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カスタマーレビュー数:9
【くちコミ情報】
高音質で蘇った伊福部映画音楽
このベスト盤は「ミレニアムゴジラベスト」というタイトルですが、ゴジラの 「ミレニアムシリーズ」ではありません。また、ゴジラシリーズの音楽を 満遍なく集めたものでもありません。伊福部昭の「ゴジラ」から「メカゴジラの逆襲」までの 15作の東宝特撮映画音楽を集めたものです。ゴジラ以外の映画もあります。時代順に30曲73分。 特徴は、デジタル・リマスターによって音質、音量が向上し、擬似ステレオ化も されているということです。過去に発売されたサントラを持っている人も、一聴の価値ありです。 選曲はなかなかいいと思います。あえて挙げれば緯度0大作戦メインタイトル、 ザ・ピーナッツの「聖なる泉」などが欲しいところです。宇宙大戦争マーチも短縮されています。 ゴジラのエンディングや「モスラ対ゴジラ」の曲はとても美しいです。 合唱曲や、もちろん怪獣の曲もあります。しかし何と言っても強調したいのは マーチ(作曲者曰くアレグロ)です。15曲もマーチが収録されています。 ブックレットは、バランやキングコングの歌詞 (対訳はない)も載っていて、なかなか詳しいです。 ゴジラをよく知らない人が聴いても、いくつかの曲はきっと知っていると思います。 特撮映画の音楽だからと馬鹿にしてはいけません。伊福部昭の音楽は本当に素晴らしいです。 なお平成ゴジラのベスト盤は「The Best Of Godzilla 1984-1995」(輸入盤)があります。 また、「伊福部昭の芸術」シリーズなど彼の純音楽も聴いてみてください。 タプカーラ交響曲や交響譚詩、SF交響ファンタジーなどがおすすめです。
ゴジラだけでなく伊福部氏の手がけた東宝特撮作品の代表曲30曲がリマスタ・ステレオで甦る!!
伊福部昭氏の手がけた東宝特撮映画作品の代表的な30曲が、リマスタリングで見事によみがえりました。 これまでのCDより確実に音が良いうえに、モノラル音源を、技術的にステレオ化されており、音に広がりがあります。 収録作品も「ゴジラ」第1作の足音から始まり「メカゴジラの逆襲」まで(ここで止めているのも正しい判断)、 「ゴジラ」シリーズだけではなく「地球防衛軍」「宇宙大戦争」「海底軍艦」ほかの特撮作品も網羅しており、 タイトル曲やマーチのほか曲の配置のバランスも良く、これ以上はない選曲でまさにベストの出来で、おすすめです。 ブックレットでは、各曲の解説も収録、ジャケット・イラストは開田裕治の描き下ろしです。
蘇る劇場の感動
「怪獣大戦争」「ゴジラ対ヴィオランテ」で流れた ”怪獣大戦争マーチ ”「サンダ対ガイラ」の”L作戦マーチ”がクリアーな音質で最後まで聞けます。 かって「ゴジラ対モスラ」サントラ盤を買って 映画と同じように途中で音楽が切られていたんで凹んだことがありますが、これはそれがないです。 買って損はしないはず。
偉大な作曲家を偲ぶ
2006年の2月9日、伊福部昭の訃報が伝えられた。 日本の音楽、ことに怪獣映画の音楽を支えた方で、クラシックの分野でも活躍目覚しく、文化功労者とされていた人である。 私は当時の怪獣映画を実際に観た世代ではないし、音楽の分野でもずぶの素人なのだけれども、去年の暮れにこのCDを購入して、高齢ながらも氏が存命であるのを知っていささか驚いた記憶がある。その数ヵ月後にこうして訃報を聞いたというのは、なにか不思議な縁を感じさせられた。 あまりに有名なゴジラのテーマは小さいころから聞いているし、今もスポーツ報道番組で松井選手が登場するときは必ずといっていいほど流れる。きっとこれから先も流され続けることだろう。理屈ではなく、日本人にとってどこまでも慣れ親しんだ曲なのだ。