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¥ 1,000(税込)
¥ 950(税込)
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ジャンル内ランキング:1198位
カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
どうしてこんなによいCDを出すのか
わずか1000円で、有名なラヴェル版とオリジナルのピアノ組曲版が聞けるというのは、信じられないほど贅沢である。 ムソルグスキーは、ピアノ組曲としてこの曲を作った(自身ピアノの名手であったそうだが、あまりピアノ曲は好まなかったらしい。)が、彼が生前有名でなかったこともあり、この曲はほとんど演奏されていなかった。それを一躍有名にしたのが、ラヴェルによる編曲版であった。ラヴェル版は、鮮やかなトランペットの音色で始まる「プロムナード」が有名だが、他の部分でもトランペットが巧みに使われている。「カタコンブ」や「キエフの大きな門」でのトランペットも鮮やかである。特に、「キエフの大きな門」では、トランペットの音色が雄壮で、門を中心とした街並みまでもを想像させる効果を持っている。 他方で、本来の形であるピアノ版もよい。プロムナードはもちろんのこと、「古城」の静かな雰囲気や「殻をつけたひなどりの踊り」のコミカルさは、むしろピアノ版でこそ真価を発揮していると思う。 名曲を聞き比べられて、しかも1000円。実に良心的である。
鳥肌ものです
EL&Pの「pictu es at an Exhi ition」を聴いて本家クラシック版を求めたという特殊な買い方をしましたが、超有名な「プロムナード」を聴いて鳥肌が立ちました。あの雄大なメロディのオーケストラ。カラヤンの指揮さながら、編曲した「ボレロ」の作曲者でもあるラヴェル、いい仕事してます。ていうか元のムゾルグスキー版はピアノ組曲だったというのに驚き。 “絵”の作品の世界観も曲に出て聴きやすいし、「プロムナード」にしても曲の合間にモチーフを変えて登場したり最後の「キエフの大きな門」でも同曲の主題がフッと出てきて作品としてみても十分聴き応えあります。 「展覧会の絵」をオーケストラとピアノで聴けて一度で二度お得なうえ、この価格は安い! 個人的にオーケストラ版とピアノ版を聴き比べてみてどっちかていうとピアノ版のほうが展覧会に行ってるような感じです。
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ロシア・ナショナル管弦楽団(演奏)
¥ 1,000(税込)
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ジャンル内ランキング:29747位
カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
「ファンタジア」7曲目………その中に繰り広げられる恐怖に耐えられるか!?
「ファンタジア」7曲目、「はげ山の一夜」!!これまでの6曲には想像もしなかった恐怖と悪が暴れまくっています。魔王による、恐怖と悪によって荒廃した光景。奪われる穏やかな平和。罪のない「全て」が、恐怖と悪に染まっていきます。もはや、その猛威は誰にも止められないと思ったその矢先に、教会の鐘の音………正義の力が、恐怖と悪を薄れさせ、消し去っていく瞬間です。 「ファンタジア」では、7曲目に続いて8曲目の「アヴェ・マリア」に続いていきます。そこに描かれるのは、正義、そして穏やかな、平和を願い続ける心そのもの。 次回はいよいよ最終回………「アヴェ・マリア」です。
熱演で聴く「通俗名曲」の愉しさ
ロシアの作曲家の有名な管弦楽曲を7つ選んで収録したオムニバス盤です。 多彩にして壮麗かつ情緒的な、有無を言わせぬ濃い演奏が多くて、理窟抜きにおもしろかった。アルバムとしてのまとまりは物足りないけれど。 こういう作品を「通俗名曲」と呼んでおとしめるクラシック愛好家が昔からいますが、誰にでも親しみやすくて魅力的な音楽をあなどってはいけない、とおもう。 オケの指揮者の内訳は、シノーポリが1曲、ヤルヴィが4曲、プレトニョフが2曲。一流どころが揃っているうえに、録音がすぐれている。 ムソルグスキーの交響詩《はげ山の一夜》も奇怪な情景が浮かんできて凄みが感じられますが、チャイコフスキーの大序曲《1812年》は、曲のクライマックスで、祝砲が続けざまに炸裂するわ、教会の鐘が鳴りだすわ、もう大変な騒ぎになっていて、なかなかの聴きものです。 この内容、この価格。特にクラシック音楽の初心者にはお買い得。
