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2005年から行なってきた歌モノ・ライヴ「東京シャイネス」の発展形にして集大成ともいえる、ワールド・シャイネス(徳武弘文、高田漣、伊賀航、コシミハル、浜口茂外也)を従えての久々のヴォーカル・アルバム。細野晴臣にとって最も重要なルーツ・ミュージックである1940~50年代にかけてのアメリカのカントリー&ウェスタンにアプローチした作品で、自身の新旧オリジナル・ナンバーのほか、洋楽カヴァーや森高千里、坂本冬美への提供曲のリメイクなども収録されている。テクノやヒップホップといった80年代当時最先端だった音楽に刺激されて出来た「BODY SNATCHERS」や「SPORTS MEN」といった曲を見事なカントリー&ウェスタンに変身させてしまう手腕はサスガだし、ミッキー・カーチスやUAとのデュエットもゴキゲンな仕上がり。還暦を迎えた日本ポップ/ロック界の重鎮が楽しみながら作った快作といえよう。(木村ユタカ)
【くちコミ情報】
一度聴いたら、ずっとリピート再生
歌が最高! アレンジも最高! 演奏も最高! 一度聴いたら、ずっとリピート再生。 これは傑作!
いゃぁ〜渋いなぁ
本当に毎度毎度素晴らしい音楽をありがとうございます。本作も予想を越えた内容で驚きました。C&W、ロカビリー、バップetcで聴かせる聴かせる。演奏も巧いねぇ、徳武さんのギターも巧いんだけど出過ぎず渋くて、思わず唸ってしまいました。ライブを積極的にと言っていますので是非見に行きたいアーティストですね。演奏時間も40分という絶妙な時間に感服しました。判っていらっしゃるなぁ。
リスペクト!
素晴らしい!!!の一言だと思いま〜す(^o^) 細野様、これからもお元気に、私達に素晴らしい音楽を届けて下さいね〜♪
2007年の「トロピカルダンディ」
C&W、ブギウギ、ヒルビリーバップ等、古き良きアメリカンミュージックを2007年の細野晴臣流にアレンジしたもの。 ワールド・スタンダードやノアルイズ・マーロンタイツ、最近流行のきざしのジャパニーズ・ジャグバンド系バンド とリンクした音楽とも言えますが、長期間醸造された味わい深さは1940年代生まれの細野さんならではのものです。 今のポップスシーンからは完全に浮いた音楽ですが、シーンにおいて一番必要とされている「音楽の喜び」がここにはあります。 ただ何曲か、曲数あわせの中途半端さを感じさせる曲もあります。 「トロピカルダンディ」作成時細野さんはあえてB面何曲かを中途半端なものとし、「泰安洋行」への(ある意味)踏み台としました。 そのため私はこの作品を表題のように、2007年の「トロピカルダンディ」と感じました。 ということは、次は最高傑作「泰安洋行」に匹敵するアルバムが登場するのでは!? 「この次はモアベターよ!」って事です。
カントリーと称した、ただならぬ細野さんの傑作
まずもって、細野さんのプレイヤーとしての力量に脱帽。 そして、カントリーやるとか40年代に帰るっておっしゃいつつ、CDをまわしてみると、リズムはとてもタイトでまるでテクノのようなノリさえ感じられる。単なるカントリー&ウェスタンではない。 ボディスナッチャーズも、スポーツマンもC&Wといえばそうですが、このリズムのタイトさゆえに、ただならぬ雰囲気をかもし出しているといえます。 その中で異色の出来は、やはりUAとデュエットしている「夢見る約束」でしょうか。 あえてこの曲が入っている、しかもこれってC&Wじゃないよね?と不安になるあたりで細野さんの複雑なアプローチが見えます。 ちなみに、うちの娘はYMOもアンダーワールドも好きですが、このアルバムも大好き。
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こんなの聞きたかった