怪獣映画が一部のマニアだけでなく日本中で愛好されていた時代は、確かにあった。 このCDには聞くと興奮する曲ばかりがクリアーな音質で収められているが、残念なことに私はそれが用いられた映画はほとんど観ていない。今後少しずつでもどのように効果的に使用されているかを確かめたい。特に8番と25番がお気に入りだ。 25番『怪獣大戦争マーチ』は文句なしの名曲だ。いまTV番組「世界ふしぎ発見!」の日立の黒澤明の映像を用いたCMに流されている、あれである。 元気を出したいとき、気分が浮かないとき、そうした弱っているときにこの曲を聴くことで気分の転換を図り、それが功を奏した際に、いまいちど伊福部氏の偉大を思い知らされ、このような素晴らしい人物が最近まで確かに生きていて、この世に存在していたことを確認し、ふと感慨に耽るのである。
素晴らしい音楽が映画をさらに盛り上げています
伊福部昭さんの特撮映画音楽集。 ゴジラが水爆実験の影響で、人類に刃を向いて登場したのが1954年。僕が生まれる前のこと。 しかし、小学校時代はゴジラに魅了されて、映画に明け暮れていました。 子ども同士で映画を見に行き、翌日先生から怒られたこともたびたび。小学校時代は、それほど身近に大衆娯楽施設としての映画がありました。 この伊福部昭さんの音楽を聴くと、その頃の想い出と映画のシーンが頭を掠めていきます。 CDの1曲目は、ゴジラの足音からメインタイトル。 人類の前に初めて登場したゴジラの足音と咆哮。そして、あのメインテーマ。懐かしくて、涙が出てしまいます。 当時僕は福岡市に住んでいましたが、「空の大怪獣ラドン」を見た後、天神に行って安心したのを思い出します。 天神がラドンの襲撃にあったのは、映画の中のこととはわかっていながら、子ども心に心配したのでした。 「フランケンシュタイン対地底怪獣」と「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」は好きな映画で、今もビデオを見ますが、捜索のテーマとL作戦マーチは名曲だと思います。 伊福部昭さんの音楽は、映像を通して聴くことはもちろん、音楽だけでも臨場感があります。 彼は、素晴らしい作曲家だと思います。
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カスタマーレビュー数:6
【Amazon.co.jp】
“都会文明に対するアンチテーゼ”。それこそが、『ゴジラ』をはじめとする一連の怪獣映画と、伊福部昭の音楽とを結ぶ本質的なテーマである。ここで怪獣が象徴しているもの、それは原初・土俗・自然の側の圧倒的なエネルギーにほかならない。その猛威の前には、東京タワーの何とひ弱に見えることだろう。そして頼みの綱である自衛隊さえも…。 1914年釧路生まれの大作曲家・伊福部昭は、幼時からアイヌ・コタンに出入りし伝統芸能に親しみ、全国から集まった開拓者たちの日本民謡を耳にして育ったという。13歳のころからほとんど独学で作曲を志した伊福部の作風の背景にあるのは、そうしたアイヌや日本の土着的な音楽である。 「SF交響ファンタジー」は、『ゴジラ』(1954年、本多猪四郎監督)をはじめとする、伊福部昭の数多いSF映画音楽をメドレーの要領で編曲したもの。“破壊のエクスタシー”の一方で、モスラの旋律「聖なる泉」のような南方的エキゾティズムなどもふんだんに盛り込まれており、聴きごたえは満点。広上淳一の若々しく勢いのあるタクトも、執拗(しつよう)な荒々しい土俗的なリズムの反復を生き生きと表現しており、伊福部ワールドへの格好の入門ディスクともなっている。(林田直樹)
【くちコミ情報】
本物の演奏