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¥ 1,500(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:17362位
カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
リヒテルの『展覧会の絵』が目当てで聴いたところが
CD2収録の『6つの歌曲』(マルケヴィッチ指揮 1962年録音)と、『ボリス・ゴドゥノフ』〜ハイライト5曲(カラヤン指揮 1970年録音)が、とびっきり素晴らしい演奏でした。 『6つの歌曲』では、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)の力強く、凛として張りのある声が、とても素敵でした。第6曲「ドニエプル川にて」が、殊によかった。さらに、当CDのトリを飾るオペラ『ボリス・ゴドゥノフ』からの5曲がすごく良く、全く聴き惚れてしまいましたよ。ニコライ・ギャウロフの太くてやわらかなバスの声もよかったんだけど、それ以上に、合唱とオケの演奏にやられましたね。カラヤンが振ったオペラの録音のなかでも、これはトップクラスの名演ではないでしょうか。聴きながら、ワクワクしてきました。 『展覧会の絵』では、ピアノ版のリヒテルの演奏(1958年2月、ソフィアでのライヴ)が実に面白く、印象に残るものでした。ミスタッチをあちこちでしているのと録音が冴えないのとで、途中までは「これ、今まで聴いたリヒテルのなかでも最悪だ」と思ったですね。ところが、終盤の2曲「鶏の足の上に立つ小屋」〜「キエフの大きな門」で、俄然、本領を発揮します。野球で言えば、8回裏、9回裏の猛反撃、といった感じかな。でも、このピアノ版を最初に聴くなら、ホロヴィッツ盤を始め、もっと適当な演奏がいくらもあるでしょう。 管弦楽版のジュリーニ指揮シカゴ響の演奏(1976年録音)は、さすがに充実して安定感のあるもの。聴きごたえがありました。ただし、この曲のマイ・ベストは、チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルの超・ゆったりとした演奏。 『死の歌と踊り』では、ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)が歌っています。演奏はともかく、これは曲が全く面白くなかった。マゼール指揮の『はげ山の一夜』(1959年録音)は、つんのめるような演奏で、ぱっとしませんでした。
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ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
¥ 2,548(税込)
¥ 2,421(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:76620位
カスタマーレビュー数:4
【Amazon.co.jp】
ワレリー・ゲルギエフは「展覧会の絵」を夢中になって見て回るが、そこではラヴェルの洗練されたオーケストレーション以上に作曲家ムソルグスキー生来の感性が強調されている。指揮者はこれを実現するため、ウィーン・フィルハーモニーの金管楽器奏者たちを叱咤(しった)激励し、とくに「カタコンブ」における壮大なコラール風のスタイルから曲の最後を締めくくる「キエフの大門」の圧倒的なクライマックスまで、彼らの特徴である朗々とした響きを思いきり出させている。 しかしながら、この指揮者によるルバート奏法は何箇所か、純粋に感じ取られたというよりもなにか継ぎ足されているような感じがする。たとえば「テュイルリー」における主席クラリネットのリタルダンドや、「古城」の基本拍子を滞らせるフレージング過剰の弦楽器のレガートがそうである。フィリップスの広がりのある音響工学はコンサート・ホールの雰囲気をよく伝えているが(これはライヴ・レコーディングなのである)、ダイナミックなインパクトと鮮やかな細部に欠けている。フリッツ・ライナー版やジョージ・セル版がいまだ聴くときの基準になっているのだ。その結果、「禿山の一夜」の渦を巻くような勢いも拡散して響き、劇的にも平板である。ただ、歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲とゴパック(歌劇「ソロチンスクの市」から)は気持ちのいい演奏で、よきつなぎ役となっている。(Jed Distler, Amazon.com)
【くちコミ情報】
ムソルグスキー:展覧会の絵(ラベル編曲)
さすが ウィーン フィル だと 思いました。 音に 厚み が 有って 非常に いい 演奏 だと 思います!
