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内田光子(演奏)
モーツァルト(作曲)
テイト(ジェフリー)(指揮)
イギリス室内管弦楽団(演奏)
¥ 1,000(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:57033位
カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
独自の調律も聞き応えのある短調の名曲です
モーツァルトのピアノ協奏曲中、短調の名曲2曲のカップリングで、内田光子・テイトのコンビによる全集盤から分売されたものです。 モーツァルトの短調ということで、ますます、哀切が募る楽曲になっていますが、テイト指揮、イギリス室内管弦楽団による弦楽器の響きの良い演奏をバックに、現代のモーツァルト弾き、内田光子は、凛としたピアノでもって、同曲を再現しており、聞き応えがあります。 物の本によると、このピアノの調律は、辻文明さんという名調律師が平均律でない調律を行なっているとのこと。そこまでは、私のような物には見抜けませんが、哀切あるピアノが楽曲にマッチしているのは確かです。
できれば全集がオススメだけど、、予算のない人に!!
なぜかモーツァルトは英国の比較的渋い楽団と相性がよい。 ベルリン・フィルやウィーン・フィルといったトップのオーケストラと一流の指揮者と演奏家が残した演奏よりも、こういった中堅の指揮者・楽団が演奏している記録のほうがしっくりくるのだ。内田のピアノも的確な表現でまさにはまったという感じ。 2曲づつセットになった一枚ものを購入すべし。とくにおすすめは、第12番、第14番、第15番、第20番、第22番〜24番、第25番、そして最後の27番である。
間違いなく世界トップクラスのモーツアルト。
自分も含めた日本人の悲しい性かもしれないが、いつまでたっても、外国人指向が抜けない傾向があるが、私自身、転換点になった記念すべきCD。時代は80年代なかばだったと思う。モーツアルトのソナタに始まり その次の挑戦が、モーツアルトのピアノ協奏曲の全曲演奏会PHILIPSでのCD化だった。モーツアルトのピアノ協奏曲はもっとも好きな作品のひとつであるが、なかでも20番はいい。最初の内田光子の20番の演奏をCDで聴いたときのことを忘れられない。彼女独自のやや重い、しかし、とても美しい世界がそこにあった。それ以降は、過去に遡ってCDを買い、新譜は全て買ってきた。世界に誇れる日本人ピアニストであるし、欧米でもそれだけの評価をされている。欧米各地のレコードショップを覗くと大抵の店で、小澤と内田光子のコーナーがあった。来日コンサートもいまでも外人指向はあるが、相当修正された。2000年、「20世紀の100人のピアニスト」という途方もないCD200枚の企画を世界のメジャー・レーベルが共同で制作した。その中に、ただ一人、日本人として入っていたのが内田光子だった。私も買ってしまいました。個性的な風貌で、とても普通の日本人には見えないが、ご本人の話によると、よりよい音楽をつくるため、日本人であることを忘れてしまうほど生活を自己管理されている。日本食もほとんど食べないと聞き、驚いた記憶がある。周辺情報の方が多くなってしまったが、彼女の20番は個性的で美しい、彼女独自の世界があります。ピアノ好きな方、モーツアルト好きな方は多くの方がすでに聞かれていると思いますが、あのCDがこの値段で売られるとは。まだ聴かれてない方、とくに若い方にはお奨めしたい。
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モーツァルト(作曲)
¥ 1,000(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:55594位
カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
他でもない内田光子さんのトルコ行進曲
私のようにクラシック音楽の初心者にとっては、どのアーティストの演奏が良いか、どのCDが名作かなんてよくわかりません。でもトルコ行進曲のような有名曲を聴き比べてみると、同じ曲なのにどうしてこんなにも演奏や印象が違うものかと驚かされます。これは素人なりのクラシック音楽の楽しみ方でもありますが、この内田さんのトルコ行進曲は、私がもっとも好きなものです。颯爽としたステージ上の彼女の姿や、別の曲で弾き振りをしていたときの凛としたイメージが蘇ります。
お買い得です
ほぼ、誰でも聴いた事があるような曲ばかりだろうと思います。 個人的には、8番のイ短調が非常に好きです。パリに向かう途中、一緒に旅をしていた母が亡くなり、パリに着いてから作曲されたとされています。一楽章の失踪感のあるメロディーが、悲しみ、やるせなさを表現していると思います。 11番のトルコ行進曲付きは、3楽章は、誰でも聴いた事のあるメロディーでしょう。最近の研究によるとこの曲を聴くと元気が出るそうです。1楽章は、色々なメロディーで構成されているので、聴いていて飽きが来ないと思います。 15番のハ長調は、ピアノをしていれば誰しも知っているような曲で、ピアノをしていなくとも誰しも口ずさめる様な曲です。
初心者には最適
日本が誇る内田光子の演奏がこの価格とはコストパフォーマンスが高い。短調の2曲、トルコ行進曲付のソナタ、やさしいソナタとピアノを学ぶ初心者に最適な1枚。ぜひどうぞ。
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通常4~5日以内に発送
ジャンル内ランキング:4174位
カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
空前の名演!!!
