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カスタマーレビュー数:55
【Amazon.co.jp】
50年代末、それまでジャズの中心的なスタイルだったハードバップが、先鋭な発想をもったミュージシャンには飽き足らないものと映るようになっていた。そこでマイルス・ディヴィスは、煮詰まった音楽の一新を計るべく、ジャズの演奏原理に「モード」と呼ばれる新しい音楽理念を導入した。そのときに作ったのがこのアルバムである。 発売と同時に大きな反響を呼んだこの演奏は、新時代のジャズとして、60年代のジャズシーンを主導する重要な歴史的役割を果たした。またこの作品は、ジャズファンだけでなく幅広い層から長期にわたって支持されたこともあって、ジャズアルバムでは異例ともいえるセールス枚数を記録している。 綿密に構成された内容は、それまでのジャズのイメージを変える斬新なものだ。(後藤雅洋)
【くちコミ情報】
JAZZの代名詞になってしまうといわれている、"Kind of Blue"
JAZZのアルバムの中で、世界中でもっとも売れるこの"Kind of Blue"は、 JAZZの代名詞となってしまうかもしれない、という日本のJAZZミュージシャンがいる。 数十年後の世界では、JAZZというものを紹介するときに、このカテゴリーに他のもの、 例えばチャーリー・パーカー等のビバップなどは入らないことさえ考えられるかも、と。 それはさておき、Kind of Blueである。 マイルスのアルバムの中でも、押さえたムードの中でお洒落で都会的なサウンドが静かに展開される。 タイトルどおりちょっとブルーな雰囲気。 十代の頃に何十回も聞いたアルバムだ。一言で言うとマイルスのアルバムの中でも特に格好いいのだ。 マイルスの口癖でもあった"So What?"(だからどうしたってんだ?)から始まるこのアルバムの曲は、いつでも頭の中でリフレインする。 マイルスは、最晩年に至るまで、常にJAZZ界に新しいアイデアを提供してきた。 多くのミュージシャンがこのアルバムを聴きまくって、いろんなヒントを得たのも事実だ。 マイルスが亡くなったときにキース・ジャレットが「これからは誰がアイデアを提供するのだろう」と嘆いたのは有名だ。 モード奏法の確立したアルバム云々、このアルバムについての解説は恐ろしいほどの量だ。 だけど、虚心坦懐にこのサウンドに耳を傾けてほしい。 マイルスの終生変わらなかった洗練された、繊細なサウンドを楽しんでほしい、と思う。 そして若いリスナーには、”音楽の秘境”へと突き進んでいき、つねに驚嘆すべきサウンドを作り上げていった、 この天才ミュージシャンの70年代、80年代、90年代のアルバムも聴いてもらえたら嬉しい。
sttely dan
steely danへのインタービューで 「これまでのアルバムの中で一番に気に入っているレコードは?」と D・フェイゲンとW・ベッカーが尋ねられ、 まぁ通常は、「プリッツェル・ロジック」とか何とか(つまり彼らのアルバム名を)言うところなんだけど 流石ね、かれらは 二人して声を揃えて 「kind of lue」って言ってたよ。
正直、何が凄いかよく分からなかった方へ。私もかつてそうでした。
ジョン・ゾーンやビル・ラズウェルから先祖帰りするという、変な道筋でジャズを聴き始めた私。なので、ハードバップまでのマイルスでは名盤といわれる演奏でさえも、正直古臭く感じつつ「古典」として頭でその価値を理解していたところがあった。 このアルバムも最初に聴いてからしばらく放ったらかしだったのだが、ハードバップ時代との断絶に気が付いた時に、この作品の革新性を追体験した気になった。コード(和音)ではなくモード(旋律)により曲を進行させるというジャズのスタイルの更新がこのアルバムでなされたことは有名だが、そういった理屈を超えて、侘びサビさえ感じさせるこの静けさで、モダン・ジャズのイメージがガラっと変わってしまった。この抽象的な静けさは確かに「モダン」だ。 僕と同じような初心者の方は、これより前のハードバップ時代のアルバムと聴き比べてみてください。でも、マイルス本人は何でこの作品を失敗作と捉えていたんだろう?こうやって、数世代に渡る熱狂的ファンによって色々な伝記的事実が語られ、また後から後から過去の録音作が今後も増殖すると思われるマイルス・デイビスという海に、僕もハマってしまったのでした。。
何回聴いても飽きません
モードだとか、名盤だとか歴史的役割だとか抜きにして、本当に何回聴いても飽きない アルバムです。 ウイントン・ケリーとエバンスの対比も面白いです。
いろんな意見がある失敗作