アンビエント・インストルメンタルのオリジナルアルバムとしたら、「メディスン・コンピレーション」以来なんですよね。 イベント等へ提供した楽曲を編集したもので、正確にはオリジナルアルバムとは言えないかも知れませんが、リミックスもなされ、わりと完成度が高く満足できる内容です。 個人的には80年代終わりから90年代にかけての細野さんのアルバムがいちばん好きです。 本人も「作家性がいちばん高かった。」というように、オリジナルティにあふれています。 こころ落ち着かせる、ゆれ、トランス、リズムによるおだやかなグルーブ。 アンビエントというジャンルを借りた独特の世界です。 このアルバム、細野さんの歌がいいんです。 数曲しかないけど、結構のりのりのボーカルがアクセントになっています。
細野さんの懐の深さ
なんか細野晴臣アーカイブスなんて銘打って未公開音源を披露していくそうで かつてのコインシデンタルミュージックやモナド観光音楽とか ミニマル系にまた還っていくのかなあ、なんて少しいやな予感しましたけど そんな懸念は1曲目の Roochoo Divineを聴いて吹っ飛びました。 細野氏の僧侶の読経のような呻くようなボーカル、素晴らしい。 紛れも無く最近の氏の活動のテクノ〜カントリーの流れの中にある音楽であり、 密室ミニマルではありませんでした。 他の曲も同様、何かの媒体に使用した曲とはいえ、新たに手が加えられており 氏の待望のニューアルバムといっても過言ではない丁寧な造りになっています。
癒される
細野さんが長年あちこちに提供した音の断片たちです。とても不思議な音楽で、癒されました。
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第1弾が大好評を博し、2007年夏には日比谷野外音楽堂にて生誕60年を祝うトリビュート・イヴェントも開催された、日本が世界に誇る音楽王・細野晴臣のトリビュート・アルバム第2弾。真っ先に目を引くのが、かなり豪華なメンツが集結していた前作に負けず劣らずの多彩な参加アーティストで、連続出場となったヴァン・ダイク・パークスがハース"All Together Alone"マルティネスと共演した英語詞による「ろっかばいまいべいびい」や、ニューオーリンズの重鎮ドクター・ジョンがブードゥー風味で妖しげにキメる「AIWOIWAIAOU」、サーストン・ムーア(SONIC YOUTH)がYMOをカヴァーする「灰色の段階」といった強力な個性あふれるカヴァーに、思わず我を忘れて聴き入ってしまう。シーナ&ロケッツによる最高にカッコいいロックンロールの「Pom Pom 蒸気」や、吉田美奈子がなんと松田聖子を歌う「ガラスの林檎」など、細野縁のベテラン勢も聴きものが多いが、やはり白眉は、鈴木"リアル東京シャイネス・ボーイ"慶一によるセカンド・ライン風リズムの「東京シャイネス・ボーイ」だろう。(木村ユタカ)
【くちコミ情報】
ふたつのナウシカ
トリビュート第一弾と第二弾との間で重複している曲が(勘違いでなければ)3曲ある.トリビュートゆえにまったく違う作品と捉えられるが,これらはつまるところ細野さんの代表的な曲と言っていいのだろう.「ろっかばいまいべいびい」,「風をあつめて」,そして「風の谷のナウシカ」である. ここでは3曲中もっともメロディアスな「ナウシカ」について述べたい.第一弾に収録の教授によるボサノバ調のナウシカも心地よかったが,本第二弾の小平市立上宿小学校 音楽委員会・音楽クラブ演奏によるナウシカを聞いたときは涙があふれそうになった.どういった経緯でこの子達の演奏が収録されるようになったのか,詳細は知らないが,聞くもの(YMO世代のわれら,という文脈ではあるが)の心を打つ力を感じずにはいれなかった.それは四半世紀前に見た映画ナウシカのラストシーンで涙した記憶とリンクするからなのか,昔のYMOのYの字も知らないような小学生が彼らが生まれるよりもずっと前に作られた曲を必死に演奏している様子が伝わってくるからなのか,(ネガティブな意味ではなく)遅れ気味のリズム隊が醸し出す後ノリのグルーブ感に酔いしれてしまったからなのか,理由はわからないが,このアルバムに収録されたということは少なくとも彼らの演奏はプロデューサーの心をも同様に揺さぶったのだろうと勝手に解釈している.商業的にはプラスにならないだろう素人の演奏が収録されているということは,すなわちこのトリビュートアルバムは本当に音楽性を追求して企画されたものだと感じられる.他の曲についても一々感想を書き連ねたいくらいであるが,人生は短い,そんな駄文を読むより一聴すべし.