先行して出た最後の3大ソナタは隔靴掻痒、あるいは単に期待はずれだったが、この2曲は見事な演奏だ。 28番は過去のどのディスクよりも追究が深い。そのため愉悦感には乏しいが、本物の音楽が、ただそれだけが響き、聴く者に沁み込んでくるといった趣きだ。本来愉悦的な冒頭のテーマの変奏は一音ごとに深まり、かつて聴いたこともない精神性が開示される。高音の部分は崇高とすら思える。愉悦的な音楽でも、愉悦を湛える必要はないのだ。第2楽章のマーチではピアニシモに無限大のコスモスを感じさせる。シューベルトなどで見せる内田にしか為し得ない音楽だ。 3部構成のフィナーレ。アダージョ冒頭から深く、重い。ピアニシモは同様の宇宙性を感得させてくれる。沈み込むような旋律は本当にどこまでも深く、深く。そして、冒頭テーマの再現。素晴らしい!!!!! それに続くアレグロは、むしろ慎み深い。しかし、それでこそこの音楽の円環性が生きる。しかし、後半は魂の悲痛が洩れてくるようだ。絶演である。 やがて終結部を迎え、フォルムとかピアニズムなどといった皮相な議論を超えた本物の音楽が閉じられるのである。 『ハンマークラヴィア』。これまた超付きの名演だ。音がきれいとか、テクニックがどうとか言う気が失せる。このベートヴェンはバックハウスを凌いでいるのではないだろうか!
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ジャンル内ランキング:75297位
カスタマーレビュー数:4
【くちコミ情報】
単純さの奥の深遠な音の宇宙
内田光子は、ロンドンでモーツァルトのソナタ全曲を演奏するコンサートを開くことにより名声を確立し、さらにはピアノソナタ全集もリリースしています。しかしこのディスクは、1991年のモーツァルト・イヤーに日本で行われたリサイタルを収録しています。 全集の演奏ももちろんすばらしいものなのですが、ここでの演奏はそれ以上のものです。ほんとうにごくまれなことですが、音楽の神さまがおりてきているような感覚を味わえるコンサートに出会うことがあります。このリサイタルもそうだったのではないでしょうか。 リストのような高度な技巧を要求される曲と比べて、モーツァルトの曲はシンプルです。でも、逆に、そこに奥深い音の宇宙を構築することは、簡単ではありません。そうした領域に到達することのほうが、派手で技巧的に難易度の高い曲を弾きこなすよりもずっと困難なことなのです。そして、このリサイタルの演奏は、そこに到達しています。 特筆すべきことは、録音もきわめて優秀なことです。ピアノの音も分離よく明瞭にとらえられていますし、よい装置で聴くと、客席のノイズを含んだ空気が、演奏とともに緊張感みなぎるものに変わっていくのがわかります。
素晴らしいピアノの響きで歌い上げられるモーツァルト
内田光子をはじめて聞いた。モーツァルトなんてドソミソで予定調和で退屈だと思っていたこれまでの考えを覆された。こんなに自由に歌い上げられるものだったとは…。クラシックは作曲家と演奏者のコラボレーションであることを改めて認識させられる。 噂に違わぬ優秀録音だが、それ以上に元のピアノの音そのものが耳を疑うほど素晴らしい。金属的な振動音はまるでなく、透明で澄み切っていながらみずみずしく木質を感じさせる響き。こう書くと支離滅裂な表現だが、これは聞かないとわからない。一体どういう調律をすればこんな音が出るのか…。 素晴らしすぎる1枚。愛聴盤になりました。
ライヴ盤の内田光子
モーツァルト・イヤーのベストディスクだ。これは再発売だろう。 ディスク・オブ・ザ・イヤーかと期待したベートーヴェンが期待外れだっただけに、私見ではどうした内田の感が強かったが・・・・。 いずれも短調の3つの『幻想曲』が長調のソナタの間に挟まれて、精妙な効果を上げている。短調のモーツァルトとなると、内田の深さは尋常ではない。他のどのピアニストをもってきても敵わない。ここにある音楽は、最早個人の感懐などというものを超越している。深遠を辿り尽くすと宇宙につながっているという趣きだ。そうなると音楽は、時間をも消失し、テンポとかテクニックの問題ではなくなる。シゲティやバックハウス、ヴェデルニコフだけが成し遂げた領域に達しているのだ。 この内田のライヴ盤とグルダのソナタ集は、モーツァルト・イヤーの最高のプレゼントだ。