さて、この名盤は、マイルスが失敗作としてとらえていることで、有名ですが…。人々の意見も別れていますけども、このアルバムの凄いところは、のちの音楽のヒントがちりばめられていることです。まずSO WHATのベースラインを早くすることで、ジェームスブラウンは、初のファンク曲を書き、ALL BLUEはEW&Fのヒントとなり、デュアンオールマンは、このアルバムを死ぬほどきき、マイルスとコルトレーンの対比を、ツインギターに置き換え、ジミヘンは、コルトレーンのシーツサウンドをギターに置き換えることで、ハードロックギターのもとをつくりました。SO WHATのように、ベースがソロを弾いて始まるなんて、それまでありませんでした。つまり、このアルバムは未来の可能性が詰まっていたアルバムだったのです。
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カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
ツインキーボードに注目
このアルバム、チック(フェンダーローズ)とキース(オルガン)の“絡み”だけでも十分楽しめます。 特にチックの紡ぎだすフレーズは、ぶち切れているようで、どこか冷徹な印象です。 “マスク”でのどこまでも熱いキースと好対照。 マイルスバンドでのチックの演奏は恐ろしくカッコいい! RTFのわかり易さとは違う、アバンギャルドさが最高です。 二人のキーボードの“会話”に思わずマイルスも音を鳴らしてしまう。 ぶっ飛んだ演奏を是非経験してみて下さい!
濃縮マイルス・バンド
コレを聴いて興奮しないジャズファンがいるんでしょうか? マイルスの長い楽歴中でも最高水準のパフォーマンスと思います。 欠点は雑なテープ編集とボリュームを上げすぎ近隣並びに自分の聴覚に迷惑がかかること。
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この頃のマイルスバンドは凄い。同時期にはクリムゾンやツェッペリンなどもいるけれど、このバンドには正直70年の時点では、到底及んでいないと思います。電化マイルスも後期になるとマイルスのトランペットに勢いが無くなり、バンド自体も妙に纏まってしまっている印象が私にはあるのですが、この頃はメンバーのインスピレーションが無限に広がっていくような演奏で、実に聴き応えがあるのです。 特筆すべきは何と言ってもマイルスの堂々とした吹きっぷりと、チックとキースのツインキーボードでしょう。とにかくマイルスの元気が良く、電化マイルスでこれ以上の演奏を私は知りません。チックとキースも素晴らしく、意味不明な音を出すチックと、音の塊をを暴力的なまでに叩きつけるキース。二人の絡みは思わず息を飲みます。 デジョネットとホランドの組み合わせも最高です。個人的にはホランドのほうが、後のヘンダーソンよりも好きです。グロスマンはやや影が薄いですが、それでも頑張ってます。モレイラのパーカッションも面白く、絶妙のタイミングで入ってきます。 この頃マイルスが言ったあまりにも有名な台詞、あれはこのバンドの事を指しているのかもしれません。私はこのバンドより過激で自由な音を出すバンドを他に知りませんし、今後も知る事はないでしょうから。
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カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
有名な1956年10月のマラソン・セッション
1956年10月26日の有名なプレスティッジのマラソン・セッションで録音された4部作の一つ。 マイルスは不遇時代にめんどうを見てくれたプレスティッジにこの頃金銭的な不満を持っていて、それが原因でコロンビアと契約することになる。それが1956年のことでこの段階でマイルスはプレスティッジとの間にこの年のおしまいまでにLPにして4枚分作品を創ることを約束していた。これをわずか2日間で25曲、しかもほとんどがワン・テイクでOKという脅威のレコーデイングを行う。これが有名なプレスティッジでのマラソン・セッションで、プレスティッジ最後の4部作(クッキン・ワーキン・スティーミン・リラキシン)だ。 マイルスはプレスティッジに16枚のアルバムを残しているが、この時の充実度は他に例を見ない驚異的なものだったと言えるだろう。 面白いのはプレスティッジのその後の対応だ。これから益々マイルスの人気が上がることを予想したプレスティッジは、その録音を年に1枚という超スローペースで徐々に世に送り出したのだ。まず、『クッキン』を1957年に、次の『リラクシン』を1958年3月に、次の『ワーキン』を1960年2月に、最後の『スティーミン』を1961年9月に出したのだ。この戦略はハード・バップからモードへと移り変わるマイルスの傑作がコロンビアから出される中大成功をおさめたのだ。 マイルスだけでなくジョン・コルトレーンを語る場合においてもこの4部作は一つとして外せない大傑作なことは言うまでも無い。マイルスはこの時のレギュラー・クインテットを結成して約1年。特にジョン・コルトレーンの成長がこの4部作を不動のものとしている。これを聴かずして何を聴くのか、と言える作品だ。