「SF交響ファンタジー」 伊福部昭が、自らの映画音楽を演奏会用に編曲した3番まであるメドレー的組曲。 「ゴジラVSデストロイヤ」は、このSF交響ファンタジーに+αして作ったと伊福部自身が語っているのは興味深い。まぁそれは置いといて、さすが芸術シリーズ!一気に全曲録音+ブーレスケとは!ゴジラ世代の「広上淳一」と日フィルと伊福部自身が監修と来たものだ。これを名演と言わず何と言う!さて本格的な感想を述べれば、広上さんはさすがと言えるだろうか、曲の本質を巧く見極め、夜曲などは陶酔するかのような演奏を見せながら、マーチなどでは細かい音まで気を配り、巧く盛り上げながら、絶妙なテンポ感とバランスを大事にする姿勢。丁寧すぎると言われる芸術シリーズ。だがこれに限っては広上淳一と、日フィルの執念が伺える。「SF交響ファンタジー」はその面白さから多数の演奏会で奏されることが多い。それの極め付けが本名徹次指揮、日フィル演奏の卆寿のものだろう。だがどれもバーニングし過ぎで、驚速。映画音楽としての面白さが減っているのも事実。その"映画音楽"としての面白さを見せ付けてくれた広上淳一、及び、日本フィルハーモニー交響楽団に感謝する。
もはや一つの映画(シャシン)である
SF交響ファンタジーという曲は、作曲者が言うには単なるメドレーなのですが、 明らかにそれ以上の魅力があります。第3番までありますが、第1番が非常に うまくまとまっており、演奏される機会はダントツで多いです。しかし このCDの演奏は少し不満が残ります。SF交響ファンタジーはマーチの部分で 盛り上げなければなりません。しかし、この演奏ではテンポが遅く、緊張感に欠け、 あまり盛り上がらないのです。私が初めてこの曲を聴いたのが、このCDで、 その時は非常に興奮しました。しかし他のCDも集めていくと、第1番は それほどでもないな、と思うようになりました(小松一彦指揮のものが一番好きです)。 第2番と第3番は、商品化された演奏の中ではこのCDが最も優れていると思います。 「伊福部昭の芸術」シリーズは、静かな曲、美しい曲が特に素晴らしいのですが、 このCDも例外ではありません。また、ゴジラ、バラゴン、キングギドラ、 キングコングなどの怪獣のテーマも、重低音が凄まじい迫力です。 最後の「ロンド・イン・ブーレスク」は怪獣大戦争マーチなどを使った曲で、 SF交響ファンタジーよりも前に作曲されました。「SF〜」には入っていない曲ばかりです。 このCDはトラックが細かく分かれており、解説書も充実した内容になっているため、 映画を見ていない人でも楽しめます。全部で約54分あります。音質は良いほうだと思います。 ということで不満もありますが、全体としてはよくまとまっており、星5にしました。 是非買って、メーサーマーチや地球防衛軍マーチに酔いしれてください。 なお、この3曲に映像をつけた「ゴジラ・ファンタジー」というビデオもあります。 演奏は東京交響楽団(初演)のものです。
興奮間違いなしの1枚
伊福部作品の中では、聴き手のアドレナリン放出度ナンバーワンの1枚だろう。広上淳一の指揮もすばらしい。オケの演奏水準にも不満はない。ナクソス盤でこの曲の第1番を聴いた人は、きっと「曲は最高なのだが、もっといい演奏で聴きたい」と思ったことだろう。その欲求に十分に応える見事な録音である。SF交響ファンタジーは、伊福部自身が「この曲は本当は作りたくなかったが、怪獣映画ファンの熱意に押されて、イベント的な演奏会用に編曲した。自分の作品リストからは削りたい。ファンタジーの命名は、幻想的という意味ではなく、交響曲のようにテーマが発展せず、単に怪獣映画用に書いた素材を並べただけという意味で使っている」という趣旨のことを語っている。となれば、今後、新録音がたびたび登場するのは難しいのかも知れず、この名曲の当面のベストの選択は、この1枚ということになるだろう。ただし、SF交響ファンタジーの1番から3番の中で、突出して衝撃的なのは1番で、後の2曲は少々おとなしい。
宇宙大戦争のフルオーケストラはとにかく必聴!!!