ライブの面白さが再現!
内田光子演奏のモーツアルトプログラムの日本でのライブ盤。 2枚組みでたっぷりと聴かせてくれる。 観客がいることからくる緊張感。 すばらしい演奏であることは言うまでもないが、このライブが記録として残ることがうれしい。
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【くちコミ情報】
一生懸命聴かなくて良い=心地よい
モーツァルトの奏法は難しい。 他の作曲家と比較して、リズムや拍に忠実でなくてはならない上で、人を感動させなければならない。 技巧的な音の再現、さすが、内田氏だと思う。 p 録音が1980年代のわりに、もうひとつな感じがします。
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【くちコミ情報】
音楽には、こんなことが可能なのか!!!
星をいくつなどというのもおこがましい、大名演!!! シューベルトの即興曲は、人間の実存的な悲哀を捉えた「現代的」な作品だと思うが、それにしても内田の表現は怖いくらいである。これと比べれば、他の全てのピアニストはボンクラに過ぎない。ツィマーマン、ルプー、クラウスといった名手をしても遠く及ばない。 ウィーンの貧しい音楽青年の儚い恋や、充たされぬ思いの影はここにはない。ほとんど宇宙的ともいうべき無窮の世界に投げ出されてある人間の不安や孤独。それが痛いほどに伝わってくる。音楽には、こんなことが可能なのか!
内田光子さんのImpromptus(アンプロンプチュ)は最高だ!
自分は、彼女の弾いたモーツァルトの全集も持っている。1986年ぐらいの演奏で、 それなりにいいのだが、なんかまるで、先生にこうしなさいといわれて弾いている練習生 みたいなところがあって、曲によって「うぅ??」と思うようなところもあるのだけれど、 この「Imp omptus(アンプロンプチュ) Op. 90, D. 899」はもう、自分なりには文句はあ りません。ブレンデルのも持ってるが、ちょっとという感じのテンポでなじめない。 このあとシューベルトのピアノソナタにもT yしたようだけど、なぜかこの曲集を聞きたく なる。シューベルトは、いろんなジャンルの音楽を書いているのだけれど、この曲集は、 彼の宝石箱のような存在であるように思う。それを内田さんは見事に輝かせている。
一音一音の素晴らしさがあふれています。
私はクラシックについてはあまり知識がなく、このcdを聞く前恥ずかしながらピアニスト内田氏の名前を知りませんでした。 私はcd屋で偶然に見かけたこのcdを数年前視聴をしました。このcdの最初の出だしは、後に発表されたシューベルトの作品の録音(cd)と同じく、無音が数秒間あります。そしてその後両手の一度の和音が長く響きます。この和音の瞬間を聞いた後、私は背筋がゾッとし、涙が急にあふれ、「この人は本物だ」と感じました。視聴して涙ぐんだ経験は、このcdだけです。その後に続く演奏も素晴らしく、どれも一つ一つの音に内田氏のシューベルトに対する思い、作品を仕上げる執念があらわれています。プロのピアニストの凄さを感じさせられたcdです。後にこのcdが「レコード賞」に輝いたのも頷けます。 後に発表されたシューベルトのcdも素晴らしいですが、やはり内田氏のシューベルトの一作目のこのcdは本当にお勧めです。
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カスタマーレビュー数:6
【くちコミ情報】
内田ならもっとできるはず!!!