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マイルス・ディヴィスは、40年代末からジャズの第一線で活躍してきた偉大なミュージシャンである。その彼が、自身のバンドを率いてハードバップと呼ばれるジャズのスタイルを確立させた、歴史的アルバムである。 当時まだ新人だったテナーサックスのジョン・コルトレーンをサイドマンに起用。本作は、バンド全員が共通の音楽的コンセプトにもとづいて演奏を推進させるというハードバップの理念を実現させた、いわゆるフォービートジャズの典型ともいうべきものだ。 録音はほとんどリハーサルもせず、マイルスのカリスマ的指導力によって、ごく短期的に行われたという。セロニアス・モンクの名曲<1>が取りあげられているが、マイルスの斬新な解釈によって彼の代表曲となった。(後藤雅洋)
【くちコミ情報】
このアルバムは皆さん周知の通りですが....
限定で、2枚組のスペシャルディスクが輸入版で発売されています、問題は2枚目に納められているセッションです、1956年2月18日の西海岸「pasadena Civic Audito ium」における「Gene No man P esents」のコンサートの模様が収録されています、そして、あのマイルスがモンクに文句!をつけた。Thelonious Monk本人が参加したRound Midnightが聞けるのです、実に面白い演奏で絶対のお勧め品です、CDのタイトルはRound A out Midnight全く同じです、amazonの輸入盤の検索で私は購入しました。
マイルスの知名度を一気に上げた傑作
1956年に発表したマイルスのアルバムです。 1曲目はセロニアス・モンクの曲を「マイルスの知恵袋」 とも呼ばれたギル・エヴァンスがアレンジしたものです。あとは チャーリー・パーカーの「アー・リュー・チャ」など 良質な楽曲が次々と飛び出してきて、これ以上ない満足感と 陶酔感を得られる作品です。ジャズ通の方から、ジャズを聴いてみようかなって 方まで誰にでもお勧めです^^
私のマイルス原点
●今から17年程前、私が初めて買ったマイルスのアルバムがこれです。当時、何となくジャズに興味を持ち始めて、「何かイイCDないかなぁ」と適当に選んだ1枚がこれでした。 その後、ジャズのCDをたくさん購入してきましたが、どういう訳かマイルス以外のアーティストは次第に飽きてきて、結局、大半のCDをディスクユニオン等の中古屋へ売ってしまいました。現在マイルスのCDだけが私の手元に残っています(公式盤・ブート盤合わせて200タイトル以上はあると思う)。 ●一昨年前の夏、このアルバムのLegacy Editionを購入しました。このアルバムの買い換えはこれが4度目でした。改めて聴きながら思ったことは、どの時代のマイルスも本当カッコいい、ということです。大袈裟な言い方ですが、ある種の美学をマイルスから教わった私であります。
こちらも人気アルバムです
「Kind of Blue」らと並び、必ず、ジャズ人気アルバムの上位に来るアルバムです。プレステッジを離れ、大手CBSに移籍しての第一弾アルバムでもあります。ジャケットが格段に格好良くなっているのも、そのせいでしょうか。 さて、サウンドですが、後年のモードを確立するまでのものですので、「Kind〜」のサウンドの特徴を「静謐さに潜む格好良さ」とするならば、こちらは、「熱さ」「ワイルドさ」でしょうか。ジャズスポットで、レコード針がアナログLPの音を拾いながらかかっているサウンドといえばわかりやすいでしょうか。それだけに、マイルスのプレイはもちろんですが、pのガーランド、bのチェンバースらも、熱気溢れる素晴らしいプレイを聞かせています。 夜中、どこかの酒場で、気のあったメンツと、お酒を飲む際、バックにかかっていてほしいアルバムです。
1956年CBSデビュー作はアレンジ重視の名演