伊福部作品の中で、特に東宝特撮作品との関係では右に出る作曲者がいないほどとおもわせる「SF交響ファンタジー」です。 かつて、家庭にビデオ等の映像記録媒体がないときから伊福部さんの音楽を聴くとゴジラが、モスラが、キングギドラが、サンダが・・・目に浮かんでました。 今回の日本フィルハーモニーによる交響曲は、その感動を増幅してくれます。 特におすすめは、宇宙大戦争のマーチです。こちらは最近出た吹奏楽版も是非聴いてください。元気になること間違いなしデス。
だまされたと思って聴いてみて。
戦後の東宝映画に、「怪獣」や「南洋」という一ジャンルがあった。空想の産物である「怪獣」や「南洋」のイメージをリアリティあるものにできた最大の功労者が実は伊福部の音楽であったのではないか。そのことが、このCDを聴くととてもよく理解できる気がする。理屈ではない。なんだか体の細胞の一つ一つが動き出すような高揚感に襲われるのである。考えてみれば戦後の日本映画が伊福部と出合えたのは幸福なことであった。そして、伊福部昭という巨匠が今も健在であることに、我々日本人は励まされるのである。このCDは、伊福部音楽の入門編としても格好で、怪獣映画という先入観を取っ払って聴いてほしいと切に願う。
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【くちコミ情報】
伊福部昭の素晴らしき世界
シンフォニア・タプカーラ、別名「タプカーラ交響曲」は、伊福部さんの 唯一の交響曲と言われることがあります。彼の作品で最も素晴らしいものの 一つだと思います。私は第1楽章と第3楽章が迫力があって好きです。 アイヌ語の「タプカーラ」(大地を力強く踏みしめて踊る)の通りです。 また、曲全体に北海道の寒さと美しさが表れている気がします。 2曲目、「管弦楽のための日本組曲」は最も初期の曲「ピアノ組曲」を 1991年に管弦楽にしたものです。これまた踊りをテーマにしています。 迫力のある「盆踊り」、美しい「七夕」、愉快な「ながし(の芸人)」、 再び大迫力の「ねぶた」の4曲で構成されます。伊福部さんは踊りや祭りの音楽を たくさん書いた人でした。 演奏については、コンサート(ライヴ)録音でないため迫力が足りないと 思う方もいると思います。しかし、ライヴでないのが「伊福部昭の芸術シリーズ」の コンセプトだと思います。卒寿祝いは「特別編」でしたし。音質・音量は素晴らしく、 美しい曲は特に美しく感じられます。初めてタプカーラを聴く人にもおすすめします。 また、基本的にこのシリーズは作曲者監修で、かなり細かく指導したと言われています。 6月末に発売される「伊福部昭の芸術9」には、この2曲を含む日本フィルの コンサート録音を聴くことができます。指揮者が違うため、特に日本組曲は、 このCDとは全く異なる雰囲気を持っています。聞き比べてみてください。 最後に一言。CDジャーナルは「バランの世界を彷彿とさせる」と書いていますが、 少なくとも「大怪獣バラン」のメインタイトルとは似ていません。
伊福部
日本的な音楽が病みつきになります。 ただし、録音のせいか低音がはっきり聞こえない部分があります
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【くちコミ情報】
記念盤としては買い
実際の演奏会にも行ってまいりました。 銀嶺の果てのタイトル音楽や、アメノウズメの舞を生オケで聴けるだけでも、ファンであれば 買い、ではあります。 しかしタプカーラは・・・やはり本名氏の振るそれとはどうも個人的にもソリが合わない。 個々の芸術(音楽)の感性・解釈の違い、と言ってしまえばそれまでなんですが、どうしても 彼の振るタプカーラは「毎回」何か違う、と感じてしまいます。 第一楽章では、不必要な遅さに苛立ち、第二楽章では、あってはならないと言っても良い テンポ。(明らかに速すぎる)。 クライマックスの第三楽章は、これまた逆に「無意味に」 煽って速すぎる、と感じました。ただでさえ演奏が大変な楽章なのに、あんなスピードで やっては(案の定)終盤で管楽器がついていけず。 あの楽章のバーバリックな爆発は、オーケストラとして「乱れの無い」大乱舞でなければ ならない筈。これでは却って演奏に集中出来ません。 個人的には解釈を間違えているとしか思えませんでした。 特撮大行進(だっけ?)の曲も、アレンジの元が吹奏楽版なので、原曲とは微妙に違う 箇所もあり(ロンドインブーレスクに近い解釈)、これも好みが分かれる所です。