惜しい・・・
この「展覧会の絵」はまるで舞台を見ているように思えました。 目の前で絵の光景が繰り広げられているような不思議な感覚。 やっぱりゲルギエフはオペラの指揮者なのだな~と感心&感動♪ ただ「キエフの大門」の鐘の音が・・・・惜しい・・・ p 「モスクワ河の夜明け」「はげ山の一夜」「ゴパック」、 こちらも素晴らしい演奏♪ 「ゴパック」は短い楽曲ながらロシアの匂いが・・・・ いい曲です♪
ぜひ大音量で聴いて欲しい
ゲルギエフ&ウィーンフィルのの組み合わせによるデジタルライブ録音。 p 私の印象を一言でいえば、「上品で野蛮な音楽」に集約されます。ゲルギエフの濃厚で強いエネルギーでもって、激しいところは圧倒的な響きが印象的。しかし、演奏しているのはウィーンフィルということで、優しい響きのメロディーやピアニッシモのところは鳥肌が立つほど美しい。両者の特徴が上手くかみ合って、いると思います。 冊子によると、この録音はデッカスタッフによっておこなわれているとあるが、そのせいかオーディオ・ライクな仕上がりとなっているように感じます。
洗練されて美しい演奏に聴こえる
ウイーン・フィルの洗練されたアンサンブルと美しさが極立っている。 野生的なゴツゴツした演奏を期待していたが、期待したよりは普通の演奏であった。 わたしにとってはトスカニーニの「展覧会の絵」を初めて聴いた時ほどの驚きはなかった。 現代における名演というものは、まずアンサンブルの美しさが重視されているのかもしれない。 「はげ山の一夜」についても同様な感想を持った。
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¥ 1,000(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:4269位
カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
ゴージャスな「展覧会の絵」
名門フィラデルフィア管弦楽団の壮麗かつダイナミックなサウンドと、ムーティの鮮やかな色彩感が見事にマッチした、まことにゴージャスな「展覧会の絵」となっている。 オケと指揮者の息もピッタリと合っており、ユージン・オーマンディの長年指向してきたものを、ムーティは後継者として見事に開花させた感がある。 編曲者と指揮者とオケが、これほどのマッチングを見せた例は珍しいであろう。 デジタル音源による録音の良さも素晴らしく、「本当にこの価格でいいの?」と思わず疑ってしまうほどである。
豊麗なムソルグスキー
フィラデルフィア管弦楽団の豊麗なサウンドとムーティのすぐれたバランス感覚とがマッチしている。ラヴェルの編曲は鮮やかさゆえに、品のない演奏を招きやすい。その点、この演奏はいい意味で品の良さを感じさせる。かといって、こぢんまりまとまっているというわけではなく、「キエフの大門」などでは豪快な味わいを十分にたたえた見事なものになっている。併収の「はげ山の一夜」も生動感あふれた演奏になっている。録音の良さとあいまって、ムソルグスキーの個性的な幻想世界を堪能するのに最適のアルバムだと感じた。
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¥ 1,800(税込)
¥ 1,661(税込)
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カスタマーレビュー数:7
【くちコミ情報】
私、この展覧会の生演奏聴きました
最初、「えらい遅いな〜、これじゃあ最後まで持たないだろう… 」と思いました。 ところが、予期に反し、音楽が抜けないのです。それどころか、「スコアにこんな音まで書いてたのか? 今まで聞いてたのは何だったんだ!… 」 そして、自分の心臓の高鳴りを聞きながら、震えながら、最後までその音楽に身をゆだねていたのです。 今、思い出しても涙が出てきます。
壮絶の一言!
個人的にチェリビダッケを知ったのは、1980年のロンドン交響楽団来日時にNHK−FMでの実況中継だった。何の先入観もなく、コダーイの「ガランタ組曲」の演奏が始まるや、尋常でない雰囲気に、慌ててエアチェックを開始した。そのため、カセットテープには曲の途中から録音されている。そして「展覧会の絵」の止まりそうな遅さに驚嘆した。その後90年代に放送録音によるブートCDを買いあさり、遂にEMIから正式なCDが発売される事になり、直ぐに購入。その時には、NHKがロシアと共同で曲の元となった画家ハルトマンの絵を調査し遂に「ヴィドロ」が牛が引く車という言葉の裏にある「惨殺」という事実を悲しんで書かれた事が判明するという番組を見ていたため、チェリビダッケがそれを知っているかかどうか解らないが、まさしく「悲しみ」に溢れた表現に圧倒された。以前にジュリーニの指揮による同曲のCDがこれに近い遅さだったが、チェリビダッケはクライマックスでの「キエフの大門」でエナジーを爆発させる!これを壮演といわずして何と言う?まず、他の指揮者の盤を聴いてからこれを聴いてみれば、この凄さが解るはず。もう他の指揮者では聴けなくなりますよ!