1956年CBSに移籍したマイルスの心機一転第一弾です。この年にはプレスティッジで残務整理セッションを残しているわけですが、プレスティッジの4作品は、いかにもセッションらしい演奏です。(それでも十分に検討されているわけですが) それに対して、このCBSのラウンド・ミッドナイトは緻密なアレンジに基づくクインテットサウンドで、表題曲のラウンド・ミッドナイトなどはこのアレンジが素晴らしすぎて、事実上のスタンダードは作曲者のモンクではなく、マイルスの演奏のほうになってしまいました。 木訥なコルトレーンが、異様ともいうべきムードを出しているのも名盤たるゆえんです。
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【くちコミ情報】
音楽っていいよね、っていうのに説得力をつけるDVD
ライブ映像が終始鳥肌ものなのは皆さんのレビューが伝えるとおり。 そんな中、破綻しそうなリズムをぎりぎりでを保ちながら、 ジャック・ディジョネットとデイヴ・ホランドが目を合わせてニヤッと笑うシーンで、 「あー、この人たち本当に音楽好きなんだなー」と思い、こちらまで顔が綻んでしまいます。 インタビュー映像も洒脱で純度の高いメンバーや関係者のパーソナリティのおかげで、 冗長さを感じさせず、退屈しません。むしろもっと話を聞きたくなりました。 忌憚のない意見を語る評論家、若かりし頃と現在のジョニ・ミッチェル、 マイルスに捧げる静謐なピアノを奏でるハービー・ハンコック、などなど見所満載です。 終盤のアイアート・モレイラの一人『Bitches B ew』にJAZZ感覚と音楽の自由さを感じずにはいられません。
待望の映像ソースではありますが
待望の映像ソースではありますが、DVD1枚にしては演奏時間が短い(40分)ですので、色々なドキュメントを収録してあります。ブートレグまがいの装丁で逆襲に出たようですが、できれば40分のソースのみで廉価販売してほしいところです。
マイルス者は必需!輸入版の方が安いとケチらないように
これは言わずもがなのマイルスの優れたワイト島でのライヴである。 音源のみならCD「Message to Love」にも収録されているが、DVD版はドルビー5chとDTSミックスされていて音質が大変良く超鮮明だ。マイルスがちゃんとど真ん中から聞こえる。映像の方もよけいなデコレーションも施さずステージからはずした撮り方もしてないのも好ましくプレイぶりを堪能できる。メンバー皆若々しくキースは若いときからトランスしていたのを発見(笑)。 演奏自体は38分ほどと短いがトータルで2時間ある?…というのはそのライヴを軸としたドキュメンタリーだからである(もちろんライヴのみをノーカットで選択鑑賞できます)。そしてその時のメンツやマイルスゆかりのアーティストが思い出を語り、エレクトリック・マイルス期を俯瞰するという構成である。 社交辞令的なコメントに終始せず興味深いエピソードもいろいろ聞け面白い。マイルスを聞き込んで知っていればうんうんとうなずける(ワイト島の時のメンツは皆出演、今のキースも!)。驚かされたのは話す物腰が皆どうしてこうも品位節度があり、音楽が体から滲み出ているのだろうということだ。軽佻浮薄でズレたのが一人もいない。それは皆のソロ作品や演奏を聴けばおのずと検討はつくけれども。見た人は分るけど皆さんマイルスのマネがうまい(笑)。欲を言えばハンコックやリーブマンが登場した(コージーまで!)ついでショーターやマクラフリン、ザウィヌル、フォースターあたりも出して欲しかった気がする。そうなると長くなりテーマがズレるかもしれないけどミラーも出てるんだからなぁ…。 以上のインタビューを理解するために字幕が入った国内版を推したい。確かに値は高いけれどマイルス者には損はないと思う。
ワイト島での演奏を完全収録したDVDです
70年、ジミヘンらと出演したワイト島フェスティバルでのマイルスバンドの38分に渡る演奏を完全収録したDVDです。さらに、ライブ映像の前後には、出演メンバーであったチックコリア、キースジャレット、ジャックディジョネット、ゲイリーバーツ、デイブホランド、アイアートモレイラに加え、カルロスサンタナやハービーハンコックへのインタビューがあり、マイルスの人となりや音楽について語っています。 ライブでは、INASILENTWAY、BITCHESBREW収録曲を中心にメドレー形式で演奏しているのですが、曲名を聞かれたマイルスが「何でもいい」といったことから、DVDでの曲名はCALLITANYTHING!肝心の演奏ですが、sax、bはいい。keyももちろんいい。d は凄い!pe はこんなプレイをしていたのかと驚き!でもやはり凄いのはマイルス。グルーブ感溢れるインプロヴィゼーションを繰り広げているメンバーたちの演奏が、マイルスの一吹きで、サウンドを変えていくのですから。 エレクトリックマイルスファンには絶対お奨めのDVDです。
アンチ・マイルスのひとも必見!