大盛りホソノさん
ジャケットの絵がほんとうにしっくりとくる一枚です。 参加している人たちが、みんな楽しく心地よく演奏しているようで、 聴いているこちらも楽しく心地よいです。 現時点での個人的お気に入りは、 キセル「四面道歌」:キセル特有のほにゃほにゃした音と歌詞が、絶妙のまざりぐあい。 鈴木慶一「東京シャイネス・ボーイ」:シャイネスボーイ本人による、まさにシャイネスな仕上がり。 しかしながらボリューム満点の作品なので、 今後また違った発見が続出しそうでわくわくします。
こころぉはニルヴァ〜ナよ!
私は細野晴臣氏のことを、いつのまにか勝手に「オルタナ」に分類してしまっている。 ニール・ヤングや、バッファローズ・スプリングフィールドから始まる音楽性。 ビートニクや、ネイティブ・アメリカンの思想に根ざす反文明、自然主義的な態度、そしてオカルト的な視点。 ワールドミュージックや、エロクトロを経てなおも探し続けるネクスト・ステージ。 Alte native.まさにその言葉の通り、次の、代わりとなる新しいシーンを常に求め続けているのだ。 このトリビュートを聴くと、さらにその思いを強めた。 サーストン・ムーアや、バッファロー・ドーター、ドクター・ジョンという人達が、まさに細野氏の「オルタナな」精神性を引き継いで、その楽曲を楽しげにぶっ壊しにかかっている。 以前のトリビュートに比べ、このアルバムの参加メンバーはさらに多彩! 冒頭の小平市立上宿小学校のみなさんをはじめ、古くから親交のある、鈴木慶一、鈴木茂、久保田真琴、吉田美奈子といった人々をはじめ、エロクトロから田中フミヤ、それからさきに述べたオルタナ勢に、聞いたこともない若い?バンド。 みんなそれぞれに、自分の個性で、楽しげに演奏し、オリジナルの楽曲に忠実なものはひとつもない!といっても過言ではない。 そのなかで、坂本龍一が、リスペクトをこめて、細野氏がわざわざ自分の曲調(ピアノの指運びまで、)真似て作曲している「ノルマンディア」を演奏しているのがおもしろい。 むかしのラジオ番組で、この曲を聞いた坂本氏が笑い出し、最後には絶句したことを覚えている。 全体的な印象として極楽、涅槃、あの世、はらいそ(パラダイス)。まさに究極なネクスト・ステージを感じさせる一枚です。
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日本人アーティストによる名作中の名作
どんな音楽が流行っていようが、自分がどんな状況にいようが、定期的に何ヶ月かに一度は必ず聴きたくなるアルバムです。世に出てから30年以上経っていても決して色あせることなく、いつ聴いてもいいなと思える名曲揃いのアルバムですよ。
ご飯にたとえると、おかゆかな。
ここのところの音楽は、やたらと音を作りこみ聴いていて疲れることが多い。 時代が違うので仕方ないと思うが、今の音楽を凝りまくったイタリアンとすると 細野晴臣のこの時代は、たとえるとおかゆという感じだろうか。 ややゆるい感じでいて、聴くほど味が出てくるというもの。 70年代がフォーク全盛でいる中、和製ロックを確立し そんな大御所も、今年で還暦。 若い人が聞くと、メロディーや詩が古いなーという感じがするかもしれないが 今の時代にはない、田舎道でぼんやりと音楽を聴く感じが逆に新鮮かも。 どれもいい曲ですが、気に入っている曲は「終わりの季節」矢野顕子や高野寛、 レイ・ハラカミがカバーしていますね。 詩、メロディーともややせつない感じがよいです。
日なたぼっこでもしていきませんか?
細野さんの音楽には、古き良き日本や、アジアを感じさせて くれます。キーが高くて歌えないとかいう曲はないです。 今は、声域が広いからすごいとかいうけど、歌えない歌なんて カラオケでも歌えないし聞きたくないです。(全部じゃないけど・・) 古き良きと言っても、いつ聞いても時代を感じさせず、 田舎のおばあちゃんの平屋建ての家の縁側で聞きたい音楽です。 とても懐かしい、やさしい気持ちにさせてくれます。 全曲すばらしいです!! こんなアルバムをリアルタイムで聞いていたら、どうなっていたか? すごいインスピレーションを得れたかもしれません。 贅沢言わず、出会えただけでも感謝です!