スローの大作
はじめて聞いたときは、ボレロについてやや遅い感じだがあまり違和感なく聞けた印象だった。そして展覧会の絵はさらに遅いが個人的には許容範囲ぎりぎりの線だと思いつつ聞いていた。が、キエフの大門に達したときには・・・しびれました。何でしびれたか?不思議で考えてみましたが最初から流れるスローペースの中をだんだん馴らされていき、キエフ~に到達したときにたっぷり時間を使い大地を踏み鳴らすかの如く大迫力で・・・圧倒されました。このキエフ~単品で聞くと”遅いな~これは何なんだ”と思いますがそのように聞いてはだめです。最初から一連の流れを聞くとチェリビダッケの物語が始まり、その世界が広がる(洗脳される??)、そしてキエフの大門では圧倒される。感動する。それでいいじゃないですか。・・・??勝手な意見ですみません。参考にならないかも?
一期一会・・・天国の大門
この音楽の偉大な価値が、ようやくに理解できた。なぜ手塚治虫は、アニメ大作に、この曲を選択したのか?なぜ「エマーソン・レイク&パーマー」は、「死は生」という大げさな歌詞を付けたのか?「キエフの大門」は、ロシアの特定の門ではなかった。それは、天国に開く巨大な門だったのだ。今までの演奏では、それがわからなかった。テンポは遅くない。これで正しい。感情の高まる壮大なうなりは、この流れでないと生じない。何度も聴ける音楽ではない。一期一会である。しかし、このCDは曲に潜在する価値を、最大限に啓示する。希有な名演である。
初心者にも薦めていいのだろう。
チェリビダッケ。彼の晩年の演奏は牛の歩みのようにのっしのっしと進行する。が、決してえっちらおっちらではないことには注意だ。必ず目的地があって、そこに向かってじっくり進んでいるのだ。 p この歩みののろさが最も如実に現れるのがこの「展覧会の絵」と「ボレロ」ではないかと思う。「ボレロ」なんざ、あんなゆっくり着実にもっていったらどっかで粗が出そうなものだが、決して破綻しない。破綻せず頂上まで行くのが感動的なのだ。 p 普通のテンポのものが欲しいという人には決して薦めない。薦めないけれども、その前に「普通って何?」と問いつめて、「確かに他の演奏に比べてかなり遅いけれども、いい演奏があるんだ」と言うかもしれない。結局是が非でも薦めたくなるのだ。いい演奏というのはテンポによるものではない。やはりなんらかのスピリットによるのだ。この演奏にはそれがあるときっぱり断言する。 テンポがどうテクニックがどうと言うのは、小賢しいかもしれない。この演奏をもし生で聴いていたら、ということを想像しながら聴いてみてほしい。感動間違いなしだ。 p 本当にそこまで言っていいんでしょうか……いや、いいと思うんです。
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最高の「展覧会の絵」
大胆な編曲を施した「はげ山の一夜」ばかりが話題になるCDですが、「展覧会の絵」の方が聴き物です。 p こんなにラヴェルのオーケストレーションの面白さを表出した演奏は聴いた事が有りません。とにかく驚かされるのは、各パートがそれぞれに意味深い表情を持って演奏されている事です。そして各ソリストも実に良い味を出しています。プロムナードも出てくる度に、実に豊かなニュアンスで、次の絵(曲)に繋げます。たんなる繋ぎでは無く、なぜこの部分に挿入されているかを改めて認識させられます。 p 生前はあまり高く評価される事のなかったレイボヴィッツですが、才能豊かな指揮者でした。本来は作曲家でもあるので曲の分析も素晴らしく、他の指揮者とは明らかに違う次元の音楽を作り出します。ベートゥー!ヴェンの交響曲全集も素晴らしい物ですが、ご存知ない方には、ぜひ、この「展覧会の絵」を聴いていただきたいと思います。
録音を聴くならこの1枚
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¥ 1,890(税込)
(税込)
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カスタマーレビュー数:6
【くちコミ情報】
名演奏