エレクトリック・マイルスは嫌いというひとは多いとは思いますがこのDVDをみると必ず「少しは」好きになりますよ。ひとつのドキュメンタリーという形で進行していくので飽きないしレコードでは単純な繰り返しだと思っていた演奏がじつは複雑なものであることに気づきます。たいていの宣伝文句で「好きな人もそうでない人も見るべし」みたいなことをいいますが、これは建前ぬきでそう思います。エレクトリックが苦手だった私も私の友人もこれをみて強烈にビッチェズ・ブリュー以降の作品が聴きたくなりました。途中ででてくる、まだ青いジョニ・ミッチェルの映像は今からは想像つかないです。
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【くちコミ情報】
マイルス・ミュージックの分岐点
マイルスとビートルズをリアルタイムに感じられた1970年ころが懐かしい。僕自身が、ビートルズの解散を機にロックからニュー・ロック、そしてジャズへと歩を進めていた時期でもあった。ジャズといえば出合ったときにすでに歴史になっていたという印象が強く、ロリンズのサキ・コロもコルトレーンの至上の愛もマイルスのカインド・オブ・ブルーもすでに傑作として追いかけていた。ところが、このアルバムはリリースされ日本に入ってきたばかりで、スイング・ジャーナルでも賛否両論の問題作として話題になっていた。ジャケットのイラストもおよそジャズ・アルバムらしからぬポップな絵柄で強烈な衝撃であった。早速買い求めると、これまた、過激なエレクトリック・サウンドが充満し、複合リズムとコレクティブ・インプロビゼーションの音の宇宙に圧倒された。ことにウェイン・ショーターのソプラノサックスの凄さに度肝を抜かれた。音楽のよしあしよりもとんでもないサウンドの洪水に身を任せる恐怖感と快感に酔いしれながら脳の中枢神経を刺激され続けていた。まさに、多感な青春の只中でマイルス・ミュージックの分岐点を現時進行形で体験したのだった。
マイルスの渾身の5次元ロック
このアルバムもまたジャズではない。 1969年、キングクリムゾンはロックの地点から、 またマイルスはジャズの立場から極めて似通った地平を目指したようだ。 結果的にロックミュージシャンとジャズミュージシャンの表現力の差と いうかそれぞれが内包している空間ともいうべきそのものが如実にそれぞれの作品に表された訳だが、 そういう思いで聞き比べてみると偶然とはいえない時代の必然性が感じられる。 雰囲気でふんふんとジャズを聞き流しているようなリスナーには踏み絵のような作品なのかもしれないが、 プログレをはじめとしたロック、またはポストロック・エレクトロニカの視点から入り込めば、 実は難解な部分など無く、明解な「ロック」が存在したりする。
一般的音楽感覚の人は聴いても楽しめないアルバム
これは、前衛芸術のようなアルバムで(絵画にたとえるならピカソなど)、一般的音楽感覚の人は聴いても楽しめないものだと思います。聴いているのがつらいです。かって、世界的にヒットした曲で、無軌道でわけのわからないメロディのものなどあったでしょうか。無いはずです。普通の一般人は、美しいくて、わかりやすいメロディの音楽が好きなのです。これを名盤として取り上げるメディアは罪深いと思います。 このアルバムの1970年ごろ以降のマイルスは、一部を除きこういった無軌道な前衛芸術的なアルバムばかりなので要注意です。マイルスを聴くなら、「Kind Of Blue」か「Milestones」などをすすめます。こちらは普通のジャズです。
過渡期の混沌