邦楽で一番好きなアルバム。
このアルバムは本当にいいメロディー、いい歌が詰まった名盤です。もともとYMOやその他のユニークなサウンドで自分には細野さんの音楽は向いていないだろうと先入観を持っていたんですが、このアルバムを聴いて「こんな音楽も作れる人なんだ!」とビックリすると同時に、自分が求めていたメロディーはここにあったんだ、という感動に打ちひしがれた記憶があります。トッド・ラングレンじゃメロディーは美しいけど、どこか物足り部分があり、ボブ・ディランだと、好きな曲はあるが、古いフォークなどの引用が多く、いなたい感じが強過ぎて、すぐには馴染めないなど、自分の中で最良のメロディーメーカーはどこにいるのだろうと、長年追い求めていたのですが、この『HOSONO HOUSE』でやっと自分が求めていたものに出会えた気がします。70年代のシンガーソングライターが持っているようなプライヴェートな質感を持った、心の琴線に触れる名曲、名演の詰まった名盤です。是非お勧めです。 最近また細野さんが歌もののアルバムを作っているそうですが、このアルバム同様の感動を期待しております。今この時代に作る歌中心のポップス、それにどんなサウンドプロダクションでくるのか、とても楽しみです。
はっぴぃえんどのファンは、必聴のアルバムでしょう。
風街ろまんを持っている人だったら、これもいいですよ。細野さんのアコースティックなサウンドがたっぷり味わえます。ジェームステーラー風のサウンドも感じられます。「ろっかばいまいべいびい」を聴いていると、本当にほっとした気分になります。
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2枚組のボリュームで超の付く豪華アーティストがズラリと並び、巨人・細野晴臣はトリビュート盤もやはり破格だ。歌謡曲をジャズ・テイストの曲にしてしまったリトル・クリーチャーズ、ストリングスとファルセット・ヴォーカルでキメたヴァン・ダイク・パークス、お得意のファンタスティックなエレクトロニカのヤノカミなど、それぞれが独自のアイデアを発揮している。音楽性が恐ろしく幅広いのも細野ならではだろう。 さらには本人の未発表曲もあり、ソロ作の1曲目「ろっかばいまいべいびい」のデモと07年3月の最新デモを収録。自身の今の姿をきっちり示しているところに細野らしさが見える。トリビュートかくあるべき、の傑作。(小山 守)
【くちコミ情報】
んー、ちょっと期待はずれ。。。
全曲素晴らしいかと言えば、やはり優劣が激しいです。ただ、良い物が少ないのは事実。 坂本教授が力を入れている“COMMONSレーベル”から出ていることを考えると、本当に、細野さんも教授も二人とも納得しているのか、ちょっと信じられません。 でも、二人とも自分のラジオをでも、ネットでも抜群と紹介しているので、私の方がおかしいのかなぁ?と言う気にさせられました。。。 もうすぐ発売の第2弾も買いますが、ちょっと期待薄かも。。。
珠玉の皿たち
良いですね。 明け方に聞く「イエロー・マジック・カーニバル(ヴァン・ダイク・パークスの極上スキャット)」 「ナウシカ(なんと坂本龍一アレンジ、嶺川貴子ボーカル)」 「ハイスクール・ララバイ(リトル・クリーチャーズ)」 「ハニー・ムーン(テイ・トウワ+ナチュラル・カラミティ)」…etc. 相当良いですねこれは。 フォーク、テクノ、ジャズ…境界を軽々と「翔び超え」る細野さんの楽曲を、気鋭のミュージャンたちが新たな解釈・味わいで見事に調理した名盤です。 一聴、ピースフル。 で、聴けば聴くほど下ごしらえと隠し味の調味料の妙あり…そして細野さんへの敬愛の念が見事な調和をみせる珠玉の皿が続く。 全てがメインディッシュ!!