ライブでウゴルスキの「展覧会の絵」を聞いたことがありますが、とにかく音量がでかい。なおかつ技術的にも精緻で、その精緻さがミニマリスティック、というかオタク的で、とにかく圧倒的な感動を覚えました。 録音はライブ演奏には全く及びませんが、ウゴルスキの個性は、この曲や、メシアンの「鳥のカタログ」みたいな描写的な音楽にピッタリのようで、カッチリとした音色とどこまでも響いていく低音部、オタク的な細かさのダイナミック、と、とにかくひとつの究極の「展覧会の絵」であることは間違いありません。 これに比べると、最近出たキーシンの演奏すらロマン派にしか聞こえません。 アバドの演奏は、ベルリン・フィルの常任指揮者になっての初録音で、まだはっきりとアバドの個性が打ち出せているとはいえません。もっとあとで録音すれば、すさまじい演奏が聴けたでしょうが。それでも充分楽しめる演奏には違いありません。
管弦楽とピアノの両方が楽しめるお得な1枚です
ムソルグスキーの「展覧会の絵」には、ラヴェルによる管弦楽版と、ピアノ版がありますが、その両方を、楽しめるアルバムです。 管弦楽版は、アバド指揮によるベルリンフィルのもの。「展覧会の絵」のようなカラフルな曲は、やはり、録音状態の良い、素晴らしいオケで聞きたくなりますが、そういう点からは、ベルリンフィルはうってつけではないでしょうか。確かに、アバドの指揮は、優等生的な点がありますが、この曲のスタンダードな演奏という点では良いかと思います。 一方、ウゴルスキは、やや異端と言われることも多いピアノですが、かえって、この曲のカラフルさが出ており、面白い演奏になっています。 アバド:4点、ウゴルスキ:5点というところですが、この値段で、カップリングが楽しめると言うことで、総合点:5点にしました。
銘器ベルリン・フィルを得て、細部まで木目細やかに描き分けた、アバド12年振りの再録盤
アバドは、ベルリン・フィルの音楽監督にまで上り詰めた、自他ともに認める超一流の指揮者なのだが、私にとっては、アバドは、優等生的なイメージが付いて離れない指揮者でもある。アバドは、この曲を、1981年、彼が48歳時に、ロンドン交響楽団とレコーディングしているのだが、そこでは、そんな私のイメージを払拭するような、極彩色の原色で荒々しくキャンバスに塗りたくった油絵のような野性味溢れる演奏を繰り広げており、その演奏は、デュトワ、ゲルギエフ、ショルティ、チェリビダッケ、フェドセーエフらの名盤を押しのけて、長らく、私の愛聴盤となってきた。 p 今回、アバドが、銘器ベルリン・フィルを得て、1993年、彼が60歳時にライブ録音したこのCDを、初めて聴いてみた。前回録音時から12年の時を経ても、演奏時間が32分26秒と、わずか22秒しか速くなっていないのは、いかにも精緻なアバドらしいと思う。しかし、演奏の中身は、かなり変化しており、今回の演奏は、年齢と経験を重ねたアバドが、細部まで木目細やかに描き分けた水彩画のイメージである。私自身は、この曲の性格から、若き日のアバドの演奏の方に魅力を感じてしまうのだが、これは、好みの分かれるところだろう。ちなみに、この新盤は、「21世紀の名曲名盤」(2004年音楽之友社)の同曲(ラヴェル編)中、第2位にランクされている。 p 併録されているのが、奇才ウゴルスキ演奏のピアノ版だ。このピアノ版は、リスト編のベートーヴェンの交響曲のピアノ版のような下手物的な作品と異なり、本来は、こちらがムソルグスキーの正統的な作品なのだが、オーケストレーションの達人ラヴェル編の管弦楽版の絢爛豪華な音色に慣れてしまった耳にとっては、単色のピアノ版は、いかにも物足りなく感じてしまう。ただし、演奏自体は、「21世紀の名曲名盤」の同曲(ピアノ版)中、第5位にランクされている名演奏である。
(ウゴルスキ+アバド・ベルリン)÷2=4点
ウゴルスキは、パッセージの隅々まで濁りのない色彩的な響きとテクニックで各曲の表情を描き分けていく。聴後の充実感は格別。タイプは違うものの、個人的にはポゴレリチ・リヒテル・レオンスカヤとこの曲のベストを争う申し分のない演奏だと思います。 対してアバド盤は、アバド・ベルリンフィルのブランド音楽をご堪能ください。でも私はアンチェル盤(圧政風)やケーゲル盤(狂気風)の隠し味たっぷり演奏にリアリティを感じてしまうので、万年音楽青年アバドの精神的に健康な音楽は、素晴らしいと認めてもどこか物足りないのです。(スミマセン、心が病んでるもので……)
なかなかお勧め
ウゴルスキの展覧会の絵はとても美しい演奏。 リヒテルの展覧会の絵のような圧倒的な迫力は皆無ですが、 こぼれる様なピアノタッチから醸し出される世界はとても魅力的。 音質も申し分ないです。 近年の演奏の中では最高のものではないでしょうか。 アバドの展覧会の絵もそこそこの完成度で 最高とまでは思わないもののなかなかいいです。 かって損はないですよ。
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