マイルス自伝にも書かれているとおり、In a silent weyでのマイルスは、キャノンボールやチャールズ・ロイドに代表されるファンキージャズを横目にみた作風でしたが、本アルバムに聴けるマイルスは、明らかにジミヘンやスライ・ストーンのような黒人ファンク系のロックにインスパイアされていたようです。 楽曲は、その後の70年代初期のライブでお馴染みとなる名曲揃いで(何時聴いても「Spanish Key」はカッコいい)、当時考えられる、あらゆる「斬新さ」が詰まった仕上がりとなっています。 マイルスの作品中、名盤の誉れ高い本作品ですので、5ツ星をつけたいのですが、(マイルスのBOOKが閉じた今、改めてこの作品を聴くと)、ある意味で型にはまったファンク・ロックの美学を体現しようとしているマイルスと、残念ながらロックしきれていないメンバー(ショーター、ホランドほか)のギャップが感じられ、若干のマイナス。マクラフリンも良い仕事しているのだけれども音がソリッドすぎて本アルバムでは浮いた存在かも。 ショーター、ホランドとの組み合わせで聴くなら「1969マイルス」で決まり。でも、ジミヘンと競演したがっていたマイルスの意図を汲むのであれば、その後、紆余曲折を経て、漂着したアガルタ、パンゲアの世界かなと考えています。
真夏に聞きたい
楽器を演奏される方にとってこの音楽はものすごく楽しいと思います。 初めから終わりまでどんな音が出てくるか一音残らず聞き逃すまいと 正座して目をつぶって聞いていた頃を思い出します。 もっともA面1曲目の途中でレコードをひっくり返さなければいけま せんでしたが・・。とにかくこんなにもエキサイティングなレコードはあまり無いと思います。 ものすごく暑苦しいですので真夏に聞くとグッド! 難解であると感じてしまうのは「音楽」に意味や意図などを読み 取ろうとするからではないでしょうか? (それはそれで必要とは思いますが)コルトレーンの「アセンション」然り。 とはいえ好みがあるので直感で良いと悪いを決めても良いとは思います。
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【くちコミ情報】
池田満寿夫のジャケットもいい、マイルスの洗練されたサウンドを満喫できる一作
片面CBS吹き込みの”マイルス・セクステット”で残る片面がフィリップスの”死刑台のエレベータ”であった「ジャズトラック」から、 日本の企画でセクステットだけをまとめたのが本アルバム、ということで70年代に唐突に出てきた感があった。 池田満寿夫のイラストが素敵なジャケット(これは女性は100%「ステキ〜!」という)にも惹かれて買った記憶がある。 パーソネルの中で触れておかなければいけないのは、3人。 このアルバム収録の二ヶ月前に名盤"Something Else"を、 Milesを招いて作ったキャノンボール・アダレイ(実のところ、これはMilesがリーダーのアルバムになっている)。 Milesの師匠、チャーリー・パーカーを彷彿とさせるアルト・サックスである。 それから、ビル(ギルではない)・エアバンスのピアノ。 彼の”Explo ations”を聞いてもらえばわかるが、独特のたる〜いサウンドを展開する。 そして、テナー・サックスをブロウするジョン・コルトレーン。 ・・・それにしても、なんて洗練されたお洒落なサウンドなんだろう。 約半世紀前の作品とは思えない。 聞いていてうっとりするMilesのベストプレイの1つである。
マイルスのミュートで演奏される聴き易いアルバム!