家族で楽しむ1枚。
HOSONOマニアとしては、やはり見逃せない1枚。参加メンバーにビッビッときて、やはり購入です。 ヴァン・ダイク・パークスの「イエロー・マジック・カーニバル」は、50年代のアメリカ映画音楽に凝り、バーチャルな東洋を奏でるサウンドトラックに触発された細野晴臣が、70年代半ばに、えせ中国を模した一連の作品群に対する、アメリカからの回答と言える内容です。 いかにも映画のサウンドトラックみたいな、薄っぺらく奥行きのない音に、エコーばしばし、ええ加減なボイスハミング。 やられた!という感じです。 また、同じく70年半ばの楽曲に、今風な解釈を加え、ダルにローファイに演奏する口ロロ、ウッドストック・ヴェッツ、等が最高。 個人的には、独特なウィスパーボイスに、押し寄せるさざなみのように変化し、微妙なグルーブの奏でるサウンドが絡む、ジムオルーク+カヒミカリィが最高です。 それぞれに原曲に新しい解釈を加え、楽しげに演奏しているかのようなこのアルバムに、とっても好感触をもちました。 それにしても、細野さんの楽曲の懐の深さに感心するとともに、ループ、トランス、アンビエント、といった彼のセンスが、ちゃんと各ミュージシャンに受け継がれていることに感心です。
曲のクオリティが高いところで揃ってますね。
細野晴臣氏がなんと還暦を迎えます。日本のポップス、ロックの源流を作った彼もキャリア的には十分、大御所。VIP席でふんぞり返っていいのに、今年、12年ぶりのソロアルバムを出すという。ミュージシャンとして転がり続けるのココロなのですね。 この2枚組CDは、そんな細野晴臣氏の現役バリバリぶりに敬意を表して作られたトリビュートですね。ハイライトは、何と言ってもはっぴいえんどのレコーディングにかかわったヴァン・ダイク・パークスの『イエロー・マジック・カーニバル』と、ジョン・サイモン率いる即席バンド、ウッドストック・ヴェッツ『蝶々さん』の英語カヴァー。おなじみのビッグネームもいますが、ジャンルや世代、国籍、有名無名を越えて、細野晴臣氏の個性に共鳴するアーティストたちが名を連ねていると言っていいでしょう。 選曲も一筋縄ではいきませんね。『北京ダック』『風をあつめて』などの佳作からイモ欽トリオの『ハイスクール・ララバイ』といった際物まで、あらゆる系列の20曲に、細野氏自身のトラックがプロローグ&エピローグとして収録されているのもうれしい。 各アーティストがそれぞれの得意とするアプローチと創意工夫で、自由に飛び跳ね、泳ぎ回っている。細野サウンドはどんなに実験的な作品であってもチャーミングで、レトロな言い方をすればハイカラ。その希有な個性に呼応するような創造性と愛情にあふれた音楽が寄せられているところ。そこがこのアルバム最大の魅力だと思います。 細野ナンバーのカヴァー集であるとともに、細野晴臣氏のキャリアと個性に響きあうアーティストたちが一堂に会し、新しい良質な音楽を提供したコンピレーション・アルバムですね。タイ人アーティスト、ウィスット・ポンニミットによるアートワークが超カワイイ! 個人的には傑作『はらいそ』からの曲がないので残念ながら★4つです(この次はモア・ベターよ!)。
細野トリビュート=細野晴臣賛江
ビートたけしのお笑いウルトラクイズの神髄は、「たけしを笑わせる」ということを参加芸人が競うものだというのはナンシー関の記述の通りだと思うが、ここでもそれが起こっている。いかに大好きな細野さんをニヤリとさせるか。心意気はいいが割と普通で力及ばずの者もいるし、口ロロのように感心させられる者も居る。 驚くべきはヴァンダイク・パークス。所詮トリビュートアルバムだからなあ、などと聞き始めてはしょっぱなで度肝を抜かれる。このアルバムを買って聴くような人はヴァンダイクのあれもこれも聴いていると思うが、そのあれもこれも細野さんのメロディーと共に聴くことができる。
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細野さんと大瀧さんはよく対比されるけど
細野さんのこのクラウン時代のはっぴいえんどからYMOまでの期間の模索というか好き勝手に面白いからやってるってスタンスがいいと思うんですよね。もちろん DVDに入ってる鈴木茂さん (砂の女はシュガーとどっちがいいかは別にして)もふくめて貴重な映像だと思うし中華街ライブ見るだけで価値があると思います。
