお勧め。できれば続編が見たいところ。
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ボブ・ディランというミュージシャンは、本来フォークとかロックとかそういう範疇で語るべきミュージシャンではないというのが、私の持論なのである。とはいえディランがフォークというシンプルなスタイルのミュージシャンだと思わせてデビューしたという事実までは否定できない。そのためエレキ・ギターを持ってステージに立ったディランに、「裏切り者!」とファン達は罵声を浴びせたりもした。そんなにいやならコンサートにいかなきゃいいのにと私は思うのだが、当時のフォーク好きアメリカ人の行動は私にはディランの歌詞以上に難解である。ところがそういう歴史の点だけを捕らまえて語ると、ディランは意地悪なまでに急激な変化したと思われがちだが、なかなかそこにいきつくまでに苦労をしている。その苦労が分かるのがこのアルバムである。エレクトリックな音とアコースティックな音の楽曲をアルバムに収めて、「そろそろエレキいいかな?」とファンに気を使っている姿が手に取るように分かる。ああ〜、今では神様仏様稲尾様並みの存在のディランも案外元は苦労人だったんだなぁというのがよ〜く分かる一枚である。
ここから入っても良いかなと・・・
非常に美しい曲が満載の一枚だと思います。 前半のバンドスタイル,後半のアコースティック, どちらも曲の良さを引き出しているような感じがして良いです。 ディランをまだ聴いたことが無い人はここから入っても良いかなと・・・ 「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」の美しさは, 彼の曲の中でも5本の指に入ると思いますよ。
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偉大なる復活を遂げた70年代のディランは溢れだす創作を吐き出さねばいけなかったのだろう! 1974年 プラネットウェイブズ 1975年 血の轍 ローリングサンダーレビューのさなか発売された1976年 欲望 その後に武道館 1978年にはストリートリーガルからゴスペル期まで どれもがサウンドが違う しかもボブディランとしてのクオリティだ 1 ハリケーン これ程攻撃的でカッチョいいディランの曲は他に知らない ハリケーンカーター救済は映画にまでなった ローリングサンダーのライブve は更に速くカッチョいい 知らぬ間にファイティングポーズをとってる俺がいる 2 イシス 欲望の楽曲は異国情緒たっぷりで全編スカーレットリベラのバイオリンがボヘミアン的に琴線を刺激する 3 モザンビーク エミルウハリスとのデュエットが楽しい 4 コーヒーをもう一杯 どこか中東を思わす不思議なサウンド チナミニ早川岳晴のウッドベースとコンガのジャズve はカッチョいい 5 オーシスター ボブマーリイのノーウーマンノークライを彷彿させる 嘆きのバイオリンを夕暮れに聴きたい 6 ジョーイ アコーディオンとマンドリンが味 サビにうっとり 7 ドゥランゴのロマンス 大好きな一曲 結婚式で流したいネ 8 ブラックダイアモンド湾 久々に聴いたら良いネ 軽やかな楽曲 9 サラ 元奥さんの為に送った唄 ディランは一見キザでカッコヨイが女の子みたいに未練がましいのさ(そこがチャームポイント)
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そのころDylanはどんな存在だったのか
日本盤の発売日に高田馬場のレコード店で購入した。そのビル(ビッグボックス)には日本ビクターのショールームがあって、個室でレコードを試聴することができた。当時貧乏フリーターの私は、自前のステレオ装置がなかったので、このショールームのオーディオ装置から自分のカセットレコーダーにライン録音していた。レコードをかけてすぐに、ショールームのガラスの扉をたたく人がいた。白人の留学生風。20歳前後の当時の私と同年代の若者でした。「おれにも聴かせろ」という彼の希望でそのショールームの中でディランの新作を、大音量で鑑賞したのであった
異国情緒溢れた豊かな音楽性
B.ディランの最高傑作。初期のメッセージ性が高いアルバムも捨てがたいが、本作では聴く者に歩み寄りを見せ、かつ国籍不明の異国情緒を漂わせた親しみ易い出来。この頃、ディランが顔を白塗りにして道化役者のような扮装でコンサートの舞台に立った事が思い出される。この頃、"音楽を楽しむ"という姿勢が出て来たのではないか。 「Mozam ique」はその異国情緒と陽気さが端的に出たリズミカルな曲。無条件に楽しめる。「Sa a」は女性への想いをひらすら歌ったもので、歌詞がシンプルなのが印象的。バイオリンの伴奏も効果的である。「Oh, Siste 」はややシビアな曲で真摯な歌詞なのだが、敢えて難解な歌詞にせず、聴く者にストレートに想いが伝わるようにした佳曲。「One Mo e Cup Of Coffee」はディランの代表作とも言える曲で、生きる上での糧に関する考察を行った深い意味を持つ初期のイメージの曲なのだが、日本では上滑り的にヒットした。日常会話やマンガの中で「コーヒーもう一杯」というジョークが使われる程。 録音スタッフが当時のツアー・メンバーだった事もあり、ディランの意図通りの音楽に仕上がっていると思う。高度のメッセージ性や歌詞の難解さを控えて、万人に対してディランの持つ高い音楽性を知らしめた傑作アルバム。
70’sディランの傑作
個人的にディランの最高傑作と思っているのが『時代は変わる』『Time out of maind』と本作『欲望』です。 まず本作に共通している特徴はスカーレット・リヴェラによるバイオリンが全編にわたってフィーチャーされている点でしょう、このバイオリンが非常にディランの曲に巧く溶け込んでおり、違和感無く、なおかつ新鮮なディランを堪能出来ます。 p 楽曲のほうも申し分無く怒りを叩き付けるヘヴィ・ロックンロールから軽快なロックソング、哀愁ただようバラードに陰鬱な曲までとバラエティに富んでおり、まったくダレること無く最後まで聞けるでしょう。 バイオリンはあくまで素朴に、かつ琴線に触れるメロディを奏で、ディランのハーモニカとの相性も非常に良いです。 p エミルー・ハリスのコーラスもまた効果的でこのアルバムの持つ世界感を一歩押し上げてくれています。 詩に関しては割合させて頂きますが間違いなく本作はディランの傑作の一つに数えられると思いますよ。
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【くちコミ情報】
買いです。
一昨年、ディラン関連の大きなニュースのひとつであるディラン自身によるラジオ・プログラムですが、このCDはそこでかけられた、つまりディランによって選ばれた曲を集めたコンピレーションです。ただ、そのラジオ・プログラム自体がブートではありますが、なんら問題のない音質で1枚、というか、1回分千円を切る廉価盤で出ているので、英語がわからなくてもディランのナレーションも楽しめるそちらとあわせての購入もよいのではないでしょうか(禁じ手ですか)。ただ、このCD自体も、鈴木カツ氏の「ディランズ・ビート」なんかを片手にある程度系統立てて学習的に聞いている人でも、これらの音源を個々に網羅するのは至難の技であると思われますし、またこういった多様で豊かな音楽を吸収して自らの音楽を長年に亘って構築していった人の軌跡を追うといった興味深さも十分に伝わり、そういった意味においてはディランをキーワードにこれら雑多な音楽に包括的な解釈を施すことも可能な秀逸なコンピレーションであると言えます(ディラン自身はルーツ・ミュージックからのアプローチでばかり解釈される嫌いがあるような気もしますが、このコンピがシリーズ化されることによって同時代への目配りもより明確になっていくのではないでしょうか)。
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