今年のベスト・ディスクになる予定だった内田光子のベートーヴェン。しかも、最後の3つのソナタ。期待は大きかったし、名演は間違いないと信じていただけに、内田にしては意外な凡演だったので落胆した。 サントリーホールで同じ演目のコンサートを聴いたが、そこでは別世界が現出していた。おそらく生涯忘れられないライヴだろう。ライヴとディスクを比べるなと言われるかもしれないが、このディスクの演奏はそういう話とは異なるレヴェルのものだ。 本評はあくまで「内田光子」であるゆえの不評であって、他のピアニストならば十分に佳演として済ますことになろう。 まず、音楽が小さい。これらの作品、そして内田の音楽も本来もっと大きいはずだ。 そして、それと相即的に多くのパッセージにおいてテンポが速すぎると感じられた。 以上の2つが今回のディスクへの印象の大きな部分を占める。 たまたま同時期に購入したアファナシエフの同じ作品のディスク(若林工房発売)の方が、遥かに真摯で深い演奏であると思われた。もちろんアファナシエフの通例通り、テンポは異様に遅いと感じられる部分もある。しかし、それが恣意的であるとか、ハッタリだと思われるところはほとんどなかった。32番の最後、遥かなものへの飛翔と深遠へのまなざしが大きな音楽として実現されていた。 多くの人はそのように感じないのかもしれないが、内田光子への期待が余りに大きいゆえに、☆3つとする。バックハウスやシュナーベル以上の演奏を、内田からは求めたいゆえに。
無人島にこれだけもっていこう!
このCD演奏は、あらゆるピアノソナタ作品の演奏のなかでも最も結集した演奏である。32番第2楽章は、まるで天国に吸い込まれていきそうな名演。内田光子自身が、ベートーヴェンになったのだ。これだけを無人島にもっていっても飽きない。ベートーヴェンのソナタでこれ以上の名演奏がこの先、出るかどうか。賛辞がいくらあっても足りないほどだ。
厳しさと暖かさの同居する名演です。
シューベルトのソナタ全集では息の詰まりそうな厳しい演奏も多かった内田さんですが、ベートーヴェンは少し様相が異なるようです。もちろんベートーヴェンのソナタなので闘争と融和(あるいは生と死)といった二項対立的な要素はきちんと表現されるのですが、全体的にカンタービレな表現が多く不思議な暖かさをかもし出します。 内田さん自身の解説が付いていて、そこにこのような演奏解釈に至ったヒントが書かれています。この3曲はセットで演奏することを前提に作曲され、主題動機の関連性がとても高いのです。この主題動機をどのように演奏するかピアニストによって解釈が分かれるのですが、内田さんはカンタービレに演奏することで動機の関連性を表現しています。 30番、31番の2楽章や32番1楽章の第一主題を、闘争的な衝動に任せて鍵盤を叩くように弾くピアニストが多いので、常々疑問に思っていました。内田さんの演奏はカンタービレといってもだらだら歌うのではありません。闘争的フレーズは決然としていますし、融和的フレーズは聖母のような慈愛を感じさせます。 さらに、楽譜の読みの深さがものすごいレベルです。延々と続く16分音符のアルペジョから次第に重いバスが響き、優しい旋律が浮かび上がり、濃密な音響が構築されていきます。そんな場面がたくさん描かれた、内田光子でなければ表現できない世界が堪能できる名演だと思います。
デリカシーあふれる名演
まさに完熟の名演だ。細かいパッセージにまで神経が、行き届いている 。それが、上辺だけのニュアンスづけではなく、デリカシーにあふれた上質の調べになっている。作品110のフーガ、111の第2楽章、ため息のつきっぱなしだ。演奏史上に残る名演ではなかろうか。
お勧め