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YMO以後の細野作品しか知らない自分にとって、”YMO以前”のものというのはなかなか簡単に好きになれずにいたが、ここに来て歳をとったせいでもあるのか、細野のトロピカルシリーズの妙なフィット感はとても心地よい。 このボックスセット一つで、YMO以前の細野のソロワークスを俯瞰することなく完全にコンプリートして出したクラウンに感謝。
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日本の音楽史に残る二枚のオリジナル盤に関しては今更コメントの必要は無い。また「中華街ライブ」はその昔、FMでオンエアされていたし、「ホソノボックス」にもほぼ収録されていたのでオールドファンにはさほどレアーと感じられなかったはず。欲を言えば当日演奏されたと言われる鈴木茂のボサノバ風「砂の女」を是非聴いてみたかった。細野ファンより寧ろ茂ファンが狂喜するだろうDVDは見所満載だ。ツアーのリハーサルシーンとは言え、創造心に満ち溢れた蒼き鈴木茂の勇姿は涙物だ。そしてボーナス映像として収められた「ハリケーンドロシー」での吉田美奈子と小坂忠のバックコーラスのカッコ良さ!本曲は歌詞違いの別バージョンであり貴重だ。さあ次は当時UHFで毎週放送されていた音楽映像番組「ポップスインピクチャー」で放映された、ティンパンのファースト&ラストツアーの映像を乞う発掘商品化!
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”はらいそ”とは、ポルトガル語でパラダイスのことだそうな。なんといってもYMO結成のきっかけともなった3人の顔会わせである。今聴くとアナログシンセの音がやけに心地よい。細野さんのアルバムのうちで一番好きなアルバムがこれです。私的には、テクノ以前の細野さんが大好きです。また、最近ティンパンで原点回帰してるみたいですけど。タイトル曲は名曲!トラディショナルの安里屋ユンタも低音の細野節が絶好調です。くせになります。ポカポカと足下から暖まる感じ!人生に迷っているときに効きますよ、これは。
脱帽・・・・
「泰安洋行」にもひっくり返ったが、これも凄いねぇ。当時よくこのような「趣旨」のアルバムを作らせてもらえましたねぇ?いやいや参った。この歳になって今更彼の昔の音を聴くなんて恥ずかしいのですが、聴かないで済ませてしまうほうがもっと恥ずかしいことですね。音楽好きな日本人なら聴くべき音でしょうね。万華鏡のような音の洪水。あっという間の世界一周。・・・・例えの形容が出来ない。
蜃気楼 はらいそ
1977年頃の細野晴臣は、それはもう怖かった。 なにがというと、そのルックスがである。前歯は真っ黒、目はギョロギョロ、やせ細り髪はぼさぼさ。 おんなじ時期のストーンズのキースリチャーズ(ほとんど廃人)と、見まごうばかりの不気味さである。 そして、その音楽ときたら、、。 イエローマジックオーケストラのデビュウ当時、中学生だった僕は、友達の部屋でこのアルバムを拝聴した。 友人の兄所有のもので、「これが彼らの元となったアルバムだよ、」との解説付きでした。 僕は、このアルバムの異様さに口をあんぐり。まさに「ドン引き」した。 なにこれ!東京ラッシュ?インドネシア人が「ナニアノネ」と歌い、沖縄?フジヤマママ?おっ!YMOだ、なんか鐘が鳴ってる、えっ?なに?モアベターよ?えっ?終わり? 、、、。想像を超えた音楽に、冗談抜きで震えあがったものである。 そんな僕が、その後時を経て、細野氏のソロワークを集めるなぞ思いもしなかった。 僕のもっているのは、88年のCD化再発のもの。 10年以上たって、僕はこのアルバムの魔力にとりつかれたのである。 最近、僕は知り合いになった音楽好きの若い人たちに、このアルバムを盛んに勧めるが、その反応は、一様に「いいねこれ!」である。 軽自動車の1BOXで、ばかでかい音で聞く奴や、ほとんど毎日のように聞き、(うちの息子のように)いっしょにハミングする中毒症状を表す者も出てきた。 30年を経てもひとつも色あせない。それどころか、常に新しい発見があり、新規のファンをどんどん取り込む。 このようなアルバムが、日本のポップシーンで存在することを、私はとても誇りに思うし、ほとんど奇跡だと思っている。 (リマスター盤ほしいな、、、。)
YMO前夜のチャンキーパーティ
クラウンからアルファに移籍してのソロアルバム。当時、苦悩していた細野さんは新バンド結成を企てるも頓挫。 その代わりに製作されたのがこのアルバム。 ディスコミュージックとそれまでの自身の音楽をミックスしようと試みたアルバム。 ただ、ここでその試みは半ば中途半端な結果になっている。 が、それは後にYMOという最強カードを切る事で完成するわけで、この「はらいそ」はその前夜祭のようなものとして位置付けられるのではないでしょうか。 とは言っても豪華な前夜祭ですが…。