全体的には良いが、タプカーラが問題。
伊福部昭追悼演奏会とでも言うだろうか? まぁそれはいいとして、伊福部昭音楽祭第一回は日フィルと本名の名演コンビだ。 第二回は伊福部昭記念オケという、言わばナショナル・フィルか?指揮者は忘れたなぁ・・・。 さて本題。 伊福部昭卆寿記念演奏会では「タプカーラ交響曲」「SF交響ファンタジー」「フィリピンに贈る祝典序曲」これらの名演を見せてくれた。極めつけはアンコールで奏されたタプカーラ第三楽章。誰しもが思っただろう「本名がタプカーラ全曲やったらどれだけすごいだろう」と。それがわずか一年で叶うとはある意味感動ものである。 その期待を大いに裏切ってくれた本名徹次に感謝する。 「SF交響ファンタジー」では、卆寿と違い、よりしっとりと演奏する形を取った。だからこそ感動できた。だからこそ燃える事が出来た。その後の映画音楽のテーマ集は中々面白かった。やはり、「バンドのためのゴジラ・ファンタジー」を管弦楽化し直した、特撮大行進曲など涙もの。 そしてついに日本組曲! 快速とはこの事か、テンポが良い。やや打楽器が弱めか?そしてとうとう佞武多!すごいテンポ感、見事だ。だが最後の最後にアチュレするとは・・・。今までの素晴らしい演奏が台無しではないか?まったく持って遺憾である。 次にタプカーラ。 第一楽章を14分かけて演奏すると言うのにまず驚きだが、一番驚いたのは最後の最後。面白い演奏をしていき遂に終わりかと思ったらそこで一気にかっ飛ばし終わる。なめとんのか本名?第二楽章も録音が悪いのだろうか?どこか練習不足な感じがしてしょうがない。そして第三楽章。卆寿の再来か?それとも失敗か?結果は大失敗。金管を主張し過ぎてると思ったら、肝心なとこでは隠れてしまう。荒い、不安定な演奏。Vnのソロもあまり良くない、やはりコンマスが木野氏から別の人に変わったからだろうか?それを除いたとしてもバランスが悪い。録音は卆寿よりも良くしたのかもしれない。それなのにこれだ。わずか一年でこうも変わるとは、ある意味すごいか・・・。
伊福部昭音楽祭!
伊福部昭氏一周忌、2007年にサントリーホールで開催されたコンサート (音楽祭)ですが選曲といい演奏といい、とにかくすばらしいです。 映画音楽もサントラでないオーケストラで、よい音で聞けるのもうれしい。 ですが「シンフォニア・タプカーラ」今まで聞いた演奏のなかでいちばんでした。 本名徹次氏、日本フィル様 ありがとうございます。 音楽祭は今年も第2回が開かれたとのこと、CDになるのを心待ちにしています。
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【くちコミ情報】
日本人としての"血"を描いた作曲家。
伊福部昭の生前、キングレコード社(ファイアバード)がやってくれた! 今まで、まともに聴けなかった作品などを新録するなど、伊福部昭監修と云う事も相まって、名演。 しかしそこらへんがスタジオ録音の常か、熱気が薄いなど、丁寧過ぎるだとか、 そんな事じゃぁ、伊福部昭は語れない! 広上先生はとんでもない人だ。 日本狂詩曲での安定したテンポや細部への気配り、 土俗的三連画でのテンポはやや不安定だが、完璧な演奏、 交響譚詩では昭先生曰く、「元気の無い音楽」との事だが、 広上先生はそこらへんを表現したのか、乾燥した演奏に仕上がっている。 この三つの傑作を、完成した演奏で聴けるのはすごい。 伊福部昭に最近ハマったと云う方に、このシリーズをお勧めする。
これもひとつの「伊福部」
「演奏が上品過ぎる」とか「熱気が無い」などと言われることのあるこのシリーズだが、 このような演奏もひとつの形ではないだろうか。 日本狂詩曲は、確かに少々上品過ぎるきらいはあるが、個々の楽器の表情を引き出した 非常に繊細な演奏に仕上がっている。 交響譚詩は指揮者である広上淳一氏が「一番のお気に入り」という作品だけあって、 決して暴走することは無いが、作曲者・指揮者・演奏者の情熱が滲み出ている。 60年以上前に既に日本にこのような作品があったことは、誇りだと思う。
決定版
数ある伊福部氏の管弦楽作品集でも最も優れた演奏ではないかと思います。もちろんたまに気になる演奏のキズらしきものも聞こえますが、それを覆い隠すぐらいの気品にあふれた演奏です。楽曲の土俗性と演奏の品格のブレンドがすばらしい。とくに「土俗的三連画」の演奏はこの楽曲の決定打と言えます。