内田さんが近年力を入れているベートヴェンの後期ソナタ。内田さんのシューベルトのピアノソナタをイメージしていたので(起伏が激しく、強い性格を感じさせる演奏)、女性らしい演奏に驚いた。いわば、ベートーヴェンに恋をした女性の感じで弾いている。美しいと感じるとともにバックハウスの力強さとの差も感じる。力強くは無いが繊細で緻密、ひとつの形として所有したいCDだ。30番の一楽章は、スタインウェイではなく、ベーゼンドルファーだったらもっときれいに聞こえるのにと思う部分もあるが、ピアノ調律は、アマンさん、明るめでかわいい音にスタインウェイを調律しているので曲にもマッチしている。
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【くちコミ情報】
かなり良いと思いますよ
全集なので、お値段張りますが、しょうがないです。 新品で買うならちょっと財布に余裕が無いと無理ですが、モーツァルトファンなら聴くべしー。 p 内田さんの柔らかく可愛らしいピアノの音がとっても心地良いです。 録音状態も良いので、鑑賞用に!
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【くちコミ情報】
心豊かになる
私自身、この曲はそれほど難しい曲だとは思っておらず、 わりと弾くのも、嫌いではない。 でも、たぶん満足して弾き終えたという感覚に思えるのは、 10回弾いて、1回あるかないかだと思う。 モーツァルト独特の譜面の中に、音符がたくさん入った曲は、 聞くのは、心が躍る感じで好きだが、いざ自分で弾くのは、 何か、正直憂鬱になることが多いからだと思う。 指がすべるとか回らないとか、そんなんじゃなくて、 もっと根底にある、テクニックの差・・・ それを、無言のうちに思い知らされるからだと思う。 そういうテクニックの差を、思い切り耳から知らされるのが、 このCDであった。 女性らしい指づかいと音の強さ、そして優しいレガート。 この弾き方は、好き嫌い個人差が激しいと思うが、 私は、どちらかというと、好きな方に入る。 こんな風に、モーツァルトが弾けたら、 心豊かに、毎日が送れると思うのにって思う。
魂に響く演奏
内田光子さんの弾くモーツァルトは天下一品です。 人と人の相性があるように、作曲者と演奏者の相性もきっとあると思います。 その意味では内田光子さんとモーツァルトは相性がとてもいいのだと思います。とにかく、波長が合っているというか共鳴しているというか、なかなか言葉にするのは難しいのですが内田さんのモーツァルトは心地よく耳に入ってくるのです。それはまるで空気を吸ったり水を飲むようなごくごく自然な感じがするのです。 ちなみに内田さんのほかにモーツァルトと相性がいいと思った演奏家はアンドラーシュ・シフです。
宝石の様な音
ピアノを習った人なら誰でもが知っている15番のソナタ。技術的には決して難しい曲ではない。しかし、その限りなく少ない「音」を如何に表現できるか。プロのピアニストにとってこの曲程人前で弾くことに困難を覚える曲も少ないのではないか?(同じくモーツアルトの変ロ長調のソナタ(K570)にも同様の事を感じるが)内田光子の弾く15番。優しさに満ちた「音」を聴くだけでも、このCDを購入して損はない。その他K331のシチリアーノ風の第1楽章の変奏曲も、ちょっと他では得られない優しさに満ちている。同じくモーツアルトのピアノソナタの中で恐らく最も美しいK332も。「宝石の様な音」が1枚のディスクに詰め込まれている。
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