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ジャンル内ランキング:10432位
カスタマーレビュー数:8
【くちコミ情報】
フュージョン好きのためのアルバム以上になっていない
1976年発表。ECM期のPMGではロックアプローチが一番顕著に見える作品だと一般的には解説されている。しかし、前作のタイトル曲「サン・ロレンツォ」や後年の「ファースト・サークル」のようにフュージョンだとかそういう枠組みを超えたような独特の音質や作曲面での驚きはあまりなく、20年以上経った現在では典型的なフュージョンサウンドのひとつとして捉えられる曲が多い。(1)からしてスーパーや朝のラジオの交通情報のBGMでかかっていそうなスムーズな曲(実際にかかっていた)で、現在のリスナーの耳に訴えかけるダイナミズムはあまり期待しづらい。よってPMGの初体験の一枚目に本作を選ぶのはお勧めしない。
まさに抜けるような爽快感が感じられるアルバムです
76年発表のパットメセニーグループ2枚目のアルバムです。サウンドを一言で言うと、アルバムタイトル、アルバムジャケットから連想される、まさにアメリカンなサウンドといえばいいでしょうか。どこまでも青い空が続く、抜けるような爽快感が感じられるさわやかなサウンドになっています。そのサウンドを作っているのは、パットのギターはもちろんなのですが、盟友ラリーメイズのkeyに寄る所が大きいかと思います。曲も全て2人の競作で、素晴らしい曲ばかりです。 暑い夏の昼下がりのビールのお供に、あるいは風を受けたドライブのお供になどというシチュエーションにピッタリくる爽やかなサウンドです。
ジャズの限界を突き抜けた爽快感
ジャズの歴史という観点からすればファースト・アルバムのほうがより重要ということになるのかもしれないけど、このアルバムのタイトル曲を初めて聴いたきの感動が忘れられない。それは、初めて「ロックのわかるジャズに出会った」(ヘンな言い方だけど)という熱い驚きだった。 60年代末のマイルス・デイビスによる“エレクトリック・ジャズ”の誕生以降、70年代はジャズとロックの融合が何かと取り沙汰された時代だったが、ジャズの側からもたらされる「ロックとの融合」の成果は、ロック・ファンからすればとてもロックとは呼べないシロモノだった。そんなときに登場したこのメセニー・グループは、まさにロック・スピリッツを感じさせるバンドだった。 パット・メセニーは、同時期にもてはやされたジョン・マクラクリンやジョージ・ベンソンとは明らかに違う、ジャズとロック双方の言葉でしゃべることのできるギタリストだった。相棒のライル・メイルズのスタイルもまた、ニッキー・ホプキンスやチャック・リーヴェルといったロック・ピアニストの影響を受けた、アメリカン・ルーツ・ミュージックへの憧憬をうかがわせるものだった。彼らは、ひとつのスタイルとしてロックを消化しようとしたそれまでのジャズメンとは明らかに違う世代のミュージシャンだった。 アメリカン・リアリズム風の美しいカヴァー写真は、彼らのルーツ・ミュージックへの憧れと探究心を示すものだった。彼らのその情熱がやがて南米の大地へと向かっていくとは、当時は予想もできなかったけど、ジャズの限界をつき抜けたという爽快感はいまもこの胸に残っている。
変わらない疾走感
79年発表のグループ第二作だが、デビュー作がどこかぎこちなかったのに比べると、格段にグループの一体感が増している。殺人的スケジュールのツアーをこなしていった努力の賜物であろう。 p 今では異色作とされがちな本作だが、異色なのはあくまでタイトル曲だけではないか。M-1のイントロ・モチーフはやがて後の名曲「ファースト・サークル」へと繋がっていくものだし、何よりもこの疾走感がグループの個性を決定づけたような気がする。 p 最新作『ザ・ウェイ・アップ』を引っ提げてのライヴを体験した後で改めて本作を聴くと、この疾走感をパット・メセニー・グループが25年以上保ってきたということに気付く。ライヴはグループのこれまでの歴史を物語るものでもある、というパット・メセニーが以前インタヴューで語っていたことの意味が良く分かる。メンバーが変わろうとも同じグルーヴを生み続けてきたメセニーと盟友ライル・メイズのミュージシャン・シップの高さには敬服せざるを得ない。 p 青春の1ページなんて表現で括ることの出来ない作品である。これは偉大な発明の第一歩だったのだ。
ピアニスト、ライルメイズがアコピで頑張って◎
パットメセニーの、特に~グループ名義のものは、ライルメイズのこれでもか的シンセが鼻につく、という人はいませんか?ワタクシはそうなのです。この軽味を身上とした?ブルース/ソウルフィーリングのかけらもないギタリストのバックでこれ見よがし的シンフォニックなシンセが炸裂してしまうと、いかんせんいまの時代から振り返ると実態以上につまらげな音楽に聞こえてしまうきらいがあるように思えるのだ。 そんなわけで、ロレンツォもオーレも、ウィチタフォールズなんてもってのほか!ぐらいに思っていたのだが、この、ECM時代一番売れたであろうバリバリポップなアルバムはちょいと違うのである。 ここではメイズは、.......もともとそういう素質あり!とにらんでいたのだが....「マイソングのキース」調の泣かせるアコピソロを多用してくれている。(特に1.2.3)これが本来伸びやかなパットメセニーのギターにシンセのドユ~ンよりいっそう開放感を与え、ECMパットでは最もかっこいいこのアルバムのジャケットにふさわしい世界観を作り上げているのではないか。このあと、メイズはよりシンセ化していくのだが、そのことが実に惜しまれる一枚だ
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カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
ポップな聴きやすいサウンドに徹した作品
パット個人にとっては、ソロ多重録音の作品「ニュー・シャトークァ」の次作となり、「想い出のサン・ロレンツォ」と同じメンバーによって79年に録音されたPMGの作品。全5曲で35分というのが物足りないが、盟友ライル・メイズと組んで伸び伸びとした演奏を繰り広げる。全体としてポップなロック色の強い作品で、特にタイトル曲がその印象を強める。多分当時のロック少年やフュージョン小僧にとっては、とっつきやすい作品であったに違いない。アルバム全体を通して、非常に聴きやすく、ノリの良い作品であることに感心する。しかしながら、心に残るこの1曲というのがない。実際、後年の傑作ライヴ盤「トラヴェルズ」では本作の曲は収録されていない。ではつまらない曲ばかりかというとそうではない。どれも並みのジャズ・ギター・グループには及びもつかない高水準の曲ばかりだ。ライルのキーボードやパットのギターの音の美しさに聞きほれる部分はどの曲にもある。しかし、不思議に曲全体としては深い印象を残さない。心に沈殿する何かが足りない。パット/PMGには他に名盤・名曲が多く、どうしてもそれらと比べてしてしまうせいもあるだろう。私の本作の評価は厳しめだが、星4個である。
まさにアメリカン?
グループ名義としての前作"PAT METHENY GROUP(想い出のサン・ロレンツォ)"は非常にナイーブというか、しっとりとしていたのに対して、こちらは明るく、カラッとした爽やかさがあります。 メンバーは前作と同じなのですが、よりP.メセニーのギター音が多く聴こえるのは私だけでしょうか (^^; 反対に、前作にあった"SAN LORENZO"で聴けたM.イーガンの素晴らしく美しいフレットレス・ベースのサウンドが、今回は少し控えめになったようにも感じます。 うーん、、P.メセニーもいいけど、個人的にはM.イーガン支持派です (^^;
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