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あれも伊福部、これも伊福部
伊福部昭がバレエ音楽も数多く手掛けてきた事は、ファンの人ならば 良く知る所であるが、主な要求要素がリズム・叙情性・喚起性等で あり、肉体にダイレクトに訴える事の出来る音楽、と考えた場合、舞踊 というジャンルと伊福部音楽のコラボレーションは至極当然の事と 思える。 この「サロメ」は、徹頭徹尾、中近東・東洋音階を意識した(というか 元々の持ち味の一つなのだが)メロディが、時にはムーディに、時には バーバリックなリズムに乗って展開されていく。 激しい律動の緩急、音の厚さ・・・ なるほど、これは西洋バレエの音楽ではない。かといって「和風」の サロメ、という表現も当てはまらない。 結局「伊福部」の「サロメ」なのである。そうとしか言い様がない。 故に素晴らしいと感じる。 同じく収録された「兵士の序楽」は、伊福部本人の弁によると当時軍部 に半ば強制的に書かされたものらしい。 しかしどういう経緯で出来上がった作品であろうと、発表された時点で それは「作品」である。不特定多数の聴衆にああだこうだと批評される 運命にある。かくして聴いてみた結果、この作品も「紛れもない」 伊福部作品であった。 創られた背景はともかく、曲の鳴り出しから数十秒後には、全身鳥肌を 立てまくった男が、少なくとも一人ここに居る。 「伊福部昭の音楽だぁ・・・!」そう言うしかなかった。 戦後の長い時間を経て、出るべくして出た作品、素直にそう感じた。
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クリアな音質で楽しめる
伊福部昭氏の代表的な映画音楽が、極めてクリアな音質で楽しめる盤です。 音質があまりよくないサントラ盤にも魅力はありますが、やはりクリアな音 で楽しみたいというのが正直なところで、この盤はおすすめできます。 氏の最初の映画音楽の「銀嶺の果て」は、60年ほど前の作品ですが、 至極クリアな音が楽しめます。 また、未使用音楽なども魅力的で、伊福部節がいたるところで楽しめ、 聴き終わると「やっぱり伊福部だよね!」と氏の偉大さに改めて気付くことに なるかと思います。
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伊福部さんの定番とも言えるゴジラサウンドとは、一味違ったバレエ音楽「日本の太鼓」ジャコモ・ジャンコ は、二十絃筝とオーケストラのための「交響的エグログ」と合わせて純日本調の旋律を採用しており、伊福部さんのアクが薄まっております。・・・・とは言うものの、単純に太鼓や筝を使って日本調の作品を作ることに終らないところが凄いことだと思います。よ〜く聴いてゆく内に伊福部DNAが組み込まれていることに気が付くでしょう。 フィリピンに贈る祝典序曲も同様です。伊福部の少し趣きの変った名作と言って良いでしょう。
私の耳が悪いのか??
「エグログ」を以前、井上道義指揮で聴きました。たいへんおもしろい琴協奏曲だったのですが いかんせん録音年代がやや古かったので、「もっといい音色で聴きたい!」と思って本盤を購入しました。 伊福部昭監修でもあるし、「伊福部昭の芸術」シリーズは、演奏もコンスタントに良いので 期待して聴いたのですが・・・ なぜかあまり盛り上がりません。 伊福部特有のあの音がしないのです。(エグログに関しては) リズム感や完全五度といった特徴があまり表面に出ず、むしろ西洋的な旋律の歌わせ方に重点が置かれている気がしました。 ただし、ていねいに、ていねいに演奏されていることはよく伝わってきます。この「ていねいさ」が「盛り上がり」を削いでいる原因のひとつなのかもしれません。 それとも単に、私の耳が肥えておらず、この曲をよくわかっていないだけかもしれません。
「亞」
伊福部の音楽には「無国籍」なものが多いが、この盤は「亜」に絞ったものだ。 「日本の太鼓」は「バレエ音楽」を名乗っていながら、西洋バレエの華やかさは微塵も無い。 ひたすら重々しい太鼓が表情を作り出している。 「交響的エグログ」は、「はい、とりあえず日本の楽器を入れてみました」のような安直な 曲では無いところに、作曲者の執念が垣間見える。 「フィリピンに贈る祝典序曲」は、先に卆寿記念盤を聴いたあとだから、少し胃もたれする 演奏だったが、個々の楽器の表情がよく見え、かえって面白い。 「日本人としての血」を騒がせるのはのは、やはり「日本・アジア」の曲しかないと感じた。 西洋音楽に少し飽きてきたら、まずはこの盤も聴くことをお勧めする。