マスター/リマスタリング→購入する価値あり
本作は、YMO結成前夜に作られた各メンバーのソロ作(細野:はらいそ、高橋:サラヴァ、坂本:千のナイフ)の1枚。 M6の「ファム・ファタール〜妖婦」では3人がそろって演奏しており、この曲を作った後に有名な「こたつ」「おにぎり」 の会合があったそうです(知らない方は、こたつ、おにぎり、YMOで検索してみてください)。 なお、M9「はらいそ」の最後の「この次はモアベターよ」の「次」はYMOを指しています。 そういえばこのセリフ、森高千里が自分のアルバムで引用していましたが、彼女は細野さんといろいろ共演してましたね。 さて、手持ちの32XA-226(1988年8月リリース、初CD化時のもの)と比較してみました。 音の厚みが増し、アタックはエッジが効いていています。 個々の音の分離もよくなっていて、「あぁ、ここはこんな感じだったのか」と新たな発見もありました。 購入する価値ありです。
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これは腰が抜けた!
こりゃ凄い。トロピカル3部作「トロピカルダンディー」「はらいそ」の間に位置するアルバム。トロピカル〜」は前半だけでしたけれど、本作は全曲素晴らしかった。 はっぴぃえんど同様の言葉使いの巧みさと聖域無しの貪欲な音作りには頭が下がった。YMOなんて寄り道しないで、ずぅっとソロで活躍して欲しかったですわ。極上な31分を味わった。何と言えば良いのか、トロピカルでは無くてレトロな音を追求しまくった感じの究極の和音かな。久しぶりの大傑作邦楽CDでした。しかし才能ある人だなぁ。
めくるめく音の「魔世界」
ビーチボーイズの「ペットサウンズ」みたいなものでしょうか? 音が厚いんです。 でもロック的な、ギターをオーバーダビングしてみたいな、音の厚さでないんです。(しいて言えば、暑さ) コーラス、パーカッション、ホーン、鍵盤、合いの手、ぶっ飛んだリズム、、、。 次から次ぎへ、めくるめく、めくるめく、これでもか、これでもか、と音が飛び出てくる。 もう、一回聞いたらもう後には戻れません。えせ東洋のバーチャル世界にどっぷりです。 「スタジオで軍手したまま、ピアノ弾いて、沖縄の踊りを踊っていた。」 と言うように、本人も相当ハイだったらしいです。 (このアルバムをレコードで手に入れたときは、本当にうれしかったなぁ。もちろんCDでも持っているけど。) 「日本語でロックをやって、アメリカでは言葉がわからないと言われ、日本では音がわからないと言われた。」細野さん。 50年代アメリカ映画のサウンドトラックをヒントに、西洋の目から、東洋としてのポップミュージックを再構成しております。 このすさまじいアルバム。日本では長らくフォロワーが現れませんでした。 しかし、最近のトリビュートなぞ聞くと、ジム・オルークなぞ、アメリカの一部の人々に影響を与えたことは明らかです。(さらには、30年を経て、今の若い人々にも) 遭難注意!とにかくすさまじいアルバムです。
細野晴臣のおもちゃ箱
初めて「香港Blues」を聴いた時に「あーこの人ちゃんと聴いてるな〜」と感じました。 それくらいHoagy Ca michaelのレイジーな唄い回しをマスターしている事に生意気な言い方ですが妙に 感心してしまいましたね。 しかもそれが妙チクリンな懐古趣味の音楽ではなく、細野晴臣個人の音楽として結実しているのは素晴らしい。 私感ですがここに表現されている音楽は決して後進の真似の対象にはなり得ない、超個人的なものだと思います。 そして個々の演奏家が良い意味で細野晴臣の音楽にコミットするのではなく、自然な形で自己表現をしているのが この作品に普遍性を与えている力の源なのだ、という事も感じずにはいられません。 先が見えない、結果が見えない、他人の評価という事に対して異常なまでに神経質な現代では作る事はまず無理な内容。 本当にクリエイターにとっては必要な土壌とは?という事を痛烈に考えさせてくれる名盤。
傑作のひとつ
「トロピカル3部作」の2作目にして3部作での最高傑作。 前作でさわり程度だったごった煮サウンドをさらに煮込んだことで極上の味わいが生まれた、といった感じ。 とにかく1曲目のドラムが始まった所でこのアルバムは名作だ!と感じられるはず。 それだけ最初から最後まで音楽の魔法でいっぱいなアルバム。 必聴!