マイルスのミュートで演奏されるバラッド中心の良く出来たアルバムです。 5曲目以外、マイルスはハーマン・ミュートを使用。大名盤「kind of Blue」とは違い、スタンダード中心の構成なのも聴きやすいポイントです。 お勧めは1曲目の「On G een Dolphin St eet」、 ビル・エバンス(p)のロマンチックなピアノソロで始まり、ジミー・コブ(ds)の控えめなブラシをバックにマイルスのミュート・トランペットが入る構成などは素敵です。 またC.ポーター作曲の「Love Fo Sale」は、同時期に録音された「Somethin'Else C.Adde ley(Ble Note BST81595)」のバージョンと聴き比べるのてみるのも面白いですね。 今回は「マイルス・デイビス紙ジャケ復刻ベスト30」の1枚で、DSDマスタリング・マスター使用。銀蒸着CD。原盤ライナーノート訳を所収しております。
58年のマイルス音源から成る名盤コンピが高音質で甦る
今回のDSDリマスタリングによって音質が格段に向上している。輸入盤CDのJazz Maste Se iesではテープヒスが目立っていたが、本盤ではきれいに取り除かれている。それとステラ・バイ・スターライトのバージョンが上記の輸入盤とは違うらしい。詳しくは中山氏の「聴け」でご確認を。マイルスが引退していた1979年に日本のCBSソニーの企画で編集されたコンピレーションだが、マイスル不在の急場しのぎに作られたのもとは到底思えない程内容は素晴らしい。演奏メンバーはあの"Kind Of Blue"と同一だが、あれほど堅苦しい感じはなく、ぐっとリラックスした演奏内容となっていて聴きやすく初心者にもお薦めしやすい。実は私も本盤をジャズ初心者の頃聴いてマイルスとモダンジャズに傾倒していった経験がある。 マズは一曲目の"On G een Dolphin St eet"が問題なしに良い。Bill Evansのリリカルなピアノのイントロが爽やかな風を運んでくる軽やかなアップナンバー。続くマイルスのミュートが卵の殻の上を歩き、トレーンが最初はやさしいが徐々に凶暴になるトーンで全部ぶっ壊し、キャノンボールが笑いながらきれいに後かたづけをする。二度目のソロではEvansがビーバップフレイズを叩き、最後にマイルスがメロディーを吹いて締める。二曲目の"F an Dance"はマイルスお得意のバラード、キャノンボール美しいアルト、トレーン叙情的で力強いテナーを聴いているともうカインド・オブ・ブルーの世界の一歩手前まで確実に到着していることが判る。その後の"Stella"や"Love Fo Sale"も屈指の名演奏だと言える。やはりこのクイテットはマイルスにとって特別なものであり、腕達者なメンバー一人一人も充分にその上手さと個性を発揮できるスペースがあり、全体としても最上質のモダンジャズとなっている。P estigeからCBSに移ってからのマイルスクインテットはどことなくぎこちなさがあり、その堅苦しさが少し聴きにくさに繋がっていた面があったが、本盤ではドライブの効いたライブのような演奏が聴けて好きだ。
カインド・オブ・ブルーと同じメンバーの顔合わせセッション
希代の傑作「カインド・オブ・ブルー」を生み出した奇跡のセクステットの顔合わせセッション的なアルバムです。カインド・オブ・ブルーの深遠な世界とは違う、リラックスしたスタンダード演奏集。ビル・エヴァンスの個性が全体のトーンを規定しているのが聴き取れます。
聴けば聴くほど一生モノだと思える。(古いテープでこれを渡してくれた生物の先生に感謝します)
印象的な赤のデザイン(池田満寿夫氏による版画)が僕には日の丸カラーを連想させ、日本が世界に発するマイルスの音源という誇りに感じられる。その音は膨大な作品がある中で黄金コンボがそろい始める1958年。ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、そして初参加のビル・エバンス(マイルスとの音源は少ない)という華やかさなのだ。 そして今作の演奏が「聞きやすい」とよく言われる理由は、マイルスの描く思想がわかりやすく纏められているからではないか。マイルス独特のシンプルなものに込める深み、そしてモードジャズ完成前夜の自由な展開力を秘めた知的さ。これらを難しくせず、旋律の幹がどっしりしたスタンダードらに秘めさせ、組まれている。 特に「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」だ。ビル・エバンスが初めに描く軌道の美しさがいきなり神聖で、空気がだんだん緊張し、ポール・チェンバースのベースも加わり流れが速くなるところへ、主人公マイルスが登場する。この最初の一吹目の思慮深さ、そして次々とソロが入れ替わる中でも次に何が起こるのかという興味で待つ空気がたまらない。構成がカッコイイというよりは繋いでゆく意思が非常にカッコイイ。旋律のバトンの中に内省的な恍惚がある。 「フラン・ダンス」は妻フランシスへのオリ曲。これがまた素晴らしく、コードの上でアンニュイに歌うようなマイルス。思えば控えめな表現がなせるエバンスの思想はマイルスにうってつけなのかもしれない。「星影のステラ」ではマイルスのメロウな表現技法がこれでもかとみせつけられる。ランデブするエバンスとコルトレーンの性格の違いも面白い。「ラヴ・フォー・セール」は跳ねる様なリズムセクションが印象的。代わりにに音を丁寧に作り出すマイルス。間やタッチが官能的だ。「リトル・メロネー」は実は55年の音。モノラルの音も空間を感じられてこれも結構いい。
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1960年代後半はロックのパワーが炸裂、その勢いにジャズが飲み込まれようとしていた時代だった。そんな時代に敢然と立ち上がったのがマイルス・デイヴィス。マイルスは別にロックを演奏したわけではなかったが、エレクトリック楽器を取り入れロック・ファンをも魅了する新しい形のジャズを提示した。その金字塔ともいえる作品が69年録音の『ビッチェズ・ブリュー』なわけだが、本作はその半年前に録音した作品。 ハービー・ハンコック、チック・コリア、ジョー・サヴィヌルとキーボード奏者が3人、さらにギターのジョン・マクラフリンを加えた8人編成による演奏は非常に牧歌的で、そのサウンドはどこかデビュー当時のウエザー・リポートに近い感触。本当は複雑だけどシンプルに聴こえるリズムと各人のスケッチ的なソロが微妙に絡み合い、まるで絵画をみているような気分になる作品だ。なお本作のリハーサル・テイクは既発の3枚組『ザ・コンプリート・イン・ア・サイレント・ウェイ・セッションズ』で聴くことができる。(市川正二)
【くちコミ情報】
エレクトリック・マイルスの傑作
面子のよさにもぶっとぶ。 SaxにWayne Sho te 、KeyにChick Co ea、He ie HancockにJoe Zawinul Guita にJohn McLaughlinだ。 これだけでも総毛立つが、内容も鬼気せまる迫力。 特にSACDなので音の生々しさは天下一品。 そこのけ、そこのけ俺様が通るとばかり迫力を全面にだしたエレクトリック マイルスの傑作。推薦します。
元祖リミックス.アルバム
僕はビッチェズよりもこっちが好きだ。それはテオ.マセロのエディトリアル.ワークに全てをゆだねた最初の作品だから(これはコンプリート盤を聞くと分かります)。それに、前作からの変貌ぶりという意味においても、本作-ビッチェズのそれよりもインパクトあったし。とにかく、この漆黒の静謐というべきサウンドは強力。 p この時代、本作を含め、ジャズにおけるエレクトリックの導入というのが話題になるようだが、本作は、そういうことではなく、大幅なエディトリアル.ワーク(即ちリミックス)によって作られた作品ということに最大の意義があると見る。
ジャズの概念を超えた
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ジャズの概念を超えた
この曲を聴いたときの衝撃は忘れられません。 実はこの曲を最初に聴いたのは、フィルモア最後のコンサートというロックコンサートでのサンタナの演奏です。 静寂の中からわき上がってくるサンタナの官能的なギターの音色と緊張感あふれるインスピレーションに興奮したものです。 それがきっかけでマイルスのこのアルバムを購入して聴きました。 p これがまた、サンタナ以上に素晴らしいアルバムでした。 ジョンマクラグリンのギターがサンタナと比べて硬質で、サンタナの曲と比べるとギターが非常にクールな印象を受けました。 曲自体は導入から中盤まで非常にスリリングな構成で静寂の中からリズムがわき上がってくるといったもので、全く飽きさせずに最後まで一気に聞ける曲です。 p マイルスのアルバムの中でも必聴のアルバムで。 サンタナの同名曲と聴くき比べて見ると双方とも個性的なので、双方とも聴かれることを強くお勧めします。
絵画的音世界
マイルスの多様なアルバムの中でも他とは隔絶した独特の静謐な世界を醸し出している。(あえて言えば「Kind Of Blue」に近い) ここでは、従来のジャズの柱である個人プレイ(アドリブ、<線>)よりも、総体として音が織りなす色彩(音色、<面>)に重点が置かれているように思われる。 一定のビートを刻むリズムの上を、オルガンと二台のエレピ、そしてギターが自由自在に断片的なフレーズを互いに交錯させていく様は、いつまでも何度でも聴いていたい魅惑的な空間、まさに時間が止まったような一つの世界を作り出しているのである。絵画的とでも言おうか。 後のフュージョンへの布石となったばかりでなく、プログレ方面(特にソフト・マシーンなどカンタベリー周辺)へも多大な影響を与えたのではないか。
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