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伊福部 昭の力強く、リズミックな音楽の特色を際立たせた快演
聴けばどこかなつかしく、血が沸き立つような気分に駆られる伊福部 昭(いふくべ あきら 1914.5.31-2006.2.8)の音楽。 本CDには、『古典風軍楽「吉志舞」』を皮切りに、本来はオーケストラ作品である『交響譚詩』『シンフォニア・タプカーラ』『SF交響ファンタジー第1番』を吹奏楽用に編曲し、演奏されたものが収録されています。編曲は、『交響譚詩』と『シンフォニア・タプカーラ』が松木敏晃、『SF交響ファンタジー第1番』が福田 滋。 オーケストラによる演奏と比べて、音楽のバーバリズムな面が前面に押し出され、舞楽や祭りの原始的な雰囲気がストレートに伝わってくる気がしました。 なかでも、もともと吹奏楽作品として1943年に作曲された『古典風軍楽「吉志舞」』の中、後年、「怪獣大戦争」のマーチとしても使われることになるお馴染みのテーマが登場するところと、『SF交響ファンタジー第1番』の終盤、「宇宙大戦争」タイトル・テーマの0分34秒から「怪獣総進撃」のマーチへとなだれ込んでいくところの音楽、演奏に、「おっ!」と惹きつけられましたね。 1986年〜2005年4月まで、陸上自衛隊中央音楽隊の隊長(指揮者)を務めた野中 図洋和(のなか とよかず)指揮による、中央音楽隊長として最後の録音(2005年1月20日、25日。陸上自衛隊中央音楽隊音楽講堂にて) 伊福部 昭の力強く、リズミックな音楽の特色を際立たせた快演。聴いていてわくわくと、心が弾みました。
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「自衛隊が私の『自衛隊マーチ』をやってくれるんですね!!」と、伊福部氏も大喜びの企画で、 伊福部氏本人のお墨付きを得た編曲とあって、とても楽しめます。 演奏の技量も最高レベルで、演奏に「荒れ」が無いのは、野中隊長をはじめ、 中央音楽隊演奏者の伊福部氏に対する敬意から来るものでしょう。 迫力がある演奏は、「管楽器は迫力があっていいですね。フォルテ好きの私にはたまりません」と 伊福部氏も絶賛しています。 また、非常識なくらい充実したお馴染みの片山杜秀氏による解説、 編曲者の思いが綴られたライナー・ノートも魅力です。 「一流の味噌は味噌臭くない。一流の芸術は芸術らしくない」とは伊福部氏の生涯の信条でしたが、 その一流の芸術、「伊福部節」がここにはあります。 特に初めて聴いた「交響譚詩」では、「こんなに綺麗な音楽があるのか」と 感動しました。 純オーケストラ作品もよいですが、たまには肩の力を抜いて楽しめる吹奏楽作品もどうでしょうか。 選曲も秀逸なので伊福部音楽入門用にもおすすめです。
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陸上自衛隊中央音楽隊が、日本作曲界の重鎮伊福部昭の代表作を吹奏楽にアレンジして演奏したアルバムです。松木敏晃の編曲は作曲者本人の「お墨付き」を得ただけあって、原曲の魅力を損なうことなく、これら作品に新たな息吹を吹き込みました。このアルバムに収録された曲(シンフォニア・タプカーラ、交響譚詩、SF交響ファンタジー第1番)は、伊福部作品の中でも特に金管楽器と打楽器が活躍するものであり、剛毅で明朗な響きをその最大の特色とする吹奏楽での演奏にとてもマッチしていると思います。さらに特筆すべきは陸上自衛隊中央音楽隊の技量の高さ及び作品への敬意であり、彼らの力なくしてこのアルバムは成立し得なかったことでしょう。 私は陸上自衛隊中央音楽隊の演奏会で初演を聞くことができましたが、その時の圧倒的な感動は今でも忘れることができません。なお、初演時には伊福部氏も臨席しておられましたが、きっと満足されていたことと思います。 素晴らしい曲が、素晴らしい編曲とヴィルトゥオーゾ集団に出会った時には、管弦楽や吹奏楽といったジャンルに関係なく、純粋に音楽の感動を味わえるということが実感できる好例です。ぜひ一聴をお勧めします。
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