大正時代の横浜
元はっぴぃえんどのベーシストがこんな音楽を作るなんて、当時としてはかなり驚かれたんじゃないでしょうか。 日本語ロックという和風な音楽から、無国籍というよりは多国籍な音楽へ。 ここからさらにYMOへと進化していくんですが、この時点で既に細野さんが日本の音楽の最先端に立っていたことがわかります。 細野さんの声質とあいまっていい感じにやさぐれたトロピカルさ。 このアルバムを聴けば、他の音楽では聴けない不思議な音世界に連れて行ってもらえる事を保証します。
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おすすめ度
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ジャンル内ランキング:23677位
カスタマーレビュー数:9
【くちコミ情報】
人生を変えた一枚
YMOのリーダー細野のソロなので当然極めてテクノポップだろうと思い『泰安洋行』とカプリングされたカセットテープを買ったのが出会い。ところがどーだい。テクノじゃないぞと、一聴目は落胆。でも聴いたことのない不思議な旋律についついまたプレイボタンを。そして仕舞いには常習してしまう。中華風なのか、南国なのか、香港なのか、カリブなのか、ジャパンなのか、フォークなのか、どれでもないごった煮アルバムだ。しかし1枚ごとにアプローチを変える懐の深さ、最近のDVDではプレーヤーぶりを見せつけ、眠たげな天才ここにあり。最新のソロはそろそろでしょうか?
真の才人
なんて素敵なアルバムタイトルとジャケットなんだろう。 細野晴臣ファンならずとも目をひかれる斬新なデザインである。 音を聞いてみれば懐かしいような新しいようななんともいえない癒しの世界。 よくよく聴けば細野さんのあらゆる音楽に対する造詣の深さが伝わってくる。 このアルバムを含めたトロピカル3部作はかなり実験的な音作りをした作品であるが、優しさ、癒し、懐かしさ、そんな感覚にあふれていて、何度でも聴きたくなってしまう魅力がある。 細野さんは常に新しい音楽境地を求めて溢れるアイディアと情熱を注ぎ込んできた、日本の音楽シーン最大のパイオニアーである。 であるのに気取ったところや猛々しさも全く無くて朴訥とした人柄。 細野さんは愛すべき才人である。 真の才人とは気取ったりしないものなのだ。 そんな細野さんの魅力が最もよく現れた一枚ではないかと考えている。
ジャケ買いでした
初めて聴いたのは15年くらい前。曲が流れ出した時に感じた、脳ミソが踊り出すような感覚は忘れられません。最後までずーーーっっと笑いっぱなしで聴き倒し、すぐ仲良しの子んちへ持って走って「すごいよぉ!」って聴かせました。
new orleans music~
ニューオーリアンズの音楽そしてエキゾチックな音楽を消化するのが非常にうまい人物。その研究成果がこれだ。腰抜かすはずだ。 10点中10点
R&B、ニューオーリアンズ音楽
はじめてこれ聞いた時には正直自分の音楽理解力が追い付いていなかった。ニューオーリアンズ音楽を聞くようになってから、この人のセンスのぶっとび具合に気付き。それ以来愛聴盤になった。天才でないとできないしわざ。西洋音楽の美味しい部分をくりぬいてバランスよく快適で生命力あるものに仕上げている。こんなことができる料理人は細野氏以外にいないのである。ある意味日本のDr.ジョン。音楽に精通している部分とセンスはぶっとんでいる。10点